肉香の約束 (Pixiv Fanbox)
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従妹の来訪
玄関のチャイムが、じっとりと湿った夕闇を震わせた。ア郎がソファから重い腰を上げ、のろのろとドアへ向かう。覗き穴から見えたのは、女の姿。見覚えのある面影に、ア郎の眉がぴくりと動いた。鍵を外し、ドアを引く。
途端、むっとするような甘い香水の匂いが鼻腔をくすぐった。立っていたのは、何年も会っていなかった従妹のイトコだった。最後に見たのは、彼女がまだ高校の制服を着ていた頃だ。今はもう、その肢体はすっかり大人の女のものに変わっている。肩口が大きく開いた薄手のニットからは鎖骨と胸の谷間がのぞき、腰でかろうじて止まっているような短いスカートの下からは、肌色のストッキングに包まれた太腿がぬらりと光を反射していた。イトコは真っ赤な唇を弓なりに吊り上げ、艶然と微笑む。
「久しぶり、ア郎お兄ちゃん。入れてくれる?」
ア郎は無言で半歩下がり、彼女を招き入れた。イトコはハイヒールをカツカツ鳴らしながら部屋へ上がりこむと、まるで自分の家であるかのようにソファへ歩み寄り、くるりと向きを変えて腰を下ろした。そして手を伸ばし、まだドアの前に立っているア郎の手首を掴んで引き寄せる。ア郎がバランスを崩して彼女の上に覆いかぶさるような形でソファに沈み込むと、イトコはそのまま彼の膝の上に横向きに座り直し、細い腕を彼の首に回した。
「ねえ、触ってみて」
イトコが耳元で囁き、自らスカートの裾を捲り上げる。ア郎の右手が、吸い寄せられるようにして彼女のストッキング越しの腿をまさぐり、内側へと滑り込んだ。指先が、下着のクロッチ部分に触れるよりも先に、つるりとした肌の感触を拾う。ストッキングとガーターベルトの間、肝心な部分だけが綺麗に剃り上げられ、露わになっていた。ア郎が中指の腹で、まだ乾いたままの割れ目をゆっくりとなぞると、イトコは喉の奥でくぐもった吐息を漏らし、膝の上の腰をくねらせる。
「社長命令なの。今週末、会社のバーベキュー大会で、私をお兄ちゃんに特別奉仕として差し出すようにって」
ア郎の指は止まらない。陰核のあたりをくにくにと押し潰すように撫で回しながら、彼は低い声で問うた。
「特別奉仕?」
「私を、捌いて、その場で焼いて食べさせてあげてほしいんだって。お兄ちゃんはそういうの、得意でしょ? 私もずっと、お兄ちゃんに食べてもらいたかった」
イトコの目は期待と興奮にきらきらと輝き、その頬にはうっすらと紅潮が差している。ア郎は彼女のアソコを弄りながら、もう一方の手で彼女の乳房を服の上からわしづかみにした。指が沈み込むほど柔らかい肉の感触。生きている。まだこの女は生きている。その生きた肉が、自らの死と食を願って、ぴくぴくと震えている。その感覚こそが、ア郎にとって何にも代えがたい愉悦だった。
「社長はね、もう十何人もの秘書を食べてきたの。最初はローストビーフにして、次は丸焼き、それから刺身、煮込み……いろんな調理法を試してきたんだって。先週末も、掃除婦のおばさんを食べたんだよ」
「……おばさんを」
ア郎の脳裏に、おばさんの白く熟れた肉体が浮かんだ。四十代、長年勤めている清掃員で、おっとりとした顔立ちの、伝統的で従順な女だった。彼女もまた、以前から自分を捧げると約束していた一人だ。
あれは、週末の金曜日の夜だった。社長の邸宅の地下室。薄暗い灯りの下、厚手のビニールシートが敷かれた床の中央に、おばさんは全裸で正座していた。彼女の周りには、社長と、数人の重役たち。皆、スーツを脱ぎ捨て、欲望のままに膨張した肉棒を露わにしている。まずは別れの儀式だと称して、全員で彼女を犯すことが恒例だった。
最初に社長が、おばさんの口にそれを捩じ込んだ。おばさんは苦しげに眉を寄せながらも、健気に舌を這わせ、根本まで咥え込もうと必死で頭を前後させる。その間にも、別の男が背後に回り、ぬめりを帯び始めた彼女の秘裂に一気に突き入れた。ぐちゅ、という水音と共に、おばさんの喉からくぐもった悲鳴が漏れる。前と後ろから激しく揺さぶられ、豊かな乳房がぶるぶると揺れた。さらに別の男が、彼女の両手を取って自分の物を握らせ、激しく扱かせる。数分もしないうちに、おばさんの全身は汗と涎と愛液、そして男たちの精液でどろどろに汚れていった。
順番に何度も突き込まれ、膣も尻穴も白濁した液で満たされた頃、おばさんは床の上でぐったりと四肢を投げ出し、目は虚ろに天井を見つめていた。だがその口元には、うっすらと微笑みさえ浮かんでいた。自分はもうすぐ、役目を果たせる。この肉体が、あの人たちの血肉になるのだという、確かな満足感。
儀式が終わると、いよいよ屠殺だ。おばさんは清めの湯で身体を洗われ、再び地下室の中央に寝かされた。ア郎は社長に招かれ、その場に立ち会っていた。彼は、おばさんの首に細い鋼線を巻き付け、ゆっくりと絞め上げる役目を担った。おばさんは苦痛に目を見開き、手足をばたつかせたが、既に体力は残っておらず、やがて「か……ひゅ……」という微かな声を最後に、がくりと首を落とした。失禁した尿がビニールシートの上に小さな水溜まりを作る。
それからは素早く血抜きが行われ、内臓が取り出された。不要な部分は丁寧に分別され、後の廃棄用にまとめられる。おばさんの肉体は、大きな寸胴鍋に入るように切り分けられた。太腿、脇腹、乳房、二の腕。特に脂肪の乗った背中と腰回りの肉は、紅焼きに最適だと社長がうっとりと呟いた。
大きな鍋に、切り分けた肉を並べ、醤油、酒、砂糖、生姜、八角、シナモンをたっぷりと加え、ことことと煮込んでいく。およそ三時間後、地下にはとろけるような甘辛い肉の香りが充満した。蓋を開ければ、美しい飴色に照り輝く紅焼き肉がそこにある。社長がまず一塊を箸でつまみ、口に運ぶ。脂身がとろりと溶け、赤身は繊維がほぐれるほど柔らかい。
「うまい。さすがは、長年掃除婦として誠実に働いてきた女だ。滋味深い味がする」
重役たちが次々に箸を伸ばし、恍惚の表情でおばさんの肉を咀嚼する。ア郎も一切れ口に含み、舌の上でその旨味をじっくりと味わった。適度に運動していた肉体は程よく締まり、それでいて年齢による脂の甘みも感じられる。彼女の人生そのものが、この一皿に凝縮されているかのようだった。
「お兄ちゃん?」
イトコの声で、ア郎の意識は現実に引き戻された。いつの間にか彼の指は、イトコの内部に深く潜り込み、ぐちゅぐちゅと音を立ててかき回している。イトコは息を弾ませ、彼の肩に爪を立てながら身悶えしていた。
「私も、おばさんみたいに美味しく調理してくれる? 社長は、お兄ちゃんなら最高の料理にしてくれるって言ってた。私はね、炭火でじっくり焼いてもらうのが夢なの。串刺しにされて、脂がじゅうじゅう音を立てて、こんがり焼き色がつくのを想像するだけで……ああっ」
ア郎は指を引き抜くと、そのままイトコをソファに押し倒し、覆いかぶさった。彼の目には、狩猟者の光が宿っている。
「泣いても遅いぞ。お前はもう、俺の食材だ」
「泣いたりしないよ。楽しみで仕方ないんだから。ねえ、お願い、たくさん味わって、私のすべてをお兄ちゃんの血肉にして」
イトコは両脚をア郎の腰に巻き付け、自らスカートと下着をたくし上げる。剃り上げられた陰部は既に愛液でてらてらと濡れ光り、彼を招き入れようとひくひく震えている。ア郎がベルトを外し、猛った自身を彼女の入り口にあてがうと、イトコは熱い吐息と共に腰を浮かせた。
おばさんの紅焼き宴会
オフィスの蛍光灯が、白く濁った光を放っていた。机の上に敷かれたビニールシートの上で、おばさんが四つん這いになっている。四十代の清掃員の女は、普段は地味な作業着を着ているが、今は全てを脱ぎ捨て、熟れきった裸身を晒していた。乳房は重く垂れ、腰回りには年相応の脂肪がついているが、その肉体からは、長年の労働で培われたしなやかな強靭さも感じられた。
「さあ、みんな、遠慮しないで」
アランの声が静かに響く。男性社員たちが、次々と彼女の周りに集まった。おばさんは顔を上げ、潤んだ目で彼らを見つめる。その表情には、不安よりも、何か大きな期待の光が宿っていた。
「約束通り、私を…好きにしてください」
最初の男が、彼女の背後に回る。勃起した性器を、ためらいなく彼女の濡れた膣口にあてがうと、一気に奥まで突き入れた。おばさんは短く息をのんだが、すぐに甘い吐息を漏らし始める。
「ああ…いい…もっと…」
別の男が彼女の前に立ち、口を開かせると、自身のものを押し込んだ。おばさんはむせびながらも、懸命に舌を動かす。さらに別の男が、彼女の尻の割れ目に狙いを定めた。肛門に亀頭が触れると、彼女は一瞬息を詰めたが、すぐに力を抜き、受け入れる。
「うっ…ああ…全部、きて…!」
声はくぐもり、性器が肉を打つ湿った音がオフィスに満ちる。膣と肛門を同時に貫かれ、口には男性器を咥えさせられ、おばさんの身体は前後に揺さぶられた。左右の手にもそれぞれ握らされ、彼女は全身を使って男たちを受け止めていた。
「もう…イく…イかせて…!」
膣を穿つ男が腰を打ちつけるたび、彼女の肉厚な臀部が波打つ。肛門を犯す男もリズムを合わせ、二本の肉槍が体内で出会うかのような感覚におばさんは幾度も絶頂を迎えた。膣が痙攣し、肛門がきつく締まり、口からは唾液と精液が滴り落ちる。乳房が揺れ、汗が玉のように浮かんでシートを濡らした。
しばらくして、最後の男が彼女の肛門で精を放つと、おばさんはぐったりと机に突っ伏した。息は荒く、下半身は精液と自分の愛液でどろどろに汚れていた。しかし、その口元には、満足そうな微笑みが浮かんでいる。
「はあ…はあ…ありがとう…みんな…」
アランが近づき、汗で額に張り付いた髪をそっと払ってやった。
「まだまだ、これからだよ。約束、覚えているね?」
おばさんはうっとりと頷いた。
「ええ…もちろん。あなたに、私のすべてを味わっていただく…それが、わたしの喜び」
儀式の次の段階へ移る。女性同僚たちが手際よく準備を整え、アランがおばさんを机から抱き上げると、天井から下げられた丈夫なフックに、彼女の両手首を結わえつけた。つま先がわずかに床をかすめる程度の高さに吊るされた裸身が、蛍光灯の下で無防備に晒される。
「綺麗だよ、おばさん」
アランはそう呟くと、消毒済みの鋭いナイフを手に取った。刃渡り十五センチほどのそれが、光を反射して冷たく輝いている。おばさんは吊るされたまま、アランを見下ろした。恐怖はなかった。ただ、深い安らぎと、これから自分が至高の料理へと変貌するのだという期待だけがあった。
「お願い…綺麗に、美味しくしてくださいね」
彼女の言葉に、アランは微笑みで応えた。そして、彼女の鳩尾のすぐ下、柔らかな腹部に刃を当てる。周囲の同僚たちは息を殺して見守っていた。
アランは迷いなく、一気に刃を下へと引いた。皮膚と脂肪が切り裂かれ、一瞬遅れて真っ赤な筋肉が露わになる。鮮血がどっと溢れ出し、ビニールシートの上に流れ落ちた。おばさんは小さく呻いたが、歯を食いしばって耐えた。
「…ああ…熱い…でも、大丈夫…」
さらにアランは傷口を広げ、腹腔内にそっと手を差し入れた。温かい内臓が指に触れる。彼は丁寧に小腸を引き出すと、それは長く光沢のあるピンク色の管となってずるずると彼女の腹から溢れてきた。付着した脂肪の黄色が生々しい。次々に十二指腸や空腸、回腸までを静かに体外へと導き、助手の女性同僚がそれを清潔なボウルに受け取っていく。
「きれいな腸ですね、それに脂肪も上等。腸詰めにしたらきっと美味しいでしょう」
同僚の一人が感心したように言った。おばさんは朦朧としながらも、自分の内臓が取り出される感覚に身を震わせている。大腸、肝臓、胃、胆嚢、脾臓、そして腎臓までもが、一つ一つ器用に摘出されていった。出血は徐々に少なくなり、彼女の腹部は空洞になった。最後に、横隔膜を貫いて心臓と肺を取り出すと、おばさんの身体は大きく痙攣した後、完全に動かなくなった。彼女の顔には、奇跡的に安らかな表情が張り付いていた。
「ご苦労様。さあ、次は料理だよ」
アランは血に濡れた手を洗うと、遺体を加工する指示を出した。おばさんの身体はフックから外され、大きな台の上に横たえられる。まだ温かい死体からは、かすかに残る生の匂いと、先ほどの性交の匂いが混ざり合っていた。
まず、手足の先を関節から切り離し、それ以外の部分は熱湯で丁寧に洗浄された。血抜きは既に内臓摘出の際にある程度済んでいたが、さらに氷水に浸けて残血を抜く。十分に洗浄された後、彼女の躯幹は、まるで胎児のように丸められた。膝を胸に近づけ、腕で脚を抱えるような姿勢で固定する。背中が大きく曲がり、乳房と腹部がぎゅっと圧縮された、塊状のフォルムが出来上がる。
大きな鉄鍋に、醤油、酒、砂糖、八角、桂皮などの香辛料を豊富に溶かした秘伝の紅焼きタレを用意し、そこに丸めたおばさんをそっと沈めた。本来ならばここで下茹でするのだが、アランは生のままじっくりと煮込むことで、肉に味を深く染み込ませたいと考えていた。さらに、刻んだネギ、ショウガ、ニンニクをたっぷりと投入し、蓋をして強火にかける。
グツグツと煮立つ音が静かなオフィスに響き始める。香ばしい醤油とスパイスの香りが漂い、やがてそこに、独特の肉の甘い香りが加わった。約一時間半、火加減を調整しながら煮込むと、蓋を開けた瞬間、芳醇な蒸気が一気に吹き上がる。
「これは、たまらない香りだ」
誰もが息をのんだ。
アランが大きなトングで、鍋から丸ごと一個になった「おばさん」を慎重に引き上げる。飴色に輝く肌は艶やかで、煮汁が滴り落ちる様は、まさに極上の紅焼き料理と呼ぶにふさわしい。手足を切り離した切り口からは、ほろりと崩れそうな肉が覗いている。
彼は彼女をまな板に載せると、よく切れる包丁で、厚めのスライスに切り分け始めた。まずは胸のあたり。脂肪と肉が層をなした乳房の断面は、ピンクがかった褐色で、肉汁がじわりと溢れ出る。次に、尻の部分。ずっしりと重い臀肉は、煮込まれてゼラチン質がトロリとし、プルプルと震えた。そして、蹄と彼が呼ぶ手足の先。手首や足首から先の部位は、骨の周りにむっちりとした皮と肉がついており、これがまた味わい深いのだ。
平たい大皿に、スライスした肉が美しく盛り付けられ、刻んだネギと白髪ネギが彩りに散らされる。別の小皿には、蹄の部分がタレに絡められて盛られた。
「さあ、みんなでおばさんを味わおう。彼女が望んだ通りにね」
アランがそう言って、まずは乳房のスライスを一切れ、自分の箸でつまみ上げた。
口に入れると、とろけるような脂肪と、繊維がほどける肉の食感が同時に広がる。タレの甘辛い味わいが、肉の旨味と完璧に調和していた。
「うん、素晴らしい。まさに長年憧れた味だ」
アランは目を閉じてしばし味わった。
他の同僚たちも、それぞれに箸を伸ばす。ある者は尻の肉を噛みしめ、その滑らかな舌触りに驚嘆し、またある者は蹄のコラーゲンのプルプルした食感を楽しんだ。
「すごく美味しい…でも、なんだか不思議な気分だね。ついこの前まで一緒に掃除していたのに」
若い女性社員が言えば、別の男性社員が答えた。
「それだけ深く彼女を知っているからこそ、一層味わい深いんだよ。それに、おばさんは自分のお母さんが紅焼きにされたって話してくれたことがある。家族代々、献身の伝統があるんだな」
その言葉をきっかけに、同僚たちの間に、自分たちの家族の調理体験について話す空気が生まれた。肉を頬張りながら、それぞれの口が開く。
最初に詳細に語ったのは、経理課の中年男性だった。
「俺の妻は、去年の秋に蒸し豚になったんだ。あいつは前から、自分は粉蒸肉になるのにぴったりだって笑ってたよ。実際、少し太っていて、脂身が多いからな。あの日、家で家族が見守る中、俺が処理した。腹を割いて内臓を出すのは、やっぱりちょっと緊張したな。でも、細かく切った肉に米粉とスパイスをまぶして、竹の蒸籠で蒸したら、最高の一品になった。脂が米粉に染みて、しっとりと香ばしくてね。子供たちは、母親の腕の肉が一番柔らかいって喜んで食べていた。彼女の存在が、文字通り家族の糧になったんだ。今でも、その蒸籠を見るたびに、彼女の笑顔を思い出すよ」
彼は遠い目をして語り、箸でおばさんの尻の一切れを口に運んだ。
次に口を開いたのは、若い業務推進部の女性社員だった。彼女は興奮気味に身を乗り出す。
「私の姉は、私が直接ローストしたの! ずっと姉は、自分はオーブン料理になるんだって決めていて、キャリアウーマンらしく、最後はタイマーと温度管理で仕上がるのがいいって。彼女は出張が多いから、香草を体中にすり込んでマリネした後、野菜と一緒に詰め物をして、低温で丸焼きにしたの。焼き上がった皮はパリッと狐色で、中はジューシー。特に腿の部分はね、ナイフを入れた時の肉汁の噴き出すこと! 家族や親戚が集まって、まるで感謝祭の七面鳥みたいに彼女を切り分けた。彼女が言うには、『これでやっと、みんなを一つにできる』って。今思うと、本当にカリスマ的な姉だったわ。今日のおばさんの蹄も、姉の手羽先を思い出させる、甘くて濃厚な味わいだね」
彼女は、そう言いながら蹄をしゃぶりついた。
話はさらに弾み、他の同僚も自分の経験を語り始める。誰かの義理の母親は煮豚に、別の者の伯父は腸詰めにと、それは途切れることなく続いた。みな、どこか誇らしげで、愛する者を自らの手で調理し、味わうことが、最も深い愛情表現であり、自然の摂理であるかのように語った。
アランは静かに彼らの話を聞きながら、イトコとケイカお姉さんに視線を送った。二人も、いつか来る自分たちの番を想像しているかのように、うっとりと皿の上の肉を見つめていた。
「おばさんの味はどうかな、イトコ?」
アランが尋ねると、イトコは唇を輝かせて微笑んだ。
「最高。おばさんの肉は、すごく深い味がする。きっと、長年この会社で働いた分、人生の旨味が凝縮されたんだね。私も、いつかこんな風に、みんなに味わってもらいたいな」
ケイカお姉さんも、ゆっくりと頷く。
「そうね。農村で育った私の肉は、もっと野生的な風味かもしれないわ。でも、それがかえって粉蒸肉にした時に、独特の風味になると思う。おばさんの、この柔らかでコクのある味わいも、本当に素敵。煮込みの火加減が絶妙だわ、アラン」
アランは満足げに、最後の乳房の一切れを口に入れ、じっくりと味わった。部屋中に、肉の香ばしい匂いと、人々の穏やかな談笑、そして箸の触れ合う音だけが響いていた。
やがて、大皿の肉がなくなり、蹄だけが数本残った頃、窓の外が白み始めていた。おばさんの紅焼き宴会は、静かに幕を閉じようとしていた。彼女の肉体は、同僚たちの血肉となり、彼女の存在は、彼らの中で新たな命として生き続けるのである。それは、おばさん自身が何よりも望んだ、至福の約束の成就だった。
心揺さぶる決断
食卓には、いつもの同僚たちが集まっていた。蒸し暑い夜の空気が窓から流れ込み、焼き肉の脂の匂いと酒の香りが混ざり合っている。鉄板の上では薄切りの肉がじゅうじゅうと音を立て、箸が忙しく動いていた。
「うちの母さん、去年の今頃だったな。自分から名乗り出て、背脂たっぷりのスペアリブにされたんだ」
一人の男が遠い目をしながら言うと、隣の若い同僚が大きく頷いた。
「姉貴もそうだよ。屠られる直前、すごく幸せそうな顔しててさ。『これでやっと極上の味になれる』って笑ってた」
別の男が酒をあおりながら言葉を継ぐ。
「いいなあ、家族が肉になるって、本当に誇らしいことだよな。俺の妻もそろそろ年だし、漬け込みの味が深くなってきた頃だと思うんだが、なかなか決心がつかないらしい」
「そりゃ、最後は自分から望まなきゃ、肉に甘みが乗らないからな」
アランはその会話を聞きながら、隣に座る従妹の太腿にそっと手を這わせた。従妹は白い肌をほんのり赤らめ、くすりと笑う。アランの指先が、彼女の短いスカートの裾を押し上げ、ふっくらとした尻たぶに食い込む。弾力のある感触が手のひらに広がり、アランは目を細めた。
「お前の肉、そろそろ最高の頃合いだな」
耳元で囁くと、従妹は甘えるように身を寄せてくる。
「アランお兄ちゃん、私ね、もう待ちきれないの。毎晩、自分がどんな料理になるのか夢に見るんだから」
彼女の声は上気し、瞳は期待で潤んでいる。
「この尻の肉、きっととろけるように柔らかいよ。撫でられるだけで、自分が食べられる瞬間を想像しちゃう」
アランは指で尻肉を揉みしだきながら、舌なめずりをした。
「よし、今夜、すぐに悦香楼料理店に行こう。お前の肉を最高の料理に加工してもらうんだ」
従妹は嬉しそうに何度も頷き、立ち上がってアランの腕に絡みついた。
二人が店を出る背中に、同僚たちの羨ましそうな視線が突き刺さる。
夜風が生温かく肌を撫でる中、二人は繁華街の一角にある「悦香楼料理店」へと足を踏み入れた。重厚な木製の扉を開けると、むせ返るような肉の焼ける匂いと、甘ったるい調味料の香りが一気に押し寄せる。ロビーは薄暗く、壁際には無数の裸の女たちが等間隔で並び、手錠で両手を高く吊り上げられていた。彼女たちは年齢も体型も様々で、胸や腰の曲線がぼんやりとした照明に照らし出されている。中には客の視線に気づいて腰をくねらせる者、うっとりと目を閉じて自分が選ばれる瞬間を夢見る者、小さく震えながらも口元に笑みを浮かべる者までいた。床は磨き抜かれているが、かすかに血の鉄臭さと洗剤の混ざった匂いが漂っている。
アランが従妹の肩を抱きながら進むと、奥から白いエプロン姿の女性給仕が小走りに近づいてきた。彼女もまた上半身は裸で、引き締まった乳房が揺れ、腰には細い布だけを巻いている。首には真鍮の首輪がはめられ、そこに値札のような札がぶら下がっていた。
「いらっしゃいませ、旦那様。今、当店ではバーベキューキャンペーンを実施中でございます」
給仕は膝を折り、上目遣いにアランを見上げながら、自分の太腿をそっと撫で上げる。
「もし私をお選びいただければ、お料理代金が三割引となります。この腿の肉は、特に脂が乗っていて、串焼きにすると絶品でございますよ」
彼女はそう言いながら、くるりと背を向けて尻を突き出し、両手で肉を割って見せた。
「それとも、こちらのロースがお好みでしょうか。昨夜からハーブとニンニクで漬け込んでおりますので、炭火で炙れば外はカリッと、中はしっとりと……」
声は甘くねっとりと絡みつき、彼女の肉体からはかすかに汗とスパイスの匂いが立ち上っている。首輪の札には「本日限定・新鮮」と手書きで記されていた。
アランはちらりと壁際の裸の女たちを眺め、次いで給仕の顔を見下ろした。彼女の目は切実で、自分が屠られ、焼かれることを心の底から望んでいるのがありありと伝わってくる。しかしアランは静かに首を振り、従妹の腰を引き寄せた。
「いや、結構だ。今日は自分で材料を持ち込んだ」
そう言って、従妹の顎をくいと持ち上げる。
「こいつを、一番うまい方法で料理してくれ」
給仕はしばし従妹の身体を品定めするように眺め、それから深く一礼した。その顔にはわずかな落胆と、それ以上に強い好奇心が滲んでいる。
「かしこまりました。それでは、こちらのお嬢様を調理場へご案内いたします。旦那様はお席でお待ちくださいませ」
従妹はアランの手をぎゅっと握り、熱っぽい吐息を漏らした。
「ありがとう、アランお兄ちゃん。私、今まで生きてきた中で一番幸せだよ」
その声を背に、アランは調理場へ続く扉を見つめながら、腹の奥底から込み上げる嗜虐の快感に唇を歪めた。
料理店の誘惑
店の奥、料理台の冷たいステンレスの上で、従妹は短いスカートをたくし上げ、膝立ちの姿勢になった。薄暗い灯りの下、彼女の太腿はしっとりと汗ばみ、内側から熱を帯びている。両手をだらりと前に垂らし、上目遣いにア郎を見つめると、その瞳は期待と狂おしいほどの悦びに濡れていた。
「お願い、ア郎兄さん」従妹の声は甘く掠れ、まるで熱に浮かされたように震えている。「あたしを、原籠粉蒸肉にして。とろ火でじっくり蒸し上げてほしいの。ストッキングとハイヒールは、そのまま蹄みたいに残してね。そうすれば、あたし、最後まであたしのままでいられるから」
彼女は自らのスカートをさらに押し上げ、下着をずらして、すでに熟れきった秘所をあらわにした。背筋を反らせ、その肢体を差し出す仕草は、まるで祭壇に捧げられる供物そのものだった。ア郎は喉を鳴らし、ゆっくりと彼女の背後に回る。手を伸ばして、彼女の髪を一束つかむと、乱暴に引き寄せた。
「ああ、いいぞ。お前は本当にいい肉だ。望み通り、ゆっくり蒸してやる」耳元で囁きながら、彼はジーンズの前をくつろげ、昂ぶりを彼女のぬかるみにあてがう。
「嬉しい……ア郎兄さんに食べてもらえるなんて、最高の冥福だわ」従妹はうわごとを繰り返し、腰をくねらせた。ア郎は容赦なく突き入れ、彼女の内部の熱と締め付けを堪能する。肉のぶつかる湿った音が、料理台を軋ませた。彼女のストッキングに包まれた爪先が、快楽にぴんと伸び、ハイヒールがかすかにカチカチと鳴る。
荒い息を吐きながら、ア郎はふと周囲を見回した。この店は、かつて彼が何体もの女を捌き、調理してきた場所だ。壁には包丁や肉切り包丁が並び、大きな寸胴鍋が静かに湯気を立てている。その時、視界の片隅に、異様な光景が飛び込んできた。
隣の料理台の上に、女が縛り付けられている。
裸の肢体を晒し、太い麻縄でがっちりと固定されたその体は、豊満でむっちりとした肉付きで、見覚えのある曲線を描いていた。胸の膨らみの上に、黒い墨で大きくこう書かれている。
『宮廷焼き子豚 予約済み』
女の顔は横を向けられ、口には猿轡がかまされていたが、その目はしっかりとア郎を捉え、まるで挑戦するかのように細められていた。間違いない。ケイカ嫂だ。
その瞬間、ア郎の脳裏に、数ヶ月前のある賭けの記憶が鮮烈に蘇ってきた。
あの夜も、この店だった。肉を焼く煙と、饐えた酒の臭いが立ち込める中、ケイカ嫂は三人の馴染みの男たちを連れてやってきた。彼女はいつものように、熟れた果実のような肢体を男たちに預け、妖艶に笑っていた。
「ア郎、あんた、腕に自信があるんだって?」ケイカ嫂は煙草の煙を細く吐き出しながら、裸電球の下で身体をくねらせた。「なら、賭けをしないかい?あたしの連れと、あんた。どっちが長く女を啼かせて射精を我慢できるか競うんだよ」
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