おとなしい子とギャル② (Pixiv Fanbox)
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立ち入り禁止で閉ざされている屋上への扉の前の、半ば倉庫のような扱いで埃っぽい備品が置かれている薄暗い空間。
私はクラスでも一番目立っているギャルの小池さんを雁字搦めに縛り上げ、その豊満な体を思いのままに弄んでいた。
「ほらほら、縛られるの大好きな小池さん。今日もゲームで負けちゃったね。弱いな~! わざと負けてるのかな?」
「好きじゃない!! ポーカーに強いも弱いもあるかってのぉ……!」
私と小池さんはひょんなことからお互いにSM趣味があることを知り、パートナーになってプレイをする仲になった。だけどどちらもS役がやりたくて、誰が縛られるかをかけて日々ゲームで対決している。
今日の種目はポーカー。小池さんが配られたカードで健気に勝負している一方、私は袖に仕込んだストレートフラッシュとすり替えて圧倒的に勝って見せたところだ。
晴れてS役を勝ち取った私は、手芸用の赤い綿ロープを何本も繋ぎ合わせて、小池さんを後ろ手&あぐら座りの格好に縛り上げている。私の魔の手に抵抗する手段を一つも持たない小池さんは屈辱に歪んだ顔をしてこちらの嗜虐心を満たしてくれていた。
「じゃあ神様は小池さんの無様な姿を見たいのかもね。私もあなたには今のドMな姿が似合ってると思うよ♡」
「ドMじゃ……ない……ん……ッ!」
触れるか触れないかの絶妙な指遣いで身体をくすぐり責める。小池さんは必死に抑えようとしているが、それでも声が漏れ出てしまう。
「感じてるじゃん。もっと素直になってもいいんだよ?」
「違っ、こんなにくすぐられたら誰だって……! あっ……ふぁ……っ!?」
元は確かにただのくすぐりだったが、私のテクニックは日に日に磨きが掛かっていった。今では小池さんの弱い所を知り尽くし、その気になれば学校中に響き渡るような声で喘がせる自信だってある。
「やめ……ろぉ……」
「そうね~。私はイジメられて喜ぶ変態ですって言えば今日の所は解いてあげる」
「誰がそんなことっ!!」
「じゃあ小池さんはずっと縛らられたままね♡」
それからしばらくは恥ずかしいセリフを言わせるための拷問タイム。責めて責めて責め倒してようやくその言葉を口に出させた時、私の心は最高に昂るのだった。
満足したので縄を解いてあげると、小池さんは両手で身体を抱えて息を乱しながら震えていた。
「ハァ……ハァ……くっ……うぅ……」
まだ私の責めの余韻で動けないようだった。
「気持ちよさそうによがってたもんね~。カワイイ♡」
「……もうイヤっ!!」
いきなりの小池さんの大声にビクッと肩が飛び跳ねてしまう。
「いっつも相田っちばかり勝つし、こんなの意味ないっつーの!! もう終わり! 明日から他人ね! 絶交だから! ばーか!」
「えっ、ちょ……待って待って待って」
相田っちこと私がいつもS役をやるものだからついに拗ねてしまったようだ。
秘密を共有して実際にプレイしてくれる相手なんて小池さんを逃したら他には居ない。それが終わりになるなんて、小池さんをいじめる悦びを知った今の私には耐えられない。
去って行こうとする小池さんの手を掴んで引き留める。
「次はゲームで勝つかもしれないでしょ? そうだ、明日はUNOでも……」
「うるさいッ!」
ドンッと肩を押されてよろめいてしまう。
転びそうになったところを何とか持ち堪えた時だった。
バラバラバラ……
「あ、やば」
もしもの時のためにもう片方の袖に仕込んでおいたカードが床に散らばってしまった。
「……は? 何これ」
他のカードは既にケースに収めて鞄に仕舞ってある。ここにカードが出てくることなんて本来はあり得ない。
「マジであり得ないんだけど……相田っちイカサマしてたの?」
全部バレた……!
小池さんの手が乱暴に私の胸倉を掴む。
「へぇ。こんな大人しい顔して卑怯なマネするじゃん」
「あ、あの……これはその……」
本気で睨みを効かせた小池さんの眼光に縮み上がってしまう。相当な怒りが眉間のシワに集まっているようだった。
こ、怖い……。
「アタシに何か言うことはないワケ?」
「ごめ、ごめん……なさい……」
「聞こえないんだけど!?」
最初にこの場所へ二人きりで来た時、カツアゲされるんじゃないかと怯えていた時の気持ちを思い出した。
小池さんの怒声に怯えてしまった私は次の言葉も出せずに震えるしかなかった。
ふと胸倉を掴む小池さんの手が緩む。
「許してほしかったらさ。分かってるよね?」
言いながら何を始めるのかと思ったら、彼女はまだ片付ける前で床に放置されていた赤い縄を手に取る。
「手を後ろに回しな」
「え……」
「早く」
私の納得なんて必要ないと言わんばかりの高圧的な声に、竦んでしまった私が逆らえるはずもなく。
小池さんが私の両腕に縄を掛けていく。
「そうだよ。最初からゲームなんかしないで……無理やり……縛れば良かったんだ……!」
興奮気味に声を荒げながら、赤い縄は次々に私の体の自由を奪っていった。
まさか自分が縛られることになるなんて。絶対にこんなことにならないようにゲームでイカサマまでやってきたのに。
ギチ ギチ
「や、やめて……」
上半身を固められて完全に身動きが取れなくなった……と思った時、私の腰回りにもう一本の縄が巻きつけられ始める。
「なっ、何してるの!?」
「イカサマクズ女には容赦してやんないから!」
股を潜るように回された縄がグッと引き上げられた。
「あああっ!?」
「ひどいひどいひどい! 私は股縄はまだ早いかなって遠慮してやらなかったのに!」
「罪人の相田っちに文句言う権利ねーんだよ!!」
ギュウウウと股縄を締め付けただけに飽き足らず、それを両手の拘束に接続されてしまう。
「これでよし」
「ん……う……」
こうなってしまうと、ほんの少し身体をよじらせただけで私の股をますます縄が割っていくことになる。
ギチギチに縛られて、こんな厳しい股縄まで。
この屈辱的な姿を晒すことだけは絶対に避けたかったのに。
「ひひ……ずっとその姿を見たかったんだ」
縛っただけで放っておいてくれるなんてことは当然になく、小池さんの指先が私の身体をそっとくすぐり始めた。
「ひゃっ!?」
ここは密室でも何でもない、階段を登ってきただけで辿り着けてしまう開放された場所。大声で笑ったりなんかしたら誰かが聞きつけてやって来るかもしれない。
「や……め……あッ、あぁぁ……っ」
声を抑えようとすると身体に力が入る。すると全身の締めつける感覚が私をより苦しめて、股縄はこれ以上の容赦もなく食い込んでくる。
屈辱感と縄の締めつけとくすぐりの三重苦で、私の心はグチャグチャに掻き乱されてどうにかなってしまいそうだった。
「相田っちさぁ」
耳元で小池さんが囁いてくる。
「ズルしてたんだから当然ペナルティだよね。アタシが今まで苦しめられた分の二倍、いや三倍……ううん面倒だから終身刑。これからはアンタは一生アタシのM奴隷♡」
「ッ!!」
私……一生、縛られるの……!?
「や、やだやだやだ! それなら私もうここに来ない!」
「じゃあ相田っちの趣味をみんなにバラす」
「うぐ……」
それなら小池さんの趣味だってバラすからと言おうとしたけど、彼女の目はそんなこと構うもんかという本気さを宿していた。
「なぁに安心しなよ。アンタをいっぱい調教して本物のドMに育ててやっからさぁ。そうなったらこういうのも全部気持ちよくなるから」
小池さんのくすぐる手の動きが止まらない。
「堕・ち・ろ♡」
胸を覆うような絶望感はまるで光が差し込まない真っ暗闇の中──底無しの沼に引き摺り込まれていくようだった。