僕には"過ぎたるもの"である高身長スタイル抜群爆乳美女のカレンさんにベロキスと抱き潰しハグでたっぷりと愛されて、耳元で『好き好き♡』囁かれながら指先だけの刺激でマゾ確定お漏らし射精させられる話。 (Pixiv Fanbox)
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pixivにも同じ作品をアップしておりますが、こちらにもアップしておきます。
是非お楽しみくださいませ。
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人には分不相応のものが、降って湧いた幸運のように手に入ることがある。
僕の妻であるカレンさんも、僕にとってはそんな存在だった──。
「どう? 似合ってるかしら?」
浴衣姿に着替えたカレンさんが、僕に見せびらかすようにその場でくるりと一回転した。
白地に水色の花柄模様が描かれたシンプルながらも可愛らしいデザインの浴衣だ。
「う、うん……」
「口コミにも書いてあったけど……ここの浴衣、ちょっとかわいすぎない? 大丈夫?」
たぷん……♡
自分の浴衣姿を心配するカレンさんの胸元から真っ白な乳房が覗く。
浴衣が似合ってるかどうこうよりも、僕はその揺れ動くおっぱいから目を離せなかった。
「……ねぇ」
「っ!? はいっ!」
カレンさんの声音が変わったことに気付いて、思わず背筋を伸ばして返事をする。
「……別におっぱいなんて好きなだけ見てくれていいんだけどさぁ」
「あぅ……」
「私、今すっごくムラムラしてるんだよね〜……。だからさ、お風呂上がりの一発目……ヤろっか♡」
「か、カレンさんっ! ぼ、僕たちまだ夕食前だよ……!!」
「だからいいんじゃん♡ それに物欲しそうにおっぱい見てたのはそっちでしょ? あと、お風呂でまだ顔つけてないから、化粧だってそのままだし……♡」
カレンさんがゆっくりと近づいてくる。
髪の毛を濡らしてはいけないと、栗色のミドルヘアを頭の後ろで結んでいたため、首筋が丸見えだ。
その姿は普段とは違った色っぽさを醸し出していた。
「いやっっ! ちょっ! まっっ!」
カレンさんの両手が僕の頬を包み込んだ。
僕より頭一つ高い位置から透き通るような瞳で見下ろされると緊張で身動きが取れなくなる。
「ねぇ、私のこと好き?」
カレンさんの顔が降りてくる。
僕の唇と彼女の唇が触れ合う寸前の距離まで近づき、そして止まった。
甘い吐息が鼻腔をくすぐる。
「う、うん……好き……」
「じゃあさ、キスしたいって言ってみてよ」
「……き、キス……したいです……」
「よくできました♡」
嬉しそうに笑ったカレンさんの桜色の唇が、そっと僕に重なった。
ちゅぅっ……♡
最初は軽く触れるだけの口付けだった。
しかしすぐにそれだけじゃ満足できなくなったのか、彼女は舌で唇を割り開き、僕の口内に侵入してきた。
ぬるりと生暖かい感触が歯茎や舌の上を這い回る。
くちゅっ……♡♡ じゅぷっ……♡♡ じゅるるっ……♡♡
唾液を交換し合い、お互いの舌を絡ませ合う濃厚なディープキス。
僕がされるがままになっている間にも、彼女の大きな手が僕の股間へと伸びていく。
さわっ♡ さわさわっ……♡
「んっっ♡♡」
スウェットのズボンの上からでもはっきりと分かるほど勃起したペニスを優しく撫でられた。
僕の唇に吸い付いたカレンさんの目が嬉しそうに細められる。
んぢゅっっ♡♡ ぢゅっ♡♡ れろぉっっ♡♡♡ ぢゅぱぁっっ♡♡♡ じゅろろろろっっ♡♡♡
カレンさんの長い舌は僕の口腔内を我が物顔で蹂躙していく。
肉厚でぬるぬるの軟体動物に、上顎の内側や頬の裏側などを舐め回されるたびにゾクゾクとした快感が込み上げてくる。
同時に僕の下半身に伸ばされていた手は、硬く勃起したペニスをいつの間にか握り締めていた。
しゅこっ♡ しゅこっ♡ しゅこっ♡
「ぷはぁ……♡ まだ夕食前だからダメ〜って言いながら、こっちはもう準備万端って感じじゃん♡」
ようやく口を解放された時には、すでに僕の理性は完全に蕩けてしまっていた。
「はぁっ……はぁっ……」
「ふふ……♡ ココはもうすっかりその気になっちゃってるね〜♡ かわいいなぁ〜♡」
「そ、そんなこと……!!」
否定しようとしたところで、またキスをされた。
今度はさっきよりもずっと激しく乱暴なキスだ。
ぶちゅううううううっっっっ♡♡♡
にゅるんっっっ♡♡ れるっ♡♡ れるるるるっっ♡♡♡
唇を押し潰され、舌を絡め取られ、吸われ、甘噛みされ、舐めしゃぶられる。
口いっぱいに広がってくるカレンさんの味を、僕は夢中になって貪った。
身体の内側からカレンさんの色に染められていくような錯覚に陥る。
やがて満足したのか、それとも息が続かなくなったのか、どちらともつかないタイミングで二人の唇が離れた。
二人の間に銀色の橋がかかる。
「それじゃあ、そろそろ始めよっか」
そう言うと、カレンさんは帯を解いて浴衣を脱ぎ捨てた。
白い柔肌が露わになる。
黒のレースの下着から『ねっとり♡』と透明な糸が引いているのが見えた瞬間、僕の股間はさらに硬度を増した。
「ほんとは期待しまくってたんでしょぉ? いつ私に襲ってもらえるのかなーって……♡ 今日はいっぱい可愛がってあげるね……♡」
そのまま僕をゆっくりと押し倒し、耳元で妖しく囁くカレンさんに抗う術は持ち合わせていなかった──。
結局僕は夕食の直前までカレンさんに犯されてしまった。
………
……
…
カレンさん──。
彼女は同じ職場の先輩に当たる人だった。
僕が入社してから面倒を色々と見てくれた指導員でもあり、仕事のできる憧れの女性。
スタイルも良く、誰もが羨む抜群のプロポーションで身長だって僕より頭一つ高い。
お互いに正面を向き合って立つと、カレンさんの爆乳がちょうど僕の顔の正面に来てしまう。
そんな彼女は僕にとってまさに高嶺の花のような存在だったのだ。
それに対して僕は彼女と釣り合うようなものは何も持ち合わせてはいなかった。
身長? 別に高くない。むしろ平均より低い。
仕事? 至って普通。無難にこなすだけ。
顔? いいわけがない。並より下。
お金? しがないサラリーマンだぞ。
だからこそ、僕に向けられた彼女の好意を知った時は本当に嬉しかった。
『──わ、私と……つ、付き合ってくれないか……?』
あの時のカレンさんの顔は忘れられない。
いつも自信満々な彼女が目を逸らし、耳まで真っ赤にして俯いていた姿は今思い出しても胸がキュンとする。
そして何より、「こちらこそよろしくお願いします」と返事した時のあの嬉しそうな顔……。
その時のことを思い出すだけで、僕の心臓は未だに張り裂けそうになる。
あの時のなんで僕に告白してくれたのか。
なんで僕のことが好きになったのか。
理由は結婚した今でもよくわからない。
僕から聞いたところで、少し恥ずかしそうなカレンさんにはぐらかされるだけで、未だに教えてもらえてはいない。
だがしかし、事実として彼女が僕以外の男に興味を持つことはなかった。
僕よりスペックの高い男性はいくらでもいるだろう。しかし、僕より魅力的な男性は存在しない。
それが僕と交際を始めてからの彼女の口癖で、そのセリフを聞いた夜は毎回ベッドの上で朝まで抱き潰されてしまう。
彼女曰く、「他の悪い女に盗られないようにマーキングしないと♡」だそうだ。
そうなった夜は彼女の[[rb:膣内 > なか]]で何度イかされたかわからない。
それでもなお終わらない快楽地獄の中で、僕は彼女の愛を一身に受け続けてしまっていた──。
………
……
…
「……ねぇ、あなた、今何考えてるの?」
「え……?」
ぼんやりと昔のことを思い出していた僕に向かって、カレンさんが声を掛けてくる。
夕食の後、お互いお風呂に入って休憩所でくつろいでいたところだった。
「なんか、上の空っていうか……心ここにあらずって感じだったから……」
「い、いや、なんでもないよ!」
慌てて否定するも、カレンさんは納得していないようだった。
「ほんとに……? 私、あなたの奥さんなんだから……隠し事とかしないでよね?」
透き通った瞳でじっと見つめられると嘘がつけない。
(でも正直に話すのも恥ずかしいんだよなぁ……)
僕が心の中で葛藤していると、カレンさんの手がそっと僕の手に重ねられた。
「ほら、早く話して♡ でないと……またお仕置きしちゃうぞ♡」
「……ッ!?」
妖艶な笑みを浮かべながら、彼女の指が『つつ〜っ♡』と僕の手の甲をなぞっていく。
それだけでゾクリとした快感が背筋を駆け上がった。
「う、うん……実は……カレンさんに告白された時のこと思い出してたんだ」
観念した僕は彼女に白状することに決めた。
すると、さっきまで意地悪そうに笑っていた彼女の顔がみるみる真っ赤になっていく。
「あっ……そ、そうっっ……そっかそっか……」
珍しく動揺しているようで、視線が泳ぎっぱなし。
さっきまでの余裕はどこへ行ったのか、カレンさんは落ち着きなく身体をもじもじさせている。
その姿は普段の凛々しい姿からは想像できないほど可愛らしいものだった。
しかしそれも束の間のこと。
すぐにいつもの調子を取り戻したらしいカレンさんは、いつものようにニヤリと笑ってみせた。
「ふーん……♡ そうなんだぁ……♡ そんなに私のこと考えてくれてたんだぁ……♡」
そしてそのまま、僕に覆い被さるようにして抱きついてきた。
大きなおっぱいが押し付けられる感触と共に、湯上がり直後の温泉のいい香りが漂ってくる。
「ふふっ……♡ でも今は私だけを見て欲しいなぁ……♡」
耳元で囁かれる甘い言葉。
誰もが羨むような極上の美女が、自分にのみ好意を向けてくれているという優越感に思わず顔が緩んでしまう。
それに気付いたカレンさんがさらに密着してくる。
「ねぇ……ちゅーしたい……♡」
上目遣いでのおねだり。
高身長なカレンさんが、僕にだけ見せる必殺の角度。
『ぷるん♡』と潤った桜色の唇が、まるでスローモーションのように近づいてくる。
ちゅっ♡ ちゅっ♡ ちゅぅっっ♡♡♡
啄むように何度も何度もキスされるたびに脳髄が痺れるような快感に襲われる。
唇を触れ合わせるだけのキスなのに、頭がふわふわして何も考えられなくなるほどの多幸感に包まれていった。
ちゅっ♡ ちゅぅっ♡ ちゅぅっ♡
ちゅぅぅぅぅ♡♡♡
「んっ♡♡ あっっ♡♡ んぶっっ♡♡ か、かれんさんっっ♡♡ ここっっ♡♡ 人くるから♡♡ あっっ♡♡」
通りすがった老夫婦が、笑いながら僕たちの横を通り過ぎて行った。
おそらく僕らのことを仲睦まじい新婚カップルだと思ったのだろう。
実際その通りなのだが、それを他人に見られたことに羞恥心が込み上げてくる。
だがそれと同時に興奮もしていた。
それはカレンさんも同じだったようだ。
「ん〜〜ちゅっっっ♡♡♡ ……んはぁ♡ 見せつけちゃったね〜♡」
ニヤリと笑うカレンさんの唇からは、唾液でできた細い糸が伸びていた。
「はぁ……はぁ……か、かれんさん……人が通る可能性があるところではちょっと……」
「えぇ〜? ちょっとくらいいいじゃんか〜……♡ お風呂だってほら? もう閉まっちゃったし、どうせもう誰も来ないでしょ?♡ だから……ね?♡ ちょっとだけ……ね?♡」
甘えるような口調で僕の胸板に頬擦りしながら、カレンさんは上目遣いで見つめてくる。
「だ、だめだって……こんなところ誰かに見られでもしたら……!!」
「大丈夫だって〜♡♡ こんな時間にこんなところうろつくお客さんなんていないよぉ♡♡♡」
さわっ♡
しっとりと柔らかな手のひらが股間を撫でる。
たったそれだけのことで、僕の身体はビクッと反応してしまった。
「ふふふっ……♡ やっぱりあなたのココはもう準備万端みたいだね〜♡」
「うぅ……」
情けない声を出すことしかできない自分が悔しい。
ここは大浴場へと続く道すがらに配置された休憩所だ。
時間が時間であれば、湯上がりに一服するお客さんたちで賑わっているのだろうが、夜分も更けてお風呂も閉じてしまった時間帯のため、僕ら以外には誰もいない。
そんな場所で僕は、節操もなく発情してしまっている。
「『出したい♡ 出したいよ〜♡ 直接触ってよ〜♡』って言ってるみたい……♡」
カレンさんは愛おしそうに僕のペニスを撫でながら、耳元に口を寄せて囁いてくる。
熱っぽい吐息が背筋をゾクゾクと震わせる。
すでに僕のモノは完全に勃起しており、スウェットの上からでもわかるくらいになっていた。
カレンさんの手はズボン越しのソレに触れ、優しく上下にさすってくる。
しゅっ♡ しゅっ♡ さわっ♡ しゅりっ♡
布地と擦れ合う刺激がもどかしい。
もっと強くして欲しいのに、カレンさんはわざと弱い力で撫でさすり続けている。
どうしても、僕にここでシたいと言わせたいようだ。
──くぅ……こ、このぉ……♡
思い通りになるのが癪なので、必死に我慢しようとするのだが、その抵抗すら彼女の手玉に取られているようだった。
相変わらずカレンさんの手つきには無駄がなく、さっきから僕がどれだけ身を捩っても彼女の手は的確に急所を捉えて離さない。
敏感な部分を優しく擦り続けてくる。
「ねぇ?♡ どうしたの?♡ なんだか辛そうだけどぉ?♡」
ニヤニヤと笑うカレンさんの目は嗜虐的な色を帯びている。
完全に僕をからかうモードに入っているらしい。
──くっ……!
このままやられっぱなしというのも面白くないので、僕は反撃に出ることにした。
「えいっ!」
僕はカレンさんの脇の下に両手を差し込み、思いっきりくすぐった。
「ひゃうっ!?」
突然の感触に驚いたのか、彼女は素っ頓狂な声を上げて飛び上がる。
そしてすぐさまこちらをキッと睨みつけてきた。
しかしその顔は真っ赤に染まっており、迫力は全く感じられない。
むしろ可愛いくらいだ。
「いきなり何すんのよ! びっくりするじゃない!!」
ぷんすこと怒るカレンさんだったが、今の僕には大義名分がある。
「……カレンさん、ここは休憩所だから。そういうことは部屋に戻ってから……ね?」
諭すように言いながら、彼女の瞳を見つめる。
「う、うん……。わかった……」
意外にも素直に引き下がってくれたカレンさんは、立ち上がると僕の手を取って立ち上がらせた。
「おっとっと……」
──あれ? もう少し粘られると思ったんだけど……。
予想外の展開に呆然とする僕を尻目に、カレンさんはグイグイと腕を引っ張ってくる。
「早く……部屋、戻ろうよ……」
その時、僕は気付いていなかった。
彼女の瞳の奥が妖しく輝いていたことに──。
………
……
…
「──あら? 卓球台があるじゃない」
部屋に戻る途中、古めかしいゲームコーナーの端に置いてある卓球台に目が止まったらしいカレンさんが立ち止まる。
「やります……?」
なんとなく嫌な予感を感じながら僕が尋ねると、案の定『待ってました!』と言わんばかりに彼女は目を輝かせていた。
そして予想通りの展開になる。
「もちろんやるわよ!! あ、でもあなたじゃ相手にならないかしら……?」
明らかな挑発。
さっきのことを根に持っているのだろうか……。
いや、あれはどう考えてもカレンさんが悪いだろう……!?
「ねぇ? どうするの? やるの? やらないの? 負けるのが怖くて怖気付いちゃった?」
カレンさんの挑発がエスカレートする。
流石の僕も少しカチンときた。
「いいですよ、やりましょう」
だからたまにはお灸を据えてやろうとこんな提案をカレンさんに持ち掛けた。
「脱衣卓球なんてどうですか? 三点取られるごとに、今着ている服を1枚脱いでいくんです」
「ちょっと、あなたはスウェット、私は浴衣。すっぽんぽんになるまであなたは三枚あるけど、私は二枚どころか、一枚脱いだだけで胸まで丸見えじゃない! 不公平だわ!!」
当然といえば当然だが、カレンさんは猛反対してきた。
しかしこれは想定内だ。
僕はあらかじめ用意しておいた言葉を並べる。
「まぁまぁそう言わずに……。でも、カレンさん? 僕のことを先に負けるのが怖いのなんだのと煽ったのは誰でしたっけ……? まさか自分だけ『フェアじゃないから〜』なんて言って逃げるつもりですか? もしかして、負けるのが怖いんですか?」
「──ッッ!!」
僕はカレンさんの性格を知っている。知り尽くしている。
正論を真っ向から突きつけられると、彼女はその負けん気の強さからどんな不利があろうとも絶対に引かない。
それは今回の勝負においても例外ではなかったようだ。
「……いいわ。その条件で受けてあげる。その代わり、私が勝ったらあなたを裸にひん剥いて一晩中可愛がってあげるから覚悟しなさいね……!」
こうして僕らは、お互い全裸になるまで戦い続けることになったのだった──。
………
サーブ権はカレンさんに譲ってあげることにした。
「こうかしら……?」
なんて言って素振りをする姿も初々しくて可愛い。
今から僕に素っ裸に剥かれることになるとも知らずに……。
僕は心の中でほくそ笑んだ。
この勝負において、カレンさんに黙っていたことが一つある。
「相手のコートに対角に打てばいいのよね……?」
「うん、そうだよ」
そう、僕は中学までは卓球部だったのだ。
当時、めちゃくちゃ上手いわけでもなかったけど、それでも素人では相手にならない。
「卓球なんて懐かしいわね。高校の時の体育の授業ぶりかしら?」
そう言いながらピンポン球を片手にラケットを構えるカレンさん。
その姿は様になっている。
やはり美人は何をやっても絵になるなぁ……なんて見惚れていると、カレンさんは不意にニヤリと笑った。
「ふふ……あなたをここで全裸にさせてあげるわ……♡」
ぞくり♡
背筋に悪寒が走る。
なんだろう……嫌な予感がするぞ……。
「じゃあ……行くわよ!」
かんっ。
カレンさんが放ったボールが緩やかな放物線を描いて飛んでくる。
明らかに素人の打球。
──ただの思い過ごしか。
パシっっ!
僕はそれを難なく打ち返した。
よし!まずは一点、素人には打ち返せない球のはずだ、と喜んだ次の瞬間だった。
パンッ!!!
という乾いた音と共に、強烈な打球が返ってくる。
──は、速い……!
なんとかそれを返そうとするも、ギリギリのところで届かず、僕はそのまま失点してしまう。
「やったわ!!」
ガッツポーズを決めるカレンさん。
『ばるん♡ ばるん♡』と弾むたわわなおっぱいに少し目線を奪われてしまう。
「ま、まだ始まったばかりですよ……!」
余裕を見せるために強がってみるが、僕は内心焦っていた。
──おかしい……。いくらなんでも打球が速すぎる……!!
いくらブランクがあるからって、僕の方が遥かに有利のはずなのに……どうして……!?
その後もカレンさんのサーブからラリーが続くにつれて、だんだんと不安が大きくなってくる。
そんな時、ついに決定的な出来事が起こった。
カンっ!!!
バシィィィィィィ!!!
高く上がったボールを、カレンさんが高く跳躍して思い切り叩きつけるように打ったのだ。
その打球の威力たるや凄まじく、回転がかかった重い一撃となって僕に襲い掛かり、なすすべなく失点してしまった。
「これで私の三点目ね。ほら、好きなところを脱ぎなさい?」
「ぐぅ……!!」
──おかしいおかしいおかしいおかしい!! こんなの絶対おかしい!! なんでこんなに強いんだよぉぉぉぉぉ!!!???
頭の中で絶叫しながら、僕は着ていたスウェットの上着に手を掛けた。
もう既に汗だくだ。
──でも、まだこれから……!
既に萎えかけた闘志をなんとか奮い上がらせて、ガバッとスウェットを脱ぎ捨てようと捲り上げた瞬間──。
カリっ♡
「──ッッ♡♡」
乳首に甘い快感が走る。
「あらあら〜?♡ 勝負の真っ最中に相手から目線を外すなんて……♡ 随分と余裕なのね〜♡」
クリっ♡ クリっ♡ カリっ♡
「ん"っっ♡ あっっ♡ あ"ぁっっ♡♡」
スウェットの中で視界は真っ暗闇。
それでも背中越しに伝わる柔らかな感触と耳の穴に染み込んでくる甘ったるい声。
そして僕の乳首を弄っているスベスベとした細い指の感触だけはしっかりと伝わってくる。
「どう?♡ 何も見えない状態で乳首をこねこねされる気分は……?♡」
──あぁ、ダメだぁ……これぇ……♡
視覚を奪われたことによって触覚が研ぎ澄まされ、余計に感じてしまう。
まるで全身が性感帯になってしまったかのようにビクビクと痙攣し、口からは情けない声が漏れ出てしまった。
「こ、これは違うんです……♡」
「ふぅん?♡」
コリっ♡ カリっ♡♡ クリクリっ♡♡♡
中指と親指を使って乳首を摘みながら、人差し指の爪の先で先端を優しく引っ掻かれる。
その度にビリビリと電流のような快楽が流れてきて、必死に歯を食い縛って耐えるものの、漏れ出る吐息は完全に喘ぎ声そのものだ。
こんな恥ずかしい声を聞かれたくないので我慢したいのだが、カレンさんの責めが激しくてそれどころではない。
「──くぅ……あぁ……♡ か、かれんさん……♡ ひ、卑怯です……♡♡」
「何がよ?」
カリっ♡ カリっ♡
クニクニっ♡♡
「だって……あぅっ……♡♡♡ そ、そんなに上手なんて聞いてない……♡ それに、こんなことされちゃ……♡ あ"っっ♡♡」
抗議しようとしたところでカレンさんの指先が『きゅっ♡』と乳首を摘んだので言葉が続かない。
「あらあら……♡ おねだりのつもりかしら?♡ いやらしく勃起した『コリっコリ♡』の乳首ちゃんを、ちょっと摘んであげたら、お胸を突き出してピクンってしちゃうんだものねぇ……?♡」
「ち、違いますぅ……♡♡♡」
否定しようとするも、甘く蕩けてしまった声の中には説得力などまるで持ち合わせてはいなかった。
スウェットをめくり上げ、素肌を晒している僕の上半身を後ろから抱きすくめるようにしてまさぐるカレンさんの手つきはとてもいやらしく。
指先で軽く撫でるように乳輪をなぞるかと思えば、突然『ぎゅっ♡』と強く摘んできたり、焦らすように乳頭を『くるくる♡』となぞったりしてくる。さらに追い討ちをかけるようにして耳元で囁かれる彼女の言葉に頭がおかしくなりそうだ。
「あなたの弱いところはぜーんぶ知ってるのよ……?♡」
その言葉の通り、彼女の指先は僕の弱点を的確に捉えていた。
ピンポイントに敏感な部分を責められると、身体が勝手に反応してしまい、ビクンっと大きく跳ね上がってしまう。
我慢なんてできなかった。
「ねぇ?♡ もっとしてほしい……?♡」
妖艶な囁き声と小悪魔の指先で誘惑されてはもうどうしようもない。
「……はい」
僕は蚊の鳴くような声で返事をしたのだが、その期待は見事に裏切られることになる。
「──でもダメ♡」
その瞬間カレンさんの全ての感触が離れていく。
背中に押し付けられた柔らかなおっぱい。
耳元をくすぐる蠱惑的な声。
乳首を捏ね回していた細い指先。
その全てが同時に消えてなくなってしまった。
「あ"あ"あ"ぁぁぁぁ……♡♡」
たまらず情け無い声を上げながら、その場で全身を震わせる僕。
まともに立っていられない。
内股のまま快楽に悶え、胸と腰を突き出し、産まれたての子鹿のように膝を震わせて、なんとか立っている。
そんな状態だった。
ばさっ……。
それでもなんとかスウェットを脱ぎ終わると、僕のことを嘲笑うかのように仁王立ちしているカレンさんが目に入る。
「あら? どうしたのかしら?♡ そんな女の子みたいな声を出して……それよりほら?♡ 続き、やるわよ?♡ ハンデとして、次はあなたにサーブ権あげるから……♡」
「くぅ……。くそぅ……」
僕は歯噛みしながらもサーブを打つためにボールを手に持つ。
──こうなったらもうヤケクソだ! 得意のサーブを打ってさっさと終わらせてやる!!
カコンっ。
シュルルルルル!!!
そう意気込んでサーブを打った瞬間──。
パシっっ!!
「なっ!?」
全力で回転を掛けたはずのボールは綺麗に弾かれ、恐ろしい勢いで僕の脇を抜けていく。
──う、嘘だろ……。
驚きのあまり言葉を失ってしまった。
「あらあら、また点を取られたわね〜?♡ さっきの乳首責めが効いてるんじゃないの〜?♡」
卓球台の向こうのカレンさんは、指先で何かを転がすようなジェスチャーをしながらニヤニヤと笑っていた。
「こうやって指の腹と腹の間で優しく『こねこね♡』してあげたのが忘れられないのかな〜?♡ それともぉ……こうやって先っぽだけを『かりっ♡』ってするのが良かったのかしらぁ?♡」
そう言って彼女は指先を丸めて、手遊びするようにして見せた。
カレンさんの真っ白な手が、小さな見えない何かを摘まんでこねくり回すように動く。
なんてことない動作のはずなのに、長い指先が『クネクネ♡』と蠢く様はひどく卑猥に見えてしまう。
それはまさに先ほど指で乳首を弄ばれた時の動きそのもので、カレンさんの指先を見れば見るほど、先ほどの快楽を思い出してしまい、自然と息が荒くなってしまう。
「ふふっ♡ なぁにぃ?♡ もしかして想像しちゃったの?♡ ……えっちなんだからぁ♡」
「──ッッ♡♡」
「ほらほら〜♡ サーブ打つんでしょ〜?♡ そんな身体を『クネクネ♡』させてないで、早く打ちなさいよ〜♡♡」
──くぅぅ……♡
完全に馬鹿にされている。
僕は怨嗟にも近い念を込めてサーブを放つが──。
シュルルルルル!!
パシっっっ!!!
「はい、二点目〜♡」
シュルルルルルル!!!
パシィィィっっっ!!!
「はい、三点目〜♡ これであなたの二枚目もいただきかしら〜?」
「あっ……うっ……うぅ……」
立て続けに三点を失った僕。
次はズボンの番だった。
「早くっ♡ 早くっ♡」
「うぐぅ……」
恥ずかしさと悔しさから僕は呻き声を上げながら、スウェットのズボンに手を掛けた。
そして、それをゆっくりと脱いでいく──。
「あらあら〜?♡ 随分立派なものをお持ちなのね〜?♡」
「し、知ってるでしょ……!!」
しゃがみ込んで僕の股間を凝視してくるカレンさん。
その視線に耐えかねた僕は思わず手で覆い隠そうとするのだが──。
「隠さないの♡」
カレンさんのラケットが、股間を隠そうとした僕の手の甲をパチンと叩く。
痛みはない。
ただの軽い衝撃。
だが、それだけで十分だった。
「ひっ!」
たったそれだけのことで情けない声が出て、パンツに張ったテントをカレンさんの眼前に晒してしまう。
「先っぽ……♡ 変な染みがついてる……♡」
肉棒の先端に向かってゆっくりと伸びていくカレンさんの指先。
爪の先まで『ピン♡』と伸びたそれが、亀頭に触れるまさにその直前でピタリと動きを止めた。
グレーのボクサーパンツの生地と指の腹とは1cmも隙間がない。
「うぁ……♡ あぁ……♡」
カレンさんの指先から目が離せずにいると、それはゆっくりと動き出した。
うねうね……♡ うねうね……♡
指先だけが器用に動いて、まるで生き物のように空中を這い回る。
くねくね……♡ くねくね……♡
触れるか触れないかくらいの距離で指を動かされるだけで、もどかしい焦ったさが腰の奥から込み上げてきた。
「……ッ♡ ……ッ♡♡」
歯を食い縛って耐えるものの、口の端から短い吐息があふれ出す。
しかし、カレンさんは悶える僕を楽しそうに見つめるたけで、決して核心には触れてこない。
股間の先端付近で妖しく蠢く指先一つで、僕の理性は簡単に絡め取られてしまっていた。
「触ってもないのに、染みが広がってないかしら……?♡ あなた、そんなに敏感だったっけ?♡ クスっ♡」
「んっ……♡ はぁ……♡ はぁ……♡」
──だ、誰のせいで……♡♡♡
僕を見上げるカレンさんと目が合った。
サディスティックに微笑む彼女の目。
長いまつ毛の奥で輝く瞳が細められて弓形に。
鮮やかな薄ピンク色の口元は歪み、時折覗く真っ赤な舌先が艶かしく。
美しさと妖艶さを備えた極上の美女に毎晩求められ続けていれば、嫌でも身体が反応するようになってしまっていた。
カレンさん好みの味付けをされた肉体はもはや彼女なしでは生きられないほどに調教されているのだ。
カレンさんは、それをわかっていながらも敢えて直接的に手を出してこなかった。
「あはっ♡ もうガチガチになってるじゃない……♡」
「くっ……」
パンツの上からでもわかるくらいクッキリと勃起したソレを半笑いで指摘されては、羞恥と屈辱感に苛まれるものの、それでもなお興奮を抑えることはできなかった。
「あっ……♡」
指先がスッと離れると共に甘い声が漏れ出て、僕はぶるりと全身を震わせた。
結局触ってもらえなかったというもどかしさが、かえって性欲を煽る形になってしまう。
下着の中で限界まで張り詰めた愚息からは先走り汁がダラダラと流れ出し、グレーの布地に卑猥なシミを作っていた。
「……卓球の続きしよっか♡」
クスリと笑ったカレンさん。
「あっ……♡ でも……♡ でも……♡」
──誰か人が来たら……♡
「でもぉ?♡ なにかしらぁ?♡」
ニヤニヤと意地悪な笑みをたたえる彼女の視線は、僕の股間へと注がれていて。
「──ッッ♡♡」
──恥ずかしいところ見られちゃうよぉ……♡♡
言葉にならない。
こんな姿を誰かに見られたらと思うとゾワっとすると同時に、何故か下腹部の奥が『キュンっ♡』と疼いてしまう。
いや、パンツ姿ならまだマシだ。
全裸になったところ誰かに見られでもしたら……♡
「あなた?♡ まさか今更『全裸になるのが恥ずかしいから、ここで終わりにしよう』なんて言い出さないわよねぇ?♡ この"お遊び"を提案してきたのはあなたでしょう?♡」
「あっっ……♡ うぅ……♡」
僕が言おうとしたことを先に言ったカレンさんの目は本気だ。
本気で僕を全裸に剥くつもりなんだ。
「わ、わかりました……♡ つ、続きをしましょう……♡」
僕は少しでも勃起を隠せるようにと前屈みになりながら、なんとかラケットを握るのであった──。
………
かこんっ……♡
そっと打ち返された緩い球。
ぶんっっ。
空振るラケット。
「あっ……♡」
卓球台の上で優しく跳ねただけのピンポン球ですら、僕は満足に打ち返すことができなくなっていた。
「……これで最後の三点目ね♡」
勝者の笑み。
二人の間に響き渡るピンポン球が跳ねる音。
それらは僕に敗北の事実を知らしめる。
「うっ……うぅ……♡」
完敗だった。
元卓球であった僕が手も足も出なかった。
「卓球なんて高校の体育以来で久しぶりだったわ〜♡ いい汗かくにはちょっと物足りなかったけど……♡」
お風呂上がりにも関わらず涼しい顔で髪を揺らすカレンさんを見て、改めて彼女の能力の高さを思い知らされた。
対してパンツ一丁の僕は股間を膨らませていて、そんな自分が情けなく思えてくる。
しかも、未だに乳首がジンジンしているし、なによりペニスが完全に勃ったままなのだ。
恥ずかしくて真っ直ぐに立っていられなかった僕は、まるで産まれたての仔鹿のようにプルプルと震えながら、内股になって立っていた。
「……じゃあ早速、脱いでもらおうかしら?♡」
つかつかと歩み寄ってきたカレンさんが僕の目の前で立ち止まる。
「ちょっ……まっ……」
僕を見下ろす大きな瞳。
その中には、今にも泣き出しそうな男の姿が映っていた。
「約束でしょ?♡」
なかなか最後の砦に手を掛けない僕に対して、業を煮やした様子のカレンさんが大きくため息をついた。
「──それともぉ……私に脱がして欲しいのかしら?♡」
透き通った瞳で射抜くような視線を投げかけられれば。
「うっ……くぅ……」
敗者の僕はカレンさんに従うより他なく。
「じ、自分で……!」
「あら、そう?♡」
羞恥に塗れながら、腰の布地をゆっくりと引きずり下ろし。
とうとう──。
ぼろんっっ……♡♡♡
「──ッッ♡♡♡」
ところどころ引っかかりながらも勢いよく飛び出した肉棒。
それは天に向かってそそり立ち、粘液に濡れた先端は『テラテラ♡』と輝きを放っていた。
「……あらあら♡」
楽しそうに笑ったカレンさんが、ゆっくりと腰を下ろした。
特等席でペニスを拝もうという魂胆らしい。
「あっ……♡」
最後の尊厳を守るべく、僕は咄嗟に両手で股間を覆い隠す。
『ヒクリ♡ ヒクリ♡』と脈動を繰り返す怒張を隠したところでなんの効果もないことはわかっているのだが、せめてもの抵抗だった。
そんな僕を、上目遣いに見上げるカレンさんと目が合った。
そして、僕はその時初めて理解した。
彼女は隠されたペニスを見ようとしていたのではない。
羞恥に塗れ、頬を赤らめ。
目を潤ませた僕の反応を楽しんでいたのだ。
その証拠に『ニヤリ♡』と新月のように歪んだ口元には、愉悦の色が隠しきれておらず。
瞳には煌々と揺らめく情欲の炎が灯っていた。
「……ふふっ♡」
「んあ"っっ♡♡」
びくッッ──♡♡♡
彼女の一挙手一投足から目を離せない。
些細な動きを肌で感じ取り、全身で反応してしまう。
──み、見られてる……♡
顔と股間を行ったり来たり。
湿っぽい視線が『ねっとり♡』と全身を這い回る。
じっと見られているだけなのに、視線で犯されているような感覚に陥っていた。
『じろじろ♡』といやらしい目で視姦される女性の気持ちがわかった気がする。
──は、恥ずかしい……♡♡
もうやめてほしい気持ちともっと見てほしい気持ちがせめぎ合い、頭の中がぐちゃぐちゃになっていた。
カレンさんの大きな瞳が全身をくまなく舐め回すと、僕はまるで心の中まで覗き込まれているような錯覚に陥る。
「ふ、ふぅ……っ♡」
熱い吐息が漏れて、身体が小刻みに震え出す。
「ふふふっ♡」
愉しそうに笑うカレンさんの視線が一点で止まった。
「うぅぅ……♡♡」
「あなた……?♡」
彼女の視線の先にあるのは、僕の顔でもなく、もちろん裸の上半身でもなく。
もはや両手で隠しきれないほど大きくなってしまった欲望の塊に他なく──。
「すぅぅぅぅぅ……♡」
その時、鼻から大きく息を吸い込む音がした。
股間を隠した手の周りの空気に流れが生まれた。
カレンさんが匂いを嗅いでいるのだ。
──こ、こんなに近くで……♡
「んはぁぁぁぁ……♡♡♡」
そうして溜め込まれた劣情を解放するかのように、彼女が深く息を吐いた。
湿り気を帯びた生暖かい空気が、手の甲を撫ぜ、肌にまとわり付いてくる。
「あなた~?♡ お手々が邪魔よ~?♡」
悪戯っぽく微笑むカレンさんの口から飛び出した命令は、僕の心を縛り付ける。
「気をつけ……♡」
しっとりとしたカレンさんの声音は、耳を通って脳内に染み渡り、僕の身体の[[rb:操縦桿 > そうじゅうかん]]を容易く奪い去ってしまう。
そのまま操られるように、直立不動の姿勢を取らされた。
手は自然と股間から離れてしまう。
「よし……♡」
カレンさんが満足げに微笑んだ。
短い声とともに漏れた吐息が肉棒を優しく撫ぜて、思わず情け無い声が漏れ出てしまった。
「ビンっビンね……♡」
妖艶な眼差しに見つめられると、ゾクゾクとした感覚が背筋を駆け上がった。
「……っ♡」
「あなたって本当に変態よね〜♡」
くすくすと笑う彼女から目が離せない。
どくんっ……♡ どくんっ……♡
心臓の音がどんどん大きくなっていく。
ドキドキして苦しくて、それでいて心地良い。
そんな背徳的な感覚に支配されて、頭がぼーっとしてきた。
「すんすん……♡ すんすん……♡ んはぁ……♡ すっごい匂い……♡」
カレンさんが鼻先を股間に近づけ、直に肉棒の匂いを嗅ぎ始めた。
ヨーロッパの彫刻のように通った鼻筋が竿の付け根に触れそうなほど接近し、そこから漏れる鼻息が玉袋をくすぐった。
──あぁっ……♡♡ 恥ずかしい……♡♡ 恥ずかしいはずなのに……♡♡ なんで……♡♡
「あなた、すっごくえっちな匂いがするわよ?♡ 私に見られるのがそんなに興奮したの?♡ ……それとも、あなたは誰かに見られるかもしれないところで興奮しちゃう変態マゾだったのかしら?♡」
「ち、ちが……♡♡」
「へぇ?♡」
カレンさんの目が糸のように細くなった。
口元も歪んでいる。
あの顔は僕の知っている顔だ。
僕をいじめる時の顔。
嗜虐心に満ち満ちた笑顔。
これから何をされるのか僕にはわかってしまった。
それでも身体は動かない。
いや、動けないんだ。
蛇に睨まれた蛙みたいに、捕食者を前に動けなくなっている。
怖いわけじゃない。
むしろ逆だ。
期待しているのだ。
いつものように、カレンさんが僕を弄んでくれることを──。
「──それで、あなたはその股間の棒で、どうしようとしていたのかしら?♡ 私にこんな勝負を持ちかけて、ナニを企んでいたのかしら?♡ ねぇ、教えてちょうだい?♡」
「そ、それは……♡♡♡」
「なに?♡ 言えないの?♡」
「うぅ……♡♡」
「ふぅん……♡♡ 言えないんだぁ……♡ 自分が元卓球部であることを隠して、有利な条件で私に挑んできた、なんてねぇ……♡♡♡」
「あっ……♡♡ い、いや……♡♡ それは……っ♡♡♡」
──な、なんで知って……!!
「『それは』?♡ 『それは』なぁに?♡ あなたが卓球部であるという事実を隠していた事に対して、なにか言い逃れできる言い訳でもあるのかしら?♡」
「あっ……♡ あの……♡ その……♡」
「ほら早く答えなさい?♡ それともぉ……私が当ててあげましょうか?♡ あなたの考え……♡」
そう言って、『ふっ♡』と笑った彼女はゆっくりと口を開く。
──あぁ、ダメだ……♡
その先の言葉を聞いたらもう戻れなくなる。
カレンさんという沼から抜け出せなくなってしまう。
──でも、知りたい。
この先の答えを聞きたい。
聞いて自分がどうなってしまうか確かめたい。
そんな矛盾した考えが頭の中を駆け巡った。
「……あなたはね♡ 自分が有利な状況を作っておいて、それでも尚、私に圧倒されて負けたい変態なのよ……♡」
『ビクンッ♡♡♡』と身体が跳ね上がる。
図星だった。
『カレンさんには勝てない♡』と思わせられたかった。
圧倒的な力の差を見せつけられて、完膚なきまでに叩き潰されたかった。
「うっ……くぅ……♡♡♡」
恥ずかしくて恥ずかしくて、悔しくて悔しくてたまらないはずなのに、どうしてだろう。
この気持ちは決して不快なものではないのだ。
むしろ、心地よいとすら思えるほどに……。
「……っっ♡♡」
心臓がバクバクとうるさいくらいに鼓動している。
もう我慢できなかった。
もっと見てほしい。もっと虐めてほしい。
早くペニスを触ってほしい──。
そんな焦燥感が全身を蝕み、僕は無意識に腰を突き出していた。
『へこっ♡ へこぉ……♡』と情けない腰振りを披露しながら、必死におねだりをする。
『早く触ってください♡』と全身で媚びを売る。
カレンさんの瞳に映ったそれはきっと、滑稽に見えたに違いない。
それでもいいと思った。
今はただ、目の前の快楽に溺れていたかった。
しかし、現実とは非情なもので、カレンさんは嘲り笑うだけで、僕にとどめを刺すことなく立ち上がった。
「それじゃあ私は先に部屋に戻ってるわ」
「えっ……?」
予想外の一言に思考がフリーズしてしまった。
ここまでしておいて、僕のことを放置するつもりらしい。
「あら、どうかした? 早くパンツ履かないと風邪ひくわよ?」
「あ、え、えっと……そのっ……♡」
「ふふっ♡」
動揺して言葉に詰まる僕を楽しそうに見つめるカレンさん。
「まだ何かあるの?♡」
「あ、あの……っ」
「はっきり言わないとわからないわ?♡ 私はエスパーじゃないんだから……♡」
「っ……♡♡」
──わかってるくせに……♡ 全部わかってるくせにぃっ……♡
羞恥心が邪魔をして言葉が出てこない。
「さぁ言ってごらんなさい……?♡ あなたはどうしたいのかしら……?♡」
「っ……♡♡♡」
「ほら、ちゃんと言ってみて?♡」
「っ……♡♡♡ さ、さわって……♡♡♡」
「ん〜?♡ どこを?♡」
「お、おち……」
「ん?♡ 聞こえないわよ?♡」
「おち、おちんちんをっ♡♡♡」
「うん?♡ なぁに?♡ もう一度大きな声で言ってもらえるかしら?♡」
「ぼ、ぼくのおちんちんっ!!♡♡♡ いじってほしいですぅっ!!!♡♡♡」
「あらあら……♡ 我慢できなくなっちゃったのね?♡」
「はいっ♡♡♡ おねがいしますっ♡♡♡ おちんちんっ……♡♡♡ いっぱいいじめてくださいぃいっ!!!♡♡♡」
ここがどこかということも忘れ、恥も外聞も捨てて叫んだ。
とにかくイかせてほしかった。
一刻も早く楽になりたかった。
「ふふっ♡」
しかし、今日のカレンさんはどこまでも意地悪だった。
「嫌よ♡ それに誰か来るかもしれないでしょ?♡ こんなところで猿みたいに盛ってる変態夫婦だなんて思われたくないもの♡ ……あなたとは違って♡」
「あっ……♡ あっ……♡」
──そ、そんな……♡ じゃあなんで……♡ なんでこんなこと……♡
「わかったなら早くパンツを履きなさい♡ それともこのまま全裸で部屋に戻るつもり?♡ そんな恥ずかしい格好で廊下を歩くつもりなのかしら?♡」
「うぅぅ……♡♡♡」
──うぅぅ……♡ なんでぇ……♡ なんでいつもみたいに触ってくれないの……♡ なんでぇぇ……♡ こんなの生殺しだよぉ……♡♡
「ほら、どうするの?♡ 早くしないと、私もう行っちゃうわよ?♡」
「っ……♡♡ はい……っ♡」
震える手でなんとか下着を履いていく。
──き、きもちいい……♡♡
布が擦れるたびに腰がビクビク跳ねる。
少しでも気を抜けばすぐに果ててしまいそうだ。
パチンっ♡
ボクサーパンツのすべすべの生地が肉棒を締め付ける。
股間には『くっきり♡』とガチガチに勃起したままのペニスのシルエットが浮かび上がっていた。
その瞬間、僕の様子をじっと伺っていたカレンさんが、妖艶な笑みを浮かべた。
と同時に、止める間もなく伸びてくる。
細くしなやかな指先が、テントを張った股間に触れた。
そのまま指先で、『すりすり♡』と撫で回される。
「んぁっ……♡♡♡」
思わず声が出てしまった。
──やばい……♡ これ……すごい……♡ 気持ちいい……♡
「ふふっ♡ あなたったら本当に変態なんだから……♡ こんな所でフル勃起させて恥ずかしくないの?♡」
すりすりすり……♡♡♡
「あ"っっ♡♡♡ さ、さっき、『いやだ、さわらない』って……♡♡♡」
「……なんのことかしら?♡」
すりすりすり……♡♡♡
「ふぁぁぁっっっ♡♡♡」
襲い掛かってくる快感から、身を捩らせて逃げようとするものの、カレンさんはそれを許さない。
『しっとり♡』と柔らか長身ボディが、僕の貧相な身体を押し潰す。
薄い浴衣越しに感じるカレンさんの女体は温かくて柔らかくて甘い匂いが漂っていて。
そんな極上の肢体に夢中になっていると、僕はいつの間にか壁際まで追い詰められていた。
壁とカレンさんの身体とでサンドイッチされる。
股の間に差し込まれた『すべすべ♡』で僕の胴回りよりも太いカレンさんの『ぶっともも♡』が、僕の内ももを擦り上げる。
極上のシルクのような肌触りと、むっちりとした弾力を併せ持つ肉の柱の感触に、カレンさんの甘い体臭とほんのりかいた汗の匂いとが混じっていき、全身が快楽で蕩けそうだ。
「んぅぅぅ……♡ かれんさん……♡ かれんさん……♡♡♡」
力が抜けて倒れそうになったところで、カレンさんの太ももに受け止められる。
「はぁ……♡ まったくもう……♡」
呆れたような声でそう言いながら、カレンさんは僕を優しく抱きとめてくれた。
──あったかい……♡ いい匂い……♡ 柔らかい……♡ 好き……♡ 大好き……♡ カレンさん……♡
甘えるように彼女に抱きつくと、カレンさんのたわわに実った果実が『むにゅり♡』と潰れた感触が伝わってきた。
鼻から下が深い谷間に包み込まれてしまう。
「ふぁ……♡♡♡」
そしてすぐさま、乳の底で蒸された甘ったるくて濃厚な乳フェロモンが直接鼻腔に殺到し、頭の中はあっという間に桃色に染め上げられてしまった。
まるで脳みそに直接媚薬を流し込まれ、よく馴染むように揉みほぐされているみたいだ。
思考能力が奪われて、気持ちが良いこと以外は何も考えられなくなる。
ただただ快楽だけが脳内を支配していく。
「おっぱいに夢中みたいね……♡」
耳元で囁いたカレンさんの指先が、亀頭を『カリカリ♡』と引っ掻き始めた。
カリカリカリ……♡♡♡
カリカリ……♡♡ カリっ♡
「んふぅぅっっ♡♡♡ んぅぅっっ♡♡♡」
顔面を大きなおっぱいに包み込まれ。
股の間には太ももが差し込まれ。
逃げ場はおろか、身動き一つ取ることができない。
むしろもがけばもがくほど、カレンさんの女体という極上の沼地に飲み込まれてしまう。
カリカリカリ……♡
「どうしたの?♡ そんなに暴れて……♡」
「んぶっっ♡♡♡ はぁっっ♡♡ だめっ♡♡ それっ♡♡ おかしくなっちゃうぅ♡♡♡ ん"っっ♡♡♡」
「ダメ?♡ でもあなたのココは、あなたほど嫌がってないみたいよ?♡ それどころか、むしろ喜んでるみたい……♡ 硬く出っ張ったカリの溝と裏筋が、合流してるこの部分……♡ ココを、爪の先で『カリカリカリ♡』って、引っ掻いてあげたら……♡
」
カリっ♡ カリっ♡ カリっ♡
「んぎぃぃぃっっ♡♡♡ あ"っっっ♡♡♡ やだっ♡♡♡ やだぁぁぁ♡♡♡」
「あら、嫌なの?♡ だったら止めてあげるけど……?♡」
カレンさんの指が『ピタリ♡』と止まった。
つい先程まで『くねくね♡』といやらしく蠢いていた指先が、突然『ピタリ♡』と止まってしまったのだ。
と、なると途端にもどかしくなってしまう。
焦ったさがどんどん膨らんでいく。
「あ"っっっ♡♡♡ えっっっ♡♡♡ な、なんでっっ♡♡♡ なんでぇぇ……♡♡♡」
──もっと……♡ もっとしてほしい……♡♡♡
失われた快楽を求め、腰を『カクカク♡』、手のひらに向かって擦り付けようとするのだが、カレンさんに柔らかく押し潰された身体では自由に動くこともままならない。
「どうしたの?♡ そんな声出して……♡ あなたのお望み通り、指先で『カリカリ♡』するのは止めてあげたわ♡」
甘くて優しい声音。
カレンさんの桜色のリップから吐き出されたそれが、湿った吐息と共に耳の穴の中へと入ってきて、鼓膜を揺らす。
「はぅぁ……♡♡♡」
カレンさんの甘く蕩けるような声は、脳髄の奥の奥で反響し、『ジーン♡』と痺れるような余韻を残していった。
それはやがて全身を駆け巡り、身体中の性感帯を内側から犯されてしまう。
──あぁ……♡♡ もうむりぃ……♡♡ はやくイきたいぃ……♡♡ おちんぽこしゅってほしいぃ……♡♡
焦らされて、我慢させられて、限界寸前だった。
硬く張り詰めた肉棒は、布地の下で『びくんっ♡ びくんっ♡』と跳ね回り。
先端から『とろとろ♡』とあふれ出した我慢汁が、パンツに『ぐっしょり♡』と大きなシミを作り出していた。
「──シコシコしてほしいの?♡」
我が子に語りかける母のような優しい口調。
同時に、カレンさんのしなやかな指先がペニスの裏筋をなぞっていく。
その瞬間、『ゾワゾワっ♡』と背筋を這い上がるような快感が駆け抜けた。
「あっっ♡♡♡ さ、さわって♡♡♡ 握って♡♡♡ 扱いてぇぇぇ♡♡♡」
「どこを?♡」
「ぼ、ぼくのおちんちんですぅぅっっっ♡♡♡」
「ふふっ♡」
す〜り……♡ す〜り……♡
だがしかし、妖艶に笑うだけのカレンさんの手のひらは。
僕の昂った欲望の塊を包み込み、思いっきり上下に扱いてくれることはなかった。
「ダメよ……♡」
その代わり……♡
裏筋をなぞる指先も止まらない。
指を器用に操るカレンさんは、飽くまで優しく。
肉棒の根元から先端に向かってゆっくりと。
時間をかけてねっとりと。
薄い布越しの竿の表面に、程よい弾力を持った指の腹を滑らせるように撫で上げていくだけ。
「あ"っっ……♡♡♡ あ"あ"っっ♡♡♡ あぁ……♡♡♡」
ただそれだけなのに、カレンさんの指先が紡ぎ出す微弱な快楽が、ひと擦りごと、甘い毒となって全身に広がっていく。
カリカリカリ……♡
すりすりすり……♡
それはゆっくりと。
だが確実に。
腰の奥、睾丸の底から僕の性欲の元を引き摺り出していく。
股間は酷い有様になっていた。
カリカリ……♡♡
すりすり……♡♡
くちゅっ♡ くちゅっ♡
「はぁっっ♡♡♡ ひぁっっ♡♡♡ んぅっっ♡♡♡」
「クスっ♡ 指の先がぬっるぬる……♡ あなたのパンツの中はどうなってるのかしらね?♡」
「さ、さきっぽぉ……♡♡♡ さきっぽばっかり……♡♡♡ だめぇ……♡♡♡」
「先っちょがどうかしたの?♡」
「そこばっかいじめないでぇ……♡♡♡」
「だから根元から先に向かって、優しく撫でてあげてるじゃない♡」
「ビキビキに浮き出た血管の上を……♡ すりすり……♡ くにくに……♡ 指の腹でマッサージするみたいに……♡」
「んひぃぃっ♡♡♡」
「それとも、こうやって……♡ 裏筋をぉ……♡ じっくり……♡ しつこく……♡ 丁寧に……♡ 何度も何度も、擦られる方が好きかしら?♡」
「んにゃぁぁぁっっっ♡♡♡」
「それともやっぱり、こうしてぇ……♡ 爪の先で……『かりかりかり♡』って亀頭をいじめられる方がいいのかしらぁ……?♡」
「ん"あ"あ"ぁぁぁぁ♡♡♡ らめっっ♡♡♡ らめぇ……♡♡♡」
「もちろんカリの溝も忘れてないわよ?♡ 『ぷりっぷり♡』に出っ張ったいやらしい肉のエラ……♡ あなたの感じやすい弱点のそこを……♡ 指の腹で……♡ ぴぃぃ〜ん……♡ って掬い上げて、弾いてあげる♡ ほら、ぴぃぃ〜ん……♡ ぴぃぃ〜ん……♡ 」
「やめっっっ♡♡♡ あ"あ"あ"ぁぁぁ♡♡♡ しょれやらぁぁぁぁ♡♡♡」
「ふふふっ♡ すっごい声♡ ちょっとうるさいから、おっぱいの中に完全に埋めてあげる……♡ 好きでしょ?♡ こういうのも……♡」
「あ"っっ♡♡♡ ん"っっ♡♡♡ んぶっっ♡♡♡」
むぎゅぅぅぅぅぅぅ♡♡♡
僕は再び乳肉の海に溺れてしまう。
ずぷぷぷぷ……♡♡♡
顔面に纏わり付いてくる柔肌に、あっという間に飲み込まれてしまった僕は、そのままカレンさんの胸の中へと引き摺り込まれていく。
ずぷぷぷぷぅぅぅ……♡♡♡
「ほらほらぁ……♡ 早く抜け出さないと、おっぱいの中に封印されちゃうわよ……?♡」
しかし、顔面を『しっとり♡』と包み込む柔らかな肉の圧力からは逃れられない。
視界いっぱいの乳肉の海で、助けを求めて必死にもかくが、それらは全てカレンさんのおっぱいに揉み潰されるだけ。
やがて、呼吸困難に陥った僕が酸素を求めて大きく口を開けるものの、口の周りに張り付いた柔らかすぎる乳肌がそれを許さない。
スライムのように口元を覆い、口を開ければ柔肉がぬめりこんでくる。
「ん"っっ♡♡♡ ん"っっ♡♡♡」
息苦しさから逃れようと、顔を左右に振れば、顔中に吸い付くようなもち肌が『ぷるんっ♡ ぷるんっ♡』と僕のことを嘲笑う。
結局口での呼吸を諦めて、鼻から息を吸い込めば、流れ込んでくるのは甘ったるくて濃厚な雌の香り。
カレンさんの乳で発生したむせ返るような乳肉フェロモンによって、快楽神経を鷲掴みにされてしまう。
ずっぷぅぅぅぅぅ……♡♡♡
とうとう、僕の顔面は完全におっぱいの中に飲み込まれると同時に、カレンさんの片腕で後頭部をホールドされてしまい、身動きが取れなくなってしまった。
──やばい……♡♡ もうだめかも……♡♡
柔らかい肌触りと甘い匂いに包まれながら、そんなことを考え始めた時、耳元にそっと囁かれた。
「──そろそろイキたい?♡」
ゾクゾクゾクっ♡♡♡
その一言だけで、全身が痺れ上がった。
『ビクッ♡』と腰が跳ね上がり、尿道口からあふれて出す我慢汁が止まらない。
──やっと握って扱いてもらえる♡♡♡ やっと思いっきり気持ちよくしてもらえる♡♡♡
そんな期待を胸に、僕は肯定の意を伝えようと──。
──あ、あれ……? ど、どうやって伝えれば……♡
そう、僕は今、全身をカレンさんによって完璧に拘束されており、ピクリとも動けない。
そんな僕に許されたことと言えば鼻からの呼吸のみで、カレンさんに対するコミュニケーションの手段を持たないのだ。
「──イキたくないのかな?♡」
しかし、そんな僕の意思とは裏腹に、肉棒の愛撫は止まらなかった。
カレンさんの指先は淫らに蠢き続け、『すりすりすり♡』と、ペニスの表面を撫で回す。
「ん"ん"ん"っっっ♡♡♡」
「『ん』じゃわかんないわよ……♡」
微弱な快楽の蓄積は、耐え難い快感となって腰の奥から熱い何かを押し上げてくる。
それを推しはかるように、カレンさんの指先は、肉棒の根元から先っちょに向かって。
竿の裏側をゆっくり、ゆっくりと行ったり来たり。
「……クスっ♡ 早くどうして欲しいか教えてくれないと……♡ のぼってきちゃうわよ?♡ …………ザーメン♡」
「ん"っっっ!!!♡♡♡」
その時僕は確信した。
カレンさんはわざとやっているのだと。
僕を気持ちよくしてイカせる気はないのだと。
「ほぉら……♡ す〜り……♡ す〜り……♡ あっつぅいのが、タマタマの底からのぼってきちゃう……♡ ほんとはおちんぽ握り締められて、ゴシゴシ扱いてもらって、『どっぴゅん♡』したいのにねぇ……♡ 指先一本で『すりすり♡』『クニクニ♡』……♡ 緩くてよわぁい刺激なのに、腰の奥がじんわり温かくなって……♡ お腹の奥が切なくなってくる……♡」
そしてカレンさんは指先でパンツ越しの肉棒を『すりすり♡』と優しく撫でるだけ。
決して激しく扱いてくれない、指で摘んですらくれないのだ。
絶頂寸前なのにイケない状態が続き、頭の中はもう真っ白。
そこへさらに追い打ちをかけるかのように耳元で囁くカレンさん。
甘くて『しっとり♡』としたウィスパーボイスが、頭の中を『ねっとり♡』とかき混ぜる。
「ほぉら……♡ どんどんのぼってきたわよぉ?♡ ゆっくり、ゆっくりと……♡ タマタマの奥から……♡ とぷん……♡ とぷんっ……♡ お外に飛び出したくてたまんない、あなたのワガママザーメンが……♡ 『でたいよぉ♡ でたいよぉ♡ 早くコキコキしてよぉ♡ ぴゅっぴゅさせてよぉ♡』って、おねだりしてるのが、指の腹に伝わってくるわ……♡ 尿道の中でぐつぐつ……♡ ぐつぐつ……♡ マグマみたいに湧き立って……♡ それを指の先で、すりすり〜…♡ すりすり〜……♡ ってされると、精子が暴れ出しちゃうわねぇ……♡」
「ん"ん"ん"っっっ♡♡♡」
ビクンっ♡♡ ビクビクっ♡♡
頭がおかしくなりそうな快感に苛まれながらも、僕は精一杯腰を突き上げたつもりだった。
しかし実際のところ、カレンさんに抑え込まれた状態では腰を動かすことは叶わず、胸の中でくぐもった呻き声をあげながら、無様に痙攣することしか出来なかった。
「あらあら……♡ 腰をふって自分からお手々に擦り付けようとしたのね?♡ でも残念でした♡ あなたはもう自分の意思で動くことすらできないわ♡ おっぱいで呼吸も管理され、身動きも私に支配されたあなたにできるのは、ただ私の指の気持ちよさをおちんぽで感じることだけ♡ こうやって指を曲げて、裏筋に指を這わせるとぉ……♡ ぴくんっ♡ ぴくんっ♡ あはは♡ 乗せただけで感じちゃってるじゃない♡ 良かったわねぇ、私があなたの妻で♡ あなたの変態マゾ性癖、拗らせてくれるような優しい女性があなたを選んでくれて♡ もし他の女に捕まってたら、今頃あなたの人生終わっていたかもしれないわね♡ でも私はそんなことしないわ♡ だってあなたを愛してるもの♡ あなたの情けないところも全部愛してあげる♡ だから……安心して堕ちなさい?♡」
くちゅ……♡♡♡ くちゅっ……♡♡♡
再びゆっくりと指先が動き始めた。
根元から上に向かって。
肉棒の表面を滑る指先が、尿道の中で暴れる精液を催促する。
まるで精巣の中まで見透かされているような感覚。
亀頭の先端に到達した指がカリ首の縁に沿ってぐるりと一周すると、それだけで背筋が震え。
今度はそのまま下へ下へと降りていき、睾丸の裏へ回った指が、爪の先を使ってシワとシワの間をくすぐっていく。
そして再び上へ登ってくると、今度はカリ首を通り過ぎた指先が、亀頭の表面を何度も何度も磨くように往復していく。
「ん"っっっ♡♡♡ ん"っっっ♡♡♡ ん"ぶっっっ♡♡♡」
そうして、最後はまた根元から先端に向かって、精液の催促をされてしまえば、パンパンに膨らんだ亀頭の先端から『ぷぴゅっ♡』と先走り汁がほとばしる。
「もうこのあたりかしら……?♡」
妖しく囁いたカレンさんの指先が、裏筋とカリ首の合流地点を『かりかりっ♡』と引っ掻き始めた。
「ん"っっっ♡♡♡♡♡」
「ふふっ♡ ここが気持ちいいんでしょ……?♡」
カレンさんの囁き声が耳を犯す。
かりかり……♡♡♡
こりっこりっ……♡♡♡
すりすりすり……♡♡♡
人差し指の第一関節より先の部分だけで執拗に責められ続ける裏の筋。
燻った性欲が、ゆっくりと精液を押し出していく。
「ゆっくりと溜め込んだ精液が、尿道の中を『ごりごりごり♡』って上がってくるの……♡ マゾだからこそ、体感することのできるマゾ射精♡ 女の子の指先一本で情け無く『びゅるるる♡』って吐き出しちゃう惨めな敗北ザーメン……♡ ほら、もうすぐそこまで来てるわよ……♡ あなたは私に敵わない♡ 私の身体に敵わない♡ 私の指先にすら敵わない……♡」
「ん"ん"ん"ん"ん"っっっ♡♡♡」
「好き……♡ あなたぁ……♡ 好きよ♡ あなたのこと大好き……♡ 愛してる……♡ だから……ね?♡ ……イけ♡」
どぷっ♡ どぷっ♡ とぷとぷとぷぅ……♡
びくんっっ♡♡♡
とぷん……♡ とろとろとろぉ……♡♡♡
「ん"っっっ♡♡♡ ん"っっっ♡♡♡」
「ほぉら♡ 出してる間も、ゆ〜〜っくり……♡ さすってあげる……♡ さわさわ♡ すりすり♡ とろとろ甘出しお射精が止まらないように……♡ 気持ちよすぎて頭おかしくなりそうなのが止まらないように……♡ 耳元でも囁いてあげる♡ 好き……って♡ あなた、これ好きでしょぉ?♡ 好き……♡ 好き……♡ 好き……♡ すぅき……♡」
とぷんっ……♡ とぷっ♡ とぷっ♡ とぷっ♡
とろぉ……♡ とくとくとく……♡
「ん"っっっ♡♡♡ ん"っっっ♡♡♡」
「あ〜ほらほら♡ 気持ちいいわねぇ……♡ ぷるっぷるの半固形の精液が、ゆぅ〜っくりと尿道を擦り上げながらお外に出ていくのは……♡ こんな極上のお漏らしお射精味わっちゃったら……♡ 癖になっちゃうわねぇ、愛する妻の指の先で、情け無くお漏らしさせられるのが♡ 耳元で『好き好き♡』囁かれてザーメン『どぷどぷ♡』吐き出すのが♡ ……好きよ?♡ あなたぁ……好き♡ 好き♡ 愛してる……♡」
カレンさんの言葉通り今なお続くお漏らし射精によって、腰の奥にある何かも一緒に溶け出しているような気がしていた。
ひと漏れひと漏れ。
愛を囁かれながら精液の煮凝り《にこごり》が尿道を通り抜けて先端からひり出される度に腰が震え、頭の裏の方がチカチカと点滅し、火花が飛び散るような快感が襲ってくる。
思考がままならない。
そんな状態の僕にできることと言えば、ただ身体をビクつかせながら、声にならない声を上げることだけ。
それでもカレンさんの指先は『ゆるゆる♡』と刺激を止めない。
あふれ出した精液を掬い取るように指の関節を折り曲げ、指の腹を竿へと半孤状に押し付けると、そのまま人差し指を滑らせるように上下にスライドさせ始めた。
「ん"ん"ん"ん"ん"♡♡♡」
とぷとぷとぷぅぅ……♡
どぷっ♡ とぷぅ……♡
ペニスの裏側をなぞりながら尿道の中の精液を押し出すように竿を登り詰めてくると、カリ首に指が掛かったところで、ぴたりと止まる。
その状態で小刻みにカリ首と裏筋を上下されてしまえば──。
ぴゅくっ♡ ぴゅっ♡ とぷっ♡ とろぉ……♡♡♡
「ん"ふっっっ♡♡♡ ん"っっっ♡♡♡ ん"ん"っっ♡♡♡」
脳天へと抜けるような快感が、いつまでも終わらない。
カレンさんは、ぐしょぐしょになったパンツの上から、指先で肉棒をこねくり回しているだけ。
「よわよわな刺激で、『とぷとぷ♡』お漏らし止まらないわねぇ……♡ お耳も『好き好き♡』言われて幸せねぇ……♡ はぁ……♡ 好き♡ 好き♡ 好き♡ すぅき……♡ しゅきぃ……♡」
「あっ……♡♡ あぅっ……♡」
「ほーんと弱いんだからぁ……♡ あなたのおちんちんはぁ……♡ 好き……♡ 好きぃ……♡ よわぁいおちんぽ、大好きぃ……♡」
「んんっ♡♡ あぁっ♡♡」
「ほらほら♡ お精子まだまだ出るでしょ?♡ 我慢しなくていいのよ?♡ 私の指先だけで、『ぶりゅっ♡』って情けなく無駄撃ちしちゃえ……♡ マゾ精子タンク空にされちゃえ……♡ ぜぇんぶ、搾り取られちゃえ……♡ 好き……♡ 好き……♡ ぴゅっ♡ ぴゅっ♡ ぴゅー♡ とぷとぷとぷぅ〜♡ びゅるるるるる〜……♡ 好き♡ 好き♡ 好き……♡」
どぷっっ♡♡♡
どくっ♡ どくっ♡ とぷっ♡
とぷとぷとぷぅ……♡♡♡
びくびくっ♡♡ びくんびくんっっ♡♡♡
とくん……♡ とくん……♡
ぷぴゅっ……♡
………
「──さぁて、そろそろいいかしらぁ?♡」
耳元で囁かれる甘い吐息に身体が震える。
僕の身体は、すでに完全に屈服していた。
ようやく僕の身体を解放したカレンさんは、一歩下がると、ぐずぐずになった僕の股間部分を見て微笑んだ。
「あらあら……♡ もうぐっしょり……♡ それじゃあ、射精したのかほんとにお漏らししちゃったのか、わからないわね……♡」
「はぁ……♡ はぁ……♡ うぅ……♡」
「それに……こんなにも雄臭い匂いをプンプンさせてぇ……♡ すぅぅぅぅぅ……♡ んはぁぁぁぁ……♡ あなたのえっちな匂いが鼻の奥にまで染み付いちゃうわぁ……♡」
鼻先を下着越しの股間に押し当てたカレンさんが大きく息を吸い込んだ。
その刺激で肉棒が『ピクリ♡』と震える。
緩い射精を延々と続けさせられた肉棒は、わずかな刺激に対しても反応を示してしまっていた。
それは、カレンさんによってすっかり躾けられてしまっていることを表していて。
全て彼女の狙い通りだったのだろう。
意味深に『ふふっ♡』と短く笑ったカレンさんが、股間に埋めた顔を離し、ゆっくりと立ち上がる。
そのまま僕を……内股になって立っているのもやっとな僕を。
悠々と見下ろし。
ゆっくりと口を開いた。
「ほら、部屋に戻るわよ?♡ 早く服を着なさいな♡」
──こ、こんな状態で……♡
という言葉が出かかった僕の唇を──。
「んむむむっっっ♡♡♡」
強引に唇を押し付けてきたカレンさんによって遮られた。
「んむっっ♡♡ んはっつ♡♡ んちゅっっ♡♡ んふぅぅぅ♡♡♡ はぁぁぁ♡♡♡ ぢゅるっっ♡♡♡ ぢゅっっ♡♡♡ ぢゅぞっ♡♡ ぢゅぞぞっっ♡♡♡ んぢゅっっ♡♡♡ ぢゅっ♡♡♡ ぢゅぱぁ……♡♡♡」
両頬を挟み込まれ、舌をねじ込まれながら、何もかも吸い付くされるようなディープキス。
喉の奥まで差し込まれた肉厚な舌が口腔内を我が物顔で練り歩き。
唾液を纏い窄められた桜色の唇が、精も根も貪り尽くさんと吸い付いてくる。
「じゅるじゅるっっ♡♡♡ ぢゅぽっ♡♡ ぐちゅりぐちゅり♡♡♡ れろぉぉ……♡♡♡ ぬぢゅっ♡ ぢゅぽぉっっ♡♡」
激しい吸引。
強制的に脱力させられる全身。
目の焦点が定まらない僕の頬を、新月のように細められた目で『じっとり♡』と観察するカレンさんの手が滑っていく。
耳をくすぐっていたはずの指先が汗で濡れた髪の毛に通されたかと思うと、ほっぺたを撫で回していたはずの手のひらはいつの間にか耳全体を塞ぐように包み込んでいて。
柔らかくて暖かい手のひらが、カレンさんが奏でる以外の全ての音を遮断する。
「んぢゅぢゅぢゅっっ♡♡♡ ぢゅぽっっ♡♡♡ ぐぽっっ♡♡♡ ぐっぽっっっ♡♡♡ ぢゅぞぞぞぞっっ♡♡♡ ぢゅるっっ♡♡♡ ぢゅぞっ♡♡ ぢゅぱっ♡♡ んぐっ♡ んぐっ♡ んぐっ♡ ぐちゅっ♡♡ ぐちゃっ♡ ぢゅろろろろ♡♡♡」
絡み付いてくる舌の動き。
粘度の高い唾液を纏わり付かせて、口の中全体をねぶり回される。
『くちゅくちゅ♡』というカレンさんの口の音以外何も聞こえない世界で、ただただ一方的に与えられる快楽に、僕は溺れていってしまう。
もがいてももがいても、頭の中に響き渡る下品な水音からは逃れられない。
僕とカレンさんのたった二人の世界に、二人だけの淫靡なBGMが鳴り響く。
そうして、しばらく続いた接吻が解かれる頃には、僕の意識は蕩け切っていた。
二人の間に銀色の橋が掛かる直前に、唇の隙間からぬめり出てきた舌先が僕の薄い唇を『ペロっ♡』と舐めたことで、ようやくキスが終わったのだと理解できた。
「あっ……♡」
ぼんやりと霞んだ視界の中、カレンさんの綺麗な顔が目に入る。
妖艶な笑みを浮かべた彼女は、口元の唾液を手の甲で拭うと、僕に告げた。
「誰かとすれ違ったら、匂いでバレちゃうわね……♡ あなたが、私のものだっていうことが……♡」
「あっ……♡ あぁぁぁ……♡♡♡」
その時初めてわかった。
僕は今まで大きな勘違いをしていたようだ。
僕に降って湧いた幸運によって、カレンさんという"過ぎたるもの"を手に入れたのではない。
カレンさんという僕の理解を超えた存在が、僕という"ごく普通"の人間を手中に収めたにすぎなかったのだ。
その事実を理解した瞬間、頭の中で『じわぁ……♡』っと何かが溶け出したような感覚の後、『じーん♡』と痺れるような多幸感が全身を包み込む。
そして同時に、自分の全てを支配されているかのような感覚に陥った僕は、被虐的な悦びに心が震えてしまう。
──あぁ……♡
そんな僕の様子を察したのだろう。
立ち上がったままこちらを見下ろすカレンさんが、嗜虐的に瞳を細めた。
肉棒は萎えることなく硬く勃起したままだった。
「……今晩は寝かさないわよ?♡」
【終わり】