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「ふぅ......ぶふぅ......フータロー!お待たせぇ!」

巨体を揺すり歩きながら太い腕を振る三玖

「いや、時間通りだ」

「んふぅ......よかったぁ......私歩くの遅いから早めに家出たんだ......」

三玖は肩で息をしている

家から大して距離は無いが今の三玖には重労働だった

「ふうぅ......あっつい......」

三玖は見て分かるほど大量の汗をかいており、ハンカチで拭き取ってもすぐに新たな汗が滲む

腕を下ろすと腕を伝い、指先からポタポタと汗が地面に落ちる

「三玖、ひとまずどこかで休憩しよう、何か飲もうぜ」

「う、うん!」

三玖と風太郎は近くのファミレスに入る

「ごくごくごくごくごくごく......ぶはぁっ!」

「落ち着いたか?」

「ぐげえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっぷっ!!うん、ありがとう」

風太郎はドリンクバーを往復し、三玖に飲み物を運んだ

炭酸を既に7、8杯は飲み干し、盛大にゲップをするとようやく一息ついたようだった

「注文どうする?食べるだろ?」

「た、食べたい......けど......」

ぐぎゅうぅぅぅぅぅぅぅ......

三玖は食べ物を求める腹をさすりながら俯く

「どうした?」

「じ、実は......ニ乃に手伝ってもらって......お、お弁当作ってきたの!」

「弁当?」

「う、うん、だから公園とかで一緒に食べない?」

「分かった、行くか」

「うん!」

風太郎は三玖を席から引っ張り出し、店を後にする

公園に向かう最中、三玖の腹はずっと鳴っていた

「ほら着いたぞ、頑張れ」

「うぶぅ......疲れたぁ......お腹空いたぁぁ......」

ファミレスから我慢していた食欲はもう限界を迎えていた

テーブルのある椅子に座ると三玖は慌てて大量の弁当をテーブルに広げる

「はぁぁぁ......!お、美味しそぉぉ......!じゅるぅっ!」

三玖の口からヨダレが溢れ、今にもかぶりつきそうだった

しかし三玖は自身の手をグッと抑える

「ふ、フータロー......じゅるっ......食べて?」

「大丈夫か?お前も食べたら?」

「さ、最初はフータローに......ふぅぅ......食べて欲しいの......は、早く......」

ぐぎゅうぅぅぅぅぅぅぅぅ......!!

ぐろろろろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ......!!!

三玖の腹の虫はどんどん音量を増し、早く食べ物をよこせと叫びをあげる

「わ、分かった、いただきます」

風太郎は大きな唐揚げを取ると頬張る

「あぁ......」

それを見て三玖も大きな口を開ける

「もぐもぐ......うん、美味い」

「ほ、本当!?」

「本当だ、お前も食えよ」

「う、うん!食べる!いただきます!」

風太郎の感想を貰い、三玖は待望の食事にありつく

「あむぅっ!がつがつがつがつがつ......ぶほぉっ!おいひぃ!はぐっ!あむぅっ!!」

ずっと我慢していたせいか三玖は箸も使わず、両手に食べ物を鷲掴み、口に押し込んでいた

「だ、大丈夫か三玖?」

「んごっ!?んぶっ!?だ、大丈夫!美味しいよぉ!あむっ!」

「いや、味の事じゃなくてだな......」

三玖はもう食べる事しか考えていないらしく、会話が成り立たない

「ぶほぉっ!うんまぁ!幸せぇぇ!」

「まぁ、いいか」

風太郎は取り分けたおかずをつまみながら弁当を貪る三玖を生暖かい目で見守っていた

「ごくごくごくごくごくごく......ぷはぁっ!」

弁当を見事に完食して2Lの抹茶ソーダをラッパ飲みし、ようやく一息ついた様子の三玖

「しっかり食ったな」

「う、うん......ぐげぇぇぇぇぇぇぇっぷっ!!」

盛大にゲップをし、顔を赤らめる三玖

「食べるのギリギリまで我慢したせいかな......物凄く美味しくて......凄く幸せな気持ちになったんだ」

「まぁ、空腹は最高のスパイスとも言うしな」

「今度みんなにも教えてあげようかな......お腹空いたらすぐ食べるんじゃなくて我慢したら凄く美味しいよって」

「はは、いいんじゃないか?」

後日

ぐぎゅううぅぅぅぅぅぅぅ......

ぐろろろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ......

「はぁ!はぁ!お腹空いたぁ......!」

「が、我慢よ......!あぁ美味しそぉぉ......!」

「食べたいぃ......食べたいよぉ......」

「い、五月!ステイ!ステイ!」

「うぐぅ!もう許して下さい!食べさせて下さいぃ!!」

限界まで我慢してから食べるを実践する五つ子

「地獄か、ここは」

全員が大量の料理を目の前によだれを垂らしながら今にも出てしまいそうな手を懸命に抑えている

するとアラームが鳴る

あらかじめ目標時間を設定していたのだ

タイマーを見ると30分に設定されていた

僅か30分の我慢も今の五つ子には決死の思いなのだ

アラームが鳴った途端5人は一斉に料理にかぶり付く

普段とは比にならないスピードで料理を貪っていく

「はぐっ!はぐっ!ぶほぉっ!もっと!もっとぉ!」

「あむぅっ!やっば!美味し過ぎるわ!ぶむぅっ!」

「ごくごくごくごく......ぶはぁっ!幸せぇ......!」

「がつがつがつがつがつ......おぶぅ!い、いくらでも食べられそうだよぉ!がつがつがつがつ......」

「ずぞぞぞぞぉぉぉぉぉ......あむぅっ!はぐっ!がつがつがつがつがつ......うぶおぉぉ......」

いつもよりも多く用意していた料理は瞬く間に無くなっていき、見事完食された

食べ終わると5人の姿はかなりヤバかった

普段から大食いで腹を膨らませている5人だが、今回はいつもの比ではなかった

服はずり上がり、ボタンは飛び、ズボンはずり下がり、スカートのホックは弾け飛び

5人の腹はアドバルーンのようにまん丸に膨らみ、ギチギチに張り詰めていた

「ぐぶっ!ごぶぅっ!ぐ、ぐるじぃ......!」

「こ、こんなに食べたの......ぐぶぅっ!......初めてだわぁ......」

「んぐぅ!や、やっぱりこれ凄いぃ......ごぉぶっ!」

「お、お腹パンパン......!これじゃ廻し巻けなそう......ぶおぉっぷっ!」

「ぶほぉ......!お、お腹いっぱいですぅ......ぶぐぅ!」

呼吸が浅くなり、脂汗を大量にかいている

「う、動けそうか?」

5人は少し身体を揺らすが、首を横に振る

「はぁ......仕方ないな......」

すると風太郎はテーブルの下に潜り込み、5人の腹を順番にさすっていく

「ぶぉ!?ふ、フータロー君!?」

「ふ、フー君!?うぶっ!」

「うごぉ!ふ、フータロー!?」

「う、上杉さん!?おぶぶぅぅ!」

「き、急にそんな!?んぶぅぅ!」

「お前ら食べた後腹さすられるの好きだろ?それにさすった方が消化が早いからすぐ動けるようになるだろ?」

風太郎が腹をさするたびに5人の腹はぎゅるぎゅると音を立て、どんどん食べ物を消化していく

「ぶげぇぇぇぇぇっぷっ!!」

ぶぼぉぉぉぉぉぉ!!

「ぐぇぇぇぇぇぇっぷっ!!」

ぶうぅぅぅぅぅぅ!!

「ごぉぉぉぉぉぉぉっぷっ!!」

ぶびぃぃぃぃぃぃぃ!!

「げぇぇぇぇぇぇぇぇっぷっ!!」

ぶぼぼぼぉぉぉぉぉぉ!!

「ぶげぁぁぁぁぁぁぁっぷっ!!」

ぶぼぉぉぉぉぉぉぉぉ!!

すると5人はゲップをし、ついにはオナラまでしてしまう

恥ずかしいと思いながらも暴飲暴食後のゲップとオナラの気持ちよさに抗うことはできず、ひたすら出し続けるのであった

完

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