バラエティタレント一花 (Pixiv Fanbox)
Content
「さぁ、本日お邪魔するのは秘境中の秘境と言われる温泉宿でーす!」
人気女優、中野一花は年末特番で温泉宿のロケに来ていた
「この温泉では変わった入浴法があるそうですね?」
「はい、早速ご案内致します」
そこには人一人入れるくらいの桶があった
「この温泉は生まれ変わりの湯と言われており、この桶に入って貰って蓋をして入浴して貰います、中で蒸されることでデトックス効果になるのです」
「なるほど!老廃物を出して生まれ変わるということですね!では早速入ってみましょう!」
一花はビキニ姿になり、その抜群のスタイルを見せつける
「では生まれ変わったあなたに幸あらんことを......」
一花の桶に蓋がされる
「うわぁ......凄くあったかいです......気持ちいい......」
一花は暗闇の中、温泉のレポートをしていく
すると一花はどこか異変を感じ始める
「ふぅ......あれ?なんか......熱くなってきてない......?」
お湯の温度がどんどん上がっているように感じる
さらに異変は続く
「んふぅ......あ、あれ?なんか......桶が......狭い......」
一花は桶の中でどんどん身動きが取れなくなっていき、桶のお湯が溢れ出す
「ふぐぅ......ぶぉ!?あ、熱いぃ......」
一花はあまりの熱さと閉塞感に苦しみの声を上げる
「ぶぎぃぃ......も、もう限界ぃ!!うぶほぉぉぉぉぉ!!」
一花は限界を迎え、蓋を弾き飛ばして立ち上がる
するとそこは温泉宿ではなかった
「おっと!一花!熱湯我慢チャレンジ失敗!」
「え?えっ?」
そこはバラエティー番組のスタジオ、周りには芸人やタレントが大勢いた
「お前我慢できへんやないか!」
一花は芸人に頭を叩かれる
「痛っ!?な、何!?」
一花は芸人に詰め寄ろうとすると身体が異様に重いことに気付く
「ぶほっ!?な、何これぇ!?」
一花の身体は全身ぶくぶくに太っていた
ぽっちゃりなんて生ぬるい
とんでもない巨デブになっていたのだ
「という訳でチャレンジ失敗の一花には罰ゲームー!!」
「な、何!?何!?」
一花の目の前でスタッフがバズーカを構える
そして発射すると大量のクリームが一花に直撃する
「ぶべぁぁぁ!?」
一花はあまりの衝撃に倒れ込む
すると周りから笑いが巻き起こる
「バケモンやん!」
「ケーキの精霊の出来損ない」
周りの芸人達が口々に一花をイジる
「ぶぶっ!おぶぅ!」
クリームに溺れる一花を尻目に番組の収録は終了する
「以上でーす!お疲れ様でしたー!」
「おつかれしたー、一花よかったでー」
「ごぼっ......!」
共演者達が各々はける中、一花はクリームで滑りながらどうにか巨体を起こす
「ぶはぁっ!ぶふぅ......ぶふぅ......」
「ほら、一花さん!すぐにシャワー浴びて着替えて下さい、次の現場ですよ!」
「んぇ......?」
一花は訳の分からないままスタジオから連れ出され、クリームを落とす
鏡を見るとその太りきった姿に衝撃を受ける
「こ、これ、私なの......?」
大きく突き出し垂れ下がった腹
ぶよぶよと波打つ爆乳
セルライトが浮かぶ巨尻
極太の手足
そしてパンパンに膨らんだ丸顔にたぷたぷの二重顎
どこを取っても巨デブとしか言いようがなかった
「な、何が起きたの......?」
一花が自身の巨体を見つめている
そして用意されていた私服を手に取るとその私服までも特大サイズに変わっていた
「でっか......」
頭がすっぽり入ってしまう特大ブラジャー
びろびろにゴムが伸びた特大パンティ
まるでカーテンのようなワンピース
大き過ぎると思ったが身に付けてみるとむしろ少しキツイという現実にため息が出る
一花はふとスマホを取ると自身の事を検索した
しかしそこには女優ではなく、バラエティータレントの文字
今まで出たドラマや映画も無くなり、バラエティー番組ばかりが羅列していたのだ
「そ、そんな......」
一花はその現実に絶望の表情を浮かべる
「一花さん、次の現場着きましたよ」
車を降りるとそこはとある飲食店
席に着くと収録が始まり、カンペが出される
「えっと......一花のメガ盛りグルメ珍道中ー!」
それは全国のメガ盛りグルメを食べて周る番組だった
「今日一花に食べてもらうのはこちら!」
すると机いっぱいの巨大なプレートに乗った洋食の盛り合わせだった
「総重量はなんと5.5kg!果たして一花は完食できるのか!」
「こ、こんなの食べられるわけ......」
ぐぎゅううぅぅぅぅぅぅぅ......
「!?」
「さぁ一花のお腹は臨戦体制!スタート!」
「はむっ!あむぅ!がつがつがつがつがつがつがつがつがつ......」
号令がかかると一花は料理にかぶりつく
押し寄せる食欲に大口を開け、鼻息を荒くする
「一花、相変わらずの凄い食べっぷりだ!お味はどうですか?」
「がつがつがつ......んぐっ!ぶはぁっ!お、美味しいですぅ!ぶもぉぉ!」
一花はコメントもそこそこに食べ進め、約30分で完食した
「ご、ご馳走様でしたぁ......うぐっ!?ぶぐげぇぇぇぇぇぇぇぇっぷっ!!?ご、ごめんなさい!」
「一花名物爆音ゲップが出た所でメガ盛りグルメ珍道中また来週!さよならー!」
「カット!ありがとうございましたー!」
カットがかかると現場の撤収が始まる
「一花今日も良かったよ、またよろしくなー」
「は、はい......げぇっぷっ!......お疲れ様でした......」
一花は更に膨れた腹をさすりながら息を切らす
そして立ち上がろうとするが中々腰が上げられない
「ほら一花さん、掴まって」
マネージャーが一花の手を掴み、体重をかける
「んぶおぉぉぉぉ!」
一花は野太い声を上げながらどうにか立ち上がり、店を後にする
そして移動車に乗り込み、次の現場に向かう
「今日の現場はあと2つですねー、まず芸人ローション相撲最強王座決定戦のサプライズ横綱として登場、その後トーク番組でおデブ芸能人大集合の収録ですね、テッペン跨ぐ前には終わると思いますよ」
「そ、そんなに......はぁ......」
一花は自身のあり得ないような現実に深いため息を吐くのであった
「あ、一花だ」
[一花OUT]
[ぶぎぃっ!!?いったぁぁ!!?]
「ホントよくやるわね」
「でも今じゃテレビで見ない日はありませんね」
「凄いよねー」
「あれ......でも一花って何であんな仕事してるんだっけ?」
「スカウトじゃありませんでしたっけ?」
「あんなに太ってるのにスカウトなんてされるの?」
「それもそうだね」
「「「「うーん......」」」」
ニ乃達は一花の現状に違和感があるようだが結局答えには辿り着かなかった
[一花タイキック]
「ち、ちょっと待って!?ぶごぉぉぉ!?痛い痛い痛いぃぃぃ!!?」
一花はこれからもバラエティタレントとして生きていく......
完