街頭インタビューにご用心 (Pixiv Fanbox)
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「フー君まだかしら?」
二乃はスマホで髪を整えながら愛しの風太郎を待っていた
二乃はこの日の為に流行りの服をリサーチし、メイクもしっかり気合いが入っていた
気合い満点の二乃はかなりの美少女でかなり目立っていた
「あの子可愛い〜」
「モデルさんかな?」
「お前声掛けろよ!」
「バカ!ハードル高ぇよ!」
二乃は気付いてないようでしっかり聞こえていた
(ふふん♪これならフー君も私にメロメロね♪)
二乃は自身の完成度に満足しながら風太郎の到着を心待ちにしていた
「あの〜......すみません」
「はい?」
二乃に1人の男が話しかけてきた
「今お時間よろしいですか?」
「何?ナンパ?間に合ってるんだけど?」
二乃は男性をジトッと睨む
「あっ!違います違います!若い女性にインタビューしてて......ダメですかね?」
「あー......」
ニ乃はナンパと勘違いしてしまいバツが悪そうだ
(フー君来るまでならいいか......)
「わかりました、ちょっとだけなら」
「ありがとうございます!ではいくつか質問しますね!」
「はーい」
「お姉さんの体重を教えて下さい」
「た、体重!?ちょっとそれは......」
いきなりデリケートな質問をされ、ニ乃は言い淀む
「やっぱり恥ずかしいですか?」
「当たり前じゃない!」
「そうですか......あっ!なら俺当てて良いですか?」
「だから......」
「うーん......お姉さんの“巨体“だと......」
「は?巨体?」
男はよく分からない事を言う
むくっ......
「んー、100......いや!“200kg“は絶対あるはず!」
男は二乃をそっちのけで考察を進める
「ち、ちょっと......さっきから何言って......」
ぶく......ぶく......ぶくんっ......
「じゃあ......“280kg“!当たりですか?」
「そ、そんなにあるわけな......」
ぶくんっ!ぶくんっ!
ビリッ!ビリィッ!バツンッ!
ビリィィィィィィィ!
ぶくぶくぶくぶくぶくぶくぶくぅぅぅ!
「うぶぉぉぉ!?」
男が解答したその時
二乃の身体は爆発するかのように膨らんだのだ
更にせっかくの服も膨張した身体により、至る所が破けて贅肉がはみ出す
「えー?ホントですか?じゃあ何kgなんですか?」
「な、何kgって......」
ぼにゅんっ!!
「おぶぅっ!?」
シュッとしていた顔が一気に膨れ上がり二重顎が出現する
狼狽えるニ乃は咄嗟に体重を答えようとする
するとニ乃の頭の中に馴染みの無い数字が浮かぶ
「に......273kg......?え?」
二乃は自身の口から出た数字に驚愕する
「ニアピンじゃないですかーw俺スゲーw」
「ち、違!?私は......」
「そんなに太ってたら“呼吸もキツそう"ですね」
「え......ぶふぅ!?ぜひゅう!?ぶふぅぅ!?」
二乃は急に息が詰まる感覚に陥り、必死に酸素を取り込もうと呼吸が荒くなる
「じゃあ質問続けますねー、お姉さんの趣味は?」
「ぶふぅぅ......しゅ、趣味?えっと......お洒落とか......料理とか......」
「ぷっ!あははは!お洒落って!“その格好“で言われても説得力無いですよ!」
「え......?ぶほっ!?な、何これ!?」
ニ乃が視線を落とすとそこにはビリビリに破けていたお洒落な服ではなくパンパンに張り詰めた芋ジャージを着た自身の姿があった
「まぁ、それだけ太ってるとサイズが無いですもんね?でもせめてちゃんとお風呂は入った方がいいですよ?“かなり臭います“から......」
「え......」
すると二乃の身体から大量の汗が噴き出し始める
その大量の汗はあっという間にジャージを変色させ、モワッとした異臭を放ち出す
「く、臭っ!?おぇっ......」
ニ乃は自身の体臭にえづいてしまう
「ぶふぅ......あ、暑いぃ......ベトベトして気持ち悪いぃ......」
ニ乃は袖で汗を拭うがすぐに玉のような汗が浮かんでしまう
「それに料理が趣味ですか......さぞかし“高カロリーなデブ飯“を作るんでしょうね!」
「そ、そんなわけ......」
ぐぎゅううぅぅぅぅぅぅぅ......
「ふぐっ!?」
ニ乃の腹から巨大な空腹音が鳴り始める
「あはは!やっぱりその巨体だと“たくさん食べる“んですね!」
「そ、そんな事......ふぐぉぉぉ......!?」
ニ乃はあまりの空腹に突き出した腹の贅肉を抱える
「そんなにお腹空いてるなら持ってる“それ“食べたらどうです?」
「え......?」
ニ乃は自身の手を見ると覚えの無いビニール袋を持っていた
中身を見ると大量の菓子パンやおにぎり、チキンなどのホットスナックにコーラまで入っていた
「な、なんでこんなものが......じゅるっ......!?」
ニ乃の口の中に唾液が溢れ出し、口の端から漏れ出す
ぐぎゅううぅぅぅぅぅぅぅ......
ぐろろろぉぉぉぉぉぉぉぉぉ......
「はぐっ!あむっ!あむぅっ!んぶふっ!がつがつがつがつがつがつ......」
ニ乃はついに限界を迎え、袋の中の食料を貪り始める
普段の二乃からは考えられない程の大口を開け、口の中に食べ物を詰め込んでいく
「おぼっ!ぶむっ!んんぐっ!」
飲み込むのが間に合わずまん丸の頬をパンパンに膨らませてしまい、慌ててコーラで流し込む
「ゴクゴクゴクゴクゴクゴク......ぶはぁっ!」
2Lのコーラを一気に飲み干し、食べ物を一気に胃に流し込む
「えぶぅ!おぶぅっ!」
二乃は腹の中から湧き上がる圧力にあぷあぷと苦しそうにする
「ぶげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっぷっ!!」
大音量のゲップが響き渡る
「ぶげぇっぷっ!!げぁぁぁっぷっ!!ぶげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっぷっ!!」
流石2L分のコーラの炭酸は半端ではなく、胃が縮むのが分かるほどのガスが口から噴き出す
「うわっ!お姉さんすごっ!びっくり人間の番組出られるんじゃないですか?“ガス“人間みたいな!」
ぐろろろろろぉぉぉぉ......
「うぶっ!?」
ニ乃は急激な腹の張りを感じると巨大な尻をモジモジと揺らし始める
ぶぼおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
ぶびいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!
「ぶぎぃぃぃ!?」
二乃の尻から爆音のオナラが噴き出す
音もさるものながらその臭いも強烈だ
ぶぼおおぉぉぉ!!!
ぶうぅっ!ぶっ!
ぶびぃ!!
「ひぎぃっ!?お、オナラ止まらないぃ!?いやぁぁ!?」
「凄いですねぇ、暴飲暴食でお腹フル稼働してるんですね!」
「げぇっぷっ!ぶふぅ......お、お願い......私の身体......えふぅ......元に戻してぇ......」
ぶうぅっ!
ぶぼおぉぉ!
ニ乃は涙目になりながら男に懇願する
「元に戻す?何言ってるんですか?お姉さんは“元々その身体“でしたよ?」
「ち、違うわよぉ......!」
「じゃあその元の身体?ってどんな身体ですか?」
「だから本当の私は......あれ......」
ニ乃はほんの数分前の自分の事を説明しようとした
しかしまるで頭の中に靄がかかったように思い出す事ができない
頭に浮かぶのは子供の頃から食べることが大好きでお洒落にも無頓着、腸内環境が悪い為放屁が止まらない不潔な巨デブの自分
「な、なんで......?違う......私は......太ってて......ご飯大好きで......うぅ......」
ぶうぅっ!
ぶっ!ぶっ!
ニ乃は汗でギトギトの頭をガシガシと掻く
すると肩には大量のフケが落ちる
「まぁいいですよ、ご協力ありがとうございました!いやぁ助かりましたよ、若い肥満体型の女性対象のインタビューで困っていたので」
「は、はぁ......そうですか......ぶふぅ......」
混乱していた二乃は落ち着きを取り戻し、気怠そうに応対する
「これお礼です、バイキングのタダ券です!」
「ぶほっ!?ば、バイキング!?」
二乃は目の色を変えて券を受け取る
「では俺はこれで!本当にありがとうございました!」
男は二乃の元を去る
「ぶふふ!思わぬ収穫だわぁ!ぶふぅ......お腹パンパンになるまでふぅ......食べまくるわよぉ!」
ぶうぅぅぅぅ!
ニ乃がオナラをしながらニヤニヤと喜んでいると風太郎がようやく到着する
「ニ乃!待ったか?」
「あっ!フーくぅん💕ぶふぅ......遅いわよぉ?ふぅ......お腹空いちゃったわよぉ......んふぅ......罰としてバイキングで料理運びの刑よ!」
「分かった分かった」
「じゃあ行きましょ!ぶふっ......実はさっきインタビュー受けてタダ券貰ったのよぉ......ふごっ......」
「へぇ、どんなインタビューだったんだ?」
「なんかぁ私みたいなおデブちゃんの体重とか......ふぅ......趣味を調べてたんですって」
「へぇ、変わった人もいるんだな」
「ホントよねぇ......ぶふぅ......って、そんな事より早く行きましょ!ぶふぅ......お腹ペコペコぉ......」
「分かったから落ち着け」
「はーい💕」
ぶぼっ!ぶっ!
ぶうぅっ!
ぶぼおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
こうして不潔巨デブとなった二乃はオナラを撒き散らしながら風太郎と共に街へと消えていった
「むぅ......ニ乃とフータローがデート......変な事しないか見張らなきゃ......」
「そこのお姉さん!」
「わ、私......ですか?」
「はい!実は今若い女性を対象にインタビューをしていまして......」
街頭インタビューにご用心
完