嫉妬の被害者 (Pixiv Fanbox)
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「本日の収録以上でーす!お疲れ様でしたー!」
とあるテレビスタジオ
中野一花は新進気鋭の若手女優として忙しい日々を過ごしていた
今ではドラマや映画だけでなくバラエティ番組にも呼ばれるようになり、テレビで見ない日はない程になっていた
順調に思える一花の生活だが成功の裏には嫉妬渦巻くのが芸能界の常
その嫉妬は時に人を残酷にするのだ
「一花さん!お疲れ様でーす!」
「あっ!お疲れ様でーす!」
一花に話しかけてきたのは今売り出し中の若手女優
一花とも共演の機会も多く、オーディションでもヒロインの座を争う事も多い
しかし最近は一花に軍配が上がることが多く、その女優は脇役に回されることが多くなっていた
「これドリンクです!良かったらどうぞ!」
「わー!ありがとうございます!ちょうど喉乾いてたんですよー」
一花はドリンクを受け取り、一気に飲む
その時、彼女が邪悪な笑みを浮かべていることに気づく事なく......
数日後
「ふー、さっぱりしたぁ」
一花はシャワーを浴びて一日の疲れを癒していた
そして体重計に乗ると一花は目を疑った
「ん?あ、あれ!?」
体重計が示した数字は55kg
公式では50kgで公表していたため5kgの増量だった
「嘘!?なんで!?」
一花は慌てて身体に巻いていたタオルを外し、再び体重計に乗る
しかし、体重は変わらず55kgを示していた
「えー......特に太るようなことしてないんだけどなぁ......」
一花には体重が増える心当たりが全く無かった
「とにかく!さっさと体重戻さなきゃ!ランニングとそれから食事制限かな」
一花はすぐさま減量の計画を考える
流石はプロと言ったところだろう
しかし、一花はこれから激太りの人生を歩むことになる
「はぁ!はぁ!はぁ!」
一花はあれから毎日ランニングに勤しみ、食事も野菜中心のヘルシーメニューで過ごしていた
その徹底した生活なら体重もすぐに元に戻る
そう思っていた
一花はランニングを終えて家に帰るとすぐさま脱衣所でジャージを脱ぎ捨てると体重計に乗る
「!?な、なんで!?」
そこに出た数字は62kg
それは一花の予想を大きく裏切る結果だった
減量を始めて一週間
一日1kg増えている計算だ
「どうして痩せないの!?それどころかこんなに太って......」
一花は鏡で自身を観察する
顔は少し角が取れて丸くなり、首も太くなったようだ
胸は一回り大きくなり柔らかさが増したように見える
お腹は下腹がぽっこりと膨らみ、くびれがなだらかになっている
足も太くなっており太ももの隙間が小さくなっている
お尻も幾分か大きくなったようでボリュームが増していた
デブと言うにはまだ細い部類だが女優をする一花にとっては到底看過できない変化だった
「うぅ......これじゃ仕事に影響出ちゃうよ......もっと本格的にダイエットしなきゃ!」
一花は自身を鼓舞し、ダイエットの計画を見直すことにした
「一花ちゃん?ちょっといいかな?」
「は、はい......」
一花は事務所の社長に呼び出されていた
「一花ちゃん、なんで呼ばれたか分かるかな?」
「えっと......その......体型のこと......ですよね?」
一花はバツが悪そうに俯く
すると顎下の肉がムニッと段ができる
「一体どうしたのかな?君らしくないよね?」
社長が問いかけるのも無理はない
一花の身体はもはや誰が見ても完璧なぽっちゃり体型となっていた
ダイエットを始めてから一ヶ月
一花の体重は増加の一途を辿っていた
体重は80kgを超え、身体中が贅肉で膨らみぽよぽよとしていた
「その......ダイエットはちゃんとやっているんですけど......痩せられないんです......」
「一花ちゃん、これ見てみて」
社長はパソコンを一花に見せる
そこには「中野一花激太り!」「中野一花衝撃のデブ化」などの見出しの記事が書かれていた
「うっ......」
一花は世間に太ったことが明るみになったことにショックを受ける
「僕は一花ちゃんを信じてるよ?でも太るのは絶対理由があるはずだからね?生活を見直して体型を元に戻すようにね?」
「は、はい!ありがとうございます」
一花は社長の言葉に気合いを入れる
しかし一花には痩せないどころか太り続ける理由が全く分からないのが現状だった
(と、とにかくご飯をもっと減らして運動量を増やそう!そうだ!ジムに通おう!そうすれば痩せられる......きっと......)
一花はこれからの方針を決めていく
しかしその努力が報われることはなかった......
ドスッドスッドスッドスッ......
「ふぅ......ふぅ......ふぅ......」
とあるジムに重苦しい足音が響く
「ぷっ!めっちゃデブ!」
「超場違いじゃね?」
「あの人毎日来てるのにどんどん太ってるんだよ」
「マジで?意味分かんねーな」
ジムの利用者達の視線の先には全身の贅肉をぶよぶよと揺らし、特大のスポブラにパツパツのスパッツを身につけ、ルームランナーの上を歩いている巨デブ女の姿があった
「ひぃ......ぶふぅ......」
それは更なる激太りを果たした一花であった
ジムに入会してから約半年、インストラクターにも付いてもらい、本格的に減量に挑んだ一花
しかし結果はご覧の有り様、体重の増加を止める事は出来なかった
始めは走れていたルームランナーも今は低速で歩く事しか出来なくなっていた
インストラクターも太り続ける一花に匙を投げ、一花は一人で黙々と減量に励んでいた
「ぶはぁっ......お、終わりぃ......げほっ!......んぶぅ......」
ルームランナーのタイマーが0になり、停止すると一花は手すりにもたれかかり咳をしながら肩で息をする
身体中から大量の汗が噴き出し、肩や頭からは湯気が上がっている
それは一花が本気でやっている証でもあるのだが大量の贅肉がそれを認めない
「んぶぅ......シャワー浴びて......帰ろう......」
一花は巨体を左右に揺らす肥満体特有の歩き方でその場を後にし、備え付けのシャワールームに向かう
汗だくのスポブラとスパッツを贅肉を揺らしながらどうにか脱ぐと汗でテカテカ光る巨体が全容を現す
スポブラで寄せ上げられていた爆乳は重力に逆らえずだるんっと垂れ下がる
若さ故の張りはあるもののぶよぶよと柔らかさが目立ち、急激に大きくなったせいで乳輪は引き伸ばされ、乳首は陥没、立派なデブ乳へと変貌した
スパッツに包まれていた下半身も酷いものだ
お尻はこれでもかと巨大化し、横に後ろに大きく突き出しているため正面からでもお尻の肉が見えてしまう
そしてその巨尻を支える足もかなりの太さになっており、太ももの太さは以前の一花のウエストの太さを優に超え、内股はみっちりとくっついて歩くたびに内股が擦れてしまう
そして膝の上に贅肉がたっぷりと乗っており、長時間立っていると鈍い痛みが走るようになった
ふくらはぎもぼっこりと膨らみ足首が消失、足も大きく浮腫み、靴のサイズまで上がってしまった
二の腕は特大のボンレスハムのように太く丸くなって肘を境目にぶよぶよと贅肉が垂れ下がり、前腕は血管が一切見えない
しなやかだった手はまるでクリームパンのようにふっくらと膨らみ、指もまるでフランクフルトのように太ってしまった
そして物凄い存在感のお腹はデンッと前に突き出し、下腹は太ももを覆い隠してヘソは深い穴になってしまい、呼吸の度に膨らみ萎む
脇腹にも贅肉が溢れて背中にまで侵食し、背中は広く贅肉の段がいくつも形成される
その上の段はまるで乳房のように膨らみ、脇の下まで膨らませているため腕の太さも相まって真っ直ぐ腕を下ろせずにいる
そして顕著な変化を遂げた顔だ
頬も身体同様に前に横に膨らみ、視線を下げると頬の膨らみが見えてしまう
その延長で大きな二重顎が形成され、呼吸のたびにたぷたぷと小刻みに揺れる
首は完全に消失し、エラにうなじも贅肉に埋まってしまった
一花の髪型も相まって顔の肉がかなり目立ってしまっている
目元も肉が付いたため重たげな印象になり、鼻や唇にも肉が付いたらしく、ボリュームが増してしまい完全なデブ顔になってしまった
鏡で見た自身の巨体にげんなりしながら一花はシャワールームに入る
日に日に身体が大きくなるため個室がどんどん狭くなり、今では少し動いただけで壁に身体がぶつかってしまう
一花はボディソープを大量に手に取り、巨体に馴染ませていく
表面はもちろん、贅肉の段にも手を潜り込ませる
しかし急速に太っていくためどんどん手が届かない場所が増え、現在は背中には全く手が届かず、お尻や下半身にもほとんど届かない
「んぶぅ......お肉邪魔ぁ......届かないぃ......」
特に下半身は贅肉が密集しているためかなり蒸れる
そのためかなり臭いがキツく、そして痒い
本当はゴシゴシと洗いたいがシャワーのお湯を勢いよく当てるくらいしか出来なくなった
シャワーを浴び終わるとタオルで身体を拭く
その際ももちろん手が届かないので備え付けの扇風機の前に立ち、風を浴びることで乾かす
そしてロッカーから着替えを取り出す
それはお洒落とは程遠い特大ジャージ
ズボンを履く為に足を通そうとするが足が上がらず中々足が入らない
ドスンッ!ドスンッ!と何度も足を踏み締め、どうにか足を裾に入れる
そして腰を振りながらズボンを上げていく
案の定巨尻で引っかかるためズボンのゴムを目一杯伸ばして巨尻を収納し、下腹も同様にしまう
かなりのサイズのはずだが隙間が全く無い程パンパンに張り詰めてしまう
そしてジャージの上を羽織る
腕もパンパンで息を止めて一気にジッパーを上げる
そして呼吸を再開するとジャージの中で贅肉が元の大きさに膨張する
全身パツパツのジャージ姿はかなり見苦しく、帰り道で道行く人達にジロジロ見られ、陰口を言われるのであった
「んぶぅ......ただいまぁ......ふぅ......」
一花は汗を拭いながら家に入る
「おかえり一花」
「おかえりなさい」
リビングにはニ乃達がいた
一花は彼女達を見て居た堪れなくなってしまう
「ふぅ......じ、じゃあ私もう寝るから......」
「あ、一花!あんたご飯は......」
「ごめん、ふぅ......今日も大丈夫......」
一花は巨体を揺らしながら部屋に入っていく
ニ乃達はそれをただ見送る事しか出来なかった
一花は部屋に入るとベッドに腰掛ける
ギシィ!ギシギシィィ!
ベッドが嫌な音で軋む
「うぅ......なんでぇ......んふ......なんで太るの......?」
一花は大きなお腹に手を置く
ぐぎゅううぅぅぅぅぅぅぅ......
するとお腹の奥から腹の虫が鳴る
太り始めてから一花はまともに食事をしていない
しかも日に日に空腹感が大きくなっているように感じる
一花は鞄からいくつかの錠剤を取り出す
それはダイエットサプリや栄養剤だった
一花の食事はほとんどこれになっていた
一花は錠剤を飲み込むとがぶがぶと水を飲む
そしてそのままベッドに横になり、布団を被る
「うぅ......お腹空いたぁ......お腹空いたよぉ......」
一花はうわ言のように呟きながら眠りにつくのであった
ドスッ......ドスッ......ドスッ......
一花は俯きながら街中をのっそりのっそり歩いていた
目はうつろで生気すら感じられなかった
その理由は事務所の社長の言葉が原因であった
「一花ちゃん、君にはガッカリだよ......」
「え......」
「君ならちゃんと痩せられると信じていたんだけどね......なんだい?その身体は?」
「こ、これは......」
「今何kgあるの?」
「そ、それは......」
「正直に答えなさい」
「......219kgです......」
「はぁ......」
「あ、あの......ごめんなさい......でも私頑張ってダイエットして......」
「言い訳しなくていいよ」
「い、言い訳なんかじゃ!」
「じゃあなんでそんなに太ってるの!どうせ隠れて食べてるんでしょ!」
「!?」
一花は心底腹が立った
何も知らない癖に
しかしそれを訴えたところで説得力など皆無だ
一花の身体中の贅肉が今までの努力を全て否定する
「ぐす......ぐすん......」
一花はぶつけようの無い悔しさから涙が溢れる
「はぁ......では中野一花さん、ここからは大事な話です......あなたを今日付けで契約解除とします」
「ぐす......え......?」
「わかりませんか?君はクビだ、ウチの事務所にデブはいらない」
「あ......あぅ......ひぐっ......」
「もう君に用はないよ、早く出て行きなさい」
「......」
一花は目を擦りながら事務所を後にした
それからどうやって帰ったかは覚えていない
しかし今に帰った時、一花の両手には中身の詰まったビニール袋が握られており、部屋に篭ると袋の中身をぶちまけた
そこには大量の菓子や惣菜の山だった
「はぐっ!あむっ!んぐっ!がつがつがつがつがつがつがつがつがつ......」
一花は一心不乱に食べ物にかぶりつく
約半年ぶりのまともな食事に一花は涙を流しながら食べ物を詰め込んでいく
「んんぶっ!はぐっ!うぁぁぁ......おいしいぃぃ......ひぐっ!おいしいぃよぉぉぉ!!がつがつがつがつがつがつがつがつがつ......」
一花のお腹が目に見えて膨らんでいく
飢餓状態だった一花の胃が活動を始め、お腹からギュルギュルと音が鳴る
一花は事務所をクビになったショックと久しぶりの食事の感動に感情が渋滞を起こす
「おぶっ!もっと......もっと食べるのぉぉぉ!」
一花は買い込んだ食料を食べ終わると携帯を取り出し、出前を頼みまくる
そしてしばらくして大量のデリバリーが届く
ピザにラーメンに丼ものに寿司
一花はヨダレを垂らしながら貪り食う
もう我慢しなくていい
絶望から生まれた僥倖が一花の枷を外す
「ぶほっ!うんまっ!食べるの幸せぇぇ......」
一花は意識を失うまで食べ続けるのであった
「んぐんぐんぐ......あむぅ......」
あれから一花は家に引き篭もり、ひたすら食っちゃ寝を繰り返していた
テレビを見ているとワイドショーで一花の話題が出てきた
「女優中野一花電撃引退」
その見出しから一花の遍歴が流れる
デビュー当時のスリムな姿から短期間でぶくぶく太っていく様子
コメンテーター達は「甘え」「ストレス」「病気」など様々な見解を述べていた
「あはは、私にもわかりませーん......はむぅ......がつがつがつがつがつがつ......」
一花はテレビにツッコミを入れると残っている食べ物を口に詰め込む
「んぶぅ......ごくごくごくごくごくごくごくごく......ぶはぁっ!うっぷっ!ごぶぅ!ぶげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっぷっ!!」
一花は2Lのコーラをラッパ飲みで一気に飲み干し、盛大にゲップをする
「げえぇぇっぷっ!!ぶふぅ......スッキリしたぁ......」
一花は口の中の油っぽさをコーラで流し込むのが癖になり、食べた物の臭いが入り混じるゲップをするのが好きになってしまっていた
「うぶぅ......トイレぇ......」
一花はトイレに行くためベッドから降りようと全身を揺らしながら向きを変える
そしてどうにか足を下ろすと前のめりになりながら巨大な尻を持ち上げる
「うぐぉぉ!ぜぇっぜぇっ!こ、腰痛ぁぁ......」
一花は腰に鈍い痛みが走り、痛みの部分をポンポンと叩くが贅肉が分厚いため筋や骨に全く衝撃が届かない
ドスンッ......ドスンッ......
立ち上がるとよく分かるが一花の身体は更なる増量を果たしていた
我慢していた食欲が解放された結果、今までとは比べ物にならない速度で太ってしまった
全身が大きく膨らみ、その柔らかさから全体が大きく垂れ下がってしまっている
特に大きなお腹は膝どころか脛まで覆い隠し、もう少しで床に付いてしまいそうだ
そのため一歩歩くだけでも勢いをつけて足を上げないといけなくなり、部屋から出るだけでも数分かかってしまう
「お、重いぃ......!ぜ、全然進まないよぉ......!」
一花は垂れたお腹の肉を抱えながら足を前に出す
しかし巨体はだぶんっだぶんっと揺れるばかりでほとんど進まない
「ぶはぁっ!うぐぅ!ぜぇっぜぇっ!」
ほんの数歩で一花は疲労困憊になり、心臓が破裂しそうになる
「あぁぁダメぇぇ......」
じょおおぉぉぉぉぉぉ......
一花の股から大量の液体が溢れ出す
じょおおぉぉぉぉぉぉ......
しょわわわぁぁぁぁぁぁ......
「うぁぁぁ......やだぁぁぁ......おしっこ止まらないよぉぉ......」
一花は尿意が限界を迎え、お漏らしをしてしまった
床に尿だまりができ、アンモニア臭のする湯気が立ち上る
すると尿だまりに足が取られ、一花はバランスを崩す
「わっ!?あっ!?きゃああ!?」
ズドォォォォォォォンッッ!!!
一花は盛大に尿だまりに尻餅をつき、尿が飛び散る
「ふ......ひぐっ......ぐすんっ......うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
一花はまるで子供のように泣き叫ぶのであった
程なくして一花は一人では歩けなくなった
歩くには杖や歩行器が必要となり、トイレや風呂は妹達が交代で介護することになった
普段妹達が学校に行っている間は気軽にトイレには行けないため特大のオムツを履いている
これで一花は食べながらでも用を足す事ができる
「ぶげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっぷっ!!!ごぶぅ......お腹いっぱぁい......」
いつものように暴飲暴食をし終えると一花はトロンとした表情になる
血糖値が上がり眠気に襲われるのだ
「ふあぁぁぁ......眠ぅ......」
一花はそのまま目を閉じる
眠りに入る瞬間、一花は夢を見た
スリムでしなやかな身体
芸能界で華々しい活躍をするかつての自分の姿を
どうして太ってしまったのだろう
これからどうなるのだろう
一花は薄れゆく意識の中で考えながら目からは一筋の涙が流れていた
「ぐごぉぉぉぉぉぉぉぉ!!ぶがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ぶりぶりぶりぶりぶり!!!!
ぶぼおおぉぉぉ!!!
巨大なイビキと排泄音が響き渡った......
完