リクエスト【38.5kg→220.0kg】普通の魔法使いは吸血鬼の肉豚になる (Pixiv Fanbox)
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リクエスト作品です
幻想郷の空が不吉なまでに紅く染め上げられていたその日。異変の元凶を叩くべく、普通の魔法使いである霧雨魔理沙は、愛用の箒に跨り猛スピードで紅魔館へと乗り込んでいった。
星屑を散りばめたような美しい金糸の髪を風になびかせ、黒を基調としたエプロンドレスに身を包んだ彼女の姿は、空を駆ける一筋の流星のようだった。
魔法の森での過酷な生活と、日々欠かさない魔法の鍛錬によって作り上げられた彼女の体躯は、小柄でありながらも非常に引き締まっている。重力など存在しないかのように軽やかに宙を舞うその身体には、余分な脂肪など指先ほどもついていない。ふわりと翻るスカートの下から覗く足は、カモシカのようにしなやかで細く、きゅっと引き締まった足首からは若々しい生命力が溢れている。エプロンの紐で結ばれたウエストは両手で掴めそうなほどに細くくびれており、その胸元もまた、少女らしいささやかな膨らみを主張するのみの、無駄を極限まで削ぎ落とした華奢で健康的な肉体であった。
しかし、彼女の自信に満ちた快進撃は、館の最奥にて待ち構えていた主、吸血鬼レミリア・スカーレットの前に脆くも崩れ去ることになる。
圧倒的、あまりにも絶対的な力と速度の差。自慢の魔法の弾幕もすべて軽々と躱され、魔理沙は冷たい石造りの床へと無惨に叩きつけられた。
「あぐっ……! くそっ、まだ……まだ終わってないのぜ……っ!」
全身を打ち据えられ、箒を手放して床に這いつくばりながらも、魔理沙は決して屈服の意志を見せなかった。土埃に汚れ、息を荒げながらも鋭い眼光で吸血鬼を睨みつける。
その強気で生意気な瞳と、折れてしまいそうなほど華奢な身体のアンバランスさに、レミリアは嗜虐心をひどく刺激された。
「面白い人間ね。そのちっぽけな身体で、私に噛み付こうだなんて。……ふふっ、気に入ったわ。殺してしまうのは惜しいわね。貴女、私のモノにしてあげる」
玉座からゆっくりと歩み寄り、レミリアは倒れ伏す魔理沙の顎を冷たい指先で持ち上げた。
魔理沙のような自由奔放な魔法使いを屈服させ、自らの愛玩動物として手元に置きたい。そのためには、二度と空を飛ぼうなどと考えられないように、そして二度と自分に刃向かうことができないように、この身軽で忌々しいほどに健康的な身体を根本から作り変えて『無力化』する必要があった。
「な、なにをする気だ……っ! 離せっ!」
「いいことを教えてあげるわ。鳥の羽根を毟るよりも、もっと残酷で甘い快楽があるのよ。貴女のその軽やかな身体に、たっぷりと重い鎖をつけてあげる」
レミリアの赤い瞳が妖しく光り、その指先からどす黒い魔力が魔理沙の身体へと注ぎ込まれていく。
「あぁっ……!? なんだこれ、身体の中が、熱く……っ!」
ビクンッ、と魔理沙の細い背中が弓なりに反る。レミリアが魔理沙の身体に直接刻み込んだのは、吸血鬼の強大な魔力を用いた二つの恐ろしい魔法だった。
一つは『食欲を無限に暴走させる魔法』。満腹中枢を破壊し、常に飢餓感と甘美な食への渇望を脳に直接送り込み続ける呪い。
もう一つは『摂取したカロリーの吸収効率を極限まで引き上げる魔法』。口にした食べ物の栄養素を一切の無駄なく、すべて濃厚な脂肪へと変換し、肉体へ強制的に定着させる呪いである。
「ひぐっ、あぁああっ……!」
魔法を刻み込まれた魔理沙の華奢な身体が、熱に浮かされたように小刻みに震え始めた。すでに彼女の胃袋は空の器のように悲鳴を上げ、脳髄は未だかつて経験したことのない異常なまでの食欲に支配されようとしていた。
「さあ、まずは歓迎のディナーと洒落込みましょうか。貴女のその可愛らしくて細いお腹に、入り切らないほどのご馳走を詰め込んであげるわ。二度と箒に乗れないくらい、醜く立派な身体になるまでね」
悪魔のような微笑みを見下ろしながら、魔理沙の意識は抗いようのない暴力的な空腹感によって甘く白く塗り潰されていった。
これが、普通の魔法使いであった霧雨魔理沙が、紅魔館の奥深くでただひたすらに肥え太り続けるだけの肉豚へと堕ちていく、甘く恐ろしい日々の幕開けであった。
身長:145.0cm / 体重:38.5kg
BMI:18.3(普通体重)
B:72 (Aカップ) / W:55 / H:75
紅魔館の一室に軟禁されてから、およそ一ヶ月。魔理沙の身体は、すでに魔法使いとしての身軽さを致命的なまでに失い始めていた。
朝の光が差し込む豪奢な部屋に、暴力的なまでに甘ったるい匂いが充満する。銀のワゴンに乗せられて運ばれてきたのは、何枚も重ねられた特大のパンケーキだった。その上には、滝のように滴るメイプルシロップと、拳ほどもある黄金色のバターがどっさりと乗っている。さらにサイドには、脂がたっぷりと乗った極厚のベーコンと、生クリームをふんだんに使ったポタージュスープが添えられていた。
(ダメだ……こんなに高カロリーなものばかり朝から食べたら、本当にただの豚になっちまう……)
頭の片隅では、魔法使いとしての理性が懸命に警鐘を鳴らしていた。しかし、レミリアに刻まれた魔法は、そんな僅かな抵抗を容赦なく蹂躙する。バターと糖分の焦げる匂いを嗅いだだけで、魔理沙の口内にはじゅわりと大量の唾液が溢れ出し、胃袋が痙攣するほどに食べ物を求めて暴れ出したのだ。
「あぐっ、はむっ……んんっ、あまぁい……っ。お肉、じゅわって……っ」
両手でフォークとナイフを握りしめ、魔理沙は我先にとパンケーキの山とベーコンに食らいついた。バターとシロップがたっぷりと染み込んだ生地が口の中でとろけ、脳髄を痺れさせるような快感が背筋を突き抜けていく。
(食べちゃダメなのに……抗えないのぜ……。美味しい……口に入れるたびに、頭が真っ白になって……とまらないっ)
カロリーを極限まで吸収する魔法により、咀嚼し飲み込んだ食べ物は瞬時に彼女の血肉となり、甘く柔らかな脂肪へと変換されていく。無我夢中で貪るたびに、かつては平らだった下腹部がぽってりと押し出され、服の生地を内側からむっちりと圧迫し始めていた。
皿まで舐め回すように完食し、ふう、と熱い息をついた魔理沙は、ベッドから立ち上がって姿見の前に立った。日課として、いつもの黒いエプロンドレスに着替えようとした時のことだ。
背中に手を回し、白いエプロンの紐を蝶結びにしようとする。しかし。
(……嘘だろ? 紐が、届かないのぜ……)
背中に回した指先が、虚しく空を切る。何度思い切り息を吸い込んでお腹を凹ませようとしても、ぽよんと前方に膨らんだ柔らかい下腹部の肉が邪魔をして、紐の長さが圧倒的に足りないのだ。
鏡に映る自分を見て、魔理沙は絶句した。頬にはふっくらとした肉がつき、あごのラインは丸みを帯びている。何より、胸元は生地がはち切れんばかりに膨張し、自慢だったウエストのくびれは完全に消滅して、代わりにだらしない脂肪の浮き輪ができあがりつつあった。
「あら、随分と窮屈そうですね」
「う、うるさいのぜ! ちょっとこのエプロンの布が縮んだだけだ!」
「布が縮んだのではなく、貴女のお肉が立派に膨らんだのだと思いますわよ。ほら、お腹周りなんてこんなにはち切れそうに……」
「さ、触るなっ! ひゃんっ……!」
背後から音もなく現れた銀髪のメイド長が、エプロンの隙間から覗く魔理沙の柔らかい脇腹の肉を、冷たい指先でぷにりと摘み上げた。
「随分と柔らかくて、いい手触りになりましたね。お嬢様もお喜びになりますわ」
「くそぉ……なんでこんなに、常にお腹が空くんだぜ……。魔法のせいだって、わかってるのに……」
「それは魔理沙さんが、立派なペットになるための順調な成長過程だからですよ。さあ、こちらが新しいお洋服です」
メイド長が腕にかけて差し出したのは、魔理沙のいつもの服に似ているが、胸元が大きく開き、ウエスト周りの布地がゆったりと作られた、明らかに二回りほどサイズの大きいドレスだった。
「こんな胸元がスースーする服、恥ずかしくて着られるか!」
「では、この後のおやつにお持ちする予定だった『特製チョコレートパフェ・生クリーム増し増し』は破棄するしかありませんね」
「あっ……! ま、待つのぜ! 着る、着るから……パフェ、持ってきてくれ……」
「ふふ、素直でよろしいですわ。では、お着替えを手伝いましょうか」
「自分、で……できるのぜ……っ」
「そんなにお腹やお胸がつっかえていては、背中のファスナーも上がらないでしょう?」
「うぅ……太ってなんか、ないのぜ……ただ、ちょっと最近食べすぎてるだけで……」
「現実逃避はおやめなさい。ほら、バンザイをして」
「……んぅっ」
素直に腕を上げ、新しいドレスに袖を通す。豊かな肉付きに合わせて作られた布地が、魔理沙の膨らんだ胸を下から淫靡に持ち上げ、ぽっこりと出たお腹の丸いラインをいやらしく強調した。
「胸の成長も著しいですね。前の服では、息も苦しかったのでは?」
「……最近、ちょっと息苦しかったのは認めるぜ……でも、こんなの……」
「これからは、お肉の成長に合わせてどんどん新しいものをご用意しますからね」
「こんなの、ただの飼い豚じゃないか……っ。でも、パフェ、早く……」
「ええ、すぐにお持ちしますわ。たっぷり味わってくださいな」
メイド長が一礼して部屋を出て行くと、魔理沙は猛烈な自己嫌悪に襲われた。
(このままじゃ、本当にただ太っていくだけのペットになっちまう。運動して、少しでもカロリーを消費しないと……!)
部屋の隅に立てかけてあった愛用の箒を手に取り、魔理沙は意を決してまたがった。窓を開け放ち、空へ飛び出そうと魔力を込める。
勢いよく床を蹴り上げた。しかし、ふわりと浮き上がったのはほんの数十センチだけだった。
「えっ……? う、わぁっ!?」
かつては風のように空を舞っていた身体が、まるで鉛の重りをつけられたかのように重い。肥満化による重量増加に風の魔法が耐えきれず、バランスを崩した魔理沙は、そのままドスンと絨毯の上に尻餅をついてしまった。
「い、痛ぁ……重い、私の身体、こんなに重くなってるのか……っ」
たった一度飛び上がろうとしただけなのに、ぜぇぜぇと激しく息が上がり、はち切れそうな胸の谷間と、ぽってりとしたお腹の下にじんわりと熱い汗が滲む。
なんとか立ち上がろうと太ももに力を入れると、隙間を失った内股の肉同士がむっちりと擦れ合い、卑猥な水音を立てた。
たったこれだけ動いただけで極度の疲労に襲われ、それと同時に、消費したわずかなカロリーをすぐにでも埋め合わせるように、再び狂おしいほどの空腹感が魔理沙の脳髄を支配し始めていた。
身長:145.0cm / 体重:51.5kg(前月比 +13.0kg)
BMI:24.5(普通体重・肥満予備軍)
B:85 (Dカップ) / W:68 / H:88
あれからさらにひと月が経過した。紅魔館の奥深く、魔理沙を幽閉している部屋には、今日も暴力的なまでの高カロリーな匂いが充満していた。
目の前の大きなテーブルに並べられているのは、黄金色に輝く特大のチーズ入りメンチカツの山、何層にも重なったミートソースとベシャメルソースがとろけるラザニア、そしてマヨネーズと茹で卵がたっぷりと練り込まれた、ボウルいっぱいのポテトサラダである。どれもこれも、一口食べるだけで莫大なカロリーを摂取してしまう恐ろしい料理ばかりだ。
(ダメだ……こんな油の塊みたいなものばかり食べてたら、今度こそ取り返しがつかなくなる……っ。魔法使いとしての、私がいなくなっちまう……)
魔理沙は震える手でフォークを握りしめ、必死に湧き上がる食欲を抑え込もうとしていた。頭の中では、これ以上太ってはいけないという理性が懸命に叫んでいる。しかし、メンチカツから溢れ出す肉汁と、焦げたチーズの香ばしい匂いが鼻腔をくすぐると、理性の堤防はいともたやすく、あっけなく決壊した。
極限まで高められた魔法の呪いは、胃袋を狂おしいほどに痙攣させ、食べ物を求めて暴れさせる。口内には飲み込めないほどの唾液がじゅわりと溢れ出し、もはや考えることすら苦痛になっていった。
「あむっ、はむっ……んんっ、じゅわって油が……美味しい、たまらないのぜ……っ!」
結局、魔理沙は犬のように皿に顔を近づけ、手や口の周りをギトギトに汚しながら料理を貪り始めた。フォークを使うことすらもどかしくなり、素手でメンチカツを掴むと、大きな口を開けてかぶりつく。サクッという衣の音と共に、濃厚なチーズと肉汁が口いっぱいに広がり、魔理沙は蕩けたような熱い吐息を漏らした。
食べてはいけないという罪悪感すら、極限まで高められた魔法の前では極上のスパイスでしかない。咀嚼し、飲み込むたびに、その暴力的なカロリーは瞬時に彼女の血肉となり、分厚い脂肪へと変換されていく。お腹が満たされていく感覚が、脳髄を痺れさせるような快感となって全身を駆け巡った。
すっかり空になった皿やボウルを見て、魔理沙は「ふう」と熱い息を吐きながら、もたれかかっていた豪奢なアンティークチェアから立ち上がろうとした。
「……んしょっ。あれ……?」
立ち上がれない。いや、正確には『抜け出せない』のだ。
以前はゆったりと座れていたはずの肘掛け椅子の隙間に、魔理沙の豊満に膨れ上がったお尻と太ももの肉が、みっちりと挟まり込んでしまっていた。
(嘘だろ……。私のお尻、この椅子にはまっちまうほど、デカくなってるのか……っ!?)
両手で肘掛けを押し、無理やり身体を引き抜こうと力を込める。しかし、むっちりとした太もものお肉が窮屈そうにひしゃげ、木製の肘掛けに押し潰されていやらしい水音を立てた。じわりと掻いた汗が肌と椅子を吸着させ、身動きをとるたびに「きゅむっ、むちっ」と卑猥な音が部屋に響く。
ズボッ、という情けない音と共にどうにか椅子から抜け出した時には、魔理沙は息も絶え絶えになっていた。自分の巨大化した身体、とりわけ恐ろしく横幅を増した下半身を突きつけられ、絶望的な溜め息を吐いた。
今の彼女の身体は、すでに「ぽっちゃり」という言葉では到底誤魔化しきれない領域に達していた。
重力に従って豊満に垂れ下がる巨大な乳房は、息をするたびにブルンブルンと淫靡に揺れ動き、その重みで肩がこるほどに成長している。かつて平らだったお腹は、今や浮き輪のように分厚い脂肪の層となって腰回りを覆い尽くし、下腹部の肉は重力に負けて前方に大きくせり出していた。少し動くだけで、隙間を完全に失った内股の肉同士が擦れ合い、ねっとりとした汗が胸の谷間やお腹のシワに滲んでいる。顔周りにもたっぷりと肉がつき、うつむけば立派な二重顎ができていた。
(運動だ。今度こそ、腹筋でもして脂肪を燃やさないと、本当に動けなくなるのぜ……!)
魔理沙は猛烈な焦燥感に駆られ、床の絨毯の上に仰向けに寝転がった。ドスン、という重たい音が響き、全身の脂肪が波打つように揺れる。
膝を立て、頭の後ろで手を組み、上体を起こそうと腹筋に力を込める。
「んんんーっ! ……っ、ふぅっ、はぁっ……!」
しかし、頭を数センチ持ち上げただけで、首の後ろについた分厚い肉が邪魔をする。何より、巨大な水風船のように丸々と膨らんだ自分自身の太鼓腹が重りのようになり、背中を床に縫い付けてしまうのだ。仰向けになったことで、巨大な両胸が首元にのしかかり、呼吸すら苦しい。
一回すら上体を起こすことができず、ただ手足をバタバタと藻掻くだけで、魔理沙は滝のような汗を流し、ぜぇぜぇと息を荒げた。
「あらあら、また床で無様な格好を晒しているのね。豚が泥遊びでもしているのかしら?」
パタパタとコウモリの羽を揺らしながら、レミリアが心底楽しそうに覗き込んでいた。その背後には、新しい衣服を抱えた咲夜が控えている。
「レ、レミリア……っ! はぁっ、はぁっ、笑うな……運動、してるんだぜ……っ」
「その巨大な水風船みたいなお腹で? 起き上がることすらできていないじゃない」
「う、うるさいのぜっ! ちょっと、肉が……つっかえてるだけで……」
「現実を見なさいな。貴女のその立派な太ももとお尻、さっきもその椅子から抜け出せなくなっていたでしょう?」
「み、見てたのか……っ!? 悪趣味だぜ……っ」
「当然よ、私の可愛いペットの成長記録だもの。順調に丸々と太ってくれて、ご主人様は嬉しいわ」
「ペットじゃないのぜ……っ! くそっ、なんでこんなにすぐ太るんだよ……!」
「それは貴女が、与えられた餌を喜んで貪っているからよ。ほら、咲夜。新しい服を」
「はい。こちら、今の魔理沙様の立派なプロポーションに合わせた、特注のベビードールでございます」
「な、なんだよこれっ! 下着みたいに薄いし、お腹のところなんて、ただ布が広がってるだけじゃないか!」
「ええ。今の貴女のそのはち切れそうなお腹と、巨大な胸を収めるには、これくらい布を節約しないと入らないのよ」
「胸元もスカスカだし、丈も短すぎるのぜ! こんな破廉恥な服、絶対に……っ」
「あら、着ないの? せっかく、この後のおやつに『特大のチーズインハンバーグ・特製デミグラスソース掛け』と、練乳をたっぷりかけた『ホールサイズのイチゴタルト』を用意していたのに」
「あっ……ハンバーグ……タルト……っ」
「ジュージューと音を立てる肉汁たっぷりのハンバーグ……着替えないなら、全部捨ててしまうしかないわね」
「ま、待つのぜ……っ!」
「どうするの? 着るの? 着ないの?」
「……着る。着るから……早く、お肉と甘いものを食べさせてくれ……っ!」
「ふふっ、本当に食欲には逆らえないのね。いい子よ、魔理沙。咲夜、着替えを手伝ってあげて」
「かしこまりました。さあ魔理沙様、バンザイをしてくださいな。ああ、腕のお肉も随分と柔らかくなりましたね」
「うぅ……触るなっ、自分で着るのぜ……っ」
「無理をなさらないでください。その大きなお腹では、足元すら見えていないでしょう?」
食欲という快楽の前に、羞恥心すら容易く打ち砕かれる。
魔理沙は涙目で悔しげに顔を歪めながらも、メイド長の手を借りて、薄く透けるようなベビードールに身を包んだ。たっぷりとあしらわれた布地ですら、前にせり出した彼女の太鼓腹を隠すことはできず、むしろその肉感的な丸みと、張り裂けんばかりの巨大な胸の谷間をいやらしく強調していた。歩くたびに布地の擦れる音と、肉が揺れる音が重なり合う。
自らの醜態に頬を真っ赤に染めながらも、魔理沙の視線はすでに、部屋に運び込まれてくる巨大なハンバーグの肉汁に釘付けになっていた。
身長:145.0cm / 体重:65.5kg(前月比 +14.0kg)
BMI:31.2(肥満度2)
B:98 (Gカップ) / W:82 / H:102
あれからさらに季節が移ろい、魔理沙を閉じ込めている紅魔館の豪奢な部屋には、今日も暴力的なまでの高カロリーな匂いが濃密に満ちていた。
目の前の巨大な銀盆に乗せられているのは、豚の丸焼きと見紛うほどに巨大な特大のローストポークだ。表面には蜂蜜とマスタードがたっぷりと塗られてテリヤキ状に輝き、ナイフを入れる前から濃厚な肉汁が滴り落ちて銀盆に水たまりを作っている。その横には、バターで黄金色に染まり上がったガーリックライスが山のように盛られ、さらに濃厚なチーズソースが海のように並々と注がれていた。
(ダメだ……こんな巨大な肉の塊、まるごと一人で食べるなんて異常だ。これ以上脂肪を溜め込んだら、私、本当に人間じゃなくなっちまう……っ)
魔理沙は、分厚い肉に埋もれて短くなってしまった自分の指先を見つめながら、必死に理性を繋ぎ止めようとしていた。頭の片隅では、これ以上のカロリー摂取は魔法使いとしての自分を完全に殺してしまうと警鐘を鳴らしている。
しかし、ローストポークから立ち昇る暴力的なまでに香ばしい脂の匂いと、焦げたチーズの香りが鼻腔を貫くと、脳髄が激しくショートした。
極限まで高められた魔法の呪縛が、胃袋を「早く寄越せ」と狂おしく痙攣させる。口内には飲み込めないほどの唾液がダムの決壊のように溢れ出し、もはや『食べない』という選択肢は彼女の思考から完全に消え去っていた。
「あむっ、はぐっ……んちゅ……っ、美味しい……お肉、あまぁい……っ!」
結局、魔理沙はナイフやフォークを使うことすら忘れ、両手で巨大な肉の塊を掴むと、猛獣のように直接かぶりついた。
ジュワァッ!と弾けた熱い肉汁が顔や首筋をギトギトに汚し、濃厚なチーズとバターの風味が舌をどろどろに溶かしていく。もはや味わうというよりも、ただひたすらにカロリーを胃袋へと詰め込むための単純作業だ。食べてはいけないという微かな罪悪感すら、脳髄を痺れさせるような圧倒的な快感の波に完全に呑み込まれ、最高のスパイスへと成り果てていた。
咀嚼し、飲み込むたびに、その規格外の莫大なカロリーは極限の吸収魔法によって瞬時に血肉となり、細胞の隅々まで行き渡り、さらなる分厚く甘い脂肪へと変換されていく。お腹の底から湧き上がる満腹感と熱感が、下腹部の奥をきゅぅんと疼かせた。
無我夢中で食べ進めていた魔理沙だったが、ふとした拍子に、肉の塊からポロリと大きな一切れが床の絨毯へとこぼれ落ちてしまった。
「あっ、もったいないのぜ……」
魔理沙はそれを拾おうと、椅子に座ったまま前かがみになろうとした。
「……んぐっ? あれ……っ?」
手が届かない。それどころか、上体を前に倒すことすらできないのだ。
魔理沙は首回りに何重にもついた分厚い脂肪の襟巻きに阻まれながらも、どうにか首を傾げ、視線を下へと向けた。そして、自分がなぜ前屈みになれないのかという、あまりにも残酷な事実に気がついてしまった。
魔理沙の視界には、自分の足首も、つま先も、そして床すらも映っていなかった。
ただひたすらに、巨大なバランスボールのようにせり出した『自分自身の白く巨大な太鼓腹』だけが、視界のすべてを塞いでいたのだ。
限界まで膨れ上がった下腹部の肉が、丸太のように太くなった両太ももの上にどっしりと乗りかかり、前へ曲がるための関節のスペースを完全に潰してしまっている。さらに、はち切れんばかりに成長した巨大な両胸が、その太鼓腹の上にのしかかるように鎮座しており、腕を前に伸ばそうとしても、自分自身の分厚い肉の壁に阻まれてしまうのだった。
(嘘だろ……私、自分のお腹が邪魔で、床に落ちたお肉すら拾えないほど……デカくなってるのか……っ!?)
今の魔理沙の身体は、異様としか言いようのない、ぶよぶよとした巨大な肉塊へと成り果てていた。
重力に負けてでろんと垂れ下がる巨大な乳房は、息をするたびにドプン、ドプンと重苦しい音を立てて揺れ、乳輪は極限まで引き伸ばされている。顔の輪郭は完全に丸く埋もれ、かつての面影はどこにもない。椅子に座りきれない太ももは左右にだらしなくはみ出し、皮膚は内側からパンパンに引き伸ばされて、艶やかな光沢を放っている。
「うそだ、うそだ……こんなの、魔法使いじゃない……ただの動けない肉ダルマじゃないか……っ!」
絶望と焦燥感に急き立てられるように、魔理沙は椅子から立ち上がろうとした。
「んしょっ……う、ぐぐっ……!」
太ももとお尻の肉が座面に張り付き、剥がれるたびに「べちっ、むちっ」と卑猥な音を立てる。ドスンッ、ドスンッと重たい足音を立てて立ち上がっただけで、呼吸は乱れ、全身からじわりと汗が吹き出した。
(運動だ。今度こそ、絶対に運動して脂肪を燃やさないと……このままじゃ、歩くことすらできなくなるのぜ……っ!)
魔理沙は足を肩幅に開き、スクワットをしようと試みた。
「んんんーっ……! いっち、にっ……!」
気合いを入れて膝を曲げ、腰を落とそうとした。しかし、その行為は今の彼女の常軌を逸した超重量にはあまりにも無謀すぎた。
「あっ……!?」
腰を数センチ落とした瞬間。みっちりと隙間なく密着した太ももの内側の肉同士が押し潰されて「ぶちちちっ!」と悲鳴を上げ、巨大すぎる上半身の重みがすべて、貧弱な膝関節に容赦なくのしかかった。
ミシッ、と嫌な音が鳴りかけた直後、両膝が完全に崩れ落ちた。
「ひゃああっ!?」
ドッスゥゥゥゥンッ!!!
まるで小型の隕石が墜落したかのような地響きが部屋中を震わせた。
自らの重みに耐えきれず、魔理沙は無様に仰向けに倒れ込んでしまったのだ。床に叩きつけられた衝撃で全身の分厚い脂肪が大波のようにブルンブルンと揺れ動き、はち切れそうな胸が顔をビンタするように撥ね回る。
「い、いづぅ……っ。はぁっ、はぁっ、お、重い……っ」
たった一度膝を曲げようとしただけなのに、滝のような汗が全身から吹き出し、心臓が破裂しそうなほど激しく脈打っていた。仰向けに倒れたことで、背中の肉が絨毯にべったりと押し潰され、身動き一つとることができない。自分の力では寝返りすら打てない、亀がひっくり返ったような、あまりにも情けなく無様な姿だった。
「あらあら。紅魔館の床を抜けさせる気かしら?」
パタパタと優雅な羽音を立てて、レミリアが楽しそうに宙から舞い降りてきた。その後ろには、大きな布切れを持ったメイド長の咲夜が恭しく控えている。
「レ、レミリア……っ! はぁっ、はぁっ、笑うな……私、今、運動を……っ」
「運動? 床に転がって巨大な脂身を揺らして、豚の真似事をしているだけに見えたけれど?」
「う、うるさいのぜ……っ! ちょっとバランスを崩しただけだっ!」
「強がるのは勝手だけれど、その重すぎる身体では、もう自力で起き上がることすらできないんじゃないの?」
「そ、そんなことないのぜ……っ! んんんーっ!!」
魔理沙は手足をバタつかせ、必死に身体を捩ろうとした。しかし、あまりにも分厚く重たい肉の鎧が、彼女のすべての動きを完全に封じ込めてしまう。むちっ、たぷんっ、と脂肪が波打つ卑猥な水音が響くだけで、身体は一ミリも起き上がらなかった。
「はぁっ、はぁっ……くそっ……どうして……っ」
「ほら見なさい。貴女はもう、私の用意した餌を食べて太るだけの、立派な肉の塊なのよ」
「ちがうっ……私は、普通の魔法使いだぜ……っ!」
「いいえ、ただの巨大な肉豚よ。咲夜、今の魔理沙に相応しい新しい服を着せてあげなさい」
「かしこまりました。魔理沙様、こちらが新しいお召し物です」
咲夜が広げたのは、信じられないほど面積の少ない、セパレートタイプの衣装だった。胸の先端だけを辛うじて隠す小さな布切れと、下腹部のさらに下、股間だけを覆う紐のようなボトムス。アラビアの踊り子のようなデザインだが、布の面積があまりにも少なすぎる。
「な、なんだよこれ……っ!? ほとんど裸じゃないか!」
「ええ。今の魔理沙様の巨大なお腹を覆える布地は、もう紅魔館のどこにもありませんから。いっそ、お腹を完全に出していただくデザインにいたしました」
「ふざけるなっ! こんなの、私のでっぷり太ったお腹が丸見えじゃないか……恥ずかしくて着られるわけないのぜっ!」
「あら、着ないの? 残念だわ。せっかく、この後のおやつに『特大チョコレートフォンデュの噴水』と、『マシュマロとパウンドケーキの山』を用意していたのに」
「あっ……チョコ……っ、パウンド、ケーキ……っ」
「温かくて甘いチョコレートの海……食べたかったでしょう? でも、着替えないなら、咲夜に全部捨てさせるわ」
「ま、待つんだぜ……っ!」
「どうするの? 着る? 着ない?」
「うぅ……っ。……着る。着るから、捨てないでくれ……っ!」
「ふふっ、本当に卑しいペット。素直で可愛いわ。咲夜、着せてあげて」
「はい。さあ魔理沙様、バンザイしてください。……ああ、腕もこんなに太く、お肉がみっちりと詰まって……動かすのも一苦労ですね」
「触るなっ……うぅっ……」
食欲という絶対的な快楽の前に、魔理沙のプライドはまたしても無惨にへし折られた。
寝転がったまま咲夜に着替えさせられた魔理沙の姿は、あまりにも淫靡で滑稽だった。
小さな布切れから零れ落ちる巨大な乳房、そして何より、一切の布に隠されることなく、ドーム状に大きくせり出した白く柔らかい太鼓腹が、部屋の明かりに照らされて艶かしく光っている。息をするたびに、その巨大な腹の肉がぶるん、ぶるんと震え、醜くも圧倒的な肉感を誇示していた。
自らのあまりにも太り果てた姿に羞恥の涙を浮かべながらも、魔理沙の口からは、これから運ばれてくるであろう甘いチョコレートの匂いを想像し、だらしなく涎が垂れ落ちていた。
身長:145.0cm / 体重:92.5kg(前月比 +27.0kg)
BMI:44.0(高度肥満)
B:120 (Jカップ) / W:105 / H:125
あれからさらに数ヶ月という重い月日が流れ、紅魔館の奥深くに設えられた豪奢な一室は、もはや彼女の生活空間ではなく、巨大な肉塊を管理するための『飼育部屋』へと完全に姿を変えていた。
部屋の中央に鎮座しているのは、鋼鉄のフレームで特別に補強された特注のキングサイズベッドである。その上で、魔理沙は仰向けのまま、ぜぇぜぇと豚のような荒い息を吐いていた。
部屋中に充満しているのは、息が詰まるほどの暴力的なカロリーの匂いと、彼女の巨大な身体から発せられるむわっとした熱気だ。ベッドの脇に設えられた巨大なワゴンには、洗面器ほどもある巨大な銀のボウルが置かれ、その中には大量の生クリームとバターで作られたマカロニグラタンが、並々と注ぎ込まれている。表面には極太のソーセージが何十本も沈み、分厚いチーズの層がグツグツと暴力的な音を立てていた。さらにその横には、マヨネーズがたっぷりと絡められたタルタルソースの海に溺れる、山盛りのチキン南蛮がそびえ立っている。
(ダメだ……こんな油と炭水化物の塊みたいなものばかり食べてたら、私、本当にベッドから一歩も動けない、ただの肉袋になっちまう……っ。魔法使いとしての誇りどころか、人間の形すら保てない……)
魔理沙は、自らの首を絞めるような分厚い三重顎の奥で、必死に理性の声に耳を傾けようとしていた。頭の片隅では、これ以上のカロリー摂取は完全な敗北と、生物としての堕落を意味すると激しく警告している。
しかし、グラタンから立ち昇る焦げたチーズとバターの狂おしいほどの匂いが鼻腔を貫き、チキン南蛮の甘酢の香りが脳を揺さぶると、すでに常人の何倍にも肥大化した胃袋が「早く寄越せ」と激しく痙攣を始めた。極限まで高められた魔法の呪縛が、彼女の脳髄を直接焼き切り、残された僅かな思考力を真っ白に塗り潰していく。口内には飲み込めないほどの唾液がダムの決壊のように溢れ出し、もはや『食べない』という選択肢は彼女の宇宙から完全に消滅していた。
「あむっ……はぐっ、んちゅ……っ、美味しい……っ! チーズ、とろとろで……お肉の脂が、あまぁい……っ!」
ベッドの脇に立つメイド長の咲夜が、大きな木べらのような特注のスプーンでグラタンを掬い上げ、魔理沙の口へと次々に流し込んでいく。
ジュワァッ!と弾けた熱いチーズと肉汁が口の周りをギトギトに汚し、濃厚なホワイトソースが舌をどろどろに溶かしていく。もはや味わうというよりも、ただひたすらにカロリーという名の快楽を胃袋へと詰め込むための単純作業だ。食べてはいけないという微かな罪悪感すら、脳髄を痺れさせるような圧倒的な快感の波に完全に呑み込まれ、最高のスパイスへと成り果てていた。
咀嚼し、嚥下するたびに、その規格外の莫大なカロリーは極限の吸収魔法によって瞬時に血肉となり、細胞の隅々まで行き渡り、さらなる分厚く甘い脂肪へと変換されていく。お腹の底から湧き上がる極上の満腹感と熱感が、下腹部の奥をきゅぅんと疼かせ、魔理沙はだらしなく目を細めた。
ふと、魔理沙の頬にべったりとタルタルソースの塊がこぼれ落ちた。
「んん……冷たいのぜ」
魔理沙はそれを拭い取ろうと、あるいは自分で食べ物を口に運ぼうという微かな自尊心から、自らの腕を持ち上げようとした。
「……んぐっ? あれ……っ? 手が……」
魔理沙は、丸太のように太くなった自分の腕を必死に持ち上げようと力を込めた。しかし、手が顔に届かないのだ。
魔理沙は脂肪に埋もれた目を丸くして顔を歪め、自分の身体がどうなってしまったのかという、あまりにも残酷な現実に気がついてしまった。
魔理沙の腕は、もはや肩から手首まで関節の境目がわからないほどに分厚い脂肪に覆い尽くされ、パンパンに膨れ上がった肉の筒と化していた。そして何より、仰向けになった彼女の胸元には、限界まで膨張した『巨大な乳房の山』が左右にそびえ立ち、その下には天井に届かんばかりにドーム状にせり出した『白く巨大な太鼓腹』が絶対的な質量を持って鎮座している。
腕を曲げて手先を口元へ持っていこうとしても、分厚い二の腕の肉が巨大化した自分自身の胸の側面にぶつかり、さらには前腕が腹の肉の壁に阻まれてしまい、指先がピロピロと空中で空を掻くだけで、頬にすら全く届かないのだ。
(嘘だろ……私、自分のお肉が邪魔で……自分の顔に触れることすら、できなくなってるのか……っ!?)
今の魔理沙の身体は、異様としか言いようのない、ぶよぶよとした巨大な肉の丘陵へと成り果てていた。
重力に押し潰されて横にでろんと流れ出した乳房は、息をするたびにドプン、ドプンと重苦しい水音を立てて揺れる。顔の輪郭は完全に丸く埋もれ、首の境目すらなくなり、かつての面影はどこにもない。ベッドの横幅を完全に占領するほどに広がった太ももとお尻の肉は、皮膚が内側から張り裂けんばかりに引き伸ばされて、照明を反射して艶やかな光沢を放っている。手足は肉の塊からちょこんと生えた飾りのように短く見えた。
「うそだ、うそだ……こんなの、人間じゃない……ただの動けない肉の山じゃないか……っ!」
絶望と焦燥感に急き立てられるように、魔理沙はどうにかして身体を動かそうと藻掻いた。
(運動だ。今度こそ、絶対に運動して脂肪を燃やさないと……私、一生このベッドから起き上がれなくなる……誰かに世話されなきゃ生きていけない身体になっちまうのぜ……っ!)
魔理沙は仰向けのまま、せめて寝返りを打とうと全身の筋肉に力を込めた。
「んんんーっ……! いっち、にっ……!」
気合いを入れて、重心を横へずらそうと腰を捩ろうとする。しかし、その行為は今の彼女の常軌を逸した超重量にはあまりにも無謀すぎた。
「あっ……ぐ、ぐぐっ……!?」
腰をひねろうとした瞬間、みっちりと隙間なく密着した背中とお尻の広大な面積の肉が、シーツにべったりと吸い付き、「ぶちちちっ!」と鈍い音を立てて沈み込んだ。巨大すぎる上半身と太鼓腹の重みがすべてベッドの中心にのしかかり、圧倒的な重力が彼女をシーツに縫い付けて離さない。
手足をジタバタと藻掻くが、宙を泳ぐ短い手足の先が虚しく空を切るだけで、巨大な胴体は一ミリたりとも傾かなかった。
みちっ、たぷんっ、ぶるんっ!!!
無理に動こうとした反動で、全身の分厚い脂肪が大波のように揺れ動き、はち切れそうな胸や腹の肉が互いにぶつかり合って卑猥な水音を立てた。
「はぁっ、はぁっ、お、重い……っ。動かない……っ」
たった一度寝返りを打とうとしただけなのに、滝のような汗が全身の肉の深いシワから吹き出し、心臓が破裂しそうなほど激しく脈打っていた。仰向けのまま完全に身動きが取れない姿は、ひっくり返った亀よりもさらに絶望的で、あまりにも情けなく無様な姿だった。
「あらあら。ベッドの上で巨大なスライムが蠢いているのかと思ったわ」
パタパタと優雅な羽音を立てて、レミリアが心底楽しそうな笑顔を浮かべて宙から舞い降りてきた。
「う、うるさいのぜ……っ! はぁっ……はぁっ……今、寝返りを……」
「寝返り? ただ醜い脂肪の波を揺らして、特注ベッドのバネを軋ませているだけじゃない。無様ね」
「そ、そんなこと……っ! 私だって、まだ……本気を出してないだけで……」
「まだ強がるの? 自分の手で口に食べ物を運ぶことすらできなくなった、ただの巨大な肉袋のくせに」
「ちがうっ! これは、ちょっと腕の肉が……つっかえてるだけで……っ!」
「往生際が悪いわね。咲夜、残りのチキン南蛮も、この卑しい豚の口に放り込んであげなさい」
「かしこまりました。さあ魔理沙様、大きくお口を開けて……はい、あーん」
「んぐっ、あぐっ……! んんっ……おいひい……っ」
「ふふっ、滑稽ね。もう自分がどれほど醜く太り果て、一人では生きていけない身体になったか自覚しなさい。……咲夜、あれを」
「はい。魔理沙様、こちらが本日のお着替えでございます」
「なっ……なんだよこれ!? 服じゃない、ただの長い赤いリボンじゃないか!」
咲夜が恭しく手にしたのは、上質なシルクで編まれた、一本の極太の赤いリボンだった。
「ええ。もはや魔理沙様の規格外のお体を覆える布は、この紅魔館のどこを探しても存在しませんので。こちらのシルクのリボンを、お体中に巻き付けさせていただきます」
「ふざけるなっ! こんなの全裸と同じだぜ! 私のだらしないお肉が……丸見えじゃないか!」
「あら、嫌なの? せっかく、この後に特注の『五段重ねのウェディングケーキ・生クリームの海添え』を用意していたのに」
「あっ……ケーキ……生クリーム……っ」
「甘くて冷たい大量のイチゴと、とろけるような濃厚なクリーム……食べたかったでしょう? でも、リボンを巻かれないなら、咲夜に全部捨てさせるわ」
「ま、待つんだぜ……っ! 捨てるのだけは……やめてくれ……っ」
「どうするの? 大人しくリボンを巻かれてケーキを貪る? それとも、ここで一生動けないまま餓死する?」
「うぅ……っ。……巻く。リボン、巻くから……ケーキ、食べさせてくれぇ……っ!」
食欲という絶対的な快楽の前に、魔理沙の魔法使いとしての誇りは完全に粉砕された。
身動きの取れない仰向けの体勢のまま、咲夜の魔法と手作業によって何重にも赤いリボンを巻き付けられた魔理沙の姿は、あまりにも淫靡で残酷な見世物だった。
細く赤いリボンが、彼女の巨大すぎる乳房の谷間や、はち切れそうな太鼓腹、極太の太ももに容赦なく深く食い込み、リボンの隙間から真っ白で分厚い脂肪がムチムチと醜くはみ出している。衣服としての機能など一切果たしておらず、むしろ彼女がいかに異常なほど太り果てているかを、肉の段差と起伏を意図的に作って際立たせているだけだ。息をするたびに、リボンに締め付けられた脂肪の塊がぶるん、ぶるんと震え、醜くも圧倒的な肉感を誇示していた。
もはや羞恥心すら食欲の前に麻痺しつつある魔理沙の口からは、これから運ばれてくるであろう甘いウェディングケーキの匂いを想像し、だらしなく大量の涎がシーツへと垂れ落ちていた。
身長:145.0cm / 体重:142.5kg(前月比 +50.0kg)
BMI:67.8(超高度肥満・測定不能レベル)
B:155 (Oカップ) / W:148 / H:160
そして、どれだけの季節が巡ったのか、もはや魔理沙自身にもわからなくなっていた。
紅魔館の最奥に作られた彼女のための特別な部屋は、今や完全に、一匹の巨大な肉塊を永遠に飼育し、太らせ続けるためだけの『檻』となっていた。
「あぁっ……んちゅ、はむっ……あぐっ、おいしい、おいしいのぜぇ……もっと、もっとおくくれぇ……っ」
部屋の中央に鎮座する、何本もの鋼鉄の柱で支えられた超特大のベッド。その上で仰向けになったまま、魔理沙は絶え間なく運ばれてくる食事を、ただ口を開けて待ち、嚥下し続けていた。
現在の彼女の肉体は、人間の限界という概念を遥かに通り越し、神すらも冒涜するほどの『巨大な肉の山』と化していた。
かつて空を駆けた手足の関節は、幾重にも折り重なる分厚い脂肪のヒダの奥深くに完全に埋没してしまい、もはやどこからが胴体でどこからが手足なのか、外見からは一切判別がつかない。ベッドの中央には、天井に届きそうなほど巨大な肉のドーム――彼女の限界まで膨れ上がった太鼓腹がそびえ立っており、その表面は皮膚が内側から張り裂けんばかりに極限まで引き伸ばされ、血管が薄っすらと透けて艶やかな光沢を放っている。
その上に鎮座する乳房は、自重を支えきれずに左右のシーツへとでろんと溶け出すように流れ出し、顔の輪郭すら飲み込むほどの巨大な肉の塊となっていた。息をするだけで全身の分厚い脂肪がブルンッ、ブルンッと大波のように波打ち、少し身じろぎしただけで、肉と肉が密着して擦れ合い「むちゅっ、ぶちちっ」という卑猥極まりない水音が部屋中に響き渡る。
「はぁっ、はぁっ……苦しい、お腹が、はち切れそうなのに……もっと食べたいのぜ……っ。口が、寂しいのぜ……」
魔理沙は、自分の尋常ならざる超重量によって、寝返りを打つどころか、首を左右に振ることすらできなくなっていた。
ベッドの脇に転がり落ちたクッキーの欠片に視線を向けるが、肉に完全に埋もれた短い腕は、脳から指令を出しても、分厚い脂肪の波を微かにピクンと震わせるだけで、シーツから一ミリたりとも持ち上がらない。完全に自力での移動手段を封じられ、自分一人では食事を摂ることすら、いや、自分の顔に触れることすらできない絶対的な無力感。
(手が、動かない……。私、本当にただの、動くこともできない肉の塊になっちまったんだ……)
だが、そんな絶望すらも、彼女の胃袋を支配する狂おしいほどの飢餓感の前では一瞬で掻き消されてしまう。
極限まで高められた食欲増進の魔法と、カロリー吸収の魔法は、彼女の脳髄から『魔法使いとしての誇り』を完全に焼き尽くしていた。
そこへ、豪奢なドレスの裾を揺らしながら、レミリアが静かに歩み寄ってきた。その後ろには、ワゴンいっぱいの食事を運んできた咲夜が控えている。
「ふふっ……美しいわ、魔理沙。貴女は完全に、私の望む通りの姿になったわね。その巨大で醜く、そして柔らかい脂肪の山……本当に愛おしいわ」
「レミリ、ア……おねがい、もっと……もっと甘いものを、口に入れてくれ……っ! お腹が、空いて……頭が、おかしくなりそうなんだぜ……っ!」
「これ以上食べたら、本当にベッドごと床が抜けてしまうわよ? 今でも十分、自分の手足すら動かせないくせに」
「それでも……いいのぜ……っ! お肉でも、ケーキでも、なんでもいいから……口に入れてくれぇ……っ!」
魔理沙は肉に埋もれた顔を涙と涎でぐしゃぐしゃに汚しながら、ただひたすらに餌を求めて口をパクパクと開閉させた。その姿は、もはや知性を持つ人間のそれではなく、本能のままに餌をねだる醜い雛鳥のようだった。
「そう。自力で動けない貴女は、私がこうして直接餌を与えなければ、一日だって生きていけない。……ねえ、魔理沙」
「ひゃうっ……」
レミリアの冷たく細い指先が、魔理沙の巨大な腹の肉を優しく、愛でるように撫で上げた。あまりにも分厚い脂肪の層は、レミリアの指がどこまでも沈み込んでいくような錯覚を覚えさせるほどに柔らかく、そして熱を持っていた。
「もっと食べたいなら……永遠に私の眷属、ううん、私の『ペット』になることを誓いなさい」
「ペット……っ」
「そう。一生この紅魔館の奥深くで、外の世界になど二度と出ず、私に飼われながら、ただひたすらに食べて太り続けるだけの肉豚になるの。同意するわね?」
その冷酷な宣告に、魔理沙の心臓が大きく跳ねた。
(だ、ダメだ……ここで頷いたら、私は本当に、魔法使いとしての霧雨魔理沙じゃなくなっちまう……。レミリアの愛玩動物として、死ぬまで太り続けるだけの人生なんて……そんなの、絶対に……っ)
魔理沙の脳裏に、かつて空を自由に飛び回っていた記憶が一瞬だけフラッシュバックした。軽かった身体、風を切る感覚。
しかし、レミリアが指を鳴らすと同時に、咲夜がワゴンの上の銀蓋を開け放った。
中から現れたのは、巨大なバケツに並々と注がれた、黄金色に輝く濃厚なハチミツと、とろけるような大量のバターが乗った、焼きたての特大バームクーヘンだった。暴力的なまでに甘く香ばしい匂いが部屋中に爆発するように広がる。
「あっ……あぁっ……!」
「あら、嫌なの? なら、貴女の食事はこれでおしまいね。咲夜、それは庭に捨ててきなさい」
「いやっ! やだ、やだっ! 食べる! ペットになるっ、なんでもするから、ご飯をちょうだいっ!」
葛藤は、一秒たりとも保たなかった。
猛烈な匂いが鼻腔を貫いた瞬間、残されていた最後の理性の糸が、音を立ててちぎれ飛んだのだ。
もはや彼女の世界には、目の前にある極上のカロリーと、それを摂取した時に得られる脳が蕩けるような快感しか存在していなかった。
「ふふふ……あははははっ! よく言ったわ、私の可愛い可愛いペット! さあ、ご主人様がたっぷり餌をあげるから、大きな口を開けなさい!」
「あぁんっ! レミリアごしゅじんさまぁっ、もっと……もっとぉっ!」
レミリアが自らの手で、ハチミツとバターがたっぷりと染み込んだバームクーヘンの塊を、魔理沙の口へと放り込む。
「んちゅ……はむっ……あぐぅっ! おいひい……あまぁい……っ! しあわせなのぜぇ……っ!」
魔理沙はだらしなく目を細め、悦楽に全身の肉をぶるぶると震わせながら、自らの意志で完全な敗北と従属を受け入れた。食欲という絶対的な快楽の前に、彼女のプライドも、魔法使いとしての生き様も、すべてが分厚い脂肪の奥底へと呑み込まれてしまったのだ。
「ええ、いっぱいお食べなさい。一生ここで、動けなくなるまで……ううん、動けなくなっても、さらに巨大な肉の山になるまで太らせてあげるわ」
レミリアに優しく頭を撫でられながら、魔理沙は蕩けたような、知性の欠片もないだらしない笑顔を浮かべて咀嚼を続ける。心の中に微かに残っていた「ダメだ」という抵抗は完全に消え去り、今や与えられる快楽と、無限に満たされていく胃袋の幸福感だけが彼女のすべてとなっていた。
かつて幻想郷の空を自由に駆けた普通の魔法使いは、こうして生涯レミリアの愛玩動物として、その身を限界まで甘い脂肪に変えて、永遠に肥え太り続けるのであった。
身長:145.0cm / 体重:220.0kg(前月比 +77.5kg)
BMI:104.6(超高度肥満・測定不能)
B:195 (計測不能) / W:200 / H:210