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リクエスト作品です

どこまでも甘く、芳醇な香りが風に乗って鼻腔をくすぐる。

巨大な植物が意志を持つかのように蠢き、島全体がまるで一つの巨大な胃袋であるかのような異様な気配を放つ島、ボーイン諸島。通称『暴食の森』と呼ばれるこの絶海に、何らかの能力者の手によって弾き飛ばされてきた四人の女たちがいた。

麦わらの一味の航海士であるナミは、オレンジ色の髪を揺らしながら周囲を警戒していた。すらりと伸びた手足に、引き締まった極上のくびれ。そしてそこから豊かなカーブを描く双丘は、弾けるような若さと健康的な色気に満ちている。

その隣で静かに思考を巡らせているのは、考古学者のニコ・ロビン。漆黒の髪と長身、モデルのように洗練されたプロポーションは大人の知的な魅力を漂わせ、優雅な立ち振る舞いは見る者を惹きつける。

真面目な顔つきで刀の柄に手をかけているのは、海軍G-5支部の大佐、たしぎ。眼鏡の奥の瞳は鋭く、日々の厳しい鍛錬によって培われた無駄のない肉体は、凛とした美しさを放っていた。

そして、少し離れた岩に腰掛け、不機嫌そうに足を組んでいるのは、海賊女帝ボア・ハンコック。誰もが見惚れる絶世の美貌と、非の打ち所がない完璧なプロポーション。世界一と謳われる彼女の放つ圧倒的な色香は、同性ですら息を呑むほどである。

当初、四人は早急な脱出計画を練っていた。この島が放つ、抗いがたい誘惑の恐ろしさを本能で感じ取っていたからだ。

「いい? 絶対にこの島の食べ物には口をつけないこと。海に出るための食糧と船の確保が最優先よ!」

「ええ、航海士さんの言う通りね。この森の生態系は異常だわ。不用意に口にするのは危険よ」

「海軍としても、一刻も早くこの状況を打開しなければ……こんな得体の知れない場所で油断するわけにはいきません」

「ふん……わらわに命令する気か。だが、こんな不気味な森の物など、頼まれても口にはせぬわ」

だが、その強固なはずの決意は、あまりにもあっけなく崩れ去ることになる。

数時間後。歩き回って疲労と空腹がピークに達した彼女たちの前に、信じられない光景が広がった。木々の間からこんがりと焼け焦げた巨大な肉が垂れ下がり、泉からは芳醇な香りを放つ甘いシロップが湧き出し、葉の上には宝石のように輝くケーキや果実が山のように実っていたのだ。

極限の空腹状態の脳髄に、暴力的なまでの美味の匂いが直接殴りかかってくる。

「……ごくり」

誰の喉が鳴ったのかはわからない。だが、その音が引き金となった。

「ひ、一口だけなら……体力をつけるためよ……!」

震える手でナミが甘い果実を口に運んだ瞬間、脳内を閃光のような快感が駆け抜けた。それは今まで味わったことのない、強烈な甘みと旨味の暴力だった。

「あ……あっ……美味しい……なにこれ、とろける……!」

その嬌声に釣られるように、ロビンも、たしぎも、そしてハンコックも食べ物に手を伸ばしてしまった。

「んっ……ふふっ、こんなに甘くて濃厚なクリーム、初めてだわ……」

「い、いけません、こんなに脂っこいお肉……でも、口の中で溶けて……止まらない……!」

「な、なんじゃこの美味は……! わらわの城の料理長が作るものより遥かに美味ではないか! もっと、もっと食べるぞ!」

一度外れたタガは、二度と元には戻らなかった。

理性を完全に失った四人は、衣服が汚れるのも構わず、獣のように手掴みで料理を貪り始めた。腹がはち切れんばかりに膨れ上がっても、次から次へと極上の食材が現れるため、満腹中枢は完全に破壊され、食べる快楽の虜となってしまったのだ。

来る日も来る日も、彼女たちは食い続けた。そして、その無尽蔵のカロリーは、確実に彼女たちの極上の肉体を醜く作り変えていった。

ナミの体は、特に下半身に尋常ではない変化をもたらしていた。かつて細く引き締まっていた太ももは、恐ろしいほどのペースで脂肪を蓄え、丸太のように太くパツンパツンに膨れ上がった。歩くたびに太ももの内側にある分厚い肉がズリズリと擦れ合い、卑猥な音を立てる。小さなショートパンツは巨大化したお尻と太ももに容赦なく食い込み、はち切れそうなほどに生地が引き伸ばされていた。自慢のくびれは完全に消滅し、ズボンの上に乗っかった柔らかな腹肉が歩くたびにタプンタプンと揺れる。

ロビンは、その長身とモデルのような体型が裏目に出たのか、二の腕や背中といった上半身を中心にだらしない肉がつき始めていた。すらりとしていた腕にはぽってりとした重たい脂肪がぶら下がり、食べ物を口に運ぶたびに、二の腕の肉がブルルン、ブルンと豊満に波打つ。タイトな革の服は背中についた分厚い肉のせいでジッパーが上がらなくなり、無理やり着ている服の隙間からは、白く柔らかな肉がむっちりとはみ出していた。

たしぎの変化も凄まじかった。生真面目な彼女が食欲に屈したという背徳感が、更なる食欲を呼び起こしたのか、彼女のお腹はまるで妊婦のようにぽっこりと前へ突き出していった。最初はズボンのボタンを外して誤魔化していたが、それも限界を迎え、ついに弾け飛んだ。白く柔らかい腹の肉がだらしなく露出し、座るたびにそれが幾重にも重なってシワを作る。海軍のシャツはパンパンに張り詰め、少し動くだけで胸や腹の肉が窮屈そうにひしめき合っていた。

だが、三人とも共通して、ある致命的な変化に見舞われていた。腹回りや下半身に大量の脂肪がついたため、かつて誇っていた豊かなバストが、全身を覆う巨大な脂肪の波に飲み込まれてしまったのだ。あんなに大きかったはずの胸が、分厚い腹肉や背脂と比べると相対的に貧相に見えてしまい、女性としての美しい曲線美は完全に損なわれ、ただのぶよぶよとした肉の塊へと成り下がっていた。

しかし、最も凄惨な末路を辿っていたのは、他でもないハンコックだった。

アラサーという年齢による代謝の低下か、それとも元々の体質か。彼女が摂取した莫大なカロリーは、絶世の美女の面影を徹底的に破壊するように、最も見苦しい部位へと集中的に蓄積していったのだ。

お腹には、重力に負けてズルズルと股間まで垂れ下がる巨大な三段腹が形成され、座れば椅子から左右にドロリと溢れ出す分厚い尻肉が彼女を巨大な肉ダルマに見せた。背中には「八の字」にくっきりと深い亀裂が入るほど分厚くたるんだ背脂が層を成し、動くたびに全身の肉が醜く波打った。かつて世界中の男を魅了したプロポーションは見る影もなく、はち切れんばかりの巨大な肉の鎧に埋もれた胸は驚くほど小さく見え、そこにあるのはただの醜悪な肥満体でしかなかった。

「ふぅ……苦しい……お腹が重くて、動けないわ……」

「ええ……少し食べ過ぎたわね。腕の肉が邪魔で、本を持つのも一苦労だわ」

「うぅ……ズボンがもう入りません……剣を振るう隙間もないなんて……」

腹をさすりながら、ナミ、ロビン、たしぎの三人は自分たちの変わり果てた体にため息をつく。だが、彼女たちの視線の先には、自分たちよりも遥かに巨大に膨れ上がり、一心不乱に肉を貪り続けるハンコックの姿があった。

「でも……まあ、あそこまで酷くはないし……」

「そうね。彼女に比べれば、私たちはまだマシな方かもしれないわ」

「ええ……明日から、島を出る準備と一緒にダイエットを始めれば、すぐに戻るはずです……」

現実から目を背け、互いに傷を舐め合うように言い訳を重ねる三人。その油断が、彼女たちをさらなる絶望の淵へと突き落とすことになるとは、この時の彼女たちは知る由もなかった。

一方のハンコックは、全身を醜い脂肪で覆い尽くされながらも、「わらわは何をしても許される。なぜなら美しいからだ」という狂信的な自負に囚われたまま、口の周りをギトギトの脂で汚し、今日も果てしない暴食を続けていた。

ナミ

身長:170.0cm / 体重:118.5kg(前月比 +71.5kg)

BMI:41.0(高度肥満)

B:100 (Jカップ) / W:105 / H:135

ニコ・ロビン

身長:188.0cm / 体重:125.0kg(前月比 +75.0kg)

BMI:35.4(高度肥満)

B:102 (Jカップ) / W:108 / H:130

たしぎ

身長:170.0cm / 体重:120.0kg(前月比 +68.0kg)

BMI:41.5(高度肥満)

B:95 (Iカップ) / W:110 / H:125

ボア・ハンコック

身長:191.0cm / 体重:180.0kg(前月比 +126.0kg)

BMI:49.3(超高度肥満・生命の危機)

B:115 (Jカップ) / W:160 / H:175


奇跡的な帰還から数週間。本来であれば、元の生活に戻り、通常の食事を心がけるだけで自然と体重も落ちていくはずだった。しかし、ボーイン諸島という狂気の環境で完全に破壊された彼女たちの満腹中枢と、風船のように限界まで広がりきった胃袋は、そう簡単に元には戻らなかった。

サニー号の甲板では、鈍く重い足音が響いていた。

ズシン……ズシン……。一歩踏み出すごとに、頑丈なはずの甲板の木材が軋む音を立てている。ナミとロビンが、ダイエットのためにウォーキングを行っているのだ。しかし、その動きはひどく鈍重で、かつての軽やかな身のこなしは見る影もない。

「……ふぅ、ふぅ……だめ、もう限界……っ。足が……お肉が重すぎて上がらないわ……」

「……ええ、そうね……。まだ甲板を半周しか歩いていないけれど、息が続かないわ……っ」

「はぁ、はぁ……膝が悲鳴を上げてるわ……。それに、見てよこれ。通販で新しく買った特注サイズのズボン、もう太ももがパツンパツンよ。動くたびに内股のお肉がズリズリ擦れて、赤くなって痛いし……」

「私なんて、島を出てから新調した、かなりゆったりとしたワンピースなのに……もう背中のファスナーが限界まで横に引っ張られて、今にも弾けそうよ。それに、少し腕を振って歩くだけで、二の腕の肉がブルン、ブルルンと重たく波打って……振られるお肉の反動で体がブレてしまうわ」

「はぁ……はぁ……ボーイン諸島にいた時は、元の海に戻ればすぐに痩せられるって思ってたのに……胃袋が完全に大きくなっちゃってるのね。常にお腹が空いてる気がして、頭がフラフラする……」

「そうね。満腹中枢が壊れてしまっているのよ。少し動いただけでも、消費した以上の莫大なカロリーを、体が勝手に欲して叫んでいるのがわかるわ……」

「……ねぇ、ロビン。さっきから……すっごく甘くて、とろけそうな匂いがしない?」

「ええ……キッチンのサンジからね。私たちのために、運動後でも食べられるヘルシーなフルーツの盛り合わせを作ってくれると言っていたけれど……」

「フルーツって言っても、あいつ、今の私たちの巨大な体格に合わせて、樽みたいな器にたっぷりシロップを入れて作るつもりじゃない! あんなの食べたら……あっ、サンジー! それ、こっちに持ってきてー!」

「……ふふ、仕方ないわね。運動の後の糖分補給は、筋肉を落とさないためにも必要だもの。明日からまた本格的に頑張ればいいわ」

「そうよ! 一口だけ、一口だけだから……んっ! 美味しいっ……!! 生クリームの濃厚な甘さと果汁が……止まらないわ……っ!!」

「ええ……極上の脂質と糖分が、空っぽの胃の粘膜の奥の奥まで染み渡るわ……っ」

結局、ほんの数分のウォーキングによる消費カロリーなど、瞬きする間に無に帰した。ナミとロビンは、サンジが気を利かせて運んできた巨大なボウルいっぱいのフルーツポンチと、山のように盛られた生クリームの塊を、狂ったような勢いで口に放り込んでいく。

ナミの腰から下は、まさに暴虐的なまでに脂肪を蓄えていた。彼女が甲板の床にドスンと座り込むと、元々短かった特大サイズのショートパンツからは、ブリンッと極厚の尻肉と太ももの肉が左右にだらしなく溢れ出し、まるで巨大なボンレスハムのように地面に広がった。ズボンのウエストの上には、分厚く重たい腹肉が幾重にも折り重なって浮き輪のように腰回りを覆い尽くしている。かつて男たちを魅了した豊かなJカップの双丘は、その巨大に突き出した腹の斜面に半ば埋もれるような形になり、胸元から腹にかけてただのぶよぶよとした巨大な脂肪の滑り台が形成されていた。

ロビンもまた、食事のたびに大きく揺れる二の腕や背中の肉が、布地を内側から限界まで押し広げていた。スプーンを口に運ぶという単純な動作すら、肩から肘にかけてぶら下がる重たい脂肪の袋がブルブルと豊満に揺れ動き、その重みで腕が下へ下へと引っ張られる。タイトな服のあちこちの縫い目がパツパツに張り詰め、白い肌がはち切れそうな生地の隙間からむっちりと覗いていた。

食後、腹をさすりながら船内の廊下を歩いていた二人は、ふと立ち止まった。

「ちょっとロビン、通れないから少し横に避けてくれない?」

「……あなたが道を譲ってくれないかしら。私のお腹と腰回りがつっかえてしまうわ」

かつては何の不自由もなくすれ違えていた狭い通路。しかし今、二人の前に突き出した巨大な太鼓腹と、横にドロリと張り出した巨大な尻と太もものせいで、通路が完全に塞がれてしまっていたのだ。

無理やりすれ違おうと体をねじり込むが、ナミの柔らかくたるんだ腹肉と、ロビンの分厚い腰の肉が、むぎゅぅぅっ! と鈍い音を立てて互いに押し潰し合う。

「きゃっ……! ちょっと、苦しいわよ! ロビンのお肉が私のお腹を圧迫してるじゃない!」

「ふぅ……お互いの無駄なお肉が挟まって、身動きが取れないわね……。それに、ナミの太ももが私の足にまとわりついて……」

ぶよぶよとした極上の脂肪同士が容赦なく密着し合い、ズリュ、ムギュ、と嫌な汗ばんだ音を立てながら、二人がもはや通常の生活空間すらまともに歩けないほどに太り果てたという残酷な現実を突きつけていた。

一方、海軍G-5基地のたしぎ。

彼女は、ナミたちとは違い、強固な意志で過酷なダイエットを敢行していた。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ……!!」

基地のグラウンドを、はち切れそうな腹の肉を激しく上下に揺らしながら、ゼエゼエと血を吐くような思いで走り続ける。前へ突き出した巨大なお腹は、走るたびにズシン、ブルンッ! と重たく跳ね上がり、その反動が腰に深刻なダメージを与えていた。

食事はドレッシング抜きの海藻サラダと、水のみ。

だが、急激な食事制限と過剰な有酸素運動は、彼女の肉体と精神を確実に削り取っていた。

シャワーを浴びる際、鏡を見るたびに彼女は絶望に顔を歪める。体重自体は目に見えて落ちてきているはずなのに、急激な減量により皮膚が追いつかず、お腹周りの皮膚がダルダルにたるみ、シワが寄ってしまっているのだ。筋肉も落ちきり、かつての引き締まった剣士の肉体はどこにもない。風船が萎んだ後のような、みすぼらしく不恰好なシワシワの腹肉がそこにあった。

(お肉が……ボーイン諸島で食べた、あの滴るように濃厚でジューシーな豚肉が食べたい……っ!)

夜な夜なベッドの中で、彼女の脳裏には極上のカロリーの記憶がこびりついて離れず、自らのたるんだ腹を掴みながら、歯を食いしばってよだれを飲み込む地獄のような日々が続いていた。

そして、女ヶ島アマゾン・リリー。

「もーっと甘いものを持てい! もっと脂っこい肉をじゃ! この程度の量で、わらわの腹が満たされると思っておるのか!」

王の間にある巨大なベッドに、だらしなく大の字で寝そべったハンコックは、両手に巨大な骨付き肉とホールケーキを持ち、交互に口へと運んでいた。口の周りはギトギトの脂とクリームで汚れ、高貴な女帝の面影は完全に消え去っている。

彼女は太ったことを一切認めようとせず、島の仕立て屋に命じて特注の超特大サイズのチャイナドレスを作らせていた。しかし、それすらも彼女の常軌を逸した暴食のスピードには追いつけず、すでに限界を迎えていた。

ベッドから起き上がろうと、巨大な尻に力を入れて腰を浮かせた瞬間――ビリィッ!! という鋭く鈍い音が部屋に響き渡った。

「なっ……!?」

彼女の前にせり出した巨大すぎる三段腹と、横にドロリと広がり切った尻肉の圧力に耐えきれず、高級な絹でできたドレスのスリットが根元から無残に裂け飛んだのだ。裂けた布の隙間から、太ももから腰にかけての分厚く醜い脂肪の塊が、ぶるんっ! とだらしなく外に放り出された。

さらに、立ち上がった反動で、ドレスの背中の縫い目までもがパツンッと弾け、八の字に亀裂の入った巨大な背脂がむっちりと露わになる。

自らの脂肪の膨張によって服が裂け飛ぶという、弁解の余地もないほどに太り果てたという明白な事実。だが、ハンコックは現実から目を背けるように、裂けた服の隙間からこぼれ落ちる自分の醜い腹肉をギュッと握りつぶし、見なかったことにして、さらに大きな肉の塊へと噛み付いた。

ナミ

身長:170.0cm / 体重:132.5kg(前回比 +14.0kg)

BMI:45.8(高度肥満)

B:103 (Jカップ) / W:118 / H:148

ニコ・ロビン

身長:188.0cm / 体重:138.0kg(前回比 +13.0kg)

BMI:39.0(高度肥満)

B:105 (Jカップ) / W:122 / H:142

たしぎ

身長:170.0cm / 体重:105.0kg(前回比 -15.0kg)

BMI:36.3(高度肥満)

B:90 (Gカップ) / W:95 / H:110

ボア・ハンコック

身長:191.0cm / 体重:198.5kg(前回比 +18.5kg)

BMI:54.4(超高度肥満・生命の危機)

B:118 (Jカップ) / W:180 / H:195


甲板でのウォーキングすら自らの重すぎる脂肪のせいで困難になったナミとロビンは、ついに部屋から出ることも億劫になり、船室の中でどうにか脂肪を燃やせないかと思案していた。

部屋の中には、少し前に通信販売で取り寄せたばかりのダイエット器具が散乱している。しかし、そのどれもが彼女たちの変わり果てた巨体の前では、まるで子供のおもちゃのように頼りなく見えた。

「……はぁっ、はぁっ、もう、ダメ……っ。バランスボール、全然弾まないじゃない……っ」

「……ふぅ、ふぅ……ナミ、それはあなたがボールを完全に押し潰しているからよ。お尻と太もものお肉で、ボールが座布団みたいにペチャンコになっているわ」

「笑い事じゃないわよ! そういうロビンだって、そのストレッチ用のゴムバンド、背中のお肉が邪魔して全然後ろに回せてないじゃない!」

「……ええ、背中の分厚い脂肪が邪魔で、これ以上腕が回らないの。それに、腕を動かすたびに二の腕のタプタプのお肉がゴムに食い込んで、鬱血して真っ赤になって痛いわ」

「はぁ……もう室内での運動も無理ね。少し動いただけで汗が滝のように出て、お腹の浮き輪肉の下が蒸れて痒いし……息が苦しくて頭がクラクラするわ」

「そうね……重すぎる体重のせいで、関節への負担も限界だわ。ねぇ、その通販カタログ、私たちの着られそうな新しい服はあったかしら?」

「それが……もう『超特大サイズ』のページにも、私たちが着られる服がないのよ! 一番大きい8Lサイズのワンピースだって、このウエストとヒップの寸法じゃ、布がパツパツに張り詰めて着た瞬間に破けちゃうわ」

「ふふ……どうしようもないわね。いっそのこと、船の帆の余り布で仕立て直してもらうしかないかもしれないわね」

「冗談きついってば……。あーあ、少しもがいただけなのにドッと疲れちゃった。ちょっとそこの椅子に座って休むわ。よっこい……しょっと」

「……ナミ、気を付けて。その頑丈な木製の椅子でも、あなたの今の巨大な体型には少し小さすぎ……」

「きゃっ!? ……嘘っ、お尻のお肉と腰の浮き輪肉が、椅子の肘掛けの間にギュウギュウに挟まって、抜けなくなっちゃった!」

「だから言ったのに……。極上の柔らかいお肉が、完全に木のフレームに食い込んで横からドロリと溢れ出しているわ。自力で抜け出せそう?」

「む、無理! 動こうとすると内ももとお尻のお肉が擦れて痛いし、無理やり立ち上がろうとしたら椅子ごとお尻にくっついて持ち上がっちゃう! ……あ、サンジがまた、疲労回復のための特大ショートケーキをカートに乗せて持ってきてくれたみたい。もう運動はいいから、食べながらお肉が重力で下がるのを待ちましょうか……」

「……ええ、そうね。もう自力じゃ動けないし、猛烈にお腹も空いてしまったわ……。んっ、生クリームが甘くて美味しい……っ」

ナミの巨大化した下半身は、もはや通常の家具の規格に収まるものではなかった。木製の椅子の肘掛けの間に、左右にドロリと広がった巨大な尻と丸太のような太ももの肉が無理やりねじ込まれ、むっちりと無様に横へとあふれ出している。座面からは収まりきらない脂肪の塊が滝のように垂れ下がり、彼女がもがくたびに「ムチィッ、ズリュッ」と卑猥な水音を立てていた。特大サイズのショートパンツは完全に肉の海に飲み込まれて布地が見えなくなり、太ももと下腹部の境目すらわからない。自慢であったJカップの双丘は、その下にそびえ立つ巨大な太鼓腹の斜面に乗り上げるような形になり、かつてのくびれなど微塵も感じさせない、完全な洋梨型の肉ダルマと化していた。

ロビンもまた、ゴムバンドのストレッチをあっさりと諦め、サンジが置いていった巨大なケーキにフォークを突き立てた。甘いクリームを口に運ぶたび、肩からぶら下がる極上の脂肪の袋がブルン、ブルンッ! とだらしなく揺れ動く。彼女のタイトなシャツのボタンは、限界まで膨張した腹と背脂の圧力に耐えきれず、真ん中の三つがすでに弾け飛んでいた。隙間からはち切れんばかりの白い腹肉がぷっくりと露出しているが、彼女はそれを隠すこともせず、ひたすらに甘いカロリーを胃袋へと流し込み、分厚い肉の鎧をさらに育てていた。

一方、海軍G-5基地。

深夜のグラウンドを、たしぎはフラフラと覚束ない足取りで歩いていた。極端な食事制限と、限界を超えた有酸素運動。彼女の体はついに悲鳴を上げ、走るどころか歩くことすら困難になっていた。

(ダメ……力が入らない……。お腹が……猛烈に、空いた……)

急激に体重を落としたせいで、腹回りにはみすぼらしくたるんだ皮膚が幾重にもシワを作っている。しかし、彼女の壊れた満腹中枢は、ボーイン諸島で味わったあの暴力的なまでの美味を、濃厚な脂の味を、一日たりとも忘れてはいなかった。

ふらふらと亡霊のように吸い寄せられた先は、深夜の食堂。

そこには、夜勤の隊員たちのために作られた、巨大な寸胴鍋いっぱいの海軍特製ビーフシチューと、山盛りの唐揚げが置かれていた。

「あ……あぁ……っ」

濃厚な肉の脂と、スパイスの香りが鼻腔を突いた瞬間。たしぎの理性を繋いでいた最後の細い糸が、プツンと音を立てて切れた。

「い、いただきます……っ!!」

彼女は鍋に直接両手を突っ込み、熱々のシチューと肉の塊を鷲掴みにすると、獣のように貪り食った。ドロドロのルーが口の周りを汚し、服にこぼれ落ちるのも構わず、咀嚼すらまともにせずに胃袋へと流し込む。

(美味しい……っ! 脂が……お肉の甘みが、空っぽの体に染み渡る……!!)

一度外れたタガは二度と戻らなかった。極端な飢餓状態にあった彼女の体は、摂取した莫大なカロリーを乾いたスポンジのように吸収し、全てを瞬時に脂肪へと変換していく。

数日後。たしぎの姿は基地の隊員たちを驚愕させた。

みすぼらしくたるんでいた腹の皮は、恐ろしいスピードで蓄積された内臓脂肪と皮下脂肪によって再びパンパンに張り詰め、以前よりも遥かに巨大で醜い太鼓腹へと変貌を遂げていた。

彼女は泣きながら、海軍の被服部に『特注サイズから、さらに三回り大きいサイズへの変更』という屈辱的な申請書を提出していた。

「た、大佐……その、お腹のお肉で、足元の重要な書類が踏まれて……」

「ひゃっ!? あ、ご、ごめんなさい! お腹が前に突き出しすぎて、自分の足元が全く見えなくて……っ!」

慌てて書類を拾おうと前かがみになった瞬間、極限まで引っ張られていた新しい軍服の腹のボタンが、ブチィッ!! という音と共に弾け飛び、部下の顔面に直撃した。はち切れんばかりに膨張した巨大な白い腹肉が、ドゥルンッ! とみっともなく飛び出し、たしぎは顔を真っ赤にしてその柔らかな巨大な肉塊を両腕で抱え込むように隠すことしかできなかった。

そして、女ヶ島アマゾン・リリー。

「もーっとじゃ! もっと肉を、もっと甘い菓子を持てい!!」

ハンコックの暴食は、もはや誰にも止められない領域に達していた。

彼女は島の仕立て屋に、「もはや服の形にする必要はない。最も高級な絹を繋ぎ合わせ、わらわの体を覆えるだけの巨大な布を作れ」と命じていた。それは服というより、巨大なテントのような代物だった。それをだらしなく体に巻き付けただけの姿で、彼女は一日中特大のベッドに寝そべり、ただひたすらに食べ物を貪っていた。

運動どころか、自力で起き上がることすら放棄した彼女の体は、醜悪を極めていた。

横たわった状態でも、その巨大な三段腹は山のように高くそびえ立ち、重力に従ってベッドの両脇へとドロドロに溶け出すように広がっている。尻の肉はもはや一つの部位として認識できないほどに肥大化し、背中の分厚い八の字の脂肪は、マットレスを軋ませるほどの規格外の重量を誇っていた。豊かなバストも、その腹の肉に埋もれてどこにあるのか判別がつかない。

ある日、彼女は自分の足の爪が伸びていることに気づき、自分で切ろうと身を起こした。

「ふんす……っ、ふんす……っ!」

しかし、どれだけ腕を伸ばそうとしても、前にせり出した巨大な脂肪の山――胸よりも遥かに大きく突き出した太鼓腹と、幾重にも重なる三段腹が完全に邪魔をして、自分の足先に指先すら届かないのだ。いや、それどころか、腹の肉が視界を遮り、自分の足の指すら見ることができない。

「なっ……! わらわの足先が、見えぬじゃと……!?」

少し前屈みになろうとしただけで、極厚の腹肉がギュウギュウに押しつぶされて肺を圧迫し、呼吸すら苦しくなる。

「ぜぇっ……はぁっ……! こ、こんなはずでは……っ! わらわは、絶世の美女……っ! ただ少し、ふくよかになっただけじゃ……!」

足の爪すら自分で切れない。その惨めすぎる現実に、彼女のプライドはズタズタに引き裂かれた。

「ええい、忌々しい!! 誰か、誰かおらぬか! わらわの爪を切れ!! そして、苛立ちを鎮めるためにもっと飯を持てい!!」

現実を直視できず、彼女は癇癪を起こしたように暴れようとした。だが、寝返りを打つように巨大な体を捻った瞬間、バキィィィッ!! という轟音と共に、特別製の頑丈なベッドの中央が真っ二つにへし折れた。

「きゃああっ!?」

彼女の常軌を逸した体重と、波打つ脂肪の塊が、ついに家具の耐久限界を超えたのだ。ハンコックは崩れ落ちたベッドの残骸と、自分の巨大な肉の波に埋もれ、無様に床で豚のようにもがくことしかできなかった。

ナミ

身長:170.0cm / 体重:155.0kg(前回比 +22.5kg)

BMI:53.6(超高度肥満・生命の危機)

B:105 (Jカップ) / W:140 / H:165

ニコ・ロビン

身長:188.0cm / 体重:158.5kg(前回比 +20.5kg)

BMI:44.8(高度肥満)

B:108 (Jカップ) / W:145 / H:160

たしぎ

身長:170.0cm / 体重:145.0kg(前回比 +40.0kg)

BMI:50.2(超高度肥満・生命の危機)

B:93 (Hカップ) / W:135 / H:140

ボア・ハンコック

身長:191.0cm / 体重:225.0kg(前回比 +26.5kg)

BMI:61.7(超高度肥満・生命の危機)

B:118 (Iカップ) / W:195 / H:210


身の毛もよだつほどの尋常ではないカロリー摂取は、彼女たちの極上の肉体をさらなる高み、あるいは絶望的な底辺へと容赦なく突き落としていた。

サニー号の女性部屋。かつては広々としていたはずの空間が、今では異様なほどの熱気と甘ったるい匂い、そしてむせ返るような汗の匂いに満ちていた。もはや自力で歩き回ることすら放棄したナミとロビンは、フランキーに作らせた特注の巨大なマットレスの上で、ただひたすらに天井を見つめてトドのように寝そべっていた。

「ねえロビン……もう私たち、普通の通販じゃ服が買えないわね。このカタログ、力士用の浴衣か、特注のマタニティウェアのページしか見る所がないわ」

「そうね……。私のこの巨大に育った二の腕と、背中から横に溢れ出したお肉が収まる服なんて、もうこの世の既製品には存在しないのかもしれないわ」

「冗談じゃないわよ! 一番大きいサイズだって、今の私たちのウエストとヒップの寸法を見たら、絶対に布が足りないじゃない!」

「ふふ……いっそのこと、船の帆を直接体に巻き付けるしかないかもしれないわね。布地の強度なら申し分ないわ」

「そんなの恥ずかしすぎるわよ! それにしても……ふぅ、ふぅ……さっきから仰向けになってるけど、全然起き上がれないのよ……。お腹のお肉が重すぎて、腹筋が全く使えないわ」

「無理しないで、ナミ。私もさっきから寝返りを打とうと体を捻っているけれど、腰回りの浮き輪肉と、この巨大なお尻のお肉がストッパーになってしまって、ビクともしないのよ」

「運動なんて絶対に無理ね! 少し腕を動かしただけで、太ももの内側の分厚いお肉同士がムギュッて嫌な音を立てて擦れて、汗が吹き出してくるし……」

「そういえば、さっきお風呂に入ろうと少し歩いたのだけれど……脱衣所の扉の枠に、私のお尻と太もものお肉が完全に引っかかってしまって、通れなかったわ」

「嘘でしょ!? じゃあ私だって絶対に通れないじゃない! 私の下半身、ロビン以上に横に広がってぶよぶよなのよ!?」

「ええ、完全に木の枠に柔らかい脂肪が食い込んでしまって、前にも後ろにも身動きが取れなくなったわ。仕方ないからサンジを呼んで、お肉に石鹸をたっぷり塗って滑らせてもらって、どうにか抜け出したけれど……」

「信じられない……自分がここまで太っちゃうなんて。扉も通れないなんて、完全に豚のサイズじゃない……! ……あっ、サンジがまたカートを押してきたわ。巨大なマヨネーズたっぷりのチーズピザと、特大のチョコパフェを持ってきたみたい!」

「……ええ、こんな体になってしまったと悩んでいても仕方ないわね。まずは空っぽの脳に糖分を送ってから、フランキーにお風呂の拡張工事を頼みましょう」

「そうね! 悩むのは食べてからにするわ。んっ……とろけるチーズと大量の脂が、最高に美味しいわ……!」

ナミは仰向けのまま起き上がることもできず、顔の横に置かれたピザを両手で掴んで口に運んだ。咀嚼するたびに二重、三重に折り重なった顎の肉がたぷたぷとだらしなく揺れる。彼女の下半身は、もはや人間の骨格を疑うほどに無惨に肥大化していた。仰向けになると、重力に負けた極厚の腹肉が左右にドロリと流れ出し、マットレスを覆い尽くすように広がる。自慢の美脚だった太ももは丸太を超えてドラム缶のように太くなり、膝と足首の境目すら脂肪の波に埋もれて消失していた。

ロビンもまた、自力で起き上がることを諦め、寝そべったまま手掴みでパフェの生クリームを貪っている。スプーンを使うために腕を動かすたびに、肩からぶら下がる極上の脂肪の袋がブルルンッ、ブルンッ! と卑猥な音を立てて激しく波打ち、かつて豊満だった胸の肉よりもよほど自己主張していた。服という概念はとうに捨て去り、二人とも巨大なシーツのような特注の布を体に巻きつけているだけだが、それすらも波打つ巨大な脂肪のうねりによって捲れ上がり、むっちりとした白い肉塊があちこちから無防備に露出していた。

「あぁっ……脂が……口の中で溶けて……! お腹がいっぱいなはずなのに、体がもっとカロリーを欲しがってるわ……!」

限界まで膨張した胃袋に、さらに莫大なカロリーが流し込まれ、彼女たちの体は際限なく巨大な肉ダルマへと育っていく。

一方、海軍G-5基地。

たしぎのリバウンドは、すでに完全に暴走状態に突入していた。極端な飢餓状態から一転、タガが外れた彼女の体は、与えられた莫大なカロリーのすべてを凄まじい効率で皮下脂肪と内臓脂肪へと変換し続けていた。

夜の誰もいない道場。たしぎは誰にも醜い姿を見られないよう、一人でどうにか運動をしようと、愛用の剣ではなく木刀を握った。

「はぁっ、はぁっ……ぜぇっ……! せめて、剣術の素振りだけは……っ!」

しかし、足を肩幅に開き、正眼に構えようとした瞬間、どんっ、と鈍く柔らかい衝撃が走った。前に突き出した巨大すぎる太鼓腹に、自分の両腕がぶつかってしまうのだ。剣士にとって基本中の基本であり、命であるはずの構えすら、己の醜くせり出した脂肪の山が邪魔をして取れない。

「そ、んな……っ! 腕が、お腹のお肉に当たって前に出せない……っ! じゃ、じゃあ、抜刀の稽古は……っ!」

木刀を置き、腰に提げた愛刀に手を伸ばす。だが、極厚の腰回りの浮き輪肉と、何層にもドロドロに重なった腹の肉に、鞘が深く埋没してしまっていた。腕を交差させて柄を掴もうとすると、パンパンに張り詰めた二の腕と胸の肉、そして巨大な腹肉がむぎゅぅぅっ! と音を立てて押し潰し合い、腕がそれ以上動かなくなってしまったのだ。

「う、嘘……剣が、抜けない……っ! 私のお肉が邪魔で、自分の剣に手が届かないなんて……っ!」

信じられない現実に、たしぎはその場にへたり込んだ。ドスンッ! と道場全体に地響きが鳴り、腹の肉が激しく上下にブルンッ、ブルルンッ! と揺れる。

彼女が着ている海軍コートは、特注のさらに特注の「特7Lサイズ」だったが、もはや袖を通すことすらできず、巨大な背脂の上にマントのように羽織っているだけだった。その下に着ているシャツは前が完全に閉まらず、はち切れんばかりに膨張しきった巨大な白い腹肉が、恥ずかしげもなくドゥルンッと空中に露出している。

「うぅっ……ひぐっ……! 私、豚になっちゃった……剣も振れない、ただの豚に……っ!」

絶望に大粒の涙を流しながらも、彼女の無意識の手は、道場の隅に隠しておいた夜食用の特大唐揚げ弁当へと伸びていた。剣も振れない醜い豚になってしまったという深い悲しみとストレスを埋めるように、彼女は油にまみれた肉を次々と口に放り込み、腹の肉をさらに厚くぶよぶよに育てていった。

そして、女ヶ島アマゾン・リリー。

自身の常軌を逸した重みで特別製のベッドを破壊してしまったハンコックは、床に巨大な高級クッションを何十枚も敷き詰め、その上に巨大な肉塊をドロリと横たえていた。

もはや自ら食べ物を手で口に運ぶことすら面倒になり、周囲を取り囲む侍女たちに、次々と高カロリーな料理を口へ運ばせている。

「次はあの豚の丸焼きの脂身のところじゃ! それと、とろけるほど甘いケーキも同時に口に入れよ!」

むしゃむしゃ、くちゃくちゃと下品な音を立てて咀嚼するハンコックの体は、ただの巨大な肉の山だった。

仰向けに寝そべっていても、その三段腹は天高くそびえ立ち、息を吸うたびにドリュンッ、ブルンッ! と不気味に波打つ。横に広がった尻の肉はクッションの海と同化し、どこまでが体でどこからが床なのか判別もつかない。かつて彼女を彩っていたチャイナドレスはとうの昔に布地が引き裂かれて弾け飛び、今は巨大な天蓋の布を体に巻きつけているだけだが、その隙間からは八の字に深く割れた醜い背脂や、重力に負けてドロドロに垂れ下がる巨大な太ももの肉がだらしなく溢れ出していた。

「ふん……ずっと寝そべっていては、少し体がなまったか。ほんの少しだけ歩いてみるか」

気まぐれを起こしたハンコックが、侍女数人がかりで両側から押し上げられ、どうにかこうにか立ち上がった。

ズシンッ……!!

足を踏み出し、その途方もない体重が片足に乗った瞬間、城の強固な大理石の床が悲鳴を上げ、ピシッ……と微かにヒビが入った。

「ぜぇっ……はぁっ……はぁっ……っ!」

たった三歩。たった三歩、数メートル歩いただけで、彼女の膝は自身の規格外の重量と重すぎる脂肪の負荷に耐えきれずガクガクと笑い、肺は前に突き出した巨大な腹の肉に圧迫されて酸欠状態に陥った。全身のぶよぶよの脂肪が、歩く振動に合わせてバタバタと激しく波打ち、己がどれほど醜く太り果てたかを主張してくる。

「も、もうよい! 疲れた! 休むぞ!」

すぐにクッションの海へと倒れ込む。ドォンッ!! という地響きと共に、巨大な肉波が周囲に広がり、侍女たちがよろめいた。

その時だった。廊下の向こうから、交代で下がっていく侍女たちのヒソヒソ声が耳に飛び込んできたのだ。

『ねぇ……最近の蛇姫様、まるで見苦しい豚みたいじゃない?』

『しっ! 声が大きいわ、殺されるわよ! でも……確かに、あれじゃあ絶世の美女なんてとても言えないわ。歩くたびに床が揺れるし、今なんて大理石にヒビが入ってたわよ……』

『お腹のお肉なんて、重さで垂れ下がって、地面に擦りそうだったわよ……』

その言葉を聞いた瞬間、ハンコックの全身の血が逆流し、顔面が朱に染まった。

「なっ……! 誰が豚じゃと!? わらわが、わらわが美しくないじゃと!?」

怒りのあまり顔を真っ赤にし、手元のクッションをギリギリと握りつぶす。

「ええい、許さぬ! わらわの圧倒的な美貌を疑うなど、万死に値するわ……っ! 鏡じゃ! 今すぐここに、全身が映る大きな鏡を持てい!!」

彼女は、ボーイン諸島から帰還して以来、ずっと直視することを避けていた自らの現実を、ついに自分の目で確かめる決意をした。自らの醜い姿など微塵も想像せず、ただ自分は絶世の美女であるという妄信だけを頼りに。

ナミ

身長:170.0cm / 体重:172.5kg(前回比 +17.5kg)

BMI:59.7(超高度肥満・生命の危機)

B:107 (Iカップ) / W:155 / H:175

ニコ・ロビン

身長:188.0cm / 体重:176.0kg(前回比 +17.5kg)

BMI:49.8(超高度肥満・生命の危機)

B:110 (Iカップ) / W:160 / H:172

たしぎ

身長:170.0cm / 体重:175.5kg(前回比 +30.5kg)

BMI:60.7(超高度肥満・生命の危機)

B:95 (Iカップ) / W:150 / H:160

ボア・ハンコック

身長:191.0cm / 体重:242.0kg(前回比 +17.0kg)

BMI:66.3(超高度肥満・生命の危機)

B:120 (Hカップ) / W:205 / H:220


もはや彼女たちの肉体は、自らの意思で動かすことすら不可能な、巨大で甘美な脂肪の牢獄と化していた。

サニー号の女性部屋には、重苦しく湿った呼吸音と、わずかに身じろぎするたびに響く「ズリュッ、ムチィッ」という卑猥な水音だけが充満している。部屋全体が彼女たちの体温と、毛穴から滲み出る濃厚な脂の匂いでむせ返るほどだ。床一面を覆い尽くすように敷き詰められた特注の巨大マットレスの上で、ナミとロビンは完全に仰向けのまま、身動き一つとれずに並んで横たわっていた。

「……はぁっ、はぁっ……もう……指先を動かすのすら、立派な有酸素運動よね……」

「……ええ。指を曲げるだけで、手の甲や手首にまでたっぷりついたお肉がパンパンに張って、息が切れてしまうわ……」

「ねぇ、運動の代わりに新しい服を選ぶから、そこにある通販のカタログめくってくれない? もうカタログの重さすら、私の今の腕じゃ持ち上げられないのよ」

「無理よ……私、もう自力で寝返りすら打てなくて、仰向けのまま天井しか見えないのよ。腕を上げようとしても、肩と二の腕の脂肪が重すぎて、マットレスから引き剥がせないわ」

「嘘でしょ……じゃあ、もう新しい服、一生買えないじゃない……。私、あんなにおしゃれが大好きだったのに……」

「服なんて概念、もう私たちには不要かもしれないわ。さっき、船の帆を作っている工業用の業者に、ただの巨大な布を発注したから……」

「帆の業者に!? 私たちが着る服を!? ……でも、今のドロドロの体じゃ、もうそんな分厚くて巨大な布しか巻き付けられないわね……」

「ええ。それに……ナミ、仰向けになっていると、お腹のお肉が重力で顎の下までせり上がってきて、もう自分の胸がどこにあるのかすら分からないわ」

「私もよ……。あんなに大きくて自慢だったJカップの胸が、お腹と背中の巨大な脂肪の波に完全に飲み込まれて、ただの平らなぶよぶよの丘になっちゃった……」

「お腹の脂肪の厚みの方が、バストの高さより遥かに上回ってしまったものね。女性としての魅力なんて、すっかりあの森のカロリーに潰されてしまったみたい」

「……あっ、天井からギシギシ音がするわ。サンジが滑車を使って、特大のシーフードパエリアと、五段重ねのウェディングケーキを降ろしてくれたみたいよ」

「ふふ……やったわね。もう起き上がって手で食べるのも無理だから、顔の横に直接降ろしてもらって、そのまま口に流し込むしかないわ」

「そうね……もうどうでもいいわ。ダイエットなんて絶対に無理。んっ、あむっ! ……美味しい……っ! 濃厚なマヨネーズとチーズの脂が、口いっぱいに広がって……っ!」

ナミの体重はついに180キロを突破していた。仰向けに倒れた彼女の体は、もはや人間としての輪郭を完全に喪失している。かつて男たちを魅了した美脚は、膝と足首のくびれが脂肪に埋没して完全に癒着し、一本の巨大な肉の丸太と化していた。わずかに足を動かすだけで、股間から内太ももにかけての分厚い脂肪同士がズリュズリュと擦れ合い、ドロドロの汗を滲ませる。前に突き出した巨大な太鼓腹は、仰向けになると顎の下まで雪崩れ込み、かつての美しい双丘を跡形もなく飲み込んでいた。

ロビンもまた185キロを超え、世界中を魅了したモデル体型は醜悪な肉の塊に成り果てていた。巨大に育ちきった二の腕と分厚すぎる背脂がマットレスに深く沈み込み、自重に押し潰されてひっくり返った亀のように、手足を虚空に向けてバタつかせることしかできない。工業用の帆布で作られた巨大な布切れすら、彼女たちの果てしなく膨張し続ける脂肪の波を隠しきれず、はち切れんばかりの白い腹肉や、ドロリと横に広がる太ももの肉がむっちりと無防備に露出していた。起き上がることもできない彼女たちは、顔の横に置かれた高カロリーな食事を、ただ口を開けて豚のように貪り、さらなる脂肪の鎧を育て続けるしかなかった。

一方、海軍G-5基地。

たしぎの体は、急激な飢餓状態からの反動により、ついに200キロの大台を突破するという未知の領域に踏み込んでいた。

夜の誰もいない道場。もはや愛刀を握ることすらできなくなった彼女は、せめて基礎体力だけでも取り戻そうと、己の巨体を揺らしながらスクワットを試みた。

「ぜぇっ……はぁっ……はぁっ……! い、いち……っ!」

しかし、膝をほんの少し曲げた瞬間、腰回りから太ももにかけて蓄積された凄まじい重量の脂肪が下へと一気に雪崩れ落ち、自らの規格外の体重を支えきれなくなった膝がガクンッと無惨に折れた。

ドズゥゥゥンッ!!

道場の床板がひび割れ、床が抜けるかと思うほどの轟音と共に、たしぎは尻餅をついた。

「あ……うぅっ……! た、立てない……っ!」

自力で立ち上がろうと両手をついて踏ん張るが、ボールのようにパンパンに膨れ上がった巨大な腹が前につっかえ、手足が虚しく宙を掻くだけ。さらには、座り込んだ彼女の柔らかい腹肉は重力に従ってズルズルと股間に垂れ下がり、ついに冷たい床にべったりと接地してしまっていた。座っている状態なのに、お腹の肉の先端が床についている。その巨大すぎる腹のせいで、自分の膝や足先すら全く視界に入らない。

「うそ……お腹のお肉が、床に……べったり、ついてる……っ」

彼女の着ている服は、海軍の分厚い軍用テントを切り裂いて強引に縫い合わせた、もはや服とは呼べない巨大な袋のような代物だった。特大サイズの軍服など数週間前に全て弾け飛び、ただ布を体に巻き付けることしかできなくなっていたのだ。

立ち上がることもできず、床を這う巨大なスライムのような肉塊になり果てた絶望。己が完全な醜い豚になってしまったという強烈なストレスから逃れるため、彼女は床に這いつくばったまま、部下に運ばせていたドラム缶のような巨大な鍋へと顔を突っ込んだ。

「ひぐっ……うぅっ……ズズッ……美味しい……っ! カレーが、お肉の脂が……っ!」

顔中をドロドロのルーで汚し、呼吸を忘れたかのように、噛むことすら放棄してただひたすらに胃袋へ流し込む。急激なリバウンドによって風船のように張り詰めた腹肉は、カロリーを摂取するたびにパンパンに膨張し、限界まで引き伸ばされた白い皮膚がはち切れそうにテカテカと光っていた。

そして、女ヶ島アマゾン・リリー。

「もーっとじゃ! もっと肉を、もっととろけるように甘い菓子を持てい!!」

ハンコックの暴食は、完全に理性を失った狂気の沙汰となっていた。

彼女の体は、もはや一つの巨大な肉の山脈だった。島の職人たちに編ませた巨大なテントのような特注の絹布を被っているが、身じろぎするたびにその布すらも脂肪のうねりに耐えきれず、あちこちから分厚い肉がドロリとだらしなく溢れ出している。

ある日、彼女は自分が絶世の美女であることを無理やりにでも再確認し、己の圧倒的な美貌を見せつけるあの『見下しすぎのポーズ』で、わずかばかりの運動を兼ねようとした。

「ふんす……っ! わらわの、圧倒的な美しさを……っ!」

肉に埋もれた腰に手を当て、思い切り上体を後ろへ反らそうとする。しかし、背中についた分厚すぎる八の字の背脂が強固な肉の壁となり、数センチたりとも背中が反らない。それどころか、前に猛烈に突き出した巨大な三段腹の重みに前へと引っ張られ、バランスを崩してドォンッ! と床のクッションの海に転がってしまったのだ。

己の体が全く思い通りに動かない。絶世の美女たる自分の体が、ただの肉の重りになっている。その事実に苛立っていた彼女の元へ、侍女たちが恐る恐る、等身大の巨大な鏡を運び込んできた。

「……おお、来たか。さあ、わらわの類まれなる美しさを、この目で……」

ハンコックは、数ヶ月ぶりに真正面から、自らの全身を鏡に映し出した。

そこにあったのは、世界中の男を魅了した絶世の美女などでは断じてなかった。

首と顎の境界線が完全に消滅し、二重三重にぶよぶよと垂れ下がった醜い頬肉。はち切れんばかりに前へ膨張し、重力に負けて股間のさらに下までズルズルと垂れ下がる巨大な三段腹。座るだけで左右に1メートル以上も無惨に広がる、分厚すぎる尻肉。そして、巨大すぎる脂肪の鎧に完全に埋もれ、すっかり消滅してしまったかつての美しいくびれとバスト。

鏡に映っていたのは、自惚れた表情を浮かべた、情けない太り方をした醜悪でぶよぶよの、巨大な豚のような女だった。

「あ……ああ……うそじゃ……」

ハンコックの全身が、小刻みにガタガタと震え出した。

「こんな、こんな醜いぶよぶよの姿……わらわでは、ない……っ!!」

パリンッ!!

彼女の悲鳴にも似た絶叫と共に、巨大な鏡が粉々に砕け散った。現実を直視した凄まじいショックは、彼女をダイエットに向かわせるどころか、その高いプライドを完全にへし折った。

「見ないで……わらわを見ないで!! 飯じゃ! もっと飯を持てい!!」

泣き叫び、顔を脂と涙でぐしゃぐしゃにしながら、ハンコックは両手で巨大なローストポークの塊を掴み、獣のように貪り食った。もう何も考えたくなかった。ただ底なしの胃袋に食べ物を詰め込んでいる時だけが、自分が醜く肥え太った豚になってしまったという絶望的な現実を忘れさせてくれたからだ。くちゃくちゃ、ジュルリと下品な音を立てて脂身を噛みちぎり、彼女はさらなる醜悪な巨大肉塊へと身を落としていった。

ナミ

身長:170.0cm / 体重:182.0kg(前回比 +9.5kg)

BMI:63.0(超高度肥満・生命の危機)

B:110 (Gカップ) / W:165 / H:185

ニコ・ロビン

身長:188.0cm / 体重:185.5kg(前回比 +9.5kg)

BMI:52.5(超高度肥満・生命の危機)

B:112 (Gカップ) / W:168 / H:180

たしぎ

身長:170.0cm / 体重:205.5kg(前回比 +30.0kg)

BMI:71.1(超高度肥満・生命の危機)

B:95 (Eカップ) / W:185 / H:170

ボア・ハンコック

身長:191.0cm / 体重:255.0kg(前回比 +13.0kg)

BMI:69.9(超高度肥満・生命の危機)

B:120 (Gカップ) / W:210 / H:230


ボーイン諸島での悪夢のような暴食から始まった狂気は、ついに彼女たちから「元の姿に戻る」という希望を完全に奪い去った。

サニー号の女性部屋。そこはもはや部屋というより、巨大な二つの肉塊を安置するための巨大な飼育箱と化していた。床一面を補強し、巨大な特注マットレスを敷き詰めているにも関わらず、彼女たちが呼吸のためにわずかに体を動かすだけで、ミシッ……メキメキッ……と船体が悲鳴を上げている。

「ねぇ、ロビン……私たち、もう完全に終わりね……」

「ええ……少し指を動かしただけで、息が上がるわ……」

「さっき、最後の悪あがきで腹筋運動をして起き上がろうとしたんだけど……」

「ふふ……どうなったの?」

「首と顎の下のお肉が分厚すぎて邪魔をして、頭が1ミリも上がらなかったわ……。逆に自分の脂肪で首が絞まって、死ぬかと思った……」

「それがあなたの今日の運動ね。私はさっき、寝返りを打とうとして体を捻ってみたの」

「……打てたの?」

「いいえ。腰の浮き輪肉とお尻のお肉が重すぎて、体がわずかに揺れた反動で、床板がミシッて沈み込んだだけよ……」

「あはは……もう笑うしかないわね。ねぇ、昨日フランキーに発注した、新しい帆布の服、どうだった?」

「ダメね。私たちの脂肪の増殖スピードが早すぎて、上から被せた途端に、お腹の山の頂上でパツンと破けちゃったわ」

「じゃあもう、何も着ずに巨大なシーツを被ってる今の状態が、私たちの正装ってわけね……」

「ええ。もう私たちのこの分厚いお肉を隠せる布なんて、世界中探しても存在しないのよ。……あ、天井のハッチが開いたわ。サンジがクレーンで、今日のメインディッシュを降ろしてきたみたい」

「やったわ! もう太るとかどうでもいい! 早くその特大のお肉とケーキを、私の口に直接流し込んで!」

クレーンから降ろされてきたのは、通常の数十人前はある巨大な肉のローストと、樽のようなボウルに入った特濃の生クリーム。ナミとロビンは仰向けに寝転がったまま、口だけを大きく開けてそれを待ち構えていた。

ナミの体は、もはや人間の女性としての原型を留めていない。仰向けになると、かつてJカップあった胸は完全に巨大な腹肉の斜面に飲み込まれ、顎の下から股間まで続く、ぶよぶよとした果てしない脂肪の平野が広がっている。太ももは巨大な丸太のように横へドロリと流れ出し、マットレスの端からこぼれ落ちそうになっていた。ロビンも同様だ。寝返りという最低限の動作(運動)すら不可能になった彼女の体は、摂取した莫大なカロリーを全て脂肪の鎧へと変え、二の腕や背中から溢れ出した極上の肉が、スライムのように周囲へと広がっている。

「あむっ……んっ! 美味しいっ……! 脂が、最高……っ!」

「ええ……噛まなくても、お肉が口の中でとろけていくわ……っ」

咀嚼するたびに、何重にも折り重なった顎の肉がたぷん、たぷんと波打つ。シーツがずり落ち、はち切れんばかりに膨張した巨大な白い腹肉や、重力に負けて広がる太ももの肉がむっちりと露出しても、二人はもはや恥じらいすら感じず、ただひたすらに快楽のままカロリーを貪り続けていた。自身の重みで床板をメキメキと沈ませているという、新たなる「太った証拠」を背中で感じながら。

一方、海軍G-5基地。

たしぎは、ついに自室から一歩も出られなくなっていた。いや、正確には「出ようとしたが出られなかった」のだ。

「はぁっ……ぜぇっ……! 腕が……口に、届かない……っ!」

彼女は今、絶望の淵にいた。食事をしようとフォークを持った手を顔に近づけようとしたのだが、パンパンに膨れ上がった巨大な胸の肉と、前に突き出しすぎた途方もない太鼓腹が物理的な壁となり、自分の腕が口元まで届かないのだ。自分の脂肪が邪魔で、自力で食事ができない。それが、彼女が新たに突きつけられた残酷な現実だった。

「大佐……口を開けてください、今、唐揚げを入れますから……」

「ひぐっ……うぅっ……あむっ! ……ズズッ……美味しい……っ!」

見かねた部下たちが、交代で彼女の口に直接料理を放り込んでいる。たしぎは涙を流しながらも、口内を満たす極上の脂の旨味に抗えず、咀嚼を続けていた。

彼女の体には、海軍のテントを三つ繋ぎ合わせて作らせた巨大な布が掛けられていた。これが彼女の「新しい服」だ。しかし、それすらも彼女の巨大すぎる三段腹を隠しきれず、布の隙間から、テカテカに張り詰めた白い腹肉がドゥルンッと露出して床にべったりと接地している。

「せめて……腹筋だけでも……っ! んぐっ……!」

彼女は泣きながら、せめてもの運動として上体を起こそうと力を込めた。しかし、ブルンッ! と腹の肉が虚しく揺れただけで、体は一ミリも持ち上がらない。ただ力を入れただけで酸欠になり、激しく息を乱す。

「ぜぇっ……はぁっ……もう、だめ……私、一生このまま豚として……っ! 次、カツカレーをお願いします……っ!」

剣士としての誇りは完全に折れ、彼女はただ部下に餌を与えられるだけの、巨大で醜い肉ダルマとして生きることを受け入れてしまった。

そして、女ヶ島アマゾン・リリー。

鏡を叩き割り、自らの醜い現実から目を背けたハンコックは、完全な狂乱状態に陥っていた。

「もっとじゃ! わらわの胃袋を満たすものを、もっと持てい!!」

彼女は今、自室の扉の枠に「挟まって」いた。

気分転換に廊下へ出ようとした(彼女にとってはそれが限界の運動だった)のだが、左右に1メートル以上も広がる巨大な尻肉と、前にせり出した途方もない三段腹が扉の枠に完全に食い込み、前にも後ろにも抜けなくなってしまったのだ。

城の分厚い壁と扉の枠に、極上の柔らかい脂肪がむぎゅぅぅっ! と押し潰され、枠の形に変形してドロリとはみ出している。

「ぜぇっ……はぁっ……! わらわの体が……扉を通らぬじゃと……!?」

絶世の美女であったはずの自分が、自らの脂肪のせいで部屋の出入りすらできない。その事実が、彼女の心を完全にぶっ壊した。

彼女が身に纏っているのは、王宮の巨大なカーテンを何枚も縫い合わせた特注の布。だが、扉に挟まって無理に身動きを取ろうとしたせいで、その布もビリビリと無惨に引き裂かれ、八の字に割れた醜い背脂や、重力で垂れ下がる巨大な太ももの肉が完全に露出してしまっていた。

「ええい、もうよい! ここで食う! わらわの口に、直接料理を運べ!!」

身動きが取れないまま、ハンコックは狂ったように叫んだ。侍女たちが震えながら、巨大な豚の丸焼きや、クリームたっぷりのケーキを次々と彼女の口に放り込んでいく。

「あむっ……くちゃっ……ズズゥッ……! もっとじゃ! もっと甘いものを……っ!」

顔を脂とクリームでギトギトに汚し、醜く垂れ下がった顎の肉を揺らしながら、彼女はただひたすらに咀嚼を続けた。

もはや、元の美しい姿に戻ろうなどという意志は、四人のうち誰一人として持っていなかった。

ボーイン諸島の甘い呪いに完全に魂まで囚われた彼女たちは、自らの意思で動くことすらできない巨大な脂肪の山脈となり、底なしの胃袋を満たすためだけに生きる、醜くも官能的な巨大肉塊として、その一生を暴食に捧げるのだった。

ナミ

身長:170.0cm / 体重:195.5kg(前回比 +13.5kg)

BMI:67.6(超高度肥満・生命の危機)

B:115 (Gカップ) / W:175 / H:195

ニコ・ロビン

身長:188.0cm / 体重:198.0kg(前回比 +12.5kg)

BMI:56.0(超高度肥満・生命の危機)

B:118 (Gカップ) / W:180 / H:192

たしぎ

身長:170.0cm / 体重:220.5kg(前回比 +15.0kg)

BMI:76.3(超高度肥満・生命の危機)

B:100 (Eカップ) / W:198 / H:185

ボア・ハンコック

身長:191.0cm / 体重:280.0kg(前回比 +25.0kg)

BMI:76.7(超高度肥満・生命の危機)

B:125 (Fカップ) / W:225 / H:245

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