【51.0kg→112.5kg】女社長・斉藤ミヤコの中年太り (Pixiv Fanbox)
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深夜二時。都内の一等地にある高級マンションの一室は、水を打ったような静寂に包まれていた。
重たい玄関のドアを閉め、ハイヒールを脱ぎ捨てた斉藤ミヤコは、玄関の壁に手をついて深々と、そしてひどく色っぽい溜息を吐き出した。
「はぁ……もう、限界……。なんで私が、こんな目に遭わなきゃいけないのよ……」
薄暗い廊下を歩き、リビングの大きな姿見の前を通り過ぎる際、彼女はふと立ち止まって鏡の中の自分を見つめた。
そこに映るのは、誰もが振り返るような洗練された大人の女の姿だ。元モデルという経歴が伊達ではないことを証明するように、彼女のプロポーションは完璧に計算された美しさを保っていた。高級なシルクのブラウスは、豊かな膨らみを持つ双眸の形をくっきりと浮き彫りにし、動くたびに弾むような自己主張を繰り返す。そこからキュッと引き締まったウエストへと滑らかに落ちる曲線美。そして、タイトなペンシルスカートに包まれた、ハリのある上向きのヒップ。どこにも無駄な肉など存在しない、隙のない女の肉体。
しかし、その完璧な美貌を支える精神は、今まさに崩壊の危機に瀕していた。
夫である壱護の突然の失踪。その無責任すぎる裏切りによって、ミヤコは突如として『苺プロ』という芸能事務所の全責任を負わされることになった。
口うるさいスポンサーたちの前で、プライドを投げ打って床に額を擦りつけるような謝罪を繰り返す日々。一癖も二癖もある我が強い所属タレントたちの機嫌を取り、スケジュールを調整し、トラブルの火消しに奔走する。さらに、家に帰ればアクアとルビーという、全く手のかからないようでいて、どこか底知れない幼い双子の育児が待っている。
女手一つで事務所を支え、二人の子供を育てる。その二重、三重のプレッシャーは、コルセットのようにミヤコの全身をギリギリと締め付けていた。
寝室のドアをそっと開けると、アクアとルビーが規則正しい寝息を立てているのが見えた。その無垢な寝顔を確認し、ようやく今日という一日の「社長業」と「母親業」が終わったことを悟る。
ふらつくような足取りで、誰もいない真っ暗なキッチンへと向かった。
冷たい大理石のカウンターに手をつき、ミヤコは戸棚の奥へと手を伸ばす。そこには、壱護が記念日のためにと買っていた、ヴィンテージの高級赤ワインが眠っていた。もう二度と帰ってこないかもしれない男のために、こんな上等な酒を取っておく義理などない。
「……今日くらい、いいわよね。私、これでも一人で、死ぬ気で頑張ってるんだから……」
誰に言い訳するでもなくポツリと呟くと、ミヤコは震える手でソムリエナイフを操り、コルクを引き抜いた。ポンッという小気味良い音が、静寂のキッチンに響く。
グラスを用意する時間すらもどかしく、彼女は大きめのワイングラスに、血のように赤く芳醇な液体をなみなみと注ぎ込んだ。
「……っ、ん、んんっ……」
艶やかな唇をグラスの縁に押し当て、一気に喉の奥へと流し込む。
ひんやりとした液体が食道を通って胃に落ちた瞬間、カッと熱い炎が燃え上がるような感覚がミヤコの内側を駆け巡った。極上のブドウの渋みと甘みが舌に絡みつき、アルコールが急速に血に溶け込んで脳を痺れさせていく。
「……はぁっ……美味しい……」
火照り始めた頬に手を当て、ミヤコはふらりとカウンター用の高いスツールに腰掛けた。
一杯、二杯と煽るうちに、彼女を縛り付けていた強烈なストレスと緊張感が、ドロドロと音を立てて溶け出していく。それと同時に、常に人目を気にして張り詰めていた「モデルとしての肉体」が、重力に逆らうことを放棄し始めた。
「……あつ……苦しいわね、これ……」
ミヤコは熱い吐息を漏らしながら、はち切れんばかりに胸を締め付けていたブラウスのボタンを、上から三つ、乱暴に外した。パーンッと弾けるように解放された柔らかな胸元から、汗ばんだ白い谷間が露わになる。黒いレースのブラジャーに押し込められた肉の質量が、フワリと重だるく揺れた。
さらに、彼女の細い指はタイトスカートのホックへと伸びる。カチャリと金属音を立ててウエストの留め具を外すと、ジッパーを半分ほど引き下げた。
「……ふぅっ……」
一日中、無理やりお腹を凹ませて維持していた平坦な下腹部が、緊張の糸が切れたことで、ほんの少しだけぽすんと前に突き出る。まだそれは「太っている」と呼べるものではなかったが、確実に筋肉が弛緩し、だらしない快楽へと身を委ねた瞬間だった。
解放されたウエスト周りの柔肌を撫でながら、ミヤコはさらにワインを口に含む。アルコールの甘い毒が、彼女の脳内で囁いていた。もっと自分を甘やかしていい。もっと、この快感に溺れてしまえばいい、と。
「……もう、どうなったっていいわ。今夜だけは……全部忘れて……」
潤んだ瞳で天井を見つめながら、ミヤコはとめどなくグラスを傾け続けた。
孤独とストレスをアルコールで洗い流すうちに、気づけば高級ワインのボトルは半分以上空になっていた。
理性を溶かし、肉体を甘い弛緩へと誘うこの夜の晩酌。それが、かつての完璧な美貌を誇ったミヤコの体が、とめどない食欲と脂肪の海に呑み込まれ、醜くも艶かしい「中年太り」へと変貌していく、後戻りできない第一歩であった。
身長:162.0cm / 体重:51.0kg(前月比 +0.0kg)
BMI:19.4(普通体重)
B:88 (Eカップ) / W:59 / H:86
夜な夜な赤ワインのボトルを空ける悪習は、ミヤコの中で完全に定着してしまっていた。孤独とプレッシャーをアルコールで麻痺させる快感を知ってしまった彼女は、もはやその甘い毒から逃れる術を持たなかった。
そして、アルコールが呼び水となるように、彼女の「食欲」のタガも完全に外れ去っていた。
当初はワインの傍らに添える程度の、無塩アーモンドやクルミといった小さなナッツ類で満足していたはずだった。しかし、アルコールで麻痺した舌と胃袋は、それでは到底満たされなくなっていく。
数日後には塩気の強い生ハムのパックを開け、薄切りの肉を何枚も重ねて貪るようになった。さらに翌週には、濃厚なカマンベールチーズを丸ごと一個、ナイフも使わずに直接齧り付き、脂っこいチーズの塊をワインで無理やり胃に流し込むという暴挙に出始めた。
そして今夜。時計の針が深夜二時を回った頃、薄暗いリビングのローテーブルには、高級な赤ワインのフルボトルと共に、Lサイズのデリバリーピザが鎮座していた。箱を開けると、熱気と共に濃厚な4種のチーズとガーリック、そしてたっぷりのマヨネーズソースの暴力的な香りが部屋中に充満する。
「……んっ、んんっ……ああ、美味しいっ……」
とろりと垂れ下がる大量のチーズを艶やかな唇で迎え入れ、ミヤコは恍惚とした熱い吐息を漏らした。
指先にまとわりつくギトギトの脂を舌先でエロティックに舐めとり、すかさず赤ワインで流し込む。しょっぱさと脂の強烈な旨味、そしてアルコールの熱が脳髄を痺れさせ、今日一日の社長業の疲労が嘘のように消え去っていく。咀嚼するたびに、口の周りがテカテカと油で光り、だらしない咀嚼音が静かなリビングに響く。
深夜の高カロリーな晩餐は、確実に彼女の肉体に変化をもたらし始めていた。
アルコールの影響で代謝は落ち、夜中に摂取された過剰なカロリーは、一切消費されることなく彼女の柔肌の下へと蓄積されていく。薄いシルクのナイトガウンの下に隠された肉体は、かつての引き締まったモデル体型から、どこかだらしなくも色気を孕んだふくよかさを帯び始めていた。
鎖骨がくっきりと浮き出ていたデコルテラインはなだらかな丸みを帯び、もともと豊かだったバストはさらに暴力的な質量を増していた。ガウンの合わせ目からは、自重で垂れ下がりそうになるほどむっちりとした谷間が押し上げられ、少し前かがみになってピザを頬張るたびに、重たい双眸がたぷん、たぷんと艶かしく揺れて布地を押し広げようとする。
さらに、彼女が一番油断している下腹部。かつては平坦でうっすらと縦筋すら入っていたはずの腹には、ほんのりと甘い脂肪の層が形成され始めていた。息を吐いて気を抜くたびに、ぽすんっと柔らかく前に突き出る下っ腹。座っていると、シルクの下着のゴムがムチッとした肉に食い込み、わずかな段差を作り出している。
「……うふっ、最高……このピザ、耳の部分にまでソーセージとチーズが詰まってるじゃない……」
すっかり自堕落な快感に浸りきり、二切れ目のピザに手を伸ばそうとしたその時だった。
「こんな夜中に、何やってるんだ」
「ひゃっ!? あ、アクア……起きてたの?」
「トイレに起きただけだ。……って、それピザか?」
「そ、そうよ。大人には夜食が必要なの。社長業って頭を使うから、糖分と脂質が足りなくなるのよ」
「こんな深夜にLサイズのピザに赤ワイン……正気の沙汰じゃないな。確実に太るぞ」
「し、失礼ね! 私は元モデルよ。基礎代謝が一般人とは違うんだから、これくらいじゃ太らないわ」
「昔の話だろ。人間の基礎代謝は年齢とともに容赦なく落ちる。それに、夜間の過剰なカロリー摂取はそのままダイレクトに脂肪へ直結するんだぞ」
「うっ……可愛くないわね、本当に。いいじゃない、これくらい私の勝手でしょ」
「最近、酒の量も異常に増えてないか? キッチンのゴミ箱、空き瓶の数が尋常じゃなかったぞ」
「ス、ストレスよ、ストレス! あんたたちの育児と、我がままなタレントの管理で毎日大変なんだから!」
「見え透いた言い訳だな。テーブルの隅に、カマンベールチーズの空き箱も散乱してるじゃないか」
「ち、違うわよ! これは……ええと、賞味期限が今日までだったから、もったいないと思って!」
「ピザの上にさらに生ハムまでトッピングしてるじゃないか。塩分と脂質の過剰摂取だ。確実に血管が詰まるぞ」
「うるさいうるさいっ! ママの勝手でしょ! ほら、子供は早く寝なさい!」
「……最近、顎の下の肉、少しタプタプしてないか?」
「えっ!? そ、そんなことないわよ! 角度の問題よ、角度!」
「ガウンの胸元も、前よりパツパツに見えるが。太ったんじゃないのか」
「ち、ちがっ……これは、その、女性特有のバイオリズムというか……張ってる時期なだけ!」
「座ってるせいかもしれないが、腹のあたりも丸く出っ張ってるように見えるぞ」
「なっ……! 見ないでよ! これはただの膨満感! 食べすぎた直後だから出てるだけ!」
「まぁ、俺には関係ないが。後で自分の醜い腹を見て泣いて後悔しても知らないぞ」
「しないわよ! そんなにお腹なんて出てないもん! ……一口食べる?」
「いらない。そんな油の塊、胃もたれするし虫歯になる」
「そう……あっ、でもこれ本当に美味しいわよ。とろとろのチーズが最高なんだから!」
「……勝手にしろ。明日の朝、胃薬を探すなよ」
「大きなお世話! ほら、トイレ済んだらさっさとベッドに戻る!」
「おやすみ」
「おやすみなさい。……ふぅ、全く、誰に似たんだか可愛げのない子なんだから」
アクアの足音が寝室へと遠ざかっていくのを確認すると、ミヤコはほっと息を吐き出した。
痛いところを突かれて心臓が跳ね上がったものの、ピザの強烈な匂いとワインの誘惑の前では、アクアの的確すぎる指摘などすぐに頭から消え去ってしまった。
「あーあ、少し冷めちゃったじゃない。……でも、太ったなんて……気のせいよね?」
不安をごまかすように、ミヤコは自身の身体をまさぐる。
顎の下を撫でると、確かに以前はなかった柔らかな肉のたるみを感じた。豊かなバストを下から持ち上げるように触れると、ズシリとした重みと共に、手のひらから溢れ出すほどの質量に成長しているのがわかる。そして、おそるおそる下腹部に手を当てると……ふにゃりと指が沈み込む、マシュマロのような柔肉の感触。
しかし、アルコールで麻痺した彼女の脳は、その不気味な肥満への兆候を「ただの食べ過ぎによる一時的なもの」だと都合よく解釈していた。
「ふふっ……明日から、少しだけ食事を減らせばいいわよね。今日くらい、全部食べちゃおうっと……」
残りのピザを手に取り、大きく口を開けて齧り付く。
チーズと脂が喉の奥へと滑り落ちるたび、彼女の身体はだらしなく弛緩していく。むっちりと肉感を増した太ももはガウンの隙間から艶かしい白さを覗かせ、ポッコリと膨れ始めた下っ腹は、彼女の呼吸に合わせて淫らかに上下に揺れていた。
もはやブレーキの壊れた食欲を満たすため、ミヤコは深夜の狂宴を続ける。目に見えない脂肪への変化は、確実に彼女の肉体を蝕み、魅惑的でだらしない肉襦袢へと変わりつつあった。恐ろしい「浮き輪肉」の存在を鏡の前で自覚し、絶望の悲鳴を上げるその日まで、彼女の狂ったような暴食が止まることはなかった。
身長:162.0cm / 体重:55.0kg(前月比 +4.0kg)
BMI:21.0(普通体重)
B:91 (Fカップ) / W:66 / H:90
深夜の暴食とアルコール浸りの自堕落な生活が数週間続いた頃。苺プロの事務所では、ミヤコがデスクに座り、山積みにされた経理の書類と格闘していた。
パソコンの画面を見つめる彼女の表情は険しく、社長としての威厳を保とうとしている。しかし、そのスーツの下に隠された肉体は、以前の張り詰めた緊張感をすっかり失い、どこかだらしなく甘い弛緩と、むせ返るような雌の匂いを漂わせていた。
連夜にわたる高カロリーの過剰摂取により、彼女の体は確実に、そして急激に肥え太り始めていた。
かつては余裕を持って穿きこなしていた7号サイズのタイトスカートは、今やパンパンに張り詰め、はち切れんばかりにむっちりとした太ももと肉厚なヒップを締め付けている。ストッキングのウエストバンドは、ぽっこりとだらしなく膨らみ始めた下腹の柔肉に容赦なく深く食い込み、座るたびに苦しい圧迫感を生み出していた。ミヤコは無意識のうちに、デスクの下で股を開き気味にして座っていた。そうしなければ、太もも同士の分厚い肉が擦れ合い、窮屈で仕方がなかったからだ。
さらに深刻なのは上半身の変貌だった。もともと豊かだった胸は、急激に蓄積された脂肪をたっぷりと吸い込み、恐ろしいまでの質量と重量に成長していた。かつてのブラジャーのカップには到底収まりきらず、こぼれ落ちた分厚い胸肉が、シルクのブラウスを内側から強烈に押し上げている。今にも弾け飛びそうなボタンとボタンの隙間からは、窮屈そうにひしめき合う真っ白で豊満な谷間がチラチラと覗き、彼女がため息をつくたびに、たぷんっ、ぶるんっ、と卑猥で重々しい揺れを主張していた。
「……ふぅ。ちょっと、スカートがきついわね……それに、ブラのワイヤーが胸の下に食い込んで痛い……」
誰にも聞こえない声で独りごちながら、ミヤコはデスクの下でこっそりとタイトスカートのホックに手を伸ばす。
指先に力を込めてホックを少しずらそうとしたが、パツパツに張った生地は、内側から押し寄せる肉の圧力によってピタリと吸い付いて離れない。それどころか、少しでも気を抜くと、スカートのウエスト部分に蓄積されたばかりの下腹の肉が「ぷにっ」と乗っかりそうになるのを、無理やり腹筋に力を入れて引っ込めている状態だった。
コンコン、と控えめなノックの音が響き、若い女性スタッフが事務所に入ってきた。
「社長、お疲れ様です。こちら、先月の経費の精算書になります」
「ありがとう。そこに置いておいて。……あ、それと午後のスケジュールの確認なんだけど」
「はい、そちらもバッチリまとめてあります! ……あ、それとですね、社長に差し入れをお持ちしました!」
「差し入れ? わざわざ悪いわね。何かしら」
「駅前に新しくできた有名パティスリーの、特製和栗のモンブランケーキです! すごく人気で並んで買ってきたんですよ!」
「モンブラン……うっ、美味しそうだけど……私、最近カロリーを少し控えてるのよ」
「えーっ! 社長がダイエットですか!? あんなにスタイル抜群なのに、これ以上痩せてどうするんですか!」
「そう? まあ、元モデルの意地というか、少し油断するとすぐに体型に出ちゃう年齢だから、気をつけてるのよ」
「全然そんなことないですよ! むしろ私、最近の社長を見てて思ってたんです。少しふっくらされて、すごく女らしくなったなって!」
「えっ……ふ、ふっくらって……それ、太ったってことじゃないの!?」
「違います違います! なんていうか、前は細すぎて尖ってるというか、近寄りがたいオーラがあったんですけど、今はすごく柔らかそうで……マシュマロみたいで、同性の私でもドキッとするくらいセクシーなんですよ!」
「マシュマロ……セクシー……? そ、そうかしら。顔が丸くなったり、二重アゴになったりしてない?」
「全然! お肌もツヤツヤですし! 特に胸元なんて、ブラウスのボタンが弾けそうなくらい豊満で……本当に羨ましいです! 私なんてまな板だから……」
「胸が……。確かに、最近下着がキツいとは思ってたけど……太ったわけじゃないのね?」
「もちろんです! 女性らしい魅力的なお肉がついただけですよ。ほら、いい匂いでしょう? フォークどうぞ!」
「うぅ……でも、こんな大きなケーキ、しかも栗と生クリームたっぷりなんて……」
「社長、最近夜遅くまで残業ばかりで、お疲れ気味じゃないですか。脳にしっかり糖分補給しないと、アクアくんやルビーちゃんの育児も倒れちゃいますよ!」
「それもそうね……。じゃあ、お言葉に甘えて、半分だけ頂こうかしら」
「半分なんて言わず、全部ペロリといっちゃってください! 私、お茶のおかわり淹れてきますね!」
「あ、ちょっと……もう。……でも、本当にすごくいい匂い。一口だけなら……」
「(給湯室から)社長ー! 紅茶のお砂糖、いつも通り二個でいいですかー!?」
「え、ええ、お願い! ……んんっ、甘くて美味しい……栗のペーストがすっごく濃厚ね……中のクリームもたまらないわ……」
「(戻ってきて)ふふっ、社長、すっごく幸せそうな顔してますよ! 美味しいですか?」
「ええ、絶品ね。……あら、やだ。気づいたら半分以上食べちゃったわ」
「いいんですよ! 美しい社長には、美味しいスイーツが似合いますから! ほらほら、残りも全部いっちゃってください!」
「もう、あなたにおだてられても給料は上がらないわよ? ……んっ、本当に美味しい……」
「あはは、給料アップは密かに期待してますけどね! さ、しっかり食べて元気出してください!」
「ごちそうさま。なんだか体がぽかぽかしてきたわ。さ、仕事に戻らないとね」
スタッフの甘い言葉と絶品のケーキの誘惑に抗えず、ミヤコはたっぷりと生クリームと栗のペーストが乗った高カロリーなケーキを完食してしまった。
咀嚼して飲み込むたびに、顎の下にうっすらと付き始めた柔らかい二重の肉がぷにぷにと震え、巨大なバストがドスンドスンと机の上で揺れる。クリームの暴力的な甘さが脳を麻痺させ、「ふっくらして色気が出た」というスタッフの無責任な称賛が、彼女の肥満への危機感を完全に狂わせていた。
「はぁ、美味しかった。……あっ」
食べ終えて立ち上がろうとした瞬間、ミヤコの手が滑り、机の端に置いてあったボールペンを床に落としてしまった。
コロコロと転がったペンは、彼女の足元、ちょうどデスクの下の奥まった場所へと入り込んで止まる。
「やだ、もう……よっこい、しょっと……」
重たく、だるくなった体を傾け、ミヤコは無防備に前かがみになって床へ手を伸ばした。
その瞬間だった。
——むにゅんっ。
「……っ!?」
ミヤコの全身が、雷に打たれたように硬直した。
前かがみになり、お腹を深く折り曲げたことで、極限まで張り詰めていたタイトスカートのウエストバンドに、限界を超えた圧力がかかったのだ。
今まで無理やり腹筋とお茶を濁すような姿勢で押し込め、なんとかスカートの内側に隠蔽していた下腹部の脂肪。それが、強烈な圧迫に耐えきれず、ついにベルトの境界線を乗り越えて決壊した。
分厚く、そして不気味なほどに柔らかく温かい肉の塊が、「むにっ」「ぶにゅんっ」という卑猥極まりない感触と共に、タイトスカートのウエストの上へとだらしなく溢れ出したのである。
ブラウス越しにでもはっきりとわかる、ずっしりとした重みを持った脂肪の塊。それは、冷や汗をかくほどに生々しく、どろりとした質量を持って、ミヤコのお腹の周囲にどっかりと居座った。重力に従って垂れ下がる自身の脂肪の重みを、太ももの付け根あたりで明確に感じ取ってしまったのだ。
「う、嘘でしょ……何よこれ……!」
慌ててペンを拾い上げ、バネのように姿勢を真っ直ぐに戻す。
しかし、一度溢れ出してしまった無慈悲な肉は、そう簡単には元の位置に戻ってくれない。スカートのホックがたるんだ柔肉に深く、痛いほどに食い込み、息をするのも苦しいほどの圧迫感とともに、お腹周りがぐるりと分厚い「肉の浮き輪」で覆われているような感覚が離れなかった。
スタッフが再び給湯室へ向かった隙を見計らい、ミヤコは血の気を引かせたまま立ち上がり、慌てて事務所のトイレへと駆け込んだ。
パンパンになった太ももの肉が擦れ合い、股の間に不快な摩擦を感じながらも、そんなことを気にしている余裕はなかった。
鍵を乱暴に閉め、息を切らしながら大きな全身鏡の前に立つ。
震える手で、タイトスカートにインしていたブラウスの裾を乱暴に引き抜き、おそるおそる胸の下まで捲り上げた。
「……あ、ああぁ……っ」
鏡に映し出された自身の無惨な姿を見て、ミヤコは絶望の悲鳴を漏らし、その場に崩れ落ちそうになった。
そこには、うっすらと縦筋が入っていたはずの、モデル時代から自慢だった美しい腹筋の面影は微塵もなかった。
あるのは、重力に逆らえなくなり、醜く、そして淫らかに垂れ下がった見事な「浮き輪肉(ラブハンドル)」だ。
おへその周囲にはぽっこりと丸く、前方に突き出た柔らかい脂肪の丘が形成されている。そして腰骨のあたりからは、まるで別の生き物が寄生しているかのように、分厚くたるんだ脂肪がぐるりと腰回りを包み込み、スカートのウエストバンドの上に乗っかっていた。ゴムに強く締め付けられたことで、乗っかった肉ははち切れんばかりに張り詰め、うっすらと赤い跡をつけている。
「い、いや……こんなの、私じゃない……! 私のお腹が、こんなに醜く出っ張るなんて……!」
現実を受け入れられず、ミヤコは狂ったようにお腹の肉を両手で掴んだ。
——ぶにゅっ、むちっ。
指の第一関節がずぶりと完全に埋もれるほどに柔らかく、たっぷりと蓄えられただらしない脂肪が、手のひらをむっちりと満たした。どれだけ強く掴んでも、引っ張っても、ちぎり捨てようとしても、その豊満でエロティックな脂肪の塊が消えることはない。むしろ、揉まれることでほんのりと赤みを帯びた柔肌は、ゼリーのようにぷるぷると揺れ、ますます淫らな雌の肉感を主張するばかりだった。
「うっ、うぅ……嘘よ、嘘……どうして……っ」
ブラウスの胸元ははち切れんばかりに膨れ上がり、太ももはパンパンに張って隙間を失っている。元モデルとしての誇りもプライドも完全にへし折られ、ミヤコは冷たいトイレの鏡の前で、自分を完全に侵食し始めた圧倒的な『脂肪』の恐怖と、己の醜い肉への絶望に青ざめて、ただただ立ち尽くすしかなかった。
身長:162.0cm / 体重:63.5kg(前月比 +8.5kg)
BMI:24.2(過体重予備軍)
B:97 (Gカップ) / W:78 / H:99
トイレの鏡の前で己の醜い「浮き輪肉」に絶望したあの日から、さらに数週間が経過した。
ミヤコの体重増加は、もはや彼女自身の意思やちょっとしたダイエットなどではどうにもならない領域へと突入していた。苺プロの社長としての業務は過酷さを増し、スポンサーや取引先との夜の会食が立て続けに入り込んだのだ。
高級料亭での霜降り肉のすき焼き、フレンチレストランでのバターをふんだんに使ったフルコース、そして深夜まで続く二次会の高級クラブでのシャンパンとチーズの盛り合わせ。断ることなど許されない接待の場で、ミヤコは愛想笑いを浮かべながら、ひたすらに高カロリーな爆弾を自らの胃袋へと詰め込み続けた。
そして会食がない夜は、日中のストレスを誤魔化すために自宅で赤ワインとデリバリーピザを貪る。そんな生活を繰り返せば、元モデルの基礎代謝など何の防波堤にもならず、彼女の肉体はとめどないカロリーの奔流に完全に屈服し、恐ろしいほどのスピードで肥大化を続けていた。
以前はホックを外してトップスで隠すことでなんとか誤魔化せていたタイトスカートは、ついに太ももの途中で肉に引っかかり、上に引き上げることすら物理的に不可能になった。仕方なく、少しゆったりとしたパンツスーツを新調したものの、それすらもわずか数週間で太ももとヒップの肉がパツパツに張り詰め、限界を迎えていた。歩くたびに股の間の分厚い股肉が「むっちり、むっちり」と擦れ合い、ストッキング越しの摩擦で太ももの内側が常に赤くヒリヒリと痛む破廉恥な状態になっていた。
上半身の変貌はさらに凄惨かつ淫らだった。
暴食によって蓄えられた脂肪は、彼女の巨大なバストをさらに凶悪なサイズへと成長させた。特注のブラジャーすらも強大な胸の重量を支えきれず、肩紐が赤いミミズ腫れのように柔肌に食い込んでいる。ブラウスのボタンは常に今にも弾け飛びそうな悲鳴を上げ、彼女が息を吸うたびに、布地を突き破らんばかりにせり出した豊満な肉の塊が、ずしんっ、ばいんっ、と暴力的な揺れを見せつけるのだ。
そして、あの忌まわしい下腹部の「浮き輪肉」。それは今や、うっすらとした段差などという可愛らしいものではなくなっていた。どっかりと重力に従って垂れ下がったそれは、ベルトの上に乗っかるだけでなく、ズボンの生地を内側から強烈に押し広げ、まるでスイカでも飲み込んだかのような見事な球体となって彼女の腹部を支配し、歩くたびにブルンブルンと醜く揺れ動くようになっていた。
ある休日の午後。
自宅のリビングで、ミヤコはソファに深く腰を沈めていた。
外出する予定もないため、服装は上下グレーのスウェットという完全に気を抜いたものだ。しかし、そのスウェットすらも、今の彼女の巨大化した肉体を隠し切ることはできていない。
ゴム張りのウエストはパンパンに膨れ上がった下腹部に無慈悲に食い込み、布地の上からでもそのだらしない脂肪の段差がくっきりと浮き彫りになっている。胸元の生地は巨大なバストに引っ張られて薄く透けそうになり、ノーブラのままの重たい双眸が、みだらに垂れ下がって太いお腹の浮き輪肉の上にどすんと乗っかっていた。
「はぁ……体が重い……。ちょっと動くだけで息が切れるわね……」
どっこいしょ、と無意識に中年のそれと同じ掛け声を出しながら、ローテーブルの上の麦茶に手を伸ばす。そのわずかな動作だけで、顎の下にたっぷりとついた二重アゴの肉がぷるんと震え、太ももの分厚い肉がソファの座面でむちぃっと潰れて広がった。
そこへ、部屋の奥からバタバタと元気な足音が近づいてきた。
「あーっ! ママ、みーっけ!」
「あら、ルビー。どうしたの、そんなに慌てて」
「ママ、抱っこ! 抱っこしてー!」
「はいはい、おいで。……よっこいしょっと」
「……あれっ? ママ、なんかうまく座れないよ?」
「ご、ごめんね。最近ママ、少し体が大きくなっちゃって……ルビーが座るスペースが狭いわね」
「お洋服の下にクッション入れてるの?」
「えっ……?」
「ここ! すっごく柔らかい!」
「ちょ、ちょっとルビー、どこ触って……っ」
「ママのお腹、ぽよぽよしてて気持ちいいー! まるで大きなウォーターベッドみたい!」
「待って、ルビー、それは……っ」
「あれ? アクアも来てたの! ねぇねぇ、アクアも触ってみて! ママのお腹、すっごくぷにぷになの!」
「……俺は遠慮しておく。というか、見てるだけで暑苦しい」
「あ、アクア……あんたねぇ……」
「本当だってば! ほら、こうやって押すと、指がズボッて埋まるんだよ! えいっ、えいっ!」
「ひゃああっ!? や、やめてルビー、そこはダメっ、ああっ……!」
「わぁ、トランポリンみたいにぽよーんって跳ね返ってくる! すごーい!」
「る、ルビー、お願いだから叩かないで……お肉が揺れて、その、気持ち悪いから……っ」
「なんでー? 私はこのお腹好きだよ! 前のカチカチのママより、ずっとフワフワでハグしがいがあるもん!」
「うっ……うぅ……っ」
「それに、なんだかママ、おっぱいも前よりすっごく大きくなってない? 抱っこされると私の顔が埋もれちゃうよ!」
「……それは単に、腹の肉の上に胸が乗っかってるから余計にそう見えるだけだろ。重力に負けてる証拠だ」
「ちょ、アクア! あんたなんて冷酷なこと言うのよ!」
「事実を述べたまでだ。最近のママの自堕落な食生活を見ていれば、こうなることは火を見るより明らかだった」
「そ、それは……仕事の付き合いで仕方なく……!」
「夜中に一人でLサイズのピザとチーズを山食いして、ワインを空けるのが仕事の付き合いか? 恐ろしい業界だな」
「うぅっ……痛いところを……っ」
「ねえねえ、ママの二の腕もすごいよ! ほら、振ると下のお肉がぷるぷるって波打つ!」
「や、やめてっ! 腕の裏側のお肉は引っ張らないでぇっ!」
「あはは! 面白ーい! 足もすっごく太くなってる! クマさんみたい!」
「クマ……っ! そ、そこまで太ってないわよ!」
「いや、完全に冬眠前のヒグマかトドの領域だろ。ソファに肉が収まりきってないぞ」
「うぐっ……アクア、あんたもう少しオブラートに……」
「オブラートに包んでも、そのスウェットからはみ出そうな腹の肉は隠しきれないだろ」
「でもね、本当に気持ちいいんだよ! ほら、このおへその周りのお肉なんて、つきたてのお餅みたいにびよーんって伸びるの!」
「ひゃああっ! 痛い、痛いから引っ張らないで! 伸びた皮が戻らなくなるわ!」
「あはは! ママのお腹、おもしろーい! ぽよんぽよん!」
「……ルビー、あまり叩くと、その脂肪の塊が破裂して部屋中が油まみれになるかもしれないぞ」
「ええっ!? 本当!? ママ、お腹爆発しちゃうの!?」
「ば、爆発なんてしないわよ! アクア、適当な嘘教えないで!」
「嘘じゃない。限界まで膨らんだ風船は、ちょっとの刺激で割れるだろ? 今のママの腹はまさにそれだ」
「やだぁ! ママのお腹割れちゃダメ! 私が優しく撫でてあげるからね!」
「あ、あぁ……っ、んんっ……る、ルビー……」
ルビーの小さな両手が、ミヤコのだらしなくせり出した「浮き輪肉」を容赦なく揉みしだく。
ぽっこりと突き出た下腹、スウェットのゴムの上に乗っかった分厚い腰肉、そして無防備に垂れ下がった巨大な乳房。それら全てが、子供の無邪気な手によって「気持ちいいおもちゃ」として扱われていた。
——むちっ、ぶるんっ、たぷんっ。
揉まれるたびに、ミヤコの醜く肥え太った脂肪が、卑猥な水音を立てて震える。スウェットの生地越しでもはっきりと伝わる、己の肉の醜悪なまでの柔らかさと、圧倒的な質量。
かつては筋肉で引き締まっていたはずの腹部は、今やルビーの細い指が根元まで沈み込むほどの分厚い脂肪のクッションと化していた。撫でられるたびに、皮膚の下でたっぷりと蓄えられた脂が波打ち、ミヤコ自身の脳髄に「自分はもう醜いデブなのだ」という惨めな事実を刻み込んでいく。
「ママ、本当にクッション入れてないの? これ全部、ママのお肉?」
「……っ、そ、そうよ……全部、ママの……だらしない、お肉よ……っ」
悪気のないルビーの無邪気な笑顔と、アクアの冷ややかな、虫でも見るような視線。
そして何より、自分自身の腹の上にどしんと乗っかる乳の重みと、膝の上のルビーを弾き返さんばかりに膨張した太ももと腹の肉の不快な感触。
それら全てが、かつては美貌と完璧なスタイルを誇り、モデルとして賞賛を浴びていたミヤコの心に、修復不可能な致命傷を与えた。
(あぁ……私、完全に「太ったおばさん」になっちゃったのね……。隠すことすらできないくらい、醜く、ぶくぶくに……)
子供たちの前で、己の醜態を完全に暴かれ、おもちゃにされた絶望感。
もはや、ダイエットなどという生ぬるい言葉で元に戻れる領域は、とうの昔に過ぎ去ってしまっていた。ミヤコの潤んだ瞳から光がスッと消え、彼女の心の中で、体型維持への最後の抵抗の糸が、プツリと音を立てて切れた瞬間だった。
身長:162.0cm / 体重:79.5kg(前月比 +16.0kg)
BMI:30.3(肥満2度)
B:109 (Hカップ) / W:99 / H:113
ルビーの無邪気な手によって、己の腹の肉を「トランポリン」や「ウォーターベッド」として遊び道具にされ、完全に女としてのプライドを粉砕されたあの日。
深い絶望の淵に立たされたミヤコは、ついに重い腰を上げ、一念発起して入会金だけで数十万円を下らないという、芸能人御用達の超高級パーソナルジムへの入会を決意した。
「もう絶対に痩せてやる。こんな醜い脂肪の塊、全部燃やし尽くして、あの頃の完璧なモデル体型に戻って……アクアもルビーも見返してやるんだから……!」
固い決意と共に、震える手で高額なクレジットカードの支払いを済ませたミヤコだったが、現実は彼女の悲壮な決意を鼻で笑うかのように非情だった。
苺プロの社長としての殺人的なスケジュールは、彼女にトレーニングで汗を流す時間を一秒たりとも与えてはくれなかったのだ。日中は自己主張の激しいタレントたちのスケジュール調整や、現場での理不尽なトラブル対応に追われ、夜はスポンサーやテレビ局の重役たちとの会食、接待の連続。せっかくジムの予約を入れても、直前に「社長、〇〇の件で急遽クレームが!」とスタッフから悲鳴のような電話が入り、泣く泣くドタキャンを繰り返す日々。
結局、入会初日の一回のカウンセリングと、息が上がるほどの軽いストレッチに行ったきり、彼女は高い月謝だけを毎月自動引き落としでむしり取られる、見事な「幽霊会員」へと成り下がってしまった。
連日の激務と、ジムに行けない罪悪感、そして一向にダイエットできないどころか増え続ける体重へのストレス。さらに、夜の会食で無理やり胃袋に詰め込まれる高級フレンチのバターソースや、分厚い霜降り肉の数々。ミヤコの精神と肉体は、完全に許容範囲の限界を超えていた。
ある日の午後、事務所でのこと。
パソコンに向かって経理の書類と睨めっこしていたミヤコは、息苦しさと下腹部への強烈な圧迫感に耐えきれず、顔をしかめて荒い息を吐いていた。
「はぁっ……んっ……苦しい……っ」
以前、少しゆとりを持たせて購入したはずの大きめサイズのタイトスカートすらも、今の彼女の異常なペースで増殖を続ける脂肪には到底追いつけず、ウエストバンドがゴムのように限界まで引き伸ばされていた。分厚く垂れ下がったお腹の肉が、スカートのホックとファスナーを内側からギリギリと押し上げ、布地に食い込んだ部分の皮膚が赤く鬱血して、ジンジンとした痛みを伴っていたのだ。
座っているだけで、パンパンに張った太ももの肉が擦れ合い、巨大化したバストは自重でデスクの上に乗っかっている。息を吸うたびに、胸の肉と腹の肉が押し合いへし合いして、窮屈なことこの上ない。
「……もう、無理……こんなに締め付けられてたら、仕事なんてできないわ……っ」
周囲にスタッフがいないことを素早く確認すると、ミヤコはデスクの下でこっそりと手を伸ばし、はち切れんばかりに張り詰めたタイトスカートのお腹周りへと指をかけた。
指の肉すらも少しふっくらとしたせいで、金具を掴むのにも一苦労だ。無理やり腹の肉を押し込みながら、ホックに力を込める。
カチャリ。ジジッ……。
「……っ、ああぁぁ……っ!!」
ホックを外し、ファスナーを半分下ろした瞬間だった。
それまで布地の強靭な張力によって無理やり押し込められ、圧縮されていた巨大な「浮き輪肉」が、まるでダムが決壊したかのように一気に溢れ出した。
どぷんっ、ぶるんっ、という水風船が弾けたような卑猥極まりない音と共に、分厚く重たい脂肪の塊がスカートの隙間から解放され、彼女の太ももの上へとだらしなく、そしてどっかりと崩れ落ちたのである。
「あぁ……っ、なんて……なんて楽なの……っ」
ブラウスの裾を引っ張って、前方にどっかりとせり出した見苦しい肉の決壊を外から見えないように覆い隠しつつ、ミヤコは深い安堵と、背筋がゾクゾクするような背徳的な快感の吐息を漏らした。
脂肪が解放されたことで、肺の底まで空気が吸えるようになり、締め付けによる痛みも嘘のように消え去った。ぽっこりと突き出た下腹部は、もう隠すものがないとばかりに、彼女の呼吸に合わせてだらしなく上下に揺れている。
(もう、無理して痩せようとするなんてバカバカしいわ……。これだけ身を粉にして働いてるんだから、私だって癒やしが必要じゃない……)
この日、この瞬間を境に、彼女の中で体型維持への最後の未練とプライドが完全にへし折れ、崩壊した。
「ストレスで胃に穴を開けて倒れるより、少しくらい太ってる方がずっとマシよ!」
自らにそう都合の良い、そしてあまりにも甘い言い訳を与え、ミヤコは完全に開き直ってしまったのだ。
それ以降、彼女は事務所にいる間も、さらには会食の席でさえも、スカートやズボンのホックは常に外した状態をキープし、上からゆったりとしたチュニックやマタニティウェアのようなトップスでその醜く肥え太った腹を隠すようになった。
ストッパーを失った彼女の肉体は、自らの重みとだらしない快楽に身を委ね、際限なく肥大化する準備を完全に整えてしまったのである。
その夜、自宅のリビング。
ミヤコはもはや隠そうともしない巨大な肉体をソファに深く沈め、狂ったような夜の晩酌を再開していた。
ローテーブルには、カマンベールチーズを丸ごと一個オーブンでトロトロに焼き上げ、その上からたっぷりの蜂蜜と砕いたマカダミアナッツをかけたという、悪魔的な高カロリーのおつまみが鎮座している。傍らにはもちろん、フルボトルの重口の赤ワイン。
「……んんっ、最高。とろとろのチーズと蜂蜜の暴力的な甘さが……疲れた脳に染み渡るわ……」
巨大なバストを、自らのどっぷりと前に出た腹の肉のクッションに乗せるようにして前かがみになり、ぽってりと丸みを帯びた二重アゴを震わせながら、ミヤコはチーズの塊をスプーンで大きくすくって口へと運ぶ。
艶やかな唇はテカテカと油で光り、咀嚼するたびに顎の下と頬のだらしない肉が、ぶるん、ぶるんと波打った。太ももはソファの座面を完全に覆い尽くすほどに横に広がり、スウェットの股間部分は、肉の圧力によって常にピッチリと張り付いている状態だ。
そこへ、喉が渇いてキッチンへとやってきたアクアが、呆れ果てたようなため息をつきながら立ち止まった。
「またこんな時間に、凄まじいカロリーを摂取してるのか」
「ええ、そうよ。今日は特別にカマンベールを丸ごと焼いて、蜂蜜をたっぷりかけたの。最高よ、食べる?」
「……見なくても匂いでわかる。それにしても尋常じゃない量だな。確実に脳の血管が詰まるぞ」
「頭を使って仕事してるんだから、これくらい糖分と脂質を補給しないと倒れちゃうのよ」
「先月、何十万も払って高級パーソナルジムに入会したんじゃなかったのか? ダイエットの決意はどうした」
「あそこ? もう一ヶ月も行ってないわね。だって社長業が忙しすぎるんだもの、行く暇なんてないわ」
「典型的なデブの言い訳だな。見事な幽霊会員の鑑だ」
「うるさいわね! スポンサーのご機嫌取りに、あんたたちみたいな我がままなタレントの管理! これ以上私に何を削れって言うのよ!」
「だからって、その醜く肥え太った自堕落な肉体を肯定する理由にはならないだろう」
「いいのよ、別に! ストレスで胃に穴を開けて倒れるより、少しくらい太ってる方がずっとマシなの!」
「少しくらい、ね。その限界を超えてはち切れそうな服を見ても、同じことが言えるのか?」
「服が小さくなっただけよ! 最近のアパレルはどれもこれも細身に作られすぎなのよ、全く!」
「現実逃避もそこまでいくと立派だな。言っておくが、腹の分厚い肉がズボンの上にどっかりと乗っかってるぞ」
「乗っかってないわよ! これは……ちょっと家だからリラックスしてるだけ!」
「リラックス? ズボンのホックを全開にして、上の服で隠しているのがか?」
「なっ……なんで分かったのよ!?」
「見ればわかる。座って呼吸をするたびに、ファスナーの隙間から醜い脂肪がはみ出そうになって、服を内側から押し上げてるじゃないか」
「み、見ないでよ! これはお腹にガスが溜まってるの! 単なる膨満感よ!」
「膨満感で二重アゴにはならないし、二の腕は振袖みたいに揺れない。太ももも、もうソファに収まりきってないぞ」
「あーもう! うるさいうるさい! あんたの冷たい視線より、この濃厚なチーズのほうがずっと私を癒やしてくれるの!」
「勝手にしろ。そのうち本当に自分の足で歩けなくなって、床を転がって移動することになるぞ」
「上等よ! 私はこの『貫禄』とどっしりした体型で、これからも苺プロを力強く引っ張っていくんだから!」
「貫禄ねぇ……俺にはただの食欲と欲望に負けた、巨大な豚にしか見えないが」
「豚じゃないわよ! 豊満な大人の色気を持つ、グラマラスな熟女と言いなさい!」
「……呆れた。せいぜいその巨大な浮き輪に、たっぷり栄養を与え続けるんだな」
「言われなくても、たっぷり与えてやるわよ! ほら、見なさい!」
アクアへの当てつけのように、ミヤコはさらに巨大なチーズの塊をスプーンですくい、大きく口を開けてパクリと頬張った。
口の端からとろりと溢れた蜂蜜をエロティックに舐めとり、赤ワインで豪快に流し込む。
アクアは冷ややかな目を向けたまま、「勝手にしろ」と小さく呟き、呆れ果てて寝室へと戻っていった。
一人残されたリビングで、ミヤコは再びチーズとワインの狂宴に溺れていく。
ホックを外して完全に解放された下腹部の「浮き輪肉」は、呼吸をするたびにシャツの下でだらしなく、そして重々しく波打ち、パンパンに膨れ上がった太ももは、もはや少し姿勢を変えるだけでむっちり、むっちりと強烈な摩擦音を立てる。
胸元は自重に耐えきれず、だらんと垂れ下がって巨大な腹の肉のクッションの上にどすんと鎮座し、彼女が咀嚼するたびにたぷん、たぷんと卑猥な揺れを見せつけた。エロティックに肥え太った熟女の肉体は、脂肪という名の分厚い鎧を纏い、女としての羞恥心すらもカロリーと共に飲み込みながら、完全なる「肥満体」へと向かって底なしの沼を落ちていくように突き進んでいくのだった。
身長:162.0cm / 体重:88.5kg(前月比 +9.0kg)
BMI:33.7(肥満2度)
B:115 (Iカップ) / W:106 / H:120
自堕落な深夜の高カロリー摂取を「自分への癒やし」として完全に肯定し、ダイエットへの未練を捨て去ったあの日から数ヶ月。
苺プロの社長室には、かつての華奢で洗練された元モデルの姿は微塵も残っていなかった。そこに君臨しているのは、己の欲望と圧倒的なカロリーの奔流を全て肉体へと還元し、完全なる「超高度肥満体」へと変貌を遂げた、貫禄たっぷりのぽっちゃり女社長、斉藤ミヤコの姿である。
彼女の体重は、あの後もブレーキを踏むことなく右肩上がりを続け、ついに三桁の大台を軽々と突破していた。
もはや既製品の服など、どんなに大きなサイズを探しても彼女の規格外の肉体を受け入れることはできない。そのため彼女は、採寸から数ヶ月待ちという高級テーラーで、自らの巨大な体躯を包み込むための特注オーダースーツを何着も仕立てさせていた。
今日の彼女が身に纏っているのは、深いネイビーブルーの高級生地で仕立てられたスリーピースのスーツだ。
しかし、どんなに上質な生地を使おうとも、ミヤコの暴力的なまでの肉の質量を完全に隠し切ることは不可能だった。
オーダーメイドであるにも関わらず、ボタンを留めたジャケットの腹部は、スイカを丸ごと飲み込んだかのように前方に大きく、そしてどっかりとせり出している。息をするたびに、パンパンに張り詰めた布地の下で、分厚い純度百パーセントの脂肪がブルン、ブルンと重々しく波打った。
上半身の変貌も凄まじい。Kカップという常軌を逸したサイズにまで成長した巨大なバストは、特注のブラジャーで無理やり持ち上げられているものの、その重みに耐えきれずにだらんと垂れ下がり、せり出した巨大な腹の肉のクッションの上にどすんと鎮座している。シャツの胸元のボタンははち切れんばかりに引っ張られ、谷間の奥深くにある深い肉の谷が、彼女が動くたびにいやらしく形を変えた。
そして下半身。ズボンの生地は丸太のように太く肉厚な太ももをパツパツに締め付け、座るたびに股の間の分厚い股肉がむっちりと潰れて広がる。歩幅を広くして歩かなければ、股擦れを起こしてしまうほどの圧倒的な横幅を獲得していた。
「社長、〇〇テレビの編成局長がお見えです。応接室へご案内しております」
ドアをノックして入ってきたスタッフが、うやうやしく頭を下げる。
かつては、細身でどこか神経質そうなミヤコに対して、スタッフたちも少し腫れ物に触るような態度をとっていた。しかし今や、巨大な肉の塊となって社長椅子にどっかりと深く腰を沈めるミヤコからは、ただならぬ「大物オーラ」が放たれており、誰もが自然とひれ伏すような威厳が備わっていた。
「わかったわ。すぐに行くから、とびきり上等なお茶をお出ししておいて」
どっこいしょ、と重たい掛け声と共にミヤコが立ち上がる。
その瞬間、社長椅子の肘掛けに乗っかっていた両脇の分厚い肉がどぷんっとこぼれ落ち、巨大な腹の肉が重力に従ってドスンドスンと揺れた。顎の下にはたっぷりと蓄えられた三重アゴが鎮座し、彼女が話すたびにぷるぷると淫らかに震える。
応接室のドアを重々しく開けると、そこには恰幅の良い初老の編成局長と、数人の重役たちが待っていた。
「やあやあ、斉藤社長! 今日も一段と貫禄がありますな!」
「お待たせいたしました、局長。本日はわざわざお越しいただき、ありがとうございます」
ミヤコは特注のスーツを揺らしながら、どっしりとした足取りでソファへと向かう。
以前の彼女なら、相手の顔色を窺い、ペコペコと愛想笑いを浮かべながら媚びへつらっていた。しかし、過剰な脂肪の鎧を纏った今の彼女は、細かいことを気にする神経すらも分厚い肉に埋もれてしまったのか、驚くほど堂々としていた。
ミヤコがソファに腰を下ろす。
——むちぃぃっ、どすんっ。
巨大なヒップと太ももの肉がソファの座面を完全に覆い尽くし、スプリングが悲鳴を上げて深く沈み込んだ。彼女は股を開き気味にしてどっかりと座り、巨大なバストを腹の肉の上に乗せたまま、不敵な笑みを浮かべた。
「それで、我が苺プロのタレントの起用についてですが。前回の条件では、少しばかりこちらが譲歩しすぎているかと存じます。もう少し、枠の拡大をご検討いただけないでしょうか?」
「うーむ……しかしですね、社長。あそこは激戦区の枠でして……」
「局長。うちの子たちは、絶対に数字を取ります。私が責任を持って保証いたしますわ。それとも、他の局にこの企画を持っていった方がよろしいかしら?」
分厚い指で優雅にお茶の湯呑みを持ち上げながら、ミヤコは低い声で言い放つ。
たっぷりと肉のついた顔で真っ直ぐに見据えられると、相手はまるで巨大な肉食獣に睨まれているかのような謎の威圧感を感じてしまうのだ。
「い、いや! それは困りますな! ……わかりました。斉藤社長がそこまで仰るなら、枠の件、前向きに社内で調整いたしましょう」
「ありがとうございます。良いお返事を期待しておりますわ」
交渉は、あっけないほどミヤコのペースで進んだ。
重役たちが応接室を後にする際、彼らがヒソヒソと交わす会話がミヤコの耳に届いた。
「いやぁ、それにしても斉藤社長、すっかり大物プロデューサーの風格になられましたな」
「以前の細くてカリカリしていた頃は、どこか頼りなくて舐めていた部分もありましたが……今のあの堂々たる体躯と肝の据わり方、只者じゃありませんよ」
「ええ。あの貫禄があれば、苺プロも安泰でしょう。安心して仕事を任せられますな」
ミヤコは応接室のソファに深く腰を沈めたまま、その言葉を聞いてフフッと余裕の笑みをこぼした。
(なんだ……私が必死にモデル体型を維持して媚びを売っていた頃より、今のこの太った体の方が、よっぽど説得力があるじゃない)
痩せて美しくあろうとしていた頃は、常に男たちのセクハラまがいの視線や、舐め腐った態度にストレスを抱えていた。
しかし、自堕落な食生活の果てに完全なる「ぽっちゃり女社長(超高度肥満)」へと変貌を遂げた今、彼女の巨大な体は「揺るぎない信頼感」と「圧倒的な大物感」の象徴へとすり替わっていたのだ。
その日の夜。
仕事を終えて自宅に帰ったミヤコは、スーツのジャケットとブラウスを脱ぎ捨て、ゆったりとしたシルクのナイトガウン一枚という無防備な姿でリビングのソファに横たわっていた。
ローテーブルの上には、高級寿司の特上桶と、霜降り和牛のステーキ、そしてもちろんフルボトルの赤ワインが並んでいる。
「ママ、おかえりー! ……わぁっ、今日もお寿司にお肉! すっごーい!」
「ただいま、ルビー。ふふっ、今日は大きな契約が取れたから、特別に豪華なディナーよ」
「やったー! ママ、最近ずっとご機嫌だね!」
「……相変わらず、とんでもない食欲だな。その体、もう限界突破してるだろ」
呆れたように言い放つアクアの視線の先には、ガウンの前がはだけ、隠すことすら諦めたミヤコの巨大な肉の海が広がっていた。
仰向けに横たわる彼女の腹は、まるで小山のようにこんもりと隆起し、ガウンの帯を完全に飲み込んでいる。Kカップの巨乳は両脇にだらしなく流れ、分厚い太ももはソファからこぼれ落ちそうだった。
「いいじゃないの。この『貫禄』のおかげで、今日も取引先の重役たちを黙らせてきたんだから」
「太った豚が偉そうにふんぞり返ってるのを、向こうが呆れて譲歩しただけじゃないのか」
「失礼ね! 『肝が据わっている』『大物感がある』って、大絶賛だったんだから!」
「……まあ、確かに今のママから漂うふてぶてしさは、マフィアのボスのそれに近いものがあるがな」
「ふふっ、結果オーライよ! ストレスを溜め込んでカリカリしてるより、美味しいものをたくさん食べて、どっしり構えてる方が、私にも苺プロにもプラスになるってことよ!」
豪快に笑い飛ばしながら、ミヤコは大トロの握りを指でつまんで放り込み、すかさず赤ワインで流し込んだ。
咀嚼するたびに、巨大な二重アゴと頬の肉がぶるんぶるんと波打ち、満たされた食欲が彼女の脳に強烈な快感を叩き込む。
「ママ、私もお寿司食べるー! その前に、ママのぽよぽよお腹にダイブしていい!?」
「だーめ。今ご飯食べてるんだから、お腹揺らすと苦しくなっちゃうわ」
「えーっ、ケチー! じゃあ、横でくっついて食べる!」
ルビーがミヤコの巨大な腹の横にピタリと寄り添い、その柔らかすぎる脂肪の感触に嬉しそうに頬ずりをする。
もはや、ダイエットへの未練など塵一つ残っていない。女としての羞恥心すらも極上のカロリーと共に飲み込み、ミヤコは己の醜くも艶かしい巨大な肉体を全肯定していた。
「さぁ、どんどん食べなさい。ママはこれからもっともっと食べて、苺プロを日本一の事務所に育て上げるんだから!」
巨大なバストを揺らし、たるんだ二重アゴを震わせながら、ミヤコはステーキ肉に齧り付く。
その顔には、かつての孤独やストレスによる陰りは一切ない。極上のカロリーと脂肪、そして謎の信頼感を手に入れた「ぽっちゃり女社長」は、これからも特注のオーダースーツをはち切れんばかりに膨らませながら、堂々たる態度で苺プロを力強く牽引していくのだった。
身長:162.0cm / 体重:112.5kg(前月比 +15.5kg)
BMI:42.9(高度肥満・肥満4度)
B:135 (Kカップ) / W:132 / H:145