[概要] ホームオフィス(Overtime B) Part 1 (Pixiv Fanbox)
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概要
ホームオフィス(Uncensored)からの続きです。
以前投稿したホームオフィス(Overtime) Part 1とはパラレルの関係になります。
Overtime Bという風にタイトルをつけてます。
便宜上、元のOvertimeはAルート、新しいOvertimeをBルートと呼称します。
非常に長期間悩んだのですがAルートの続きに対してあまり魅力と可能性を感じなかったので、根本的に見直して書き直した形になります。もともとホームオフィスのOvertimeは、プロット案が複数あるという話を書いた記憶があるのですが、そのうちのひとつを使ってみました。
ちなみに書き出しは共通で、途中で分岐します。
分岐点は、サンプル内にあるので、どんな感じの話に分岐するかは読んでもらうと分かると思います。
サンプル
(3,900字/10,700字程度)
10. (B)
夕暮れ時。
リュックサックを背負った悠斗は、玄関から外へと姿を見せた父親に抱きつこうと駆け寄った。それを見た岩本は目を細めた。
「グズグズするな。どうしてまだ車に乗っていないんだ」
いらつきを隠さずに放った岩本の言葉に、悠斗は顔を青くすると、逃げるように大倉の車の助手席に乗り込む。
「では、悠斗くんは責任を持って、おばあさまのもとへ送り届けますんで」
大倉は車の前でおどけながら敬礼をした。
「すまんな」
「いえ、これも俺の仕事のうちですから」
車にエンジンがかかる。悠斗は窓越しに一度だけ岩本を見たが、その後は発車するまでずっと目を逸らしたままだった。
「言い過ぎだったんじゃないですか?」
「あの年頃のガキには、あれくらい強く言わんと通じんのだ。安藤も子供と暮らせば嫌でも分かるさ」
岩本は吐き捨てるように言った。
「そんな言い方しなくてもいいじゃないですか。息子さんだっていうのに」
――あれは、俺の子供ではなく、あの女の子供なのだ。
考えるだけで胸が苛立ちで満たされていくようだった。岩本は頭を振って気持ちを切り替えた。
「それにしても」
玄関に戻り、靴を脱ぎながら安藤は、岩本に顔を寄せた。
「やっと二人きりになれましたね、チーフ」
「ああ」
岩本は、安藤の肩に手を置き、そして当然のように抱きしめた。
安藤の身体はそれほど小さくなかったが、圧倒的な筋肉量のある岩本に抱きしめられると、すっぽりとその身体に収まってしまう。分厚い胸板に顔を埋めると、一日に分泌された岩本の汗の粒子がたっぷりと染み込んでいるワイシャツ越しに、その芳醇な匂いを胸いっぱいに吸い込み、何度も深呼吸を繰り返す。
指と指を絡め、唇が重ねる。そうすることで触れずとも二人の性器はごく自然に勃起していった。
「安藤、愛してるよ」
ペニスの勃起は、愛情の証明に他ならない。岩本は、愛情を証明するために、ぐりぐりと勃起したペニスをスラックス越しに安藤の身体に擦り付ける。
「チーフ。男に愛してるなんて言ったら、ホモになってしまいますよ」
「いいんだ、安藤。いつもみたいに、俺にもっとホモの喜びを教えてくれ」
11. (B)
普段は玄関と仕事用の部屋を行き来するだけなので、リビングに足を踏み入れることは滅多になかった。リビングには、ソファ、ローテーブル、テレビなどの家具が置かれている。物は片付けられていてほとんど散らかっていない。実質的に男の一人暮らしであるはずなのに、しっかり整頓がされているところを見ると、部屋を見るだけで几帳面な岩本の性格は伝わってくるようだ。
そんなリビングのソファに安藤は座っていた。
ソファに座りながら、グラスに入った洋酒をちびちびと口の中にくぐらせている。
その一方で、岩本はローテーブルの上にいた。
両手は後ろに組み、ローテーブルの上に膝立ちで胸を張っている。仕事着であるワイシャツとスラックスは着ておらず、健康的な色の肌を晒している。岩本が今、履いているのは黒いビジネスソックスのみだ。
着ていた洋服は、几帳面に畳まれて岩本の隣に置かれている。
しかし、下着であるTバックは、そこには置かれていない。
仕事をしている間もずっと一日中着用していたTバック。ペニスにしっかりと密着して蒸れた股間を覆い続けていたTバック。
それは今、岩本の顔面にしっかりと被せられている。
もともとTバックのペニスが収まっていたスペースには、股間の膨らみを再現するように岩本の鼻がぴったりと収まっている。まるで初めから顔面に被せるために作られたもののように、岩本の顔面にぴったりとフィットしている。
岩本は、勃起していた。
その勃起は、半勃ちというレベルではない。通常の状態でも、平均的な成人男性のペニスより一回り以上大きい岩本のペニスは恥ずかしげもなく逞しく勃ち上がり、その傘を最大限に広げて鎮座していた。そして、勃起に伴う興奮からか、岩本の額には汗の玉が浮かび、それがTバックに流れ落ち、汗染みを作った。
岩本は、執拗に深呼吸を繰り返しながら、大きく胸を膨らませている。一日吐き続けてTバックにしっかりと染み付いた匂いを味わうために、鼻の穴を大きく広げて呼吸を繰り返していた。男性器特有のその蒸れた匂いを嗅ぎ分けるたびに、岩本は身体中の血が沸るのを感じた。その度に岩本の性器は、手を触れることもなく上下に勢いよく跳ねて、岩本が自分の性器の匂いに興奮しているという事実を主張しているようだった。
「チーフ。このお酒、すごく美味しいですね」
グラスを回しながら、安藤は唸った。
「ああ、こんな特別な日に開けようと隠しておいた、とっておきの酒だからな」
「そんな特別なお酒なら、チーフも飲んだらどうですか?」
「いや」
岩本の言葉と同時に、勃起したペニスが上下に勢いよく跳ねる。ちょうど鼻腔に、蒸れたペニス臭が直撃したのだ。ペニスの先端から透明な我慢汁がとろりと溢れた。
そして、ペニスの先には当然のように我慢汁を溜めるためのグラスが置かれており、垂れた岩本の体液は、グラスの中に余すことなく採集されていく。
「見ての通り、俺はTバックに染み付いた自分のチンポの匂いを嗅ぎながら、チンポをシコりまくりたい気持ちを我慢することで、我慢汁を分泌するという我慢汁製造機としての仕事が今は最優先なんだ。だから俺に気にせずに、俺の臭いチンポを肴にゆっくり寛いでくれていて構わん」
そういって岩本は、再び我慢汁を分泌する作業を再開した。
質の良い我慢汁を効率よく分泌するため、チンポのことだけを考える。脳の機能の全てを、一滴でも多くの我慢汁を分泌させるためだけのために使うのだ。頭の中はチンポのことで満たされ、その興奮によって分泌された我慢汁こそが最高品質なのだ。チンポ以外の余計な不純物を脳内に混じらせることのないようにチンポに集中することが肝心だ。チンポ。チンポ。脳がチンポに満たされ、その興奮が神経を伝わると、陰嚢の奥から尿道を通り、じわりじわりと我慢汁が送り出されていく。そして、その我慢汁の全てはグラスの中に落ち、安藤を楽しませるための嗜好品として利用される。自分の我慢汁が有効利用される想像するだけで、岩本の興奮はさらに加速を続けるのだった。
「あの、チーフ」
「どうした」
我慢汁を分泌させることに没頭していた岩本は、チンポについて考えることを一旦中断して応えた。
「チンポの匂いが染み付いた下着を被って、チンポビンビンに勃起させて、だらだら我慢汁垂らしているなんて、チーフは自分のことを相当な変態だと思いませんか? その自覚、ありますか?」
「……ああ、そうかもしれんな」
少し考えてから、素直に岩本は自分が変態であることを認めた。改めて顧みても、自分自身のことを変態であると考えることは妥当だと思った。
なにしろ男でありながら、男性器であるチンポの匂いで興奮するなど、変態以外の何者でもない。あまつさえ自分自身の性器の匂いに興奮しているのだから筋金入りの変態、異常者だ。
しかし、変態だからどうだというのだろう。岩本は、自分が男性器に興奮するホモ同然の変態であると気づいても、少しも嫌悪や動揺を覚えることはなかった。むしろ身も心も変態として染められていく自分のことを考えることは、興奮を増長させる材料にすらなりそうだった。
チンポのことを考えて興奮することに抵抗があったのは、もう随分前のことだ。慣れてみれば、そう悪くはない。そもそもオナニーをするにもセックスをするにもチンポは必要なのだ。男がチンポで興奮して何が問題だというのだ。岩本はそう納得していた。しかしながら変態であることもまた事実である。事実を事実として受け止めることに何か問題があるのだろうか。
そんな岩本を見ながら、安藤はどこか邪な笑みを浮かべた。
「変態だっていうなら、変態らしく宣誓するべきじゃないですか?」
「宣誓?」
岩本は意味が分からず怪訝そうな顔をして聞き返した。
「宣誓のやり方なら前に教えてあげたじゃないでしょう。忘れちゃいました? ああ、すみません。忘れるように僕が命令したんでしたね。でも、こうすれば思い出しませんか?」
安藤は、手のひらをパチンと叩いた。
するとその音を聞いた岩本はまるで雷にでも打たれたようにビクンと痙攣し、折れ曲がりそうなほどに勢いよく背筋を伸ばした。
「私、岩本毅彦はッ! 自分のチンポの匂いに興奮してッ! 我慢汁を垂れ流す変態ですッ!」
唾を飛ばしながら、大声でそう宣誓すると、岩本のペニスの鈴口からびゅっと我慢汁が吐き出された。吐き出されたそれは当然ながらグラスの中にしっかりと収まる。
「私は今もッ! チンポの匂いを堪能しながら、自慢のデカマラをシコシコ扱きあげたいという欲求を感じ、それを精一杯我慢することで恥ずかしい我慢汁を分泌していますッ!」
羞恥心からか興奮からか、岩本の胸の辺りの皮膚が赤く染まり、汗ばんでいる。
「私はッ、男性である前に我慢汁を分泌して、安藤さまに楽しんでいただくための、道具ですッ! 排尿もッ! 排便もッ! オナニーもッ! セックスもッ! 人間としてッ、男としての全てを、安藤さまに管理されることで、この上ない幸せを感じる変態ですッ! いつも管理していただいてッ! ありがとうッ、ございますッ!」
「はい、よくできました。もう宣誓やめていいですよ」
そう声をかけると、ふっと岩本は我に返る。
そして、いつも通りの頼り甲斐のある上司の顔つきに戻ると、咳払いをした。
「宣誓が必要なら、またいつでも言ってくれ」
「はい。また、よろしくお願いしますね、チーフ」