草稿「ラガーマンと遊ぼう」 (Pixiv Fanbox)
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ラガーマンを拉致してきて洗脳したい。
ふと、そんな欲求にとらわれた私は、欲望に忠実に行動することにした。
ラガーマンといっても千差万別。どうせ拉致するなら質の良いラガーマンを求めることにこしたことはない。
最近の世の中は特に便利になった。私はインターネットで検索した目ぼしい社会人ラグビー選手をピックアップし、綿密に計画を立て、それを実行した。
*
「畠谷さん。新年早々、こんなところに呼びつけて悪いね」
私がそういうと、直立していた畠谷は今までロボットのように硬直させていた表情を破顔させた。
「いや、そんな会長にはいつも世話になってますんで、呼ばれたらいつだって駆けつけますよ」
そういって笑う彼には妻子もいる。年始に家族を放り出して、赤の他人である私のもとに駆け付けるというのは、いささか異常であることなのだが、彼はそれを異常とは認識していないようだった。
と、白々しいことを言うのはやめておこうか。
彼は私のことを恩人であり、多大な義理があり、それは家族や親族を放り出して優先すべきことで、まったく疑問抱く余地もなく、正しいことであるのだと思い込まされているのだ。誰に? もちろん私自身にだ。
「今日、畠谷くんにわざわざ来てもらったのはね、君のことを少しばかり洗脳させてもらって、ちょっとした私の願望を叶えてもらおうという本当に個人的なお願いのためなんだよ」
「はは、構わないです。他でもない会長のためっすから。……でも、その洗脳っていうのは、どういう意味ですか?」
「そうだねえ。例えば君は、浣腸は好きかい?」
「浣腸って、あの、ケツに……」
「そうそう。お尻の中にこういうものを入れて、大腸をきれいさっぱり洗い流すことだよ」
そういって私は、イチジク浣腸の大箱の中から、その一つを取り出して彼の目の前に差し出した。当然、すぐ使えるように封は切ってあるものだ。
「好きか、と言われると、正直、好ましくは……ないっすね。その、気持ち悪いっすし、腹を下すみたいになるのは、ちょっと」
「正直に答えてくれて嬉しいよ。それで洗脳というのはね、『畠谷くんは浣腸が好きで好きでたまらなくなる。それもイチジク浣腸を大量に注入して、便意を耐えることがたまらなく好ましく思える』という風に私が君に言うだけで、君が『その気』になってしまうことを指しているんだけど、気分はどうかな?」
畠谷は、ぼんやりとした目でイチジク浣腸の容器を眺めている。そして、おもむろにそのキャップを外した。
「うっす。会長に言われたら、……浣腸してみたい、と思うように、なってきました。むしろ、早くケツに突っ込みたくて仕方がないくらい、ウズウズしてきて、なぜかは分からないんすけど……。これが洗脳なんですかね」
「そうだよ。バケツはここに用意してあるから、思い切りやってみてくれ。私を楽しませるために」
畠谷は頷くと、ラグパンを膝まで下した。ラグパンの下にはジョッキーストラップを身に着けており、私に背を向けてしゃがみこみ、少し前傾姿勢を取るだけで、そのピンク色の肛門が生々しく私の目の前に晒し出される。肛門の周りは剛毛に覆われており、まるでジャングルのようだ。雄臭いと形容すべきだろうか。彼はその雄臭い肛門に、私が手渡したイチジク浣腸の容器をゆっくりと挿入していった。
初めはなかなか入りにくいのか、その入り口を繰り返し出し入れして、ゆっくりと深く挿入されるのを見守っていた。そしてそれが根元まで差し込まれたとき、彼は容器の円形部分を強く摘まみ、薬剤を肛門の中に勢いよく流し込んだ。
「う……」
「まずは一本目。いや、本来は一本が適切な分量なんだけどね。畠谷くんみたいな図体の大きな男には、その程度の分量は似合わないだろう。君はなんだってビッグサイズがよく似合う。そうだろう?」
「うっす」
まだ快活なその笑みを残したまま、畠谷は次の浣腸を手に取った。
「ハァ……ハァ……」
荒い呼吸音が反響する。
畠谷の周囲には、押しつぶされた使用済みのピンク色のイチジク浣腸が十個以上、無造作に散らばっていた。
彼は脂汗をかき、時折黒目を上下左右に揺らし、便意に耐えながら続けざまに、追加の浣腸を大腸に挿入する。ここまでくればもう慣れたもので、つるりと肛門に挿入した容器をあっさり押しつぶし、そのまま床にそれを落とすと同時に新しい浣腸を受け取る。その繰り返しだ。変わったことといえば、最初は締まり切っていたピンク色の肛門が時折ウズウズ、ヒクヒクと内側からの濁流に抗うように痙攣していることくらいだろうか。
大箱のイチジク浣腸を使い切り、その薬剤すべてを大腸に流し込んだ畠谷は、肛門を指で押さえ、膝を震わせながら、私に向き直って引き攣った笑みを浮かべる。
「ぜ、全部、入りました」
垂れた脂汗が赤と白のボーダーシャツに染み込んでゆく。
「全部注入するなんて、よっぽど君は浣腸が好きなんだね」
「ハイッ、俺はイチジク浣腸が、大好き、大好きですッ」
限界が近いのか、半ば自棄にも思える声量で、そう答える畠谷の姿に私はほくそ笑んだ。
「君のその好きという言葉は、『性的に興奮する』という意味で間違いないね?」
そう私が尋ねると、ほんの少し沈黙したのちに畠谷は、ハイッと満面の笑みを浮かべ、勃ち上がり膨らんだジョッキーストラップを強調するように腰を前に突き出し、指さした。
「腹いっぱいに浣腸液をぶち込んで、今にも破裂しそうになっていることに興奮して、この通り性的に興奮しています!」