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 高原武志は交番勤務の警察官だ。本日は非番である。

 非番の日は早朝からのジムトレが日課だった。


「おはようございます!」

 精悍なお巡りさんは柔和な笑みを浮かべ、朗々と挨拶をしてジムに入る。

 親しみやすいその人柄は、職務中でも非番でも、人の心を和ましてくれる。

 その肉体と精神は、幼少期から続けている武道で培われた。


 武志はベンチにうつ伏せになり、ダンベルを持った腕を持ち上げる。

 その度に力強く上腕の筋肉が膨れ上がった。


「ふっ、ふっ」

 額に浮かぶ汗もどこか爽やかに見えた。


 そんな武志を今日も『猿』に変えよう、と思ったのは安川だった。

 安川はベッドで微睡ながらジムにいる武志を『観察』していた。

 上腕を終え、武志は脚トレを始めようとしている。


 安川は指を鳴らした。

 パチン。


 その瞬間、武志の頭の中に『オナニー』という単語が明滅し始める。


「くそ、またか」


 初めてのことではなかった。今日こそは絶対にその『欲求』に打ち勝ってみせると気を引き締めて、武志はより一層、運動を打ち込み始めた。


 しかし、武志は知らない。

 閾値以上に性欲を増幅されてしまえば、どんな男でも『オナニー』が最優先になることを。


「武志、猿になる時間だよ」


 安川は指を鳴らした。

 パチン。


 その瞬間、滴る汗を拭いもせず、武志は足早にトイレに向かった。

 個室で汗の染みたウェアを脱ぐと、チンポは瞬く間に最大まで勃起した。

 既に脳は『オナニー』で侵されていた。


「オナニーッ!! オナニーッ!!」

 こうなっては我慢も抵抗もできない。


 我慢汁を纏わりつかせながらチンポを扱くと、くちゅくちゅと音が響く。排泄とは無関係な音。誰に聞かれても構わなかった。


「あッ、射精するッ」


 壁に白濁液が撒き散らされる。射精の充足感に武志は静かに打ち震えた。しかし、勃起は終わらない。精液を泡立たせ、武志は扱き続ける。


 爽やかな警察官は、今日も立派な『猿』となった。

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