ロシアン授乳ゲーム ③マカナ (Pixiv Fanbox)
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「君、血迷ったのか? こいつの哺乳瓶は最も危険だろう」
「カルーアさんも乳魔なんだよ」
「何を当たり前のことを言っているんだい」
そう、当たり前のことを忘れていた。いや、思い出してはいたのだが、当てはめていなかった。彼女の風貌に、性格に、口調に。
まんまと騙されていた。
「同居するなんて行為は、その人間に好意を抱いていないと行えない」
精液の味であれ、恐怖に慄く表情であれ、何かしら乳魔にとって良いと思ったものがなければ、生活を共にしようとは思わないだろう。
誘ったりもしないはずだ。
興味がない、好意がない、そんなものと同居する提案などしない。万が一成立してしまっては、叶ってしまえば敵わない。
相変わらず憎たらしく、ラボの証言は一部正しい。同居人という単語で代入されていただけで、それを因数分解すれば、自ずと最小公倍数は好意となる。
「乳魔は好意を持ったものに自分の母乳を飲ませたくなる衝動に駆られる。カルーアさんの哺乳瓶こそ原液だ。母性を押さえつけられる乳魔の方が危険なんだろう」
「一理あるか……」
「ほら、どうした。早く僕に哺乳瓶を飲ませろ」
「生意気な赤ん坊がいたものだよ、まったく。それじゃあ、君の反応で答え合わせと行こうか」
ラボは哺乳瓶を僕の唇に当てた。
マナカの母乳が口内に注がれる。
濃甘ッ——。
「んっぐぅぅぅ」
ぶッびゅ、どびゅぐッ、どびゅぶびゅびゅぅぅぅッ‼
舌の上に触れた瞬間、僕の股間は我慢できなかった。授乳が一時中断となる。
味見に近い量しか口にしていないというのに、まるで拒絶反応のように睾丸から精液が搾り出された。
まさか……原液。
「そちらは希釈されております」
カルーアさんが補足する。
驚くことに、マカナの母乳は原液ではなかった。
希釈されてなお、授乳で即射を引き起こすレベルであったのだ。
「他は100倍希釈なのですが、マカナ様のだけ1000倍希釈にしておいてよかったです」
「…………」
この乳魔、本当に捕まっていないの?
野放しにしていい存在ではないだろ。
現在、同居人がいるのであれば、頑張って生き延びて、彼女の行動をその身体で押さえつけておいて欲しい。
「ほら、まだこんなに残っているぞ。ちゃんと飲み干せ……」
ラボは手に持った哺乳瓶を揺らす。白い水面がちゃぷちゃぷと音を立てていた。
原液じゃないから死なない。まだまだデスゲームを楽しめるとわかって、急に調子づきやがった。
数mlでも口にして射精してしまう1000倍希釈の母乳。薄めていても、このペースで射精していたら原液でなくても飲み干すまでに死ぬだろ。
「別に飲んだ量に比例して射精の量が増えるわけでもあるまいし。射精するのが確定しているなら。ちびちび飲むよか、一気に飲んだ方が出す回数が少なくて済むじゃないか……」
喜々と笑うな。
確かに理にかなってはいる。それは認めざるを得ないが、甘ったるい母乳を一気に飲めば普通に身体が拒絶する。ミルクセーキの一気飲みが辛いのと同じだ。甘さはこちらの方が100倍は軽く超えるけれど。
「参考までに……吐いた場合、どうなるんですか?」
僕はカルーアさんに問う。相手は乳魔だ。母乳を粗末にしたペナルティは恐ろしい。
そうですね……と口元に指を当て、彼女は考える。
「私の母乳を——もちろん原液を哺乳瓶ではなく、直接飲んでいただくことになります」
聞き間違いだろうか? それは死ねと同義だと思うのだが。
デスゲームだからと言って、ペナルティもインフレさせなくていいのでは。
「君……ここぞとばかりにぶっこんできたな」
「私も乳魔ですので……」
吐いたら死ぬ。デスペナルティ。カルーアさんの母乳100%を飲まされて人生終了。
まあ……別にそれでもいいか。元々その意気でマカナの哺乳瓶なんて毒物を選んだのだから。
「ラボ……ちょうだい」
「なんだ……今更になって私の母乳を飲みたくなってしまったのかい?」
「違う。そんな薄いのじゃなくて、マカナの」
「ふふふ……言うじゃないか。デスゲームで勝ち抜いた後、覚えておくんだね……。私の怖さを教え込んであげよう」
口に哺乳瓶の乳首が当てがわれる。
「そんなに死にたいのなら好きにすればいい……♡」
そう言うと、ラボは哺乳瓶の中身を一気に絞り出す勢いで、プラスチック製の容器を握り潰した。射乳速度を跳ね上がる。
「んぐッ……ん゛ん゛ッ……ぐッ……んんぅぅぅッ‼」
噴出した母乳が喉奥へ直接注がれ、身体が悶える。手足を拘束されているため、顔や胴体を捻らせて快感に耐えた。
ぶびゅッ、どびゅるッ‼ びゅッびゅるる、びゅびゅうぅぅぅッ‼
精液が迸る。テーブル裏を白く染め、雨漏りしたかのように、ぼたぼたと床へ垂れた。
哺乳瓶の中身が尽きるまで飲みながら射精。身体の中で母乳と精液が循環する。
どびゅぶびゅるッ‼ ぶびゅッ……ぶびゅびゅッ、どびゅぅぅぅぅッ‼
母乳で精液が枯渇することはないだろうが、精神が壊れそうであった。
死んでもいいと思った自分をぶん殴りたくなる。
授乳も射精も。脳が蕩けるように気持ち良すぎて辛い。
視界が真っ白に染まる。
これ……本当に大丈………夫?
「一応、第一ステージ突破ではありますが……選び方が悪かったですね……」
「ん? どういうことだい……?」
「このロシアン授乳ゲームを勝利するには、感度上昇と造精強化を乳魔の母乳3体分重ね掛けされることが前提となります。これに関しては私が対人間用に細かく調製しているので、通常であれば問題ありません」
「いや、それはわかっている。選び方云々について聞いているんだよ」
「ですが、こと選び方——飲む順番となると私の方からは何もアプローチできないのです。あくまで選択権があるのはお客様ですので。仮に死ぬとしても」
「……昔、聞いたことがあるな。1人の人間を複数の乳魔で過保護に育てる方針の人間牧場で、ある日突然人間が死んだ話を。食事も健康状態、ストレス値さえ異常なし。しかし、死んだ。初めは搾りすぎてしまったのか、慣らさずに母乳の原液を与えたのかと考えられていたが、のちの牧場従業魔の発言でそれも否定された。母乳もちゃんと慣らさせたうえで、普段通り複数の乳魔のものを与えていたと」
「それ以降、ミルクサーバーを共有する乳魔がめっきり減りましたからね。その死因の原因が飲む順番です。母乳同士の相性があるのです」
「相性……私たちの母乳にはそんなものがあるのかい。それじゃ、私と君は相性が悪そうだ」
「それはさておき……旨味たっぷりのアママリスの母乳で味覚の神経を活性化され、ミルフィ様の母乳で鋭敏となった味覚に濃厚な甘さが押し寄せる。そして、最後。甘さはミルフィ様と同等かそれ以上。一番重たいマカナの母乳が、希釈されてなお射精させる力を残したマカナの母乳が、味覚感度の上がった口内にトドメを刺す」
「アママリスがトリガーだとして、その後のミルフィとマカナが逆の場合も同じことにならないかい?」
「いえ、その場合、首の皮一枚問題ありません」
「それだと話が合わないだろう? 鋭敏な味覚にしてから、甘ったるいのの二連撃。それがアママリス、ミルフィ、マカナのルートと、アママリス、マカナ、ミルフィのルートの何が違うんだい?」
「要になるのが、初めに申し上げた感度上昇と造精強化です。希釈された母乳の中で唯一、射精を誘発させたのはマカナの母乳のみでした。3本目の哺乳瓶はこのゲームにおいて、感度上昇、造精強化が高められた状態で飲む最後の母乳となります。そんな身体にマカナの母乳を注ぎ込めば……ミルフィ様では問題ない理由がお分かりいただけたでしょうか」
僕は命を失った。魂はカルーアさんに回収され、以降、哺乳瓶の中——快楽の牢獄の中に囚われる。
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