ロシアン授乳ゲーム 勝利① (Pixiv Fanbox)
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▶誘惑に乗った
「はぁ……やっぱりだめか」
ラボは落胆し、椅子から僕を解放した。
「では、こちらへ……。ラボ様はどうされますか?」
「ここまで来たなら行くとも。彼の最期を見ないわけにはいかない」
カルーアさんが僕の手を握る。カウンター裏の扉から別室へと連れていかれた。
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
部屋の中は違和感で満ちていた。
コンクリート打ちっぱなしのクールなデザインの室内。家具が極端に少なく、あるのはベッド、棚、テーブルと椅子のみ。バーテンダーが利用する一室としては、イメージ通りであるその部屋は確かに格好いいのだが、中央に鎮座するダブルサイズのベッドのせいでヤリ部屋の雰囲気も醸し出している。実際、ヤリ部屋なのだけれど。また、コンクリート壁には壁掛け用に杭が打たれており、そこにペンチやら金槌がかかっていれば、今度は拷問部屋まっしぐらな雰囲気となる。しかし、どうやらかかっているのは、おどろおどろしい拷問器具ではなく、馬鹿みたいにデカいブラジャーの数々であった。一つの杭に一枚。ブラ紐が引っ掛けられ、デカブラが飾られていた。クール調の部屋にそぐわない、可愛らしいデザインのデカブラが違和感を生んでいた。
恐怖すら覚える。
子供のように無邪気に搾られる。そう頭に過るほどに。
カルーアさんに限ってそんなことは……でも、この乳魔。自身の欲のために僕を殺そうとしているし……。
「ベッドで横になっていてください。ラボ様はそちらのベッド横の椅子を。オープンキッチンならぬ、オープン搾精の特等席です」
僕はカルーアさんの言う通り、ダブルベッドに上がる。あらかじめ置いてあった枕に頭を預け、仰向けで寝転んだ。ふんわりとミルクのような甘い香りが鼻をくすぐる。
ん……?
頭上。目の先にあるものを見つけた。
一見すると、室内で物干し竿を設置するための吊り下げのようにも見えたが、天井から垂れ下がっているのは鎖であった。先端がフックとなった鎖。フックのサイズからして、物干し竿を置くのは難しいだろう。
ラボが椅子に座ると、カルーアさんはワイングラスとワインをテーブルに置いた。
「おつまみは、私たちの交わいで……。ああ、でも本当に摘まむのはご遠慮ください」
「つくづく気に障るね……君は。わかっているよ。さあ、さあ、早く見せてくれ」
ラボはワイングラスに注いだ赤ワインを揺らし、急かす。
カルーアさんは壁からデカブラを一つ取り上げると、現在着用中のそれと付け替えた。
脱ぎ立てほかほかのピンク色のデカブラは熱気を帯び、カップは白く濡れている。母乳が染み込み過ぎていて、ぽたりぽたりと雫が滴っている。
「君……平然を装った顔の裏でどんだけ母乳漏らしていたんだよ」
「誘惑に乗っていただいた際に、一気に溢れてしまいました♡」
ゾッとする。そんなことで刺激される、大量の母乳を蓄えた乳腺に。いくら何でもカップが濡れ過ぎていた。まるで夕立に降られたかのように、ずぶ濡れもいいところだ。
カルーアさんは母乳瓶を抜き取ると、デカブラを軽く搾り、零れた母乳を谷間へ注いだ。それでもまだ、ぽたり……と数秒間に一滴は垂れている。
天井から垂れた鎖のフックに点滴バッグの如くブラ紐を引っ掛けた。
なるほど、それ用に……なんて感心している場合ではない。
裏生地で裏漉しされた母乳が数秒ごとに雫を落としてくる。当然だが、希釈なんてされていない原液だ。僕はさながらボクサーよろしく頭を左右に動かし、白い雫を避ける。
「避けちゃダメですよ。既に背中に淫紋を付けてありますから。母乳を飲んでも死なない——快楽耐性を底上げする淫紋です。あくまで耐性を底上げするだけで、感度は据え置きですが」
もう何でもできるな、淫紋。まあ、それもカリグラなる超絶淫紋師の薫陶を受けていなければ難しいのか。簡単そうにやっているが、そこに行き着くまでの道のりは、決して楽なものではなかっただろう。
つか、その淫紋をつけてロシアン授乳ゲームすれば、僕は命を張る必要性はなかったのでは?
「野暮なことを言うなって。あれはデスゲームなんだよ? 命を懸けないでロシアン授乳ゲームなんてしてみろ。単なるグルメ漫画になってしまうだろう」
それは傍観者側の意見で合って、死と向き合って勝ち抜いた僕こそ物申す権利を持っているはずだ。
燕のヒナが餌を求めて口を開けて待つように、カルーアさんは両手で僕の口を大きく開く。そこに猿轡をはめ込んだ。
「んーッ、んんーーッ‼」
「頭を動かさないようにした方がいいですよ? その猿轡に付けた淫紋は、私の母乳を感知し、その方向に無理矢理顔を向けさせますから。避けようとすると、首を痛めてしまいます」
ぽたり……♡
複数の穴が空いた猿轡に母乳が滴る。白い雫が球体の表面、穴の表面を伝い、口内へ。
絶対に授乳を拒めない猿轡。
静かに、強制的に母乳を飲まされた。
「んぐぅぅぅぅ……‼」
濃甘な味が舌に触れ、甘みが口内で爆ぜる。狂おしいほど美味。美味なる快楽で下半身が熱くなる。我慢汁が滝のように溢れ出す。
射精感が猛烈に刺激され、肉棒が力強く跳ねた。
「いい反応ですね。では、こちらも始めるとしましょう」
カルーアさんは僕の両足首を掴み、引っ張った。ベッドの上で臀部が擦れる。
下半身を引きずられる。定位置へと連れていかれる。
搾精台と言う名の膝の上へ。
膝上パイズリの体勢に。
「ごく……ん……ごく……」
肉棒の真上には、どっぷりと豊満な着衣双乳が聳え立っていた。乳の重たい圧と熱気が伝わってくる。亀頭の数ミリ先に位置するズリ穴から溢れ出した柔肉の唇が今にも触れてしまいそうであった。
カルーアさんは内腿を撫でる。
ぴと……っ
その僅かな刺激でも肉棒は歓喜雀躍し、カルーアさんの柔らかな腹部に数回、先走りまみれの亀頭が触れる。
内腿には淫紋が付けられていた。
「ラボ様と同居していることですし、乳魔のパイズリを味わうのは——気の狂いそうなほど濃厚な乳肉の快楽に肉棒が溺れるのは……初めではありませんよね?」
こくりと、首を縦に振った。
母性が枯れているラボでさえ、ことパイズリにおいては乳魔の名に恥じぬ実力を持っていた。
即射も焦らしもお手のもの。赤子の手を捻るように肉棒を遇らわれ、凄惨に搾精された経験がある。あの快感はおよそ人間の肉体からでは生み出せないだろう。
「着衣の締め付けで、既に射精するには十分な乳圧が保たれております。出し過ぎにはご注意を……♡」
それに、あの谷間にはローション代わりの母乳が仕込まれている。
1ストロークも耐えられず、挿乳でイかされる未来しか見えない。
亀頭のお先は真っ暗な谷間。ズリ下ろされれば頭を真っ白にされてしまう。
「では、失礼して……」
そう言うと、カルーアさんは躊躇せず、自身の豊かな着衣双乳を振り下ろした。
にゅぷぷぷぅぅぅ……♡
亀頭の先から乳内へ。
狭い谷間を突き進む肉棒に乳肉が絡みついてくる。
「んっ……く、ぅぅぅ……」
快感で思わず声が漏れ、口の端から唾液が垂れる。
覚悟はできていたが、これほどまでとは……。
同じ乳魔なのに、ラボのパイズリとは全く感触が異なっていた。
密着感と体温が顕著である。
「私のは、ラボ様よりも大きさがありますし、乳内温度も高い傾向ですね。簡単に言えば、搾精環境が整い過ぎているということです」
ロシアン母乳ゲームで希釈された乳魔の母乳を3杯に加え、カルーアさんの母乳も飲まされた影響もあり、感度がいつもの比じゃない。それを勘定に入れたとしても、彼女の胸の中は桃源郷を彷彿させる魔性さに溢れていた。
熱い母乳が肉棒に隙間なく染み込んでくるのもわかる。
気持ち良すぎて、次のステージのことを忘れそうになる。
「残念ですが、パイズリの誘惑に乗った時点でデスゲームは辞退です。失格ではありません。辞退、なのです。だって……もうここで全て吐き出してもいいと考えているでしょう?」
カルーアさんの言う通りであった。
射精してすっきりしたら進出しよう、という当初持ち合わせていた鋼の意思は雌肉の快楽で溶かされ、蕩けさせられ、残ったのはこのまま邪な欲望を満たそうとする醜い意地だけであった。
拘束されていないのだから逃げようと思えば、いつでも逃げられる。快楽から退くことができる。
しかし、そうしないのはすでに精神も肉体も依存してしまっているからだ。この双乳に浸っていたいと依存していた。
たった半ストロークで。
「挿乳からの即射は呆気ないので、淫紋で封じさせていただきました。あくまで限定的な射精禁止効果なので、普通のズリ擦りでは出せますのでご安心を」
カルーアさんは、根元までみっちりと肉棒を包み込んだ乳肉をゆっくりとズリ上げていく。
ズリ上げるたびに、肉棒を引き抜こうと言わんばかりの勢いで、乳肌が名残惜しそうに吸い付いてくる。
男好みの柔らかで甘々な肉感と最高の射精のために保温された乳内温度。双乳に包まれているだけでも腰が快楽で浮きそうになる。もちろん欲望のまま浮かせば、狭い谷間の中で艶肉に密着された肉棒が擦れ、即搾られてしまうだろう。
抜乳時の射精は禁止されているわけではないが。
そんな退っ引きならない状態の僕を、腰を突き上げないように抗う僕を、彼女は乳肉のバキュームフェラで誘惑してくる。乳肉の唇から亀頭が抜け切れるまで情欲に訴えてくる。
おかげで我慢汁が大量に溢れ出した。パイズリ前に滑りを良くすべく、ローションを塗りたくられたかと見紛うレベルである。
ドロドロでベトベト。
もしくは、快楽の赴くままに動かせなかった肉棒が悔しさで涙を流しているかのようにも見えた。
「んぐ……ごくり……」
身の毛がよだつ強制授乳システムに組み込まれて、数分は経過していた。
雫とは言え、これだけ飲んでいれば、カルーアさんの母乳の作用である酩酊感に襲われてもおかしくないはずなのだが……。そんな感覚は毛ほどもなく、感度だけが鮮明になっていた。
「始めから酔ってしまってはパイズリの味を楽しめませんから。デカブラにも淫紋を……。光っている個所が見えますか?」
目を凝らし、デカブラを見る。カルーアさんの言う通り、ところどころ光っている個所を見つけた。
あれ、デザインじゃないのか……。
本来のデザインに紛れ込む形で巧妙に淫紋が隠されてあった。
「母乳の作用を変化させる淫紋。今回は酩酊感を遅らせる効能にしました。ふふ……本物のお酒の様ですね」
……あとが怖い。
散々ズリ搾られたところにやってくるなんて。
にゅずずぅぅぅ……♡
意識を乳肉に引き戻された。
「んッ、んんぅぅぅ……」
カルーアさんの乳質ならではなのか、柔らかな肉感なのに執拗に吸い付いてくる。n=1なので心許ないが、少なくともラボにはなかった特性だ。
思わず肉棒が喜んでしまう刺激。肉欲をくすぐる甘い感触。
歓喜のあまり、中身を吐き出して楽になりたい。一度すっきりしておきたい。
そもそもこのご褒美は、もともとそれを果たすのが目的であったはずだ。それが、どうしてこんな……。
体裁の整った説明、希望だけ見せられて、その実、身も凍るような地獄の寸止め地獄が待ち受けているなんて。
ラボの忠告を聞かなかった僕の自業自得。否、彼女の日頃の行いから考慮すれば当然の選択ではなかろうか。
ある時は人間はすぐ骨が折れるからカルシウムを取った方がいいと諭し、あらかじめ牛乳パックの中身を入れ替えた母乳を飲ませるよう誘導したり。
またある時は射精をたくさんするとがん予防になるという口実で月に100回も搾ってきたり。
そして、これらは部分的に正しいのが意地が悪く、意地汚い。
僕が自信たっぷりに、鬼の首を取ったように非難してくるのを見通して、カウンター用や罠を張っていると推測できる。
もちろん、全てが真っ赤な嘘で、忠告という名の虚言を吐いてくる時もあるのを忘れてはならない。
乳魔と同居している人間は最低でも一日一回はパイズリで搾られないと禁断症状が出るだの、銭湯で牛乳を飲む文化は乳魔が作ったので、番頭が胸の大きな女性の時は乳魔の確率が高く、牛乳を購入しないと顔を覚えられるだの。
以上の理由からラボの口から紡がれる音声言語に碌なものはない。僕が脆かったら今頃死んでいてもおかしくない所業の数々だ。
そう考えると、やはり非があるのは本当にラボの方だと言える。
オオカミ少年の虚言が最後の最後で本当であったとしても、信じてやれなかった村人たちを非難するには至らないだろう? 僕は彼ら彼女らと違って、醜くも生き延びているが。
「本当に、射精我慢しなくて結構ですよ? 淫紋の影響で挿乳時は不可ですが、抜乳時であれば、いつでも出せるのですから」
ただし、可能性に限った話で、蓋然性はない。
出せないことを知っていて——それどころか出せないように調節している張本人のくせに……。
希望をチラつかせておいて、しかし、それは決して叶わない。
僕はいつになったら性格のいい乳魔に出会えるのだろうか。
谷間から肉棒が完全に引き抜かれた。
挿乳では射精できない淫紋。初回だけの射精封じかとたかを括って安心していいはずがなかった。
ズリ上げという名の抜乳。乳内からどのレベルまで肉棒を抜くことを抜乳と呼ぶのか線引きはわからないが、抜き切れば間違いなく抜乳であろう。そして、当然のことながら谷間に肉棒を挿乳すれば、それは紛れもなく挿乳となる。言い逃れはできない。
カルーアさんは毎回律儀に肉棒を引き抜く。
つまり、このパイズリは、ズリ上げ時にしか射精タイミングがない。もちろん、その貴重な機会をみすみす見逃しててはくれず、絶妙な力加減と高度なテクニックで抜乳が行われる。
本来であれば、淫紋なしでも支障がないほどの技術を持っているだろうというのに、人間相手に容赦のない責め方をしてきた。
廃人か、はたまたミルクサーバーか。どちらにせよ、僕の未来は彼女のために消費される運命を辿ろうとしていた。
「生きていればの話だがね……。死ねば魂を回収されて——それこそあの哺乳瓶の中に閉じ込められて、延々と快楽を味わわされるハメになるのを忘れてはならない。肉体と言う守りが一切ない、剥き出しの魂で……」
ずにゅにゅうぅぅぅぅ……♡
「ん゛ッ、ぐぐぅぅ……んんぅぅぅぅッ‼」
艶やかな挿乳感。絶対に射精できないズリ下ろし。
濃厚な乳圧溢れる谷間を——吸い付いてくる柔肉を掻き分け、無謀にも進まされ。
根元までずっぽりと飲み込み、股間に重たげな乳の塊が乗っかった。
肉棒全体が甘々な乳内温度に浸かる。
「本当に可愛い反応をしますね……♡ 声、聴きたくなってしまいました♡」
そう言って彼女は微笑む。
カルーアさんはパイズリ中、他に猿轡を外せるのは僕か、ラボの2名のみ。
「ごく……んっ……。君じゃあ外せないよ」
ワインを飲みながらラボが答える。
「そんな簡単に外せるのであれば、手を拘束していないのは不自然だからね。母乳の方を強制的に向かせる効果があろうが、自分で外せるならこれほど肩透かしなことはない。付いているのだろう? 君じゃなきゃ、カルーアでなければ解けないギミックが」
「もちろんです」
カルーアさんはあっさりと白状した。
そうなってくると、疑問が湧いてくる。カルーアさんしか外せないが、カルーアさんは手を離せない。
誰が、どうやって猿轡を外すのだろうか。それとも、僕の悶える声を聴きたくなっただけで、欲望が湧いただけで、別に外す気はないのだろうか。
人外相手にまともな推理は役に立たない。
全て能力で片付けられてしまうからだ。
僕は目にする。ラボは使えるかどうかわからないが、カルーアさんがノーモーションで行ったそれを、瓜二つの容貌を持った分身体を視界に捉えた。
手が離せないなら、分身体を作り上げればいい。そんな突拍子もない、ノックスの十戒に反した結果であった。
分身体はいつの間にか存在しており、四つん這いでベッドの上を移動する。途中、中腰になって、母乳が染み込んだデカブラを回収していた。
身体を起こされ、分身の身体に背中を預ける形となる。柔く大きい幸せな肉感が背中いっぱいに広がった。
顎を前に出し、頭を後ろに反らすように促される。見上げた先にはクール美人のご尊顔が間近に迫っており、僕は慌てて身体を戻そうとする。
しかし、両頬に添えられた手がそれを制した。
鋭い目つき、長いまつ毛、整った鼻梁。目を合わせているだけで恥ずかしくなってくる。
カチ……
プラスチックの乾いた音が鳴る。
カルーアさんの分身体が猿轡に噛みついていた。
何をして……。
傍から見たら猿轡越しにキスをしているかのような画になっているだろう。実際はお互いが一つの猿轡に噛り付いているだけだが。
どんな状況だよ。
「ん……ぅぅぅ……」
あっま……。
カルーアさんの甘い唾液が猿轡の穴の隙間から口内に流れてくる。
これ飲んだらダメな奴じゃないの? もう飲んじゃったけど。
彼女が頭を上げると、するりと猿轡の紐が解け、口内からプラスチックの塊が離れていった。
「はぁ……はぁ……」
異物が取り除かれ、やっとまともに喋れるようになった。
ぼとり……
カルーアさんの分身は咥えた猿轡をベッドの上に落とすと、
「れぇぇぇ……♡」
見せつけるように、長い舌を出した。むわりと立ち込める口内の熱気。長く艶めかしい舌には淫紋が付けられていた。
「キスで……淫紋つけてあげる♡」
容姿は同じなのに、分身体の雰囲気、口調がオリジナルのカルーアさんと真逆であった。分身体なのに、より乳魔っぽい甘々な雰囲気を醸し出していた。ギャップにグッと来る。
「それはただの分身ではなく、私の内に秘めた数種類の母性。その内の一つである甘々に甘やかしたいという欲望の一部を切り取った、いわば化身です」
「じっとしていてね……♡」
顔が近づく。
お互いの顔面で陰陽図を作るかの如く、もしくはシックスナインを模した体勢で、上から蓋をするようにキスをされた。
背後からの上向きキス。首は反れたまま唾液と同じく甘ったるい舌が絡みついてくる。向かい合った舌の表面と表面を——舌ヒダ一本一本同士を擦り付けられる。
「れろえろろ……んじゅるる、れろえぇぇ♡」
「んぐッ……ん゛ん゛……ん゛ッ……‼」
味覚を犯された。食事を楽しむための器官を、淫靡な味で染められる。味蕾を狂わされる。
艶めかしく蠢く甘ったるい生き物に舌の上を這いずり回られているかのように縦横無尽に擦れた。
ずにゅりゅりゅぅぅぅ……♡
「ん゛ん゛ぅーーーーッ‼」
肉棒に纏わりついた乳肉が妖艶に動く。生殺しの甘ズリ擦り。あたたかく、なめらかな乳内の感触が肉欲を煽る。
快感で身体がビクビクと震えた。
前後、上下を豊満な乳魔2体に、同時に犯されている状況を——悦楽の桃源郷に訪れてしまったことを理解させられる。
「キス、そんなにいいですか? パイズリと……どっちが気持ちいいですか?」
乳肉が上下にゆっくりと揺蕩う。
キスとは比べ物にならない、腰が蕩けそうなほど気持ちいい快楽。男をダメにする極上の肉感。
射精できない射精級の刺激を孕んだ拷問じみたパイズリが肉棒のみならず、僕の神経もすり減らしていく。
表情は窺えないが、声音から不機嫌さを感じ取れた。
まさか、嫉妬している?
自分で作り出した分身に嫉妬しないでくれよ。
「れろろぉ♡ えろれろぉ♡ んぢゅるるれろん♡」
負けじと分身体もペースを上げる。濃密に舌を擦り付けて淫紋を写していく。
甘ったるい唾液で口内を染め上げられ、飲まされ、乳内に捕らえられた肉棒が跳ねてしまう。
ベロチューの快楽がパイズリの快楽を助長する。
「っぱぁ……♡ れぇぇぇぇ……♡ お揃い……♡」
唇が離れた。
鏡がないし、僕は彼女ほど舌が長くないので確認ができないが、どうやら僕の舌にもカルーアさんの分身同様、淫紋が施されたみたいだ。
痛みも痒み、熱感があったりもしない。自覚は一切なかった。
頬に添えられた手が離れた。反らした頭を戻し、パイズリ中のカルーアさんの方を見——。
「あ……ああ……ぁぁぁ……」
恐怖が口から漏れ出す。絶望する。
今の僕は顔面蒼白になっているはずだ。鳥肌が止まらない。
「そうだ、その顔が見たかった。ふふ……怯え顔だねぇ……」
ラボが椅子に腰をかけながら僕の顔をにやにやとした表情で見つめていた。
あくまで彼女は傍観者。このハーレムに参加はしない。
オリジナルと分身体の、カルーアさんで作られたハーレム。
2体どころでは済まなかった。僕が頭を反らしてベロチューされている間に、分身体が増えていた。
いつの間にか艶肉に満ち満ちた乳魔の園が形成されていた。
「先ほど甘やかしの欲望は一部しか切り取っていないと申し上げました。これらは……つまりそう言うことです」
この分身——否、化身は全て、甘々に甘やかしたいというカルーアさんの裡に秘められた欲望が具現化されたもの。
「あなた様には、私の欲望を満たしていただきましょう……♡ その身一つで……♡」
カルーアさんの化身が一斉にベッドへ上がってきた。
母性の化身たちはベッドに上がったはいいものの、僕に触れたりはせず、制止していた。
先程までキスをしていたものでさえ、今は一歩離れ、傍観者を貫いている。
何のつもりだ……。
ずりゅりぃ、にゅちゅり……♡
「ん゛ん゛ッ……あ゛ぁぁぁッ‼」
魅惑の上下動が肉棒を悶絶させた。意識をそちらに向かされる。
快楽神経を直接なぞり上げられているかのような濃厚な肉感。
肉欲まみれの視線に囲まれて命の危機を感じつつ、極上のパイズリで犯される。股の間で行われているこの乳技も僕を搾り殺すのには十分すぎる刺激であるため、初めから心臓を鷲掴みにされてはいるのだが。心臓を突き刺そうと言わんばかりの刀が1本胸の前に向けられただけだと思っていたら、いつの間にか複数の刀にも首を囲うように刃先を向けられている気分だ。
気が気じゃない。緊張感が跳ね上がる。
「はぁ……ん、んぅぅぅ‼︎ 淫紋……解いてッ‼︎」
快楽と恐怖で気が狂いそうだった。いつ母性の化身たちが解き放たれるか常に怯えながらの地獄の寸止め。どうどうと押さえつけておきたいが、それができるのはカルーアさんのみ。無力な僕はどうしていいか分からず、ひたすら犯されるしかない。
気持ちいいのに射精だけは取り上げられて。
乳首や前立腺と言った他の性感帯には触れられておらず、爆乳に肉棒を包まれているだけで。
たった一本の性感帯を弄られただけで、人生を棒に振ってしまうほどに。
身を亡ぼす目先の快楽を求めた。
「よろしいのですか? 淫紋を解いた瞬間、あなたは一切安全装置も護りもない、生の身体を——剥き出しのおちんちんを、乳魔に犯されることになるのですよ?」
「だって……うっぐ、このままじゃ……射精、できな、んんッ‼︎」
会話中もお構いなしに双乳を抜乳——挿乳し直す。
引き抜け際に、にゅっちりとカリに擦れてくる感触で身震いする。
射精の閾値を超えても、おかしくない刺激なのだ。しかし、イかせてもらえない。
「ふふ……そうですか。では、どうぞお好きに……♡」
彼女は怪しげに微笑むと、両手を万歳のように挙げる。
亀頭はズリ穴から完全に抜け出し、数ミリ先の肉の溝を見上げていた。
肉棒には、何も触れていない。
念願の淫紋が解かれた。
どびゅる、びゅるるるッ‼ どぷぅぅぅびゅ、びゅっく、びゅるるッ‼
「あ゛ッ、ががッ……ん゛ぐッ、お゛ッ‼︎」
「ああ、言い忘れておりました。挿乳時射精不可の淫紋は解いた瞬間……今まで蓄積した射精の快楽が溢れ出します♡」
睾丸の中身を機械で吸い上げられるかの如く、ハイペースで大量の精液が抜けていく。足がガクガクと震える。
乳魔の母乳3体分やカルーアさんのデカブラ濾し母乳を飲んでいなければ、今頃、精巣どころか身体が干からびていたであろう。そのせいで感度が上昇してしまっているが。
「ほら、辛いでしょう? 数秒で死にますよ?」
カルーアさんの指がフェザータッチで僕の内腿を撫でた。再度、淫紋が付けられる。先程とはデザインが異なっていた。
「はぁ……はぁ……これ、は……」
「快楽分割の淫紋です。与えた快楽を細分化し、身体に蓄積……それを私の好きなタイミング、私の好きな比率で発散できます♡ 例えば……このように……♡」
「ん……ぁぁぁ……」
股間の奥——前立腺付近に甘い感覚が襲った。乳内で肉棒が跳ね、柔肉の中を思い切りかき分ける。
亀頭が蕩けるくらい気持ちいい感触に晒された。射精してもおかしくなかったが、至らなかった。
「今のが、現在あなたに蓄積されている快楽の0.1%の小出しです……♡」
聞き間違いだろうか。
これで……全体の0.1%。いつまで経っても出し切れる気がしない。
「ああでも、今のおちんちんの跳ねでむしろ増えてしまいました……♡」
返済しても返済しても利子で首が回らなくなる、借金している感覚だ。
……これは返せない。返しきれないだろう。
僕の精神や身体の問題ではなく。
「その顔は……理解できたようですね」
原因は彼女次第ということだ。
タイミングがカルーアさん依存のため、今みたいに犯されている最中に快楽を発散されれば、返って悪化する。かといって、それ以外で発散しなければ、いつになっても減っていかない。
「ご褒美です……♡」
「ん゛ん゛ッ……くぅぅぅ……」
とぷ……とぷとぷ……ぼとり……
じわじわと尿道口から精液が溢れ出す。乳内でお漏らしのような射精をさせられる。
「今のが前立腺での1%の小出しですよ」
射精させられていても1%しか発散できないのか。恐ろしい。しかも、快楽を呼び出せる場所は自由。その証拠として、まだ一度も触れられていない前立腺で快感が生じた。結果、甘出し。もどかしさが残ったままだ。
前立腺での、とわざわざ注釈するあたり、やはり場所によって快楽を注がれた後の反応が異なるのだろう。
薬と同じように。
1錠0.2mgのものもあれば、1錠25㎎のものもある。まったく同じ成分であれば、もちろん後者の方が強い薬と言える。しかし、同じグループに属する同じようなタイプ——同種同効薬の比較であれば、そういった単純計算はできない。
1㎎で生じる薬効がそれぞれの薬によって変わってくるのだから。
僕が味わった1%の快楽。これが前立腺ではなく、睾丸で発散されていたら。精液を作り、貯め込んだ本丸で行われていたら。
分割する快楽のレベルと場所で射精の量をコントロールできる。
快楽分割の淫紋。それは射精のタイミングや量をメイキングする淫紋と言っても差し支えないのだ。
通常、即射。犯せば大量射精以外まずありえない人間相手でも、搾精を楽しめるように編み出された淫紋なのだろう。
「乳魔のパイズリなんて人間が喰らえば延々と精液が出っ放しになってしまいますが、この淫紋があれば、搾りすぎることもなく、普通にパイズリされている時と同じタイミングで射精もできます♡」
淫紋の説明は一先ず終わったらしい。
カルーアさんが双乳を互い違いに、上下へと動かし始めた。完全な射精管理が可能になった彼女は誤射の心配など露もせず、慣れた手つきでズリ犯してくる。
「ん゛ッ……ん゛ぐ……あ゛あ゛ぁぁぁ」
乳肉が肉棒を躊躇いもなくズリ擦る。
この間も着々と僕の身体の中には射精の快楽が溜まっていっていた。取り返しがつかない。
「母乳の原液は飲んでしまったら死亡確定でしたが、このパイズリでしたら生かすも殺すも私次第。ミルクサーバーになるのでしたら、生かしてあげます。デスゲームは辞退して……一緒に暮らしましょう♡」
視界がぐにゃりと歪む。カルーアさんの母乳の影響がようやく牙を剥き始めた。
頭がぼーっと、アルコールが回ってきた時のように深く酔ってくる。
「本来であれば、快楽以外何も考えられず、その酩酊感だけで精液吐き出し続けるミルクサーバーとなっているところですが、腿につけた淫紋の影響でその程度で済んでいます」
デフォルトで備わった感度上昇、造精強化。そこに加わるカルーアさん独自の効果——酩酊作用。
酔うと勃起しにくくなると聞いたことがあるが、他二つの作用で帳消しどころか劇的に増す。母乳そのものの影響もデカいが、乳魔の母乳を双乳で直に塗り込まれている状態で、酔ったから萎えたなんて起こる男はいないだろう。
男なら誰もが羨む極上の柔乳で、自分の肉棒の相手の世話をされれば、快楽には抗えない。優しく甲斐甲斐しい動作に、どうしても母性を感じてしまう。
「頭……ぼーっとして気持ちいいですか?」
酔うと気分が高揚して楽しい。気持ちいい。もちろん、そんな経験をしたことがあるが、アルコールによる気分の高揚の比じゃない多幸感の暴流が脳を犯していた。脳内の性的快感を生み出すボタンを長押しされているような、抗いようのない快楽が溢れ出す。
おっぱいの肉感も果てしなく気持ちがいい。母乳による感度上昇の影響もあるせいで鮮明に伝わってきた。柔らかいのに、潤んだ艶肌の吸いつき。吸って引っ張っているのだから、普通に考えて乳圧が落ちてもおかしくない刺激だ。
「この乳肌が、おちんちんだけに吸い付くのであれば……乳圧は薄まっていたでしょう。まあ、乳魔ですので、そんな不具合があろうとも、人間相手には十分すぎるほどの刺激ではありますが……」
「カルーアの双乳は互いに吸い付き、文字通り乳繰り合っているのさ……。だから、乳圧も希薄にならない。両手の平を重ねて、中心へと押し合っているようなもんだ。それに、今はバーテン服にデカブラときた。乳圧が濃縮され放題じゃないか」
双の肉感が性感帯を甘くズリ潰す。
即射には至らない。全ては彼女の思うがまま。
「んが……がッ……ん゛ん゛ッ‼」
双乳の柔らかさを、熱を、乳圧を味わわせる。淫紋なしでは味わいきれない、肉の愛撫をふんだんに。
僕の身体に危機をもたらす以上の快楽は——気絶級の快楽も分割されてから蓄積される。結果、気を失えない。
「そろそろ……搾りましょうか」
カルーアさんは着衣爆乳を上下に素早く、豪快に動かす。
肉棒が乱暴に、おっぱいで咀嚼された。悶絶する。乳圧を纏った上質な肉感に翻弄された。
「3、4、5、6……もう10回は射精していましたよ? 本来であれば……♡」
突如、全身から快楽が溢れ出してきた。僕の身体に蓄積した快楽が呼び覚まされる。
トドメと言わんばかりに、ぞりゅん♡ と乳肉がズリ下ろされた。
「イけ……♡」
「あ……ぁぁ……ん゛ッ、イ゛……ぐぅぅぅッ‼」
射精許可の言葉を甘サドに言い放った。
びゅるるッ、どびゅッ‼ びゅッびゅく、ぶびゅるるるッ‼
快楽強度の調整でタイミング、量を管理された射精。
通常のパイズリと同じ感覚でカルーアさんが望んだ定量の精液を谷間の奥にぶちまける。
「ん゛ぐぅぅぅぅぅッ‼ あ゛、あ゛ぁぁぁぁッ‼」
背中を反らし、身悶えた。明らかに不足している。
吐き出した快楽が見合っていない。
注がれるそれとは比べ物にならない、僅かな量。些細な量。さらに身体へ快楽が蓄積されたのは火を見るよりも明らか。
ゆえに身体には欲望を求める熱が巡り巡る。もっと出させろと。快楽負荷による脳や身体への影響を無視し、快楽放出量を増やし、それ同等の精液を出すだけなら乳魔3体分の母乳の造精効果の賜物で再現できそうなのがむず痒いところであった。
「もどかしいですか? では、特別に……1%♡」
「あ゛……あ゛あ゛ッ……んぐぅぅぅッ‼」
そう呟くや否や、僕は精液を漏らしていた。睾丸から搾り出されていた。
射精後の肉棒を無惨にズリ犯されながら、身体の中に溜まった快楽の一片を呼び覚まされる。
あまりにも少なすぎる一欠片。
カルーアさんに搾られるところを、その分身たちにも見られる。
淫靡な熱を帯びた熱い視線。身体中を隅々まで視姦され——。
「あら……分身とはいえ恥ずかしい。どうやら彼女たちも相当我慢しているみたいです」
母性の化身たちは顔を赤らめ、熱い吐息を漏らす。
自身の乳房を揉みしだき、乳首を指で弄り回していた。中には分身同士で慰めるものもいる。
甘い香りを放つ母乳を漏らし、ベッドに白いシミができている。
「もっと興奮させてみせてください。睾丸、カラッカラになるくらいに……1%」
びゅるるるッ‼ どびゅるるッ、びゅぐッ、びゅくんッ‼
「イ゛、あ゛がぁぁぁぁッ‼」
睾丸に甘い感触が走る。
前立腺の時よりも精液の量が多い。
「1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%、1%……♡」
身悶える。イキ狂う。
蓄積された快楽の全体から1%ずつ引かれていけば、次の1%は快楽が弱まり、さらにその次はもっと弱まっていくものだけれど、乳内に肉棒を収容されているせいで、発散するたびに増えていく。
数字は同じだが、今の1%よりも次の1%の方が快楽が大きい。
使いきれず、増えていく金持ちの資産のように。
蓄積>発散
この関係が崩れない限り、永遠に射精級の快楽を浴びせられる。
ノーモーションかつリモートで。
途中から口に出さずとも快楽は発散されていた。
「ふふ……皆にも参加してもらいましょう」
その言葉をカルーアさんが言い切った直後、僕を囲っていた母性の化身たちが一斉に近づいてきた。
僕はまだ、エグい連続射精の余韻が抜けきっていないというのに。
今度こそ本当に触れてきた。僕の身体へと伸ばされる数多の腕。数十本の母乳まみれの指が身体を這う乳魔の甘々な愛撫。
全身を撫で回される。
カルーアさんはその場から離れ、ラボと同じテーブルについた。
僕の犯されショーを肴に酒を飲んでいる。
「んふふ……♡ 近くで見るともっと可愛いですねぇ♡」
2体の分身体が僕の股間を境に左右対称に座る。
臀部の下に腿を滑り込まされ、下半身を持ち上げられた。
先ほどオリジナルのカルーアさんがローションを注ぎ込む際にそうしたように、バーテンダー服の第二ボタンを外したまま。そこにさらに第三ボタンも外し、丸みを帯びた乳肌が溢れ出す。
「着衣でのパイズリは継続ですよ♡ 君、その方が好きそうですし♡」
カルーアさんの側を被った母性の化身に、いつの間にか僕の性癖が見抜かれていた。
分身体はボタンを二箇所開けた代わりに、オリジナルがズリ穴として使用した第四ボタンを閉じる。服の中に無理矢理詰め込まれた乳肉は、辛うじて解放された隙間から肉が逃げ、服から大胆に乳肉の一片がまろび出ている。2体は前屈みになると、互いの一部剥き出しになった乳肉を密着させた。
双乳と双乳の間で勃起した肉棒もろとも。
むっちぃぃぃ……♡
「お゛ッ……ぉぉぉ……」
酔いが覚めるような、腰にクる一撃。普通の乳房で同じことをしても感じ得ない濃厚な乳圧。
カルーアさんの乳肌は吸い付きが凄まじい。その特性を活かしたwパイズリとなっていた。
背後の分身体がボタンに指をかける。第二ボタンを閉じ、第三第四ボタンを外した。どっぷりと、豊満な下乳が重たげに溢れ出す。
ズリ穴から口を出した巨大な乳唇。もちふわ感触に富んだそれを頭に乗せられた。
谷間に頭頂部が軽く飲み込まれる。熱い乳内体温が頭皮越しに伝わってくる。
「挿乳を……頭で味わったことありますか?」
顎に手が添えられる。優しい手つきで添えられてはいるが、実際のところ逃がさないようにするためだとわかる。
味わったことはない。だが、僕の返答などどうでもいいのだろう。
これは質問に見せかけた、淫技の解説。次のプレイを紹介するための問いかけ。
頭に密着した爆乳に、この後、顔面を飲み込まれる。肉棒に絡みついている双乳と同じ感触の艶肉で。
「視界がおっぱいまみれになって、何も見えなくなりますが、そこはご安心を。そんなこともあろうかと、希釈こそしましたが、アママリスの母乳をあのゲームの中に混ぜたのですから♡ ちゃんと君の身体が犯されているところを見られます♡」
アママリスの視覚共有を利用するのはわかるが、共有も何も彼女がこの場にいて、僕の逆レ姿を視界に捉えていないと成立しないのではないか?
まさか……いるのか? この場所に。
確か前髪が長くて……。
にゅッ……ぎゅちゅり♡
「ん゛ぁッ……がッ……ん゛ん゛」
突如、肉棒に蕩けるような乳感が襲った。
「いけませんねぇ……♡ 今、君を犯しているのは私たちなのに。他の女のことを考えて……」
肉棒を挟む2体の分身体は、押し付け合って潰れた双乳を息ぴったりに上下へ揺さぶっていた。4つの乳肉が1本の肉棒を共有し、ねちっこくズリ擦る。
女肉の甘獄では快感で肉棒が跳ねてもどちらかの乳肉に突っ掛かり、脱獄を妨げられる。柔く重たい肉感が男心を悩殺する。
「お手々が暇そうにしているわね♡」
「あら、もったいない。ここからもおっぱいの感触を味わってもらわないと♡」
左右の分身体は僕の手を取り、それぞれ自身の豊満な乳肉へ持っていく。
彼女たちの手のひらが手の甲に重なり、指を絡められ、
むにゅぅぅぅぅ……♡
一切の躊躇いなく、乳魔の握力で力強く揉まされた。押し返してくる乳肉の濃厚な感触。
指どころか手の甲まで沈められ、手首より先を完全に見失う。
「んぅぅぅ……柔……あ、ああッ‼」
まるで手指が性感帯になったかのよう。
少しの揺れや擦れ具合でビクビクと震え、その動きで更に乳肉の甘く豊潤な肉感を味わってしまう。
wパイズリ中の乳内で肉棒が跳ね回る。
どびゅッ、ぶびゅッ‼ びゅるッ、びゅぐッ、どぷ……ぶびゅっびゅうぅぅぅッ‼
興奮が極致に達した。否、勢いよく揉まされた時点で本来であればとっくに絶頂していたはずだ。そうはならなかったのは、注がれた刺激、そこから生まれる快楽をさながら霧吹きのように細分化されたせいで射精の閾値に届かなかったのだ。
遠くで僕を眺めるカルーアさんが遠隔でバイブをオンにするかの如く、犯されている僕の状況に合わせて射精級の快楽を開放してくる。
自分の好きなタイミングでイかせる搾精メイキングをしていた。
脳が熱く蕩ける。
刺激と射精の間に空白を設けることで、即射では味わいきれなかった刺激の味を、内訳を、詳細を教え込まれる。脳に理解させる。
どのような肉感か、肌触りか、あたたかさか。
射精までの時間を引き延ばされた結果、自分が今、何に犯されているかを知る羽目になる。
知った上で搾られる。知ってから搾られる。
「いただきまぁす♡」
間髪入れずに乳奉仕が続く。
ズリ穴の先っぽに咥えられていた頭部が、ずぶりと谷間の中に沈む。
乳の縁が目の上まで迫り、額は完全に乳内へ飲み込まれていた。
熱い乳内温度と甘い香りに顔の1/3を占められ、乳圧に締められる。
「はっ……はぁ……んっ……はっ」
怖い。怖い。怖い。
谷間の中に頭を埋めるなんて行為が如何に危険なのかは既に手や肉棒で味わって理解している。重々脳に刻まれている。
快楽でおかしくされる僕は想像に難くない。だから、恐ろしい。
「怖くない、怖くな~……ッい♡」
ぎゅっちゅんッ♡
肩の上にのしかかる重たい乳の感触。頭部挿乳が終わった合図。
目の前が真っ暗になった。
「頭の先から首の根元まで……♡ 全部おっぱいに包んじゃいました♡」
理性をぶち壊しにくる肉感が絡みつく。
甘い香りを放ち、艶やかな温度で保温された乳内。びゅる、びゅにゅにゅぅ……と、耳元で淫靡に奏でられる射乳音。漏らした母乳の原液が衣服の中に広がり、甘ったるい味が口内に流れてくる。
五感全てが揃った頭を丸々飲み込み、快楽で支配された。
どく……どぷ、どくどく……びゅっ………びゅく
「ん゛ん゛ーーーーッ‼︎」
快楽レベルに見合わない、お漏らしのような吐精。
カルーアさんはこのタイミングで思い切り射精はさせてくれなかった。
母乳で艶やかに濡れた、吸い付きの良い乳肌で顔面を覆われる。乳肉に満たされる。
頭部に纏った濃厚な乳圧で思考が蕩けていく。酩酊感も抜け切っていないのに。
にゅずり、ずにゅっ♡ にゅっずりゅりゅ♡
「ッぐ……ん゛ん゛ッ……ごぐッ……ん゛ぅぅぅッ‼︎」
何も見えない中で、肉棒は4つ乳肉にズリ犯される。
酔っていなければ心が砕けてしまいそうな目隠し搾精。
僕好みのズリペースで、弱いところを的確に責めてくる。頭を振って、少しでも快楽を減らそうと試みるが、完全挿乳された状態ではそれさえ厳しい。叶いそうにない。
「……お待たせしました」
「おや、実物登場じゃないか」
話し声が聞こえた。
誰か来たのか。しかし、それは僕にとっての必ずと言っていいほど好機にはならない。頭数が増えれば、犯され方のバリエーションが増えるだけ。
「アママリスちゃんが来たから、もう暗闇に怯えなくて大丈夫だよ♡」
頭上から——僕の頭部を爆乳で包み込んでいる分身体に話しかけられる。
すると、真っ暗な視界に光が。光明とは似て非なる破滅の光が。
乳肉まみれの眼前に、乳外の映像が流れ込んできた。
これが視覚共有。
アママリスが今見ている風景。
快楽から目を逸らしたいのに、アママリスの強制視界共有で、僕は僕が凄惨に犯されている姿を直視させられる。
複数の画角が移り変わりながら。あらかじめ分身でもして、監視カメラよろしく複数箇所に待機していないと不可能な速度で切り替わる。
顔面を着衣爆乳で包み込まれて、まるで初めからそういうキャラクター——頭がおっぱいになっているのではないかと勘違いしてしまいそうになるが、紛れもなく、見紛うことなく、頭部を乳内に封印されている僕であった。乳唇と首の根元の接合部では、服に染み込み切らなかった母乳が溢れ出している。ヘソの辺りまで滴っている。首から下——おっぱい封印から免れた胴体は小刻みに震えていた。
視界が切り替わる。
何基準で変わっているのかわからないが、これで快楽が増すのは明白だ。
カルーアさんの分身体2体が身体を寄せ合って、双乳を潰し合いっ子してwパイズリをしている絵面を見せられた。映像と連動して艶やかな肉のねちっこい感触が伝わってくる。
「ん゛ぐぐぅぅぅッ‼」
前立腺が疼くような甘い肉感で擦られ、身体が強張り、短く勢いよく息を吸う。
外の映像を見せられているとはいえ、勘違いしてはならない。実際の僕の頭が存在するのは深い谷間の中だ。
吸気量を見誤れば、甘い淫香がたちまち肺の中に充満する。内から身体を犯される。
悶えても映像はそのままであった。
息のあった乳技で執拗にズリ擦られている。
どびゅるッ‼ どびゅ、びゅッ、ぶびゅぅぅぅッ‼
乳の間で精液が迸る。
射精へ導く1%の快感。体内に溜まった快楽の内、数万、数千分の一に分割され、解放された。
「包むだけじゃ……ねぇ♡」
不服だと悩ましげに申し立てしてくる。
顔面に襲いくる重乳圧。分身体が自身の双乳を両手で僕の頭ごと圧迫していた。
顔の表面では済まされない、丸ごと包み込んだ頭部パイズリ。
妖艶に形を変えた乳肉、その一片が耳の中にまで潜り込んできた。乳腺から母乳が噴射される音が、狭い耳内で反響する。鳥肌が立つような淫音。
びゅッ、ぶびゅッ‼ びゅるるぅッ、びゅぐぐッ、どびゅり……びゅっ、どびゅるるぅぅぅッ‼
ズリ擦られるたびに意識を持っていかれそうになる。おっぱいの感触が、乳圧がエグい。こんなので擦られれば即射しない方が無理な話だ。とは言え、今の僕が射精出来ているのはカルーアさんのおかげだが。
触れただけで怯んでしまう。上位存在の肉体との格差に絶望する。
wパイズリと頭部パイズリ。2つが同時進行に行われ、上と下から強烈な肉の快楽が襲ってくる。
顔中に広がる乳肉の感触。乳内の闇に視界を奪われて何も見えない状態、それが返って他の部位の感覚を過敏にする。本来の頭部パイズリはそんな副次効果があったはずだ。
しかし、アママリスによって。アママリスの母乳に酔って。
コペルニクス的転回となる。実際の酩酊感はカルーアさんの母乳によるもので、アママリスは酔うは酔うでも酔いしれる方だけれど。
透明なオナホで顔面を扱かれているような感じだ。いや、マジックミラー号だろうか。外から乳内に潰されている僕の顔は見えないが、直截的ではないにせよ、内からは外が見えるこの状況は。
彼女の瞳越しに、自分が犯されている姿をまざまざと見せられる。全て見せられる。
「ん゛ん゛ぅぅぅぅぅッ‼」
ぶっびゅるるるッ‼ びゅ、びゅぐッ、どくどく、どぷっ、どっぷ……びゅるるるッ‼
乳内に精液を出し続ける。快楽の小出しは常に射精レベルで解放されており、僕の肉棒は定量を規則的に吐き出す。
「んっ……ちゅっ……ちゅぷ、れろれろ♡」
「ちゅ、んちゅぅ、ぢゅるるれろえろろ♡」
wパイズリをする分身体が自分同士でディープキスをし始めた。
一体何を見せつけられているんだ。
その淫靡な空間で、場違いな肉棒が大罪を犯す。清純な百合の乳房の間に挟まって、子種汁を撒き散らしていた。互いの唇と乳肉を密着させ、擦り合わせて愛を深め合っている。
四方八方からみちみちとめり込んでくる甘ったるい乳感。高まった乳圧の餌食になり、肉棒は悲鳴を上げる。
もはや僕のことも肉棒も見えておらず、自分たちの濃厚な百合に集中していた。
「母性の化身ですから……お互いのことを愛おしく思ってしまったのでしょう」
遠くでカルーアさんが補足する。そんな見境ないのか。それじゃ、まるでマカナだ。
僕が見せられていたのは百合ではなく、母性同士が甘やかそうとせめぎ合っている不思議な光景であった。
ズリ潰すハグ。ズリ擦るキス。ズリ止める見つめ合い。
双乳による艶やかな肉の舞。お互いが母性を押し付け合う。
乳魔と乳魔の熱っぽい甘交わい。その副産物として、甘やかしの流れ弾で僕は搾られていた。
僕の視界が俯瞰してこの部屋を見下ろす画角へと切り替わる。
もはや地獄絵図と化していた。wパイズリをしている分身体のみならず、その他の分身体も同じように乳繰り合っている。僕の身体に豊満な肉体を押し付けてながら、僕以外で母性を満たそうと躍起になっていた。
収集がつかないまま6時間後が経過した。
頭部を完全に包み込む双乳が引き上げられた。肉棒からも4つの乳肉が離れる。
柔肉から解放される。
「も゛う……んぐ♡♡ イ゛ぎたぐッ♡♡ ンお゛ッ♡♡ ないッ♡♡ あ゛あ゛ぁぁぁッ♡♡ ンッぐ、ぉぉ……やだ♡♡ ん゛ぐぐぅぅぅ♡♡ 殺し……ごろじ、てッッ♡♡」
余韻とは思えない快楽が身体中を巡る。
酩酊感に脳を支配されていながらも……心が折れた。肉欲よりも死を欲した。
次は耐えられない。精神が持たない。
「魂として飼おうと思いましたが……これはいけませんね」
カルーアさんは静かに呟く。
「殺してしまっては、魂だけではその反応を——快楽に溺れて、なりふり構わず懇願するこの姿を目にすることができません」
彼女の瞳にはハートマークが浮かんでいた。僕の反応が気に入られてしまった。
ここで楽にさせてくれない。これから、もっとひどい目に遭う。
そう察した。
僕の必死の——死の懇願さえ彼女は聞いてはくれなかった。
「久々に人間を育ててみるのもいいですね……。愛情をたっぷりと注いで、私好みに育てましょう……♡」
カルーアさんは妖艶に舌なめずりをした。母性と肉欲まみれの表情で見つめられ、肉棒が硬くなる。
「どうやら君に、文字通り陶酔のようだね」
「そうですね……」
ぐにゃりと形を変える視界で、彼女たちに見下ろされる。
カルーアさんは分身体の身体に出来上がったザーメンブリッジから垂れた精液を掬い、口に運んだ。
「精液の味も最高ですね」
「上物だったんだがなぁ……。仕方ない。私にはさせられなかった、こんな表情を見せられて……往生際が悪く私の所有物だ、なんて言えないよ」
「母性の違いでしょうか……」
「嫌なことを言うね、君は……。そうだよ、私の母性は捻くれている。天邪鬼なんだよ。だから、崖から落としてみたくなるん