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「これはいったいどういうことなんですか? 先生……」

 アコが言った。

 いつもの横乳が見えている制服で、アコは縛られている。

 ベッドの上で仰向けになり、両手は頭の上で手首を縛られ拘束されていた。

 脚は膝裏に棒を噛まされ、こちらも麻縄で縛られているからアコは脚が閉じられない。

 ただでさえ短いスカートはすっかり捲れ上がり、藍色のショーツが丸見えになっていた。

「こうでもしないと、アコって休み取らないから」

 先生が申し訳なさそうな顔で言った。

 ちなみに先生は全裸だし、股間のものは大きく膨らんでいる。

「私が休みを取らないことと身体を縛ること、何の関係があるんですか?」

「だって無理やり休ませないと、休まないでしょ?」

 何を当たり前のことを。

 といった風の先生に、アコはちょっとイラっとした。

「だから、私が納得のいく説明をしてくださいと……」

「ごめん。もっと直接的に言うね。アコって休むの下手だから誰かが休ませてあげないと休めないんだよ」

「は、はぁっ? 私が休むの下手って、そんな不器用みたいにっ」

「実際不器用でしょ。ワーカホリック気味だし、倒れたらみんな心配するよ。特にヒナが」

「か、会長が……それも悪くないというか……って違います! 私はそんな失態犯しません! あなたじゃあるまいし」

 アコは言って、先生をキッと睨んだ。

「だからさっさとこのバカげた拘束を外してください。私は先生と違って忙しいんですから」

「それなら大丈夫だよ。先生の特権を使ってアコの仕事を分担したから」

「……へ? ぶ、分担なんてそんなこと……」

「アコ。君が優秀なのは認めるけど、委員会のメンバー、そして他の子たちもとても優秀なんだよ。たまには信じて任せてもいいと思うよ」

「それは、その……そうですけど……あっ! そうです! 万魔殿! あそこからの嫌がらせには私が……」

「それも私の特権で抑えた」

「……ええ? そんな冗談、にわかには信じられませんけど」

「でも耳を澄ませてみて? どこからも争いの音は聞こえて来ないでしょ?」

 先生の言う通りは癪だが、アコは耳を澄ませてみた。

 ここはシャーレの休憩室、というか先生の部屋だ。

 耳を澄ませば各地域の騒動が聞こえてくる──はずだが、今日は不気味なほどに静かだった。

「ね? というわけだからアコ、休息しようね」

「ま、待ってください! でもっ、それでも縛るっていうのは……! それもこんなひどい格好!」

「でもこのほうが休息できるから。心と身体を同時にリラックスさせる、すごくいい休息法だよ」

「これのどこが……ってっ、ひゃあぅぅぅっ!!?」

 先生の手がアコの胸に伸びてきて、制服の上から乳首に触れた。

「な、なんでっ!? 直接触られてるみたいな感覚が……」

「アコがしてたヌーブラなら外しておいたよ」

「いつの間にっ!?」

「先生マジック☆」

「なんですかそれ! イラっとするからやめてください!」

「まあまあ、さあリラックスしていこうね」

「ちょっ! 待ってくださっ……やっ! あんぅぅっ!」

 先生が服の上から乳首を撫でる。

 右は円を描くようにフェザータッチで撫で、左は軽く摘まれた。

(な、なんでっ……? こんなことぐらいで、私、今……すごく……)

 アコは腰を浮かすほど反応してしまった。

 乳首を触られたぐらいでこんな反応を示すなんておかしい。

 すると困惑するアコの考えを見抜いたのか、先生がニコッと爽やかな笑みを浮かべる。

「アコ、すごく感じてるね。やっぱり相当ストレスが溜まってたんだね」

「ち、違っ……やっ、触るのダメっ、あっ、あはぁぅっ!!」

 先生が両方の乳首を摘んでスリスリと擦り始める。

「だ、ダメですっ! いやっ、あ、ぉ、ひっ、んっ、ダメっ、ダメだって、言って……あぁっ」

 抵抗したいのに気持ち良すぎて言葉が続かない。

(なんでっ、力抜けちゃう、腰が震えちゃう……っ)

 アコはヒクヒクと腰を震わせた。

 後頭部を枕に押し付け、身体を反らせて快感に喘いでしまう。

「身体が力が抜けていくでしょ。これからどんどんリラックスしていくからね」

「こんな、の……リラックスじゃ……あぁっ!」

 乳首を強く摘まれ、アコの口から本人も驚くほどに艶めかしい声がこぼれた。

「いやらしい声」

「ち、違っ……今のは……んぅぅっ」

 今度は指先でカリカリと掻くように刺激される。

 抵抗したいのにできない。

 身体が勝手に動く。腰が勝手に浮いてしまう。

「だめっ、だ、め……」

 アコが乳首責めに悶える間に、先生の身体が脚の間に入り込んでいく。

 ビンビンに勃起したものが、アコのショーツに触れ、肉棒が割れ目に沿わされる。

「ひんっ! な、なにをして……あっ、そこスリスリしちゃやだっ……!」

 ショーツ越しとはいえ、裏筋で敏感な豆を擦られ、アコはビクンッと身体を震わせた。

 口が半開きのまま閉じられなくなり、はぁ、はぁ、と荒い吐息がこぼれる。

「どんどん気持ちよくなってね、アコ。ほら、ここ好きでしょ」

「ひゃんっ! だからっ、ダメっ、なんですって……ばぁっ……あぅぅっ」

 アコが薄い青の髪を踏み出して喘ぐ。

 頬は赤く染まり、大きな瞳は薄く閉じられそうになっている。

「ダメっ、て……言ってる……のに……」

 アコが細い腰をモゾモゾと動かすたびに大きな乳房がゆらゆらと揺れ、立った乳首が勝手に擦れる。

 ガーターベルトがミチッ、ミチッ、と微かな音を立てた。

 黒いストッキングに包まれたつま先が、ぎゅうっと丸くなっていく。

「気持ちいい? アコ」

「気持ち良く、なんて……くぅぅっ」

 先生のモノがアコの敏感なクレバスを擦る。

 肉棒の裏筋は、割れ目から漏れ出した愛液でべちょべちょになっていた。

(気持ちいいなんて、そんなはずないっ……先生のでなんて、そんな……)

 心の中で反論するものの、全身の熱が膨らんでいく。

 汗が浮かび上がり、アコのいやらしい匂いが発散され、部屋中を淫蕩な香りに染めていた。

「アコ、まずは一回イこうか。ほら」

「ひぅっ! 強く、刺激しないでっ……やっ、イったりなんて……しな、いっ……んぅぅぅっ!」

 抵抗しようとした。

 けれど身体が耐えられなかった。

(ダメっ、イっちゃう。相手は先生なのに、こんなどうしようもない人とエッチなことを、して……)

 音を抑えているはずの、首元のカウベルが鈍い音を立てた。

 同時に、アコは喉を晒して、身体を強く反らせる。

「あぁあっ!」

 短い嬌声だった。

 しかし誰が聞いてもそれは、アコが絶頂したとわかる淫らな音だった。

「あっ、あっ、あっ……」

 縛られた己の腕に顔を埋めるようにして、アコが小刻みに震える。

 絶頂の余韻で、むわっとした淫臭が漂い、先生の鼻腔を突く。

 それはオスというものをより奮い立たせるのに十分な匂いだった。

(イっちゃった……本当に、たかがちょっといじられたぐらいで、耐えられもせず……)

 余韻の中でアコがそんなことを考えていた次の瞬間だった。

 乳房にあった先生の手がアコのショーツへ向かい、ビチョビチョになって肌に張り付いたクロッチ部分を横に剥かれる。

「あっ……!」

 アコの短い悲鳴に、先生の肉棒がピクッと震える。

 興奮しているのだ。

「入れるよ、アコ」

「だ、ダメっ……先生っ! み、見ないでくださいっ……ましてや入れるなんっ……きゃうぅっ!」

 拒絶の言葉は遮られた。

 アコのいやらしい匂いを放つ蜜洞に、先生の太いモノが突っ込まれる。

「あぁ、アコ……気持ちいいよ」

「わ、私は気持ち良く、なんて……早く、ぬ、抜いてください……この、へ、変態きょう……ひぃっ!」

 先生がアコにのしかかり、硬いモノで最奥を押した。

 ぶちゅぬちゅと淫らな音が響いて、アコの割れ目の隙間からいやらしい液体が飛び散る。

「アコ、気持ちいいね、アコ」

「勝手なこと、言わないで……私、は……あっ、あっ、そこ、ダメっ……今すぐやめな、さ……いぃっ」

 変則的な正常位で陰茎を抽送され、アコは悶え、喘いだ。

(どうしてっ、先生のことなんて……なんとも思ってなんか、ないのに……)

 委員長の尊さに比べれば、こんな人、羽虫程度の価値しかない。

 そう思っているのに、アコは先生に与えられる快感に抗えなかった。

 むしろ心と違って、身体は先生の肉棒が動くのをもっともっとと求めているみたいだった。

(あぁっ、ダメっ! イっちゃうっ! 先生なんかにイかされちゃうっ……あっ、もう、だ、ダメっ……!)

 アコは「くひぅっ」と悲鳴を上げて、全身を小刻みに痙攣させた。

 制服を着崩した状態でもわかる美しく淫らな肉体が弾み、揺れ、女の穴が強く締まった。

 アコは先生に、セックスでイかされてしまったのだった。

「イったね、アコ」

「い、イって、なんか……ひゃぅっ!?」

 先生が脚を無理やり広げていた棒と縄を外し、アコの身体を起こした。

 対面座位の体勢となり、先生がアコにキスをする。

「んぅっ……なにを、して……キスを、許した覚えは……んっ、な、い……んぅっ」

 アコは拒否しようとするが、先生に後頭部を押さえられて逃げることができない。

 しかも認めたくないが、そのキスはあまりにも気持ち良かった。

 拒絶する気持ちが蕩かされていく。

(ダメ……この人の術中にハマったら、ダメ……なのに……」

 アコは思う。

 しかし入ったままの肉棒。

 絶頂したあとの優しくも濃密なキスに、肉体と本能が抗えない。

「さあ、アコ。今度はアコが動いて」

「誰がっ……あぁっ……!?」

 先生が身体を仰向けに倒した。

 アコは抵抗しようとしたが、先生に腰を掴まれて逃げられなくされる。

「くっ、うぅっ」

 アコは縛られたままの両手を先生の胸板に下ろして押そうとした。

 脚に力は入らないが、せめて抵抗の意思を見せないと、と思ったのだ。

「はぅうっ!?」

 だがそれよりも早く先生が突き上げを開始する。

「ひゃあぁんっ!??」

 絶頂したばかりで敏感な膣内が男のモノでほぐされ、刺激され、厳格な副委員長から淫らで甘い声がこぼれる。

「ダメッ、これダメっ……や、だ、奥コツコツしないでくださ、いぃっ」

 アコが背筋を丸めてビクビクと痙攣する。

 軽いアクメだった。

 思っている何倍も交わりが気持ち良くて、力が入らない。

 逃げたい、抵抗したいと思う気持ちが快感に塗りつぶされていく。

「ほら、動いてアコ」

「む、り……ですっ……こんな、ダメっ……動けないっ……きゃうぅぅっ!」

 アコは先生に突き上げられるまま、ロデオに乗っているみたいに身体を弾ませた。

 男と女の接触部が擦れる音がぬちゅじゅちゅ、ぐちゅぐちゅといやらしく響いて、アコの耳が羞恥と快感で真っ赤に染まる。

(悔しいっ、こんな人のいいようにされて、でも、抵抗できないっ……)

 ズンッ、ズンッ、と下からリズミカルに突き上げられ、アコはただただなすがまま、先生とのセックスに甘い鳴き声を上げた。

 そこには威厳あるゲヘナ風紀委員会ナンバー2の姿はなかった。

「あんっ、だめっ、だめ……なのにっ、あんっ、こんなの……あ、あっ……あぁっ!」

 アコの乳房とムッチリした太ももが揺れ弾む。

 汗が散り、閉じられなくなった唇からよだれが落ちる。

「アコ、そろそろ出すよ、アコの膣内(なか)にっ」

「なっ、んっ……そんなの、だ、ダメに……決まって……あぁっ」

 宣言と同時に、先生の抽送が激しくなる。

 アコはもう抵抗の言葉すらまともに吐き出せなくなっていた。

(ゴムもしてないのに、赤ちゃん出来ちゃう……先生との……あ、赤ちゃん……)

 一瞬、想像が頭を巡る。

 瞬間、じわりと、下腹の奥が熱くなった。

 本当にほんの一瞬だが、アコは先生の子種を受け入れようとしてしまっていた。

(ダメ、一時の快感に負けて……赤ちゃんなんて……ダメ、ダメ、なのにっ……)

 頭が真っ白になっていく。

 理性も我慢も、本能と快楽に塗りつぶされていく。

「アコ、想像して。オチ☓ポ気持ちいいって言葉。頭の中で何回も言って」

「そ、そんなこと想像するわけないじゃないですかっ……そんな、こと……絶対ぃっ……」

 しかし否定する言葉とは裏腹に、頭の中にその卑猥な言葉が刻まれてしまう。

(オチ☓ポ気持ちいいっ……ああっ、ダメっ……先生の術中にハマったら、そんな、オチ☓ポ気持ちいいなんて……そんなこと私……思って、思ってなんか……あ、あぁ、またクる!!)

 もう限界だった。

 理性は溶かされ、消えていた。

 残ったのは快感と本能。

 それだけだった。

「あぁぁっ! ダメっ、イクっ、またイクぅっ! だ、めぇええっ!!」

 アコが一際強く身体を丸めて絶頂するのと、膣内に熱い塊が放出されるのはほぼ同時だった。

 最奥を肉の頭で叩かれながら、男根の割れ目からドクドクと白濁の液体が放出される。

「あ、つい……んぁっ、だ、め……こんなの……最低、です……う、あ、あっ……」

 文句を言いながらも、アコは絶頂しながら先生の上にぐったりと落ちてきて力尽きた。

「あなたなんて、だ、大嫌いです……」

 精一杯の文句だった。

 耳元に向かって、言ってやる。

 しかし──。

「私は大好きだよ、アコ」

「なっ……!?」

 先生から返ってきたのは素直になれないアコに対する純粋な好意の言葉だった。

 アコは再び耳まで真っ赤にする。

「か、勝手にしてくださいっ……」

 アコは捨て台詞みたいに言いながら、全身を覆う気だるさと、それから弛緩した心と肉体に従って瞳を閉じていく。

(悔しい……悔しいけど、本当に……私……)

 やり方は最低だったが、アコは確かにリラックスしていた。

 いつの間にか凝っていた心と身体がほぐれている感覚が確かにあった。

 そして先生の温かい手が頭を撫でる感触に、アコは今度こそ完全に目を閉じる。

(それはそれとして、あとで絶対仕返しするんだから……)

 そんなことを思いながら、アコは先生の温かさを感じながら心地よいまどろみから眠りへと落ちていくのだった。

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