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11月・12月に投稿した文字コラ作品の中から、1月に小説として新作連載をする作品が決定しました。1位の作品は冒頭部分を今回、先行公開致します!


また、FANBOX御支援者様の投票での読み切り作品も決定しました!


11月・12月投稿作品はこちら

https://sakuraumemomoka.fanbox.cc/posts/11072863

順位を発表致します!

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9位:彼女の前で震える、レースの屈辱(95P)


8位:保健室での適応指導(156P)


7位:後輩に書き換えられていく僕の性癖(182P)


6位:シャツの奥、俺だけが知る秘密(214P)


5位:“四姉妹”の日常(221P)


4位:魔法少女の誓いと恥じらい(297P)


3位:秘密を知る彼女たちと、ぼくの女装学園生活(344P)

【pixivスキ:189、pixivブクマ:93、X いいね:48、X リポスト:4、嬉しプラン:0、大喜びプラン:10】


2位:強制ブルマー更生施設(388P)

【pixivスキ:259、pixivブクマ:5、X いいね:84、X リポスト:5、嬉しプラン:15、大喜びプラン:20】


👑1位:トータルコーディネート(600P)

【pixivスキ:346、pixivブクマ:180、X いいね:50、X リポスト:4、嬉しプラン:0、大喜びプラン:20】


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🌸11月・12月は『トータルコーディネート』が1位となりました。

望んでいないのに、強制的に女の子のお洋服に、着替えなければいけないシチュエーション。

現実に起きたらどうしましょう……。


🌸FANBOXでの御支援者様の投票は同投票数で『強制ブルマー更生施設』と『保健室での適応指導』でした!総投票数の結果、読み切り作品は『強制ブルマー更生施設』を、1月中に読み切り作品として投稿致します!


――それでは『トータルコーディネート:1』冒頭部分をお楽しみ下さい。

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ただ、新しい服が欲しかっただけだった。


休日のショッピングモール。

最近の流行には疎いが、最低限の清潔感はまとっていたい。

僕――傍島 凌空(そばじま りく)は店頭のマネキンを見ながら、何となく入るお店を決めた。


そこはメンズもレディースも取り扱っているアパレルショップ。


「すみません。最近服を買ってなくて……僕に似合うもの、選んでもらえますか?」

入店してすぐ、店頭にいた店員に声を掛けた。年齢は僕と同じぐらいか。


「もちろんです。でしたら、こちらでご試着をどうぞ……」

店員の柔らかな笑顔に促されるまま、僕は狭いフィッティングルームに入った。


「今お召しの服を脱いで、お待ちください。おすすめをすぐお持ちしますので」

言われるままにシャツのボタンを外し、ベルトを緩め、パンツを下ろす。


下着だけの姿になると、鏡に映る自分の姿が、妙に頼りなく見える。


「お待たせしました。では、今のお洋服、お預かりしますね」

カーテンが少し開き、華奢な手が差し込まれてきた。


脱ぎ置いた服があっさりとかき集められ、軽やかな足音とともに遠ざかっていく。

かわりに渡された服は、白いブラウスに、チェックのプリーツスカート、そして淡いピンクのカーディガン。

明らかに、女の子の一式だった。


「え……?これ……間違っていませんか?」

かすれた声で尋ねる。


「お客様にお似合いのものを選びました。下着姿で売り場に出られるのは困りますので、そちらを着てから出てください」

外から投げかけられた言葉に僕は耳を疑った。


僕は渡された女の子の服を着ないと、外に出られない。

喉がからからに乾く。震える指先でブラウスを手に取ると、生地の柔らかさが逆に不気味に感じられた。


袖を通す。薄手の布が肌に吸い付くように滑り、フリルが首筋をくすぐる。ボタンを留めるたび、胸のあたりが妙に窮屈で、息が浅くなる。


スカートのファスナーを上げた瞬間、腰のラインが強調され、脚がぱっくりと空気に晒された。膝上丈の裾が、ふわりと揺れるたびに心臓が嫌な音を立てる。


最後にカーディガンを羽織る。ピンクの色味が鏡の中で異様に鮮やかで、自分の顔が青ざめているのがはっきりわかった。


◆


意を決して、カーテンを少しだけ開ける。


その瞬間――。


「お疲れ様です。――わぁ!とっても可愛いですね!」

売り場に響く、わざとらしい大声。


「男性のお客様でも、そのスカートとブラウス、すごく似合ってます~!」


視線が、一斉に突き刺さる。

ひそひそ、くすくす。

周りの女性客は好奇の目で僕を見ていた。


「ち、違……」


当然の様に僕の声は誰にも届かない。

店員は僕の前に立ち、満足そうに微笑んだ。


「恥ずかしがらなくて大丈夫ですよ~! どうぞ、店頭の大きな鏡でじっくり確認してみてくださいね」

店員の明るい声が耳に刺さるより早く、細い指が僕の腕をがしっと掴んだ。拒否する間もなく、カーテンが開け放たれ、店頭に強引に引っ張り出された。


慣れないスカートの裾が脚に絡みつき、膝が震えてバランスを崩しそうになる。

それでも店員に引っ張られるまま、僕はよろめきながら、売り場の中央、客の視線が集まる大きな姿見の前に立たされた。


店員はにこやかに微笑むと、僕の腕をぱっと離し、何事もなかったかのように別の商品を選び始めた。僕はひとり、女の子の服を着たまま、店内の真ん中で晒し者にされていた。


すぐにフィッティングルームへ戻ろうと振り向く。

――でも、そこにはもう逃げ場はなかった。


さっきまで自分が使っていた個室へ、別の女性客が平然と入っていくところだった。

僕の服は、すべて店員に持ち去られている。ハンガーには何も掛かっていない。

誰が見ても、フィッティングルームが空いたのだと思うだろう。


もう、隠れる場所も、着替える場所も、どこにもない。

周囲の気配がじわりと肌に突き刺さるのを感じながら、僕はただ、震える足でその場に立ち尽くすしかなかった。


「では、こちらのスカートも合わせてみましょうか。丈感が変わると、また印象が可愛くなりますよ~」

断る間もなく、別のスカートを僕の腰元に当て、鏡越しに位置を調整される。

まるで、僕が自分から頼んだみたいな手つきだった。


「それから、このパンプスにタイツを合わせるのもおすすめです。ほら、脚がすごく綺麗に見える」


「ちょ……っ……やめて……」

否定の声は小さく、すぐに掻き消える。

周囲では、さっきからずっとひそひそ声が止まらない。


「ねえ、あの人……」

「男の人、だよね……?」

「今は色んな人がいるから、いいんじゃないの?」


耳に入るたび、背中を汗がつたう。

僕は望んでいない。なのに、店員の手つきも、周囲の視線も、

まるで“自分から女の子の服を選んで楽しんでいる客”を相手にしているみたいだった。


逃げ場のない売り場で、視線と声に包囲されながら、胸の奥がきしむ。

恥ずかしさで、息の仕方さえ分からなくなっていく……。



【このつづきは物語の“1章”として、1月中に投稿します。】

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今後とも桜梅の作品をよろしくお願いします!


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