メンズメイク体験から始まった、僕の女装堕ち:16 (Pixiv Fanbox)
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はじめてのおつかい
夕暮れの街路を凜と並んで歩きながら、わたしは必死に足取りを整えていた。
お尻の奥に埋まったピンクのアナルビーズが、歩くたびに粒を転がすようにうごめき、ぬるりとした感触が直腸の壁から感じる。
今は振動は入っていないのに、ただ存在するだけで下腹が熱く疼き、パンティの奥がじんわりと湿り気を帯びてしまう。
「ねぇ、啓」
凜が突然立ち止まって、わたしの顔を覗き込む。
夕陽が凜の唇を艶やかに染めて、息がかかる距離で囁かれる。
「せっかく可愛い格好してるんだから、もう少しだけお買い物しようか?」
「う、うん……」
声は震えて出た。拒否なんてできないから。
凜は満足げに微笑んで、わたしの手をそっと離す。
「でね、今度は啓ひとりで買ってきて欲しいものがあるの」
「え……?」
「私、ここで待ってるから。いい子だから行ってきて?」
小さなメモと1000円札。
メモには凜の可愛い字で
『ドラッグストアで生理用のナプキン買ってきて。羽つきでピンクのパッケージのやつ。多い日用のね。恥ずかしいかもしれないけど、ちゃんと店員さんに聞いて買ってきてね♡』
と書いてある。
生理用ナプキン。
──男が、絶対に買わないもの。
その単語を思い浮かべただけで、頬の奥がじわっと熱くなる。
下腹の奥がきゅっと縮んで、身体が勝手に“意識”してしまうのが分かって、余計に恥ずかしい。
「さすがに……これは……」
喉を押さえるようにして、声を落とす。
「それに……店員さんに聞くなんて……」
必死の訴えだったはずなのに。
凜は、怒るでもなく、困るでもなく。
ただ、やわらかく微笑んだまま、逃がさない目でわたしを見つめてきた。
「あれ?」
小首を傾げる仕草が、妙に可愛いのに、どこか冷たい。
「私に……口答え、するんだ?」
ぞくり、と背中を冷たいものが走る。
「じゃあさ」
凜は声を落とし、優しくでも逃げ道を完全に塞ぐように続けた。
「追加で、“わたしが使いたいんです”って、店員さんに相談してね」
「……っ」
言葉が、喉に引っかかる。
「そ、そんな……」
否定のつもりで漏れた声。
凜はわたしの頬をやさしく撫で、ベンチに座る。
「啓なら大丈夫。行ってらっしゃい」
わたしは一人、夕方のドラッグストアへ、ふらつく足で歩き始めた。
もちろんお尻の中には、いつ動くか分からないアナルビーズが入ったままで……。
◆
ドラッグストアの自動ドアが開いた瞬間、明るすぎる店内の光に、思わず肩がすくむ。
通路には学校帰りの女子高生や、買い物かごを下げた主婦がちらほらいる。
誰もわたしを見ていないはずなのに、視線を集めている気がして、自然と膝が震えだす。
(平気……平気……)
自分に言い聞かせながら、ワンピースの裾をぎゅっと握りしめ、店の奥へ進む。
足音がやけに大きく聞こえて、通路を曲がるたびに胸が締め付けられた。
お尻のビーズが歩くたびに粒を擦り合わせて、奥がじゅんと濡れたような感覚を呼び起こす。
辿り着いた先は、生理用品コーナー。
棚いっぱいに並ぶパッケージが、一斉に視界に飛び込んでくる。
夜用、羽つき、昼用。
淡いピンクや花柄のパッケージが、当たり前のように並んでいて──それが、余計に居心地を悪くさせた。
わたしは棚の前で商品を眺めた。
指先は震え、呼吸も浅い。
選んで取るだけなら、まだいい。
でも、凜の命令はそんなものでは終わらない。
『店員さんに聞いて買う事。自分用として』
その“命令”が、背中に重くのしかかる。
近くを通る店員さんの気配に、思わず息を呑む。
声をかけなきゃいけない……逃げちゃだめ。
凜の顔が浮かんで、わたしは小さく息を吸った。
「あの……すみません……」
「はい、どうかされましたか?」
足を止め、柔らかな笑顔で対応してくれる女性店員さん。
少し年上だろうか。
わたしに逃げ場は、もうない。
「えっと……羽付きで……多い日用のものが、欲しいんですけど……」
そこまで言って、言葉が詰まる。
一瞬の沈黙が、やけに長く感じられて、慌てて付け足した。
「あっ……わ、わたしが使う用、です……」
その瞬間。
店員さんの表情が、ほんの一瞬だけ止まった。
背中に冷たいものが走る。
もしかして、声質で……男だって、バレた……?
視線が泳ぎ、膝がわずかに内側へ寄る。
鼓動がうるさくて、耳の奥が熱い。
けれど店員さんはすぐに表情を戻し、穏やかに頷いた。
「そうなんですね。でしたら、この辺りの商品ですね」
何事もなかったかのように、いくつかの商品を手に取って見せてくれる。
「こちらは夜用のロングタイプで、吸収量が多いです。多い日でも安心ですし、羽付きなのでズレにくいですよ」
「肌に優しい素材なので使いやすいと思います」
指先でパッケージを示す、その仕草が、なぜか下腹の奥をきゅっと刺激する。
視線を落としたまま、わたしは小さく頷いた。
「そ、そうなんですか……」
「ええ。ちなみに今はどちらのメーカーの使われているんですか?」
「え……えっと……」
急にそう聞かれて、頭の中が真っ白になる。
今、使ってるメーカー……?
そんなことを聞かれても良く分からない。
視線が泳いで、棚の前を彷徨った末、
わたしは目についたパッケージを、とっさに指で示してしまった。
「……こ、これ……です……」
店員さんは、指された商品を一度見て、
「あっ」と小さく声を上げた。
「こちらですね。今はタンポンを使われているんですね」
「……え?」
思わず、間の抜けた声が漏れた。
タンポン。
……そういえば、ナプキン以外にも、そんなものがあった気がする。
(……タンポン……)
ナプキンなら、なんとなく形も使い方も想像がつく。
でも、タンポンは……正直、どう使うものなのか、よくわからない。
それでも店員さんは何事も無かったかの様に続ける。
「もし今日はナプキンに変えたい、ということでしたら……こちらと、こちらがおすすめですね」
店員さんはそう言って、棚から二つの商品を取り出した。
ひとつは淡いピンクのパッケージ。
もうひとつは、少し落ち着いた紫色のパッケージだった。
「どちらも吸収量が多いタイプです。肌触りもいいですよ」
(……ピンク……)
凜から渡されたメモが、頭の中に浮かぶ。
そこには、はっきりと「ピンク」と書かれていた。
わたしはピンクのパッケージを選び、小さく息を吸う。
「……こ、これにします」
その瞬間だった。
ぶいぃぃぃんッ!
突然、お尻の奥で激しい振動が爆発した。
「っ……あっ……!」
顔をしかめて、太ももに力を入れる。
ビーズの粒が一つずつ震え、敏感な粘膜を容赦なく刺激してくる。
(くっ……店員さんのすぐ前で……!)
店員さんが心配そうにわたしの顔を覗き込んでくる。
「えっ、大丈夫ですか?どうかされましたか?」
「あ……だ、大丈夫、です……っ」
振動が弱まったり、強くなったり、意地悪く波打つ。
凜が遠くから、わたしの悶える姿を楽しんでいるんだ。
お尻の穴がひくひくと震え、ビーズが直腸の壁を激しく、優しくを擦る。
「もしかして……生理痛ですか?痛み止めもありますけど……」
「い、いえ!本当に……んっ……大丈夫ですから……っ」
今度は強めの振動で、腰がびくんと跳ね、小さな喘ぎが漏れた。
慌てて口を押さえるけど、店員さんが心配そうに見つめる。
「これ、これで……ください……っ。お会計……お願いします」
「あ……承知しました。それではこちらへ」
わたしはなんとか足を動かそうとするけど、振動の波が強くなったり弱くなったりするたび、腰がびくんと跳ねてしまう。
(だめ……歩けない……声、出ちゃう……)
店員さんが少し前を歩いている。
わたしは必死に歯を食いしばり、彼女の後ろをよろよろとついていく。
レジまでの距離はたった数メートルなのに、永遠みたいに長い。
振動が一瞬弱まった隙に、息を吸って足を進めた。
レジで店員さんが商品をスキャンしながら、まだ心配そうに話しかけてくる。
「あまり無理はなさらない方がいいですよ」
バーコードのピッという音に合わせて、振動が一瞬強く脈打つ。
下腹が熱く溶け、膝ががくがく震える。
「……ありがとう、ございます……っ」
(凜……意地悪……全然知らない店員さんの前で……)
袋を受け取る手が震えて、店員さんがそっと手を添えてくれた。
温かい感触に、余計に身体が火照いてしまう。
「お大事にね。何かあったらまた聞いてくださいね」
心配そうに見送られながら、わたしはなんとかお礼を言って、足早に店を出た。
◆
ドラッグストアを出ると、凜はベンチで優雅に待っていた。
わたしが近づくと、立ち上がってにこにこ笑う。
「おかえり、啓。よく買ってこれたね」
お店を出た瞬間、ビーズの振動はぴたりと止まっていた。
余韻で膝がまだ震え、下腹の熱が引かない。
息が荒いまま、わたしは小さく呟く。
「……どこかで見てたよね?わたしが店員さんと話してるところ……」
凜は白々しく首を傾げ、くすりと笑う。
「さぁ……どうかな?」
そっと近づき、わたしの耳元に唇を寄せ、ささやく。
「ただ、悶えてる顔、遠くから見てて本当に気持ちよさそうだったよ。パンティ、濡れちゃったでしょ?」
顔が一気に熱くなる。
パンティの奥で、カウパーが大きなシミを作っているのが自分でもわかる。
恥ずかしさで首を振ることもできず、ただ小さく頷いてしまう。
凜がくすりと笑い、わたしの手をぎゅっと握った。
指が絡まって、温かい体温が伝わってくる。
「それじゃあ、お尻のソレ……抜いてあげるから、おうちに帰ろうか」
振動は止まっても、凜の視線と声だけで身体が熱くなる。
わたしはもう、何も言えずに凜の腕に寄り添った。
【17章へつづく…】