強制ブルマー更生施設2:5 (Pixiv Fanbox)
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身体測定
プールレッスン開始から数日。
あのような先輩たちとの触れ合いがあったのは初日だけで、普段は通常の水泳レッスンが続いた。
今日も朝食を終えるとスピーカーから放送が流れる。
『新入生は多目的室に集合してください。本日は身体測定を行います』
私は椅子からゆっくり立ち上がり、隣のあかりを見た。
「行こっか、あかり」
「うん」
私はあかりと並んで多目的室に向かった。
「ねぇ、今回ちょっと自信あるんだよね。絶対変わってる気がする!」
「あかりは元々変化早かったもんね……」
「えへへ。でもゆきもかなり変わったよ?最近シルエットが変わったなって思うよ」
自分でも分かっている。
鏡を見るたび、そこに映る姿は以前の自分から少しずつ遠ざかっていた。
入学してすぐにも一度、測定したことがある。
あの時はまだ、本格的に女性ホルモンを摂取する前で、男の体に近い数値だった。
部屋に入ると、白いカーテンで仕切られた簡易的な個室が並んでいた。
白衣を着た教師数名が立っている。
「それでは今日はみなさんの身体測定を行います」
前方に立つ教師が、穏やかな声で説明を始める。
「この学園でみなさんがどれだけ変化し、女の子らしい身体へ近づいているかを計測していきます」
順番に名前が呼ばれていく。
やがて私の番になった。
カーテンの中へ入り、靴と靴下を脱ぐ。
身長体重計に乗ると、ひやりとした金属の感触が足裏へ伝わった。
「身長は……169.2cm。3ヶ月前より0.1cm縮んだね」
「そんなに変わるんですね……」
「姿勢や筋肉の付き方でも多少変わるのよ」
教師は優しく微笑みながら続けた。
「体重は67.6kg。筋肉量がまだ多めだから数字としては重く見えるけど、焦らなくて大丈夫。ホルモン治療が進むと、筋肉の落ち方や脂肪の付き方も変わってくるから」
私は小さく頷いた。
実際、最近は以前より疲れやすい。
重い荷物を持つ時も、昔みたいに力が入らなくなってきていた。
続いて胸囲測定。
教師がメジャーを背中へ回し、胸元へそっと沿わせる。
「バスト87.4cm。前回より5.4cm増えてるね」
教師が感心したように言う。
「かなり順調。形も綺麗に変化してる」
「……ありがとうございます」
思わず頬が熱くなる。
「セルフケアのレッスンは受けた?」
「あっ、はい。この間……」
「育乳マッサージちゃんと続けると血流も良くなるからね。無理せず習慣にしていこうね」
教師の声が優しい。
私は恥ずかしくて頰を赤らめ、視線を逸らした。
ウエストとヒップも測られる。
「ウエスト74.0cm、ヒップ95.2cm。まだまだ腹筋が残っているけど、お尻は順調にお肉がついてきたね。3ヶ月で5cm以上増えているね」
教師が満足げに頷く。
それは私も普段から感じていた。
鏡を見る自分のお尻が柔らかく丸みを帯びている。
3ヶ月前の自分とは、明らかに違う体になっていた。
最後に、股間の測定。
教師が丁寧に、しかし容赦なくサイズを測る。
「ここも……だいぶ小さくなってきているわね。最近、朝に勃起する事はある?オナニーはしてる?」
私への容赦ない質問に顔を真っ赤にして答える。
「最近、朝勃ちすることはほとんどなくなりました。でも、決して性欲が無くなったわけではなくって……むしろ前より……」
「そうね、うちで食事から接種しているホルモンって特別なものだから」
恥ずかしさと、どこか甘い感覚が混じり合う。
測定が終わり、教師がカルテを閉じる。
「ゆきも3ヶ月でかなり変化したね。これからも毎日頑張れば、もっと理想的な女の子の体になれるはず」
私は何も言えず、ただ小さく頷いた。
◆
測定が終わりその場を離れようとした時、カーテンで仕切られた隣の方から教師の声が聞こえた。
「ひろみ、あなたの発育は著しく劣っている。3ヶ月前とほとんど変わっていない」
「あれ~ほんとですね。これから成長してくるんじゃないですか?」
「もっとしっかりとレッスンに挑むように!」
「は~い」
その会話を聞いていると、計測を終わったあかりが嬉しそうに近づいてきた
「ねぇ、ゆき!私の体型、かなり変わってたよ!おっぱいもお尻も」
「あかり……さっきの声、聞いてた?」
「あー、ひろみちゃん?」
私は小さく頷く。
あかりは少しだけ声を落とした。
「あの子って周りから少し浮いているっていうか……。まだ男に未練があるって感じなんだよね……」
「へーそうなんだ……。そんな子がまだいるんだ……」
私は完全に女の子になるのを受け入れたと思っていた。
だけど、ひろみの様な存在がいる事を知った時、心の中に小さなモヤモヤが生まれた。
ひろみは、まだ抵抗している。
私は……もう、女の子になることを受け入れていたのだろうか?
ただ、現実から目を背けていただけなのだろうか。
【第6章へ続く…】