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重度の変態露出狂

男は低く長い吐息を漏らした後、満足したようにファスナーを上げ、夜の闇に去っていった。


僕は地面に落ちたコートを羽織ると、ベンチにぐったりと寄りかかったまま、しばらく身体を起こせなかった。


顔面や右手にべっとりと張り付いた熱い精液が、まだ体温を保ったまま肌に粘ついている。

射精の余韻でアソコが小さく痙攣していた。


(……僕、顔にまで……かけられちゃった……)


頰が熱く火照り、羞恥と興奮が胸の奥で渦を巻く。

コートの前を閉じようとするが、指が震えてボタンがなかなか留まらない。


その時、ポケットの中でスマホが震えた。


『凌空、どこにいるの?まだ?』


お姉ちゃんのメッセージに心臓が大きく跳ねる。

このままの状態ではさすがに戻れない。


『ごめん、すぐ行く』


僕はすぐさまメッセージを返し、近くの手洗い場で必死に顔と手を洗った。

水で流しても、指の間や唇の端に残る粘つく感触と、生臭い匂いは簡単には消えない。


僕はなんとか息を整え、足早に駐車場へ向かった。

車が見えてきた瞬間、運転席の窓がゆっくりと下がった。


「凌空、遅かったじゃん。どうしたの?」


お姉ちゃんが微笑みながらこちらを見つめる。

心配そうな顔の奥に、何か勘づいているのだろうか、好奇心と期待が隠しきれないほど輝いていた。


僕は車に乗り込み息を整え、震える声ですべてを話した。


戻ろうとした瞬間に男に声をかけられたこと。

コートを脱がされ、男の目の前で自分のをしごいたこと。

そして、男の熱いものをしごき、最後は顔で受け止めたこと……。


話す間、耳まで真っ赤になるのが自分でも分かった。


「……ふふ、やっぱりね。いやに遅いなって思ってたんだよね」

お姉ちゃんは楽しそうに僕の顔を見た。


「凌空は誰かに見られたり、外ですることに目覚めちゃったんだね」


僕はコートの裾を握りしめ、小さく頷いた。


「お姉ちゃん……僕、誰かに見られるのが一番興奮する。次は……もっと恥ずかしい命令をしてほしい……」


お姉ちゃんの瞳がこれ以上にないぐらい、鋭さを増した。


「わかった。じゃあ次は、もっと人目のあるところで……ね」


夜の駐車場に、僕の荒い吐息だけが小さく響いていた。


◆


それから数日後、お姉ちゃんは約束通り、僕を次々と人目のある場所へ連れ出して調教を続けた。


ある夜、巨大ショッピングモールの駐車場。

週末の夜の薄暗い照明の下、壁際に車を停めた。

コンクリートの壁がすぐ後ろに迫り、逃げ場のない密閉感が僕を包む。

周囲には多くの車が停まっていて、遠くから人の声や足音が時折聞こえてくる。


お姉ちゃんは僕に、透け透けレースのベビードールだけを着せた。

胸の部分はレースがほとんど透け、裾は極端に短く、下半身は丸見えになる。


「車のハッチバックに腰かけて、脚を大きく広げてオナニーしなさい」


ショッピングモールの喧騒の中、ベビードールの裾を自ら捲り上げ、すでに痛いほど硬くなったアソコを右手で激しく上下に擦り続けた。


遠くから、若いカップルの楽しげな笑い声が近づいてくる。

足音がアスファルトに響き、徐々に大きくなっていく。


(……少し前までは、僕も普通に彼女を作って、普通の恋愛をして……そんな未来を想像していたのに)


今はもう、そんな普通の快楽では到底満足できない身体にされてしまった。

見られたい、晒したい、誰かに変態だと知られたいという、歪んだ欲望だけが僕を支配している。


手がさらに速くなる。

カップルの声がすぐ近くまで迫ってきた瞬間、限界が一気に崩れ落ちた。

熱い精液が勢いよく飛び散り、アスファルトの冷たい地面を濃厚な白で汚していった。


◆


今回、お姉ちゃんに連れられたのは、都心の5階建てオフィスビルの非常階段だった。


深夜の風が強く、非常階段は少し肌寒い。

僕が着せられたのは、極小の白マイクロビキニだけ。


前部分は勃起したアソコを辛うじて隠す程度で、紐は細く食い込み、歩くだけで敏感な部分が露わになりそうだった。


「ここで、手すりに掴まって街に向かってオナニーしなさい」


お姉ちゃんの命令に、僕は震えながら踊り場に立った。

鉄の手すりを両手で強く握り、腰を突き出すように後ろに反らす。


下を歩く人々。上を見上げればすぐに見つかってしまう。

対面ビルの窓にも、まだ明かりがいくつも残っている。

誰かに見られているかもしれない——その恐怖が、背筋を甘く痺れさせた。


「は……あっ……んんっ!」


僕はビキニの布を横にずらし、硬く勃起したアソコを夜風に晒した。

右手が激しく上下に動き、腰を前後に振りながら街の夜景に向かって喘ぐ。

風が強く吹くたび、身体が手すりに押しつけられ、紐がさらに食い込む。


(見られてる……このビルの誰かに……下を通る人に……全部、見られてる……)


その妄想が興奮を加速させる。

手つきが荒くなり、甘い喘ぎが夜の闇に漏れていく。


「いっ……お姉ちゃん……もう……!」


すぐに限界が来た。

僕は手すりを握ったまま腰を激しく突き出し、白濁液が夜空に向かって勢いよく飛び、重力に引かれて下の暗闇へと落ちていった。


膝がガクガクと崩れ落ちそうになる中、僕は荒い息を吐きながら、夜景に溶けるようにへたり込んだ。


◆


「じゃあ今日は……この衣装を、凌空が初めて女装させてもらった店員さんに見て貰おうか?」


お姉ちゃんの言葉に全身が熱くなる。


僕が女装という未知の世界に足を踏み入れた、あの運命の店。

あの日から僕は女の子の服に目覚め、気づけば常連となり、店員の塚川さんとも親しくなっていた。

元男の子だったという告白に驚き、励まされ、そして今——

僕はすっかり野外露出に溺れる、重度の露出狂へと堕ちてしまった。


今日の衣装は、紺色のブレザーに極端に短いプリーツスカート。

そして、もちろんノーパン。


風が少しでも吹けば、僕のアソコが丸見えになってしまう。


「スカートを手で押さえたらダメだからね」


お姉ちゃんが僕の耳元で優しく、しかし残酷に囁く。


「凌空がどれだけ変態に堕ちたか、最初にきっかけをくれた人に教えてあげよう?

アソコが丸見えなのも、ヒクヒクと疼いているお尻の穴も、全部見せてね。

『僕、あなたのおかげで、すっかり変態な露出狂になりました』って報告してね」


言葉一つひとつが、羞恥と興奮を胸の奥に突き刺す。

僕はただ小さく頷き、震える指でスカートの裾を握りしめる。


身体の芯が熱く疼き、新たな羞恥と期待で膝がガクガクと鳴っていた。


モールの明るい入り口をくぐる。

ガラス越しに、塚川さんの優しい笑顔が見えた。


僕は深く息を吸い込み、一歩を踏み出した……。



【おしまい】


——————————————————


🌸お知らせ🌸

いつも作品を読んで下さり、本当にありがとうございます!

今後の日曜日の更新について、少し内容を変更しようと思っています。


これまで日曜は連載小説を更新していましたが、

今後は【FANBOX限定の文字コラ作品】を中心に投稿していく予定です!


理由としては、


➀連載作品を、もっと濃く・丁寧に書きたいこと

②以前から思いついていた色々なシチュエーションや羞恥シーンを、もっと形にしたかったこと


この2つが大きいです。


水・金・土の連載更新自体はこれまで通り続けつつ、日曜日はPIXIVで投稿している様な、気軽に読める文字コラ作品を楽しんでもらえる曜日にしてけたらと思います。


今後ともよろしくお願いします!

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