優しい妻のセーラー服調教:8 (Pixiv Fanbox)
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旧友との再会、だたしセーラー服で
「芹菜、ごめんね、お待たせ」
先に部屋へ入っていた愛が、いつもの柔らかな声で言った。
「全然大丈夫だよ!康介くんにも久しぶりに会えるから嬉しいよ」
明るい声。
懐かしい響きだった。
俺と愛が出会ったのは、大学時代の映画研究サークル。
芹菜はそこで一緒だったメンバーの一人だ。
人懐っこくて、誰とでもすぐ打ち解けるタイプ。
飲み会ではいつも中心にいて、愛みたいに少し近寄りがたい性格の子にも自然に話しかけることができる。だからこそ、愛ともすぐ仲良くなった。
俺と愛が付き合い始めた時も、まるで自分のことみたいに喜んでくれていた。
「絶対お似合いだと思ってたんだよね!」
そう笑っていた顔を、今でも覚えている。
——愛の後ろについて部屋に入った瞬間、ソファに座っていた芹菜と目が合った。
彼女は俺の姿を捉え、目を大きく見開いた。
「……え?」
空気が止まった。
彼女の笑顔が固まり、視線が俺の全身をゆっくりと辿っていく。
白いセーラー服。
肩まで伸びたウィッグ。
淡く塗られたリップ。
細く整えられた眉。
そして、制服の胸元にある、ブラのわずかな膨らみ。
芹菜の顔から、みるみる血の気が引いていった。
「ちょっと……愛……これ……どういうこと……?」
愛は楽しそうに俺の背中を押して部屋の中央へ連れて行く。
「ほら、瑠香ちゃん。ちゃんと挨拶して?」
「は?ちょ、待って……瑠香って……」
芹菜の困惑は止まらない。
逃げたい。
でも逃げられない。
喉を震わせながら、俺は小さく頭を下げた。
「……こ、こんばんは……藤岡瑠香です……18歳です……」
「…………」
芹菜はゆっくり立ち上がった。
まるで理解が追いついていないみたいに、何度も瞬きを繰り返している。
「え、待って……これ、康介くん……なの?」
その声には、明らかな戸惑いが混じっていた。
彼女は俺の周りを半歩ほど移動しながら、信じられないものを見るような目で観察する。
「マジで……?これ、どういう事……?」
彼女の声に、明らかに引いた響きが混じっている。
(……芹菜がドン引きした顔で俺のことを見ている……)
顔が熱い。耳まで真っ赤になっているのが自分でもわかる。
愛は俺の肩に手を置き、優しく微笑んだ。
「瑠香ちゃん、今日は会社からこの格好で帰ってきたんだよ?最近はどんな風に会社で過ごしているか、芹菜にちゃんと報告してあげて?」
その言葉に、芹菜の眉がぴくりと動く。
「……は?会社?」
もう誤魔化せない。
俺は深く息を吸い、覚悟を決めた。
◆
俺は視線を床へ落としながら、ゆっくり話し始めた。
「……会社では……白いブラと……ショーツを着けて過ごしてました……」
「えっ……?」
「トイレ行く時は……ナプキンが入ったポーチ持って……女の子みたいに個室に入って……」
芹菜の顔がさらに引きつっていく。
「帰りは……駅のトイレで、このセーラー服に着替えて……そのまま電車で帰ってきました……」
「ちょ、待って待って……」
彼女は思わず頭に手を当てた。
「本当に?本気で言ってる?」
俺は小さく頷く。
すると芹菜は、信じられないというように引きつった笑いを見せた。
「いや……え、無理無理……。康介くんって、そんな感じだったっけ……?」
その言葉が胸に刺さる。
愛は楽しそうに俺の反応を眺めていた。
「瑠香ちゃん、パンツに染み作っちゃったことも話さなきゃ」
「え……?」
芹菜の視線が一気に俺へ向く。
「染みって……何……?」
俺は唇を噛んだ。
「……会社で……恥ずかしくて……その……少し……」
最後まで言えなかった。
だが、それだけで十分伝わったらしい。
芹菜は数秒黙り込んだあと、深く息を吐く。
「愛……ごめん。私、ちょっと無理かも……」
その声には、戸惑いと嫌悪感が混ざっていた。
「康介くん……別に人の趣味を否定するつもりはないよ。でも正直、かなり引いてる……」
直接、本当のことを言われて頭が真っ白になる。
知り合いに。
昔の自分を知っている相手に。
こんな目で見られている。
その事実が、恐ろしくて、惨めで——なのに、胸の奥に奇妙な熱が芽生え始めていた
芹菜はバッグを掴み、そのまま玄関へ向かう。
「今日は帰るね……。ちょっと整理できない……。愛、康介くんって……マジで変態じゃん……」
ドアが閉まる音が、静かな部屋に響いた。
(変態……って、言われた……。そうだよな……俺は変態だ……)
芹菜の言葉が、胸に深く突き刺さった。
◆
部屋に残された俺と愛。
愛はゆっくりと俺の方を向き、くすくすと笑った。
「ふふ……芹菜、驚かしちゃったね。友達、一人無くしちゃったかも」
その笑顔が、優しく、しかし残酷に輝いている。
「でも、瑠香ちゃんは……少し嬉しかったんでしょ?知り合いに、あんな顔で見られたの」
愛の指が、俺のセーラー服の胸元を優しく撫でる。
「正直に言って?芹菜にドン引きされて……興奮した?」
俺は答えられない。
ただ、震える膝を必死に抑えることしかできなかった。
愛はそんな俺を見つめ、満足そうに微笑む。
「ねえ、瑠香ちゃん。週末……金曜の夜、ちょっとお出掛けしようか」
「……え?」
「試してほしいことがあるの」
その笑顔は優しい。
けれど、どこまでも残酷だった。
(金曜の夜……試したいこと……?)
胸の奥で、新しい恐怖が静かに膨らんでいく。
それと同時に、期待もまた、抑えきれないほど大きくなっていた。
【第9章につづく……】