強制ブルマー更生施設2:7 (Pixiv Fanbox)
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ひろみ
ボイトレのレッスンを行った日から2週間が経った。
あれ以来、私の胸の奥にあったモヤモヤは一向に晴れなかった。
毎食のトレイに目を落とすたび、ひろみの言葉が蘇る。
『この施設の食事は全部、女性ホルモンやら催眠成分やらが混ざってる』
私もここに入った当初は、それを聞いて、食事を避けようとしていた。
だけど教師に見つかり、通常の量を食していた。
私は意図的にご飯の量を減らし、味噌汁だけを少し飲む程度に抑えていた。
教師にバレないよう、ほんの少しずつ。
そういえば最近、ひろみの姿を全く見かけない。
だけど普段のレッスンでは別のグループであまり絡みがないため、特に気に留めていなかった。
ある朝、スピーカーからいつもと違うアナウンスが流れた。
『緊急の全校集会を行います。全員、体育館に集合してください』
私はあかりと並んで体育館に向かった。
広い体育館にはすでに多くの生徒が座っていた。
壇上には、40代半ばくらいの美しい女性が立っている。
この施設の学長だ。
彼女の穏やかな微笑みは、いつも通り優しく見えるのに、なぜか今日は冷たく感じた。
学長はゆっくりと私たちを見下ろした。
「皆さまに大切なお話があります。実は10日ほど前、この施設から逃げ出そうとした一年生がいました」
体育館が一瞬、水を打ったように静まり返った。
誰もが息を潜め、学長の次の言葉を待っている。
「もちろんその子は、この学園に更生のために親御さんから預けられた大切な生徒です。ですから我々学園側は、特別な指導を行いました」
学長が軽く手を挙げると、壇上の袖から一人の生徒が連れられてきた。
私は息を飲んだ。
間違いなくひろみだった。
しかし、その姿は以前の彼女とは全く別物になっていた。
胸が、以前とは比べ物にならないぐらい膨らんでいる。
歩くたびに重く、たぷたぷと波打つように揺れる。
サイズは明らかにFカップを超え、Gカップ近くに見えた。
腰は異様に細く締まり、対照的にお尻は大きく丸く張り出している。
顔は赤く火照り、目は虚ろで焦点が合っていない。
唇は半開きで、荒い息を繰り返し、時折小さく「あ……んっ……」という甘い吐息が漏れている。
まるで常に発情し続けているかのような、淫らな表情を浮かべていた。
体育館中に、息を飲む音がいくつも聞こえた。
学長は優しい声のまま、淡々と続けた。
「生徒のみなさんも、更生を放棄しようとするならば、我々も特別指導をせざるを得ません。どうか普段から真摯な気持ちを持って、レッスンに取り組んでください。さ、ひろみさん。みなさんに謝って」
ひろみはふらつきながら、ゆっくりと左手を頭の後ろに回した。
膝を震わせ、股を大きく開く。
平らになったアソコと、腫れ上がった乳首が、全校生徒の視線に晒されていた。
「わ、私は……更生する事を怠り……脱走をしようと……してしまいました……」
ひろみの声は掠れ、途切れ途切れに震えていた。
目は虚ろで、焦点が合っていない。
唇の端から涎が垂れ、荒い息を繰り返すたび、大きな胸が重く揺れる。
「申し訳……ございません……」
その言葉を最後に、ひろみは膝をガクンと落とし、
壇上で腰をくねらせながら小さく喘いだ。
「あ……んっ……」
その目は何も見ていない。
ただ、甘い疼きに苛まれ続けているだけの、壊れた人形のようだった。
体育館は死んだように静まり返っていた。
私は息をすることも忘れ、ただその惨めで淫らな姿を見つめていた。
指先が冷たく、背中に冷たい汗が伝う。
喉がからからに乾き、息をするのも苦しい。
(あれが……ひろみ……?たった10日で……あんな姿に……)
ひろみの虚ろな目と、異様に大きくなった胸、発情したような息遣いが、頭から離れない。
あの反抗的で強気だったひろみが、
抵抗した代償として、こんな惨めで淫らな姿に変えられてしまった。
緊急集会が終わり、体育館は重苦しいざわめきに包まれていた。
生徒たちは出口へと向かう。
私も足早にその流れに乗ろうとした、その時だった。
「ゆきちゃん、ちょっといい?」
振り向くと、ゆり先輩が真剣な表情で立っていた。
その横では、あかりが泣きそうな顔でこちらを見つめている。
目が赤く、唇を強く噛みしめているのが分かった。
胸の奥が、どくんと大きく跳ねた。
私は足を止め、ゆっくりと二人のほうへ向き直った。
ゆり先輩の視線が、真っ直ぐに私を捉えている。
その瞳は、いつもの優しさとは違う、強い何かを湛えていた。
◆
あかりが、震える声で口を開いた。
「ゆき、ごめんね……。でもね、私、ゆきが最近少しおかしいなって思って……心配になって、ゆり先輩に相談したの……」
私は言葉を失った。
あかりはいつも一緒にいる。
私の些細な変化、声の微かな掠れ、食事の量が減ったこと、微妙な表情の変化……全部、気づかれていたのだ。
「私、ゆきが女の子になることに……戸惑ってるみたいに見えて……」
あかりの声が、ますます小さくなる。
ゆり先輩が、静かに私の肩に手を置いた。
温かい手だった。
でも、その温かさが、今は少し重く感じる。
私は何も言えなかった。
体育館の喧騒が遠くに聞こえる中、私はただ、二人を見つめることしかできなかった。
心のざわめきが、ますます大きくなっていく。
「ゆきちゃん」
ゆり先輩の声は低く、穏やかだった。
でも、その奥に鋭い圧が潜んでいる。
「ひろみちゃんの様子……見たよね?」
私は小さく頷くことしかできなかった。
ゆり先輩はゆっくりと私の目を見つめた。
「ひろみちゃんの様になりたくなかったら、私のいう事を聞きなさい」
その言葉が、胸に突き刺さる。
「食事の量を減らしているんでしょう?ひろみちゃんと同じ道を歩みたいの?
それとも……素直に女の子として頑張りたいの?」
ゆり先輩の声は優しいのに、底冷えがする。
あかりが私の袖を握りしめ、泣きそうな目で訴えてくる。
私は膝が震えるのを止められなかった。
ひろみの虚ろな目、異様に大きくなった胸、荒い息遣い……すべてが頭に浮かぶ。
(……私は、あんな風になりたくない……でも、完全に女の子になるのも……怖い……)
ゆり先輩が私の頰にそっと手を添えた。
「……分かった。今夜、2階の休憩室に来てくれる?あかりちゃんも一緒に付き添ってあげて?」
私は何も言えず、ただ小さく頷いた。
体育館の喧騒が遠くに聞こえる中、私は二人の間に挟まれ、動けなくなっていた。
心のざわめきは、もう抑えきれなかった。
【8章につづく……】