強制ブルマー更生施設 -another story- みお編:4【完】 (Pixiv Fanbox)
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「……きろ……きろ……起きろ!」
耳に響く声に、俺はゆっくり目を開けた。
まぶしい光が、視界を白く染める。
ピッ――ピッ――ピッ――……。
規則的な電子音が鳴っている。
身体を起こそうとするが、全く動かない。
手も足も、首すら固定されている。
(……ここは……手術台……?)
——そうだ。
俺は去勢手術をすると言われて、薬を嗅がされたのだ。
慌てて自分の股間を確認したいが、指一本動かせない。
「ようやく目が覚めたんだね」
柔らかい声がすぐ近くで聞こえた。
あの女教師とその教師が数名、白衣姿で俺の顔を覗き込んでいる。
彼女は俺の頰を優しく撫でながら続ける。
「じゃあ今から、君の男としての象徴を切除していくからね。大丈夫、手術はすぐ終わるよ。部分麻酔で行うから、自分が女の子になるのを感じながら手術を受けてね」
(……おい!ちょっと待てよ!!)
口には分厚いさるぐつわが噛まされ、声にならない。
目だけを必死に動かして訴えるが、教師は微笑んだままメスを手に取った。
「さあ、始めるよ。嫌なら嫌って言いなさい?あっ、でも今は喋れないか、みおちゃん?」
下半身に冷たい消毒液が塗られる。
チクリという注射器の痛みと共に部分麻酔が効き始め、腰から下の感覚がじんわりと無くなっていく。
それでも痛みは感じないのに、皮膚を切開される感覚だけが、はっきりと伝わってくる。
(やめろ……触るな……俺の……まだ……!)
呼吸が激しくなり、胸が大きく上下する。
あの教師の声が、優しく囁く。
「ほら、感じて。君が十数年大切にしてきたものが、ゆっくりと無くなっていくところを。女の子仕様に、綺麗に整えていくのよ」
(う……うそだ……こんな……)
恐怖が頂点に達した瞬間、再びヘッドホンが頭に装着された。
洗脳の声が、甘く溶けるように頭の中に流れ込んでくる。
『お前はみおだ』
『お前は女の子だ』
『男の部分なんていらない』
『女の子になれて嬉しい』
『女の子の身体はとっても気持ちいい』
メスが動くたび、微かな振動が伝わる。
失われていく感覚。
俺の最後の男の象徴が、確かに切り離されていく。
(ああ……俺の……俺の……!)
涙が目尻を伝う。
俺の股間はゆっくり、確実に女のものに変わっていった。
——手術は意外に早く終わった。
あの教師が満足げに息を吐く。
「綺麗に仕上がったわ。アソコも女の子仕様だし、誰がどう見ても君は女の子。みおちゃん、よく頑張ったね」
俺はただ、天井を見つめながら全身を小刻みに震わせていた。
(……もう……戻れない……?俺……俺……)
◆
手術後、数時間経った頃、俺はベッドの置かれた独居房に横たえられていた。
下半身に鈍い痛みと、言葉にできないほどの空虚感だけが残っている。
さるぐつわは外されたが、手足の拘束はそのまま。
そこへ、再びあの教師が入ってきた。
彼女は俺の隣に腰を下ろし、優しく髪を撫でる。
「痛かった?でもこれで、みおちゃんはもう完璧に女の子。同級生たちの中で一歩リードした存在になれたわ」
俺は掠れた声で、かろうじて言葉を絞り出す。
「……俺は……まだ……男……」
言葉が詰まる。
“俺”という一人称すら、どこか遠く感じた。
教師はくすくすと楽しそうに笑った。
「ふふ、まだそんなこと言ってるの?あなたはもう膣が形成された女の子なの。ほらっ、触ってみて」
彼女はそう言うと、俺の上半身の拘束を外した。
腕を掴み、無理やり股間に手を導かれる。
恐る恐る触れた感触。
そこにあったはずの膨らみはほとんどなく、平らで、薄い割れ目のような柔らかい感触だけが残っていた。
(……なくなってる……本当に……)
指を軽く動かした瞬間、傷口の奥からじんわりと熱い疼きが広がった。
切除された部分が、まだ脈打つように熱を持ち、時折びくん……と小さな痙攣を起こす。
腰を少し動かしてみると、太ももの内側がじっとりと濡れていることに気づいた。
透明でねっとりした液体が、傷口からゆっくりと溢れる。
媚薬と女性ホルモンの影響が、まだ強く残っているのだ。
(……なんで……こんなに……濡れてる……?感じているのか……?)
乳首も疼いていた。
呼吸をするたび、膨らみ始めた胸が小さく揺れ、乳首が硬く尖っている。
「ほら、感じてるでしょ?女の子の体はこんなに素直に反応するの」
教師が耳元で、熱い吐息を吹きかけながら囁く。
「大丈夫。これからはもっと気持ちいい毎日が待ってるわ。同級生や新入生にも、女の子の身体が気持ちいいことを、いっぱい教えてあげてね」
その言葉に、下半身がびくんと反応した。
洗脳の声が頭の中で繰り返される。
『女の子の身体はとっても気持ちいい』
……それならこの身体もまんざらではないんじゃないか。
一瞬でも、そんなことを考えてしまった自分が、たまらなく嫌になる。
俺は布団に顔を埋め、声を殺して震えた。
男だった証が失われた夜。
女の子として生まれ変わった夜。
俺のこの施設での生活が、本当の意味で始まった気がした。
【おしまい】