敗戦の王ユウヤ (Pixiv Fanbox)
Content
長年に渡る争いについに終止符が打たれた。
ガリア大陸にある2つの大国。
その中の2国間で戦争が起きる。
女系国家で魔法を中心として発展したエーテリアと男系国家で剣術を中心に発展したライトブリッツ。
2国間で起きた戦争は100年続き100年戦争と呼ばれた。
ライトブリッツは100年の間に急速に発展したエーテリアの魔法の前に苦戦を強いられていた。
エーテリアは100年かけて人体を縮小する魔法シュリンキングを作り出し100年戦争末期に戦線に投入。
かかった対象は1センチ弱になりシュリンカーと呼ばれた。
エーテリアの魔法士達は存分にシュリンキングを使い各地で勝ち続けた。
それからは一瞬でライトブリッツの首都バルザックまで陥落させた。
☆魔法士☆
エーテリアにのみ存在する魔法を使う女性兵士。
空気中の元素に干渉するため出来るだけ空気に触れる必要があり胸元や背中の露出が多い服を
着ている。
女性向けに装飾などが施されたその服は豪華なワンピースといったところだ。
戦場では特に浮いた風貌のためすぐに分かる。
砂浜に打ち上げられた小舟のように無力だった。
ライトブリッツ王国最後の砦である海軍基地。海岸線を覆う白い防壁が誇り高き砲台群も、今は無惨に崩れ落ちていた。赤茶けた煉瓦の破片が散乱し、潮風に乗って血の匂いが鼻をつく。
「王子!右舷より敵の増援です!」
疲弊しきった近衛兵が息を荒げて報告した時、ユウヤ・フォン・ライトブリッツ(十六歳)の目の前で火柱が上がった。青い空が一瞬紫色に染まるほどの閃光。エーテリアの魔法士が放った「フレアバースト」の一撃だった。
「くっ……ここまでか」
短い金髪を逆立てたユウヤの青い瞳が決意に揺れる。白銀の鎧は既に傷だらけ。残る兵は十人もいない。百名いたはずの忠臣たちは――一人また一人と砂浜の血だまりに沈んでいった。
「撤退する!生き延びてこそ再起の道はある!」
そう叫んだ直後だった。
「見つけたわよ、ライトブリッツの小豚ちゃん」
甘く危険な声が上空から降り注ぐ。ユウヤが振り仰いだ先――そこには海面に立つように浮かぶ紫紺のドレスをまとった女魔法士がいた。風に揺れる銀色の長髪。漆黒の瞳は氷よりも冷たく、獲物を見つけた蛇のように細くなっていた
エーテリア第一大隊司令官――レイナ・ヴェインハート。
「お前がレイナか!?我が国の民を散々苦しめた仇敵め!」
ユウヤが剣を構える。しかしレイナは優雅に手を広げると、
「あら?この惨状を見てまだ戦うつもり?」
指先で軽く宙を撫でるだけで、周囲の空気が歪んだ。キーンという甲高い音とともに青白い光の帯が砂浜を走り抜ける。「エーテルウェブ」――触れれば全身が痺れる拘束魔法だった。
「王子!逃げてください!我々が盾に……ッ!!」
最後の近衛兵たちが立ちふさがる。彼らの雄叫びが波音を消す中、ユウヤは見た。
レイナの口元が残忍な弧を描いているのを。
「愚かな忠誠心ね。『シュリンキング』」
レイナの詠唱と同時に彼女の足元から青紫色の霧のようなものが噴き出した。それは瞬時に渦を巻き、生き残っていた兵たちを包み込む。
「ぐあぁぁぁ!?」「なんだこれは!?身体が……!」
悲鳴が響く中、ユウヤもまたその霧に呑まれた。視界が真っ白に染まり、耳鳴りが脳を貫く。
(これが……噂の縮小魔法シュリンキング!?)
必死で剣を握る自分の腕が――ゆっくりと縮んでいく感覚。鎧が身体から浮き上がり、石ころのように地面に転がった。足元が急激に遠ざかり、波打ち際の小石が山のように見える。
「うわぁぁぁぁッ!!!」
ついにユウヤの身長はわずか一センチほどに。小さな世界となった砂浜で、巨大な金属片となった自身の剣を見上げることしかできなかった。
「捕獲完了ね」
頭上から巨大な影が差す。見上げればレイナの漆黒のブーツが視界いっぱいに迫っていた。踵のヒールだけでユウヤの背丈の二倍以上はある。
「王族の血は貴重なの。他の縮小兵みたいに踏み潰したりしないわよ?」
嘲笑混じりの声と共に、ピンク色の爪が伸びてきた。巨大な指先が砂ごとユウヤを掬い上げる。
「離せ!私を誰だと……ッ!」
抗議の声は蚊の羽音よりも小さく消えた。レイナの手のひらは小さな宮殿のように広く、そこで暴れるユウヤは子猫にも満たない存在だった。
「まぁまぁ可愛いじゃない?」
指先で軽く摘ままれる。柔らかな肉球に似た感触が背中を押さえつけた。生暖かい人肌の匂いが鼻をつく。
「やめろ!こんな屈辱は……!」
「屈辱?これからもっと恥ずかしい目に遭うわよ」
レイナはドレスの肩紐を外した。パサッと乾いた音と共に紫の布地が垂れ下がる。そこに現れたのは――艶やかな黒と紫のレースが絡み合ったブラジャーだった。谷間には複雑な刺繍が施され、中央には小さな宝石が埋め込まれている。
「こ、ここに入れようと……!?」
「ええ。私の専用牢獄よ」
巨大なカップが傾けられる。光沢のある布地が深淵のように口を開けていた。まるで捕食者の口内のように暗く湿った空間。ユウヤの鼓動が胸を叩く。
「嫌だ!絶対に入らない!」
必死で腕を振り回すが、レイナの指で制御されている。
「嫌だ!こんなところに入るぐらいなら……ッ!」
必死に指から逃れようとするユウヤ。しかしレイナは冷たく笑いながら親指と人差し指で彼を軽く挟んだ。
「まだ抵抗する気?いいわね。その強情さ、すぐ折れて泣きじゃくるのが楽しみよ」
フロントホックがカチャリと外され、黒紫のカップが左右に開いた。内部は想像以上の悪夢だった。
「うっ……!?」
まず漂ってきたのは蒸れた熱気。そして濃厚な甘酸っぱい匂い。レイナの体臭が凝縮されたようなそれが鼻腔を突き刺す。同時に視界がぬらりと輝いた。
カップの内側――縫い目ひとつない滑らかなベージュの裏地全体が、汗と何か別の液体で濡れて光っていたのだ。レースの縁取り部分には粘液が滴り、まるで蜘蛛の糸のように糸を引いていた。
「見てごらん?あなたのお部屋よ」
レイナが楽しげに言う。確かに「部屋」というにはあまりにも異質だった。密閉された空間にこもった体温と湿度。蒸れた下着特有の生温かい空気はまるで天然のサウナ。しかも天井からは常に新しい汗の雫が滴り落ちてくる。
「これにはいれって?」
「そう。わたしのフェロモンと体温で満ちた特別ルーム。さぁ、入りましょう?」
指先が緩む。ユウヤの身体が滑るようにカップの中へと引き寄せられた。ぬちゃっ!という粘着音と共に背中が汗だまりに沈む。
「うわぁッ!」
衝撃と同時に熱い液体が肌に張り付く感覚。思わず目を閉じた。開けた瞬間、眼前には濡れた布地の断層がそそり立つ壁となっていた。上からは巨大な乳房が覆いかぶさり、わずかな隙間もない。
「閉めるわね?」
カチャッという音。フロントホックが噛み合わさった刹那、カップ内部がさらに圧迫された。外界との遮断。密閉された空間に閉じ込められたユウヤは息苦しさに喘いだ。
「暑い……臭い……!」
額から玉のような汗が流れる。カップの内側の壁は常に蒸されており、肌に密着すると吸い付くように熱い。ぬるぬるした表面を這い上がろうとしても、粘液が指先を滑らせてしまう。
「暴れないほうがいいわよ?汗で滑って怪我をするわ」
レイナが上品に微笑む。しかしその声は余裕たっぷりに響く。
「こんなところに……いつまで……?」
「エーテリアまで戻るまでだから……約六時間ね」
その宣告にユウヤの顔が蒼白になった。
最初の一時間が過ぎた頃にはもう体力の限界に近づいていた。湿度90%を超える密閉空間。
「暑い……息が……」
壁に張り付こうとしてもぬるぬるの液体が滑らせる。這いずるたびに皮膚に染み込んでくる汗。レイナの体臭成分だろうか、甘ったるい香りが呼吸の度に肺を焼く。
「聞こえるかしら?ユウヤちゃん?」
外部からの声はくぐもっているのに不思議と明瞭に届く。
「水が……欲しい……!」
返事の代わりに上部から新たな汗滴がドボッと降ってきた。天井部分が微かに振動し、レイナが歩いているのがわかる。おそらく馬車の中なのだろう。
「うぐっ!」
顔に落ちた汗を慌てて拭う。塩辛い。喉の渇きが募る。
「二時間経ったわ。まだ死んでないわね?よかった」
嘲笑混じりの声。おっぱいを叩く。
「出すんだ!今すぐ!」
「ダメよ。あと四時間。頑張ってね?」
その後三時間が永遠のように続いた。皮膚は赤く腫れあがり、足の裏は擦り剥けて出血している。カップの底に溜まった汗は粘度を増し、まるで沼のようになっていた。
「眠い……頭が……」
意識が遠のく中、突然天井が大きく揺れた。馬車が止まったらしい。
「四時間経ったわよ?ユウヤちゃんは耐えてるかしら?」
レイナの声が興奮している。
「すごいわね。まだ生きてる?」
意識がとびかけていた。極度の脱水と栄養不足のせいだろう。
「五時間突破おめでとう!もうすぐゴールよ?」
声に答える気力もなく横たわっていると、カップが上下に激しく振動した。外でレイナがカップの位置を直したらしい。振り回される身体はもはや泥人形のようだった。
「さて……エーテリア到着よ。お疲れ様でした」
最後の一時間は記憶がない。ただ熱さと臭いと苦しさだけが脳裏に焼き付いている。
そして――
「さて、お披露目の時間ね」
カチャッ!
フロントホックが外れる音。同時に――
むわあぁぁーーーっ!!
凄まじい熱気と共に濃厚なミストが噴き出す。カップの奥底には溶けたような人型の物体。それはユウヤだったものだ。
「まぁ~!茹でダコみたいになってる!」
レイナが覗き込む。肌はピンク色に染まり、瞳は虚ろ。唇は干からびてひび割れている。全身から立ち昇る湯気と共に甘酸っぱい体臭が充満する。
「脱水症状かしら?いい加減にしてあげないと本当に死ぬかもね」
指先でそっと触れる。ユウヤの身体は水っぽいぬるぬるを纏いながらも奇妙な弾力を保っていた。
「王族の血統だし一応生かしておくわ。」
「被告人ユウヤ・フォン・ライトブリッツ。汝は王国法第十三条違反により――奴隷身分への永久降格を命ずる」
冷たい宣告が響くエーテリア魔法最高裁の大法廷。円形に配置された審議席からは嘲笑が漏れる。裁判官は皆女性――魔法士たちだ。
「納得できません!私は正当に戦っただけだ!」
鎖に繋がれたユウヤが吼える。体はシュリンキング魔法で縮小されたまま。傍聴席には魔法士の一般市民たち。好奇と侮蔑の目が集中する。
「静粛に!被告は罪状認否の機会すら与えられていない」
主席判事が杖を掲げる。黒檀の杖先に嵌められた巨大な紫水晶が妖しく輝く。
「判決理由を申し述べます。被告人は王位継承者でありながら『無益な虐殺行為』を指揮し……」
弁護士もつかぬまま一方的な審理は進む。傍聴席からは嘲笑とブーイング。ユウヤの視界に浮かぶのは燃え落ちる村々と絶命する兵士たち――すべて自軍の蛮行だ。
虚しく判決文が読み上げられる。陪審員全員が首肯し――
「有罪確定。ただちに人権剥奪・奴隷認定の儀式を執行せよ」
その言葉と共に法廷警備の魔法士たちが動き出す。屈強な女性たちが縮小されたユウヤを掴み上げると――
「待ってくれ!こんな不当な扱いは……!」
抵抗も虚しく控室へ連行されるユウヤ。扉が閉ざされると同時に重い金属音が響く。首に冷たい感触が走る。
「なにを……?」
鏡に映る己の姿を見て息を飲む。首には太い革製の首輪。金具部分には複雑な魔方陣が刻まれている。
「『隷属の首輪』よ」
闇から現れたレイナが悠然と告げる。長い銀髪を垂らしながら彼女が手袋を外す。白磁のような指先が首輪の魔方陣に触れる――
「これを以て所有契約は完了したわ」
魔方陣が緑色に発光する。まるで血管に毒が巡るように痺れが走る。瞬間――ユウヤの体内から何かが消えた。
「くっ……!?何をした!」
「簡単なこと。あなたの『自由意志』を封じただけ」
レイナが笑みを深める。
「これからは私の命令に完全服従。抵抗は不可能よ?試してみなさい?」
挑発的な眼差しに睨み返し――
「誰がお前の言いなりに……!」
立ち上がろうとした途端――全身が硬直する。膝が勝手に震え床に跪く。意思とは正反対の動作に愕然とするユウヤ。
「なるほど……これが首輪の力か……」
呻く声には諦めの色。レイナは満足げに首輪を弄ぶ。
「賢いわね。理解が早い」
リードを持ち上げる彼女。髪の毛くらいの細さの金属ワイヤーのリードが飼犬の引き紐のようにユウヤの首輪に繋がれている。
「さあ、行きましょう。ご主人様のお部屋へ」
抵抗できない身体で引きずられるユウヤ。廊下を進む間も屈辱が胸を焦がす。
「おい貴様……!」
精一杯の罵声を浴びせるが、レイナは涼しい顔だ。
「呼び方は『レイナ様』よ?」
次の瞬間――電撃のような痛みが背筋を駆け抜ける。
「ぐあっ!?」
思わず悶えるユウヤ。レイナの掌で魔法が起動している。魔法による制裁だ。
「次に反抗したらもっと痛くなるわよ?」
囁く声は優しくも冷酷。歯を食いしばり俯くしかない。
辿り着いたのはレイナの私室。赤と紫を基調とした寝室だが部屋の中はとんでもなく濃厚な女性のフェロモンとにおいが充満していた。部屋のあちこちに下着やレイナの私物が散乱しているまさに汚い部屋だ。レイナのずぼらな性格が伺える。
「ここがお前の職場よ」
レイナがドアを開け放つ。むわっ……!と襲いかかるのは――嗅いだこともない濃密な甘い匂いだった。まるで熟した果実と汗が煮詰められたような、ねっとりとした香り。
「な……なんだこの臭いは……」
思わず鼻を押さえるユウヤ。縮小された体感では余計に強く感じられる。室内は彼の想像以上に酷い有様だった。
壁一面を覆う天蓋付きベッド。シーツは皺くちゃで数日分の跡が刻まれている。床には脱ぎ捨てられた黒レースの下着が点在。乾いた紅茶のカップや使いかけのクリーム瓶も放置されたままだ。洗濯籠には汗まみれの衣類が山盛り。窓際にも化粧品や菓子包みの残骸。
「戦時下で忙しかったのよ。今日からお前が片付けるの」
レイナはソファに腰掛ける。テーブル上の鏡には使用済みのピンセットやヘアピンが散乱していた。
「まずは床掃除ね」
リードを引っ張られ強制的に跪かされる。
「ほうきや雑巾はない。お前の素手で拾いなさい」
嘲笑うレイナ。ユウヤの顔が屈辱で歪む。
「冗談じゃない!こんな仕打ち……!」
抵抗しようと身をよじるが首輪が締まる。電撃のような痛みが走った。
「ぐぅッ!」
「警告よ。次に逆らえばこの程度じゃ済まないわ」
冷たく言い放つレイナ。ユウヤは歯噛みしながら床の下着に手を伸ばす。
「まずは髪の毛からね。全部集めて」
長い銀髪が一本一本落ちている。拾い上げると甘い匂いが強烈に鼻腔を刺す。唾を飲み込み作業を続けるが――
(なぜだ……身体が……)
股間がむずむずする。縮小されても生殖機能は失われていない。レイナのフェロモンが無防備な肉体を刺激するのだ。
「どうしたの?手が止まってるけど?」
レイナが意地悪く微笑む。
「いや……何でもない……!」
必死に平静を装うユウヤ。だが息遣いは明らかに荒くなっていた。
「まあいいわ。私は仕事に行ってくるわね」
リードを外される。
「夕方5時までには終わらせておきなさい」
レイナがドアに向かう。去り際に囁く。
「途中で寝たり遊んだりしたら……わかってるわね?」
魔法による警告。ドアが閉まる音と共に部屋は静寂に包まれた。
「くそっ……!こんな屈辱……!」
呟きながら作業を再開する。床の隅々まで這いずり回る。拾い上げる髪の毛一本一本が媚薬のように作用する。レースショーツから立ち上る蒸れた芳香。靴下の汗染み。全てがユウヤの神経を刺激する。
(落ち着け……こんなのに屈服するわけには……)
自分に言い聞かせるが下半身の疼きは抑えられない。短パンの内側で既に硬く屹立している。気づかないふりをしながらも指先が震える。
時計が進むにつれ状況は悪化した。部屋の温度が上がる昼下がり。カーテン越しの陽射しが床に反射し蒸し暑さを増幅させる。
「あ……熱い……」
額の汗を拭いながら作業を続ける。その時――
足の裏に触れたのは使い捨てのナプキンだった。
「!!」
慌てて摘み上げる。僅かに付着した赤褐色の痕跡。甘酸っぱい香りが鼻をつく。
「こんなの……触るのか……」
吐き気と同時に奇妙な高揚感。理性が欲望に侵食される感覚。下半身の硬化は頂点に達していた。ズボンが窮屈すぎる。
「ダメだ……早く終わらせないと……」
自己暗示のように呟くユウヤ。散乱した化粧道具。食べ残しのクッキー屑。全てを丁寧に集めていく。レイナが言った通り徹底的な清掃が必要だ。床は木の節目まで見え、かつての垢汚れも浮かび上がる。
(あと少し……あと少しだ……)
夕暮れが近づく頃、室内はほぼ完璧に整頓されていた。汗と興奮でフラつく脚で立ち上がるユウヤ。その瞬間――鍵が回る音。
「ふぅ~疲れた~」
ドアが開きレイナが現れる。香水と汗が混じった新たなフェロモンが流れ込む。
「終わってる?ちゃんとできたかしら?」
部屋を見渡すレイナ。感心したように唸る。
「へぇ~意外と几帳面ね」
だが視線が一点に止まる。ユウヤの股間――ズボンが不自然に膨らんでいる。
レイナの目が危険な色に変わる。
「あら?どうしたのそのテント?」
近づいてくる巨躯。縮小されたユウヤにとっては恐怖そのものだ。
「掃除中に興奮したの?私の匂いで?」
否定できない状態。恥辱で頬が焼けるように熱い。
「明日からはもっとハードな仕事を与えるわ」
レイナが屈み込み囁く。
「覚悟しなさい?この淫乱王子様♡」
冷たい指先がそっと膨らみを撫でる。
「ひゃっ!?」
短い悲鳴が漏れた。レイナの嘲笑が部屋に響く。
「それじゃあこれ?夜の食事よ」
「それじゃあ、食事よ♡」
レイナが不敵に笑う。ユウヤの股間をひと撫ですると立ち上がり、ソファに座った。彼女の脚が組み替えられるたび、縮小されたユウヤの鼻に鋭い芳香が届く。
「今日一日頑張ったご褒美にね……特別な『晩餐』を用意したわ」
ユウヤの血の気が引いた。レイナがスカートの裾に指をかける。黒レースの指先が布地をつまみ上げる。ゆっくりと捲れ上がるスカートの中からは――異様な湿気と熱気が噴き出してきた。
「うっ……!?」
むわぁっと濃密な蒸気が立ち込める。まるでサウナの中のような熱気が直接肌を撫でる。同時に鼻を刺す刺激臭。アンモニアと腐ったチーズを混ぜたような強烈な臭気が部屋全体に充満した。
「おい……何を……!」
抗議の声が詰まる。レイナの大腿部が露わになり、さらに奥に見えたのは――黄土色と茶褐色が複雑に絡み合った「それ」だった。
「さあ召し上がれ♡」
パンティー。それも一日中穿き続けた、信じがたいほど汚れた代物だった。クロッチ部分は濃紺の布地が変色し、無数の黄ばんだ染みが放射状に広がっている。マンカスと思われる固まった分泌物が糸を引き、乾燥してこびりついた小便の結晶が砂利のように散らばる。陰部に接していた裏地には汗と愛液が混じり合い、黒カビのような汚れが滲んでいた。
「まさか……これを……!?」
ユウヤが震える声を絞り出す。レイナはスカートをさらにたくし上げ、完全に晒した。
「そうよ。私の一日分の体液と老廃物が詰まったスペシャルディナー♪」
パンティーが徐々に足から抜き取られる。太腿から膝、そして足首へと移動する度に糸を引く液体が垂れ落ちる。最後に足首を抜いた瞬間――ブツリと太い粘液の橋が断ち切れた。
「ひぃっ……!」
あまりの汚物量にユウヤは後ずさる。しかし首輪の魔法が即座に反応し、両手が勝手に前に伸びる。
「やめろ……お願いだ……こんなものを……!」
涙声で訴えるユウヤ。レイナは平然と汚れた布切れを床に投げ捨てた。ぽとりと落ちたパンティーから腐敗臭のような異臭が広がる。
「抵抗しても無駄よ。食べなさい」
リードを軽く引っ張られると身体が操られるようにパンティーへ向かっていく。
「やめろぉぉぉ!」
絶叫するも無情に接近。クロッチ部分の染みが間近に迫る。近づくほど臭いは凶悪さを増した。濃縮された尿酸臭と腐った膣分泌物の酸っぱい匂い。さらには肛門腺由来と思われる刺激臭まで混ざり合う。
(吐く……絶対に吐く……!)
視覚的嫌悪も限界を超えている。変色した繊維の間に蠢く微生物。こびりついた糸引くマンカス。裏側には明らかに白濁した分泌物の塊。それらがユウヤの目の前にどんと置かれている。
「ほら早く。舐め取れ」
冷淡な命令が飛ぶ。
「うぅ……うげぇ……!」
嗚咽が漏れる。胃が激しく収縮し酸味のある液体が喉元まで昇ってくる。
「吐いたらどうなるか分かるわよね?」
魔法による威嚇。選択肢はない。
覚悟を決めたユウヤが舌を伸ばす。わずかに触れた瞬間――
「ゲホッ!ゴホォォッ!」
強烈な苦味と刺激臭が口中に炸裂した。舌が麻痺するほどの化学的刺激。即座に舌を引くが遅かった。
「まだ始まってもないのにやめるの?」
嘲笑が耳を打つ。再度リードが引っ張られる。今度は首輪の締め付けも伴って。
「わかった……食べる……から……」
懇願するユウヤの唇が汚布に触れる。
ぴちゃ……
濡れた繊維が唇に吸い付く。濃厚な粘液がじゅくっと溢れ出す。口中に広がるのは腐敗臭とアンモニアの混ざった吐き気を催す味だった。
「ぐっ……ぅあぁっ!」
堪らず嘔吐しかけるが喉元で堰き止める。
「偉いわねぇ♡そのまま啜りなさい」
無慈悲な追撃命令。震える唇で汚布を啄むように吸い付くユウヤ。
ぢゅる……じゅぷっ……
音を立てて啜り込むたびに生臭い汁が口内を満たす。粘稠度の高い液体は舌に絡みつき離れない。時折混じるマンカスの粒が喉に引っかかり咳き込む。
「ゲホッ!オェッ……!」
泣きじゃくりながらも食事を続ける。瞳からは大粒の涙が溢れ出す。その一方で――下半身は信じられないほど昂っていた。屈辱と羞恥の極致で勃起してしまう自身の矛盾に心が引き裂かれる。
「あら?泣きながらおちんちん硬くしてるの?」
レイナが嘲笑う。
「なんて変態王子様♡」
罵倒されながらも肉体は欲望に抗えない。舌が自然と染みに集中し、マンカスをこそぎ取るように舐め始める。
「うぅ……もう許してくれ……」
嗚咽交じりの懇願。レイナは悠然と紅茶を啜る。
「まだまだ終わらないわよ?全部綺麗にするまで」
リードをぴんと張り詰めさせ、逃げることを許さない。
結局、すべての体液と排泄物を舐め尽くすまで1時間近くかかった。終わった頃にはユウヤの顔は涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった。口周りは黄ばんだ汁で汚れて異臭を放つ。
「よく出来ました♡」
レイナが満足げに頷く。
「それじゃあ私は行くわね。鍵はちゃんとかけておくから安心して」
立ち去る寸前、振り返ったレイナが囁く。
「明日もよろしくねえ」
意味深な笑みを残しドアが閉まる。
一人残された部屋。濃密なフェロモンと体臭に包まれてユウヤは呆然と横たわる。股間は悲しいほどに張り詰めていた。涙が止めどなく流れ落ちる中――抗えない欲求が湧き上がる。
(なんで……こんな時に……)
悲しみに打ちひしがれながらも右手が自然と動く。縮小された小さな指先が熱を持った勃起を包む。
「うぅ……くそぉ……」
嗚咽混じりの自慰が始まる。頭の中には先程までの汚辱シーンが鮮明に蘇る。臭気、味覚、触感……すべてが性感を刺激する異常なスパイスとなって。
「ああ……だめだ……やめなきゃ……」
理性の声は虚しく響く。肉体の快感が脳を支配する。
(こんなことで……気持ちよくなるなんて……最低だ……)
自己嫌悪に苛まれながらも手の動きは加速する。あの汚物の味が口腔内に蘇り背徳感が背筋を駆け抜ける。
「うぅ……!出る……!」
限界が訪れる。少量の精液が小さなペニスから噴き出す。部屋の埃が舞い散る中で虚しく吐精するユウヤ。
「はぁ……はぁ……」
放心状態で天井を見つめる。涙がまた溢れてきた。
(俺は……奴隷になったんだ……)
翌朝9時を告げる魔法時計が鳴るまで、ユウヤは自分の涙で濡れたレイナの脱ぎ捨てた服の上で眠り続けた。悲しみに溺れながらも――彼の股間は朝日に照らされて再び硬く屹立していた。