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カルデアの空調が珍しく不調をきたした、ある夏の熱帯夜。

寝苦しさに目を覚ました私は、隣のベッドで眠るはずのモルガンの様子を見るため、静かに身を起こした。

窓の隙間から差し込む、夜明け前の薄ぼんやりとした青い光。

その光に照らされた豪華なベッドの上で、妖精妃モルガンは、普段の冷徹で完璧な女王の姿からは想像もつかないほど、無防備でだらしない姿を晒していた。

私は息を潜め、彼女の顔のすぐ近くまで顔を寄せた。

枕の上には、普段はきっちりと結われている長い白銀の髪が、まるで溶けた絹糸のように乱れて散らばっている。長いまつ毛が落とす影と、熱帯夜のせいでほんのりと桜色に火照った頬。

「ん……ぁ……」

形の良い唇が半開きになり、そこから微かに甘い吐息が漏れ出している。

起きている時なら絶対に他者に見せることのない、赤ん坊のように無垢で、けれどどうしようもなく色気に満ちた寝顔。薄手のネグリジェから覗く華奢な鎖骨には、うっすらと汗が光り、彼女の滑らかな肌の質感をより生々しく際立たせていた。

私は一度ベッドから少し距離を取り、立ち上がって彼女の全身を俯瞰した。

広いベッドの上、乱れた白いシーツ。その中央で、手足を投げ出すようにして微睡む妖精国の女王。

背が高く、出るところは出、くびれるところはしっかりとくびれた、完璧すぎるプロポーション。それが今、ネグリジェを大きくはだけさせ、下着を覗かせたまま、全くの無防備な状態で大の字に近いポーズをとっているのだ。

普段の威厳ある立ち姿を知っているからこそ、この「だらしなさ」が、脳を麻痺させるほどの背徳的な興奮を煽ってくる。

続

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