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前回

ドサリ、と深くソファに腰掛けたことで、ただでさえ大きいシャツがさらに乱れる。彼女は長い脚をゆっくりと組み替え、その白い太腿の上へそっと手を滑らせた。木漏れ日と、空気中を舞う微かな埃が、事後の火照りを残す彼女の色気を映画のワンシーンのように演出している。

普段の冷徹な女王の姿からは想像もつかない、気まぐれで生々しい熱。閉ざされた密室の中で、私を試すような甘く挑発的な視線が絡みついてくる。

「……これではまだ足りませんか?」

モルガンは私から視線を外さないまま、シャツのボタンに細い指をかけた。一つ、また一つと外れるたび、透けていた柔らかな肌が直接空気に晒されていく。

そして、白い生地がするりと肩から滑り落ちた。

あらわになった滑らかな肩と、豊満な胸元の白い肌。夏の暑さのせいか、それとも昨夜の熱がまだ冷め切っていないのか、その肌は微かに汗ばみ、色を失うほど美しい白にほんのりと朱が差している。

息を呑む音すら響きそうな静寂の中、私はもう目を逸らすことなどできなかった。ただ吸い寄せられるように、彼女の美しすぎる素肌を、熱を持った瞳で真っ直ぐに見つめ返す。

私の痛いほどの視線を受けながら、モルガンはゆっくりと身を翻した。シャツはすでに腕の半ばまで落ち、その背中が完全に露わになる。

肩甲骨の美しいライン。腰へと続く滑らかな曲線。そして、腕に残る白い生地とのフェティッシュな対比。

「……ふふ。すっかり私に魅入られているようですね。私の愛しい我が妻――」

背中越しに振り返り、勝利を確信したような蠱惑的な笑みを浮かべたモルガン。

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