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しんと静まり返ったカルデアの一角、畳の香りが心地よく漂う和風のマイルーム。 行灯の柔らかな光が灯る室内には、芳醇な日本酒の香りが満ちていた。

「は〜、お酒もお肴も美味しくって……なんだか少し、ほろ酔い気分になってしまいましたね。おとっさんもお酒の匂いにつられて顔を出しそうなところを、今は何とか抑えていらっしゃいますけれど。ふふっ」

お猪口を傾け、頬をぽっと桜色に染めてふにゃりと微笑むのは、滝沢馬琴ことお路だ。 普段の店番で見せるような丁寧で行き届いた接客の顔を残しつつも、酒の心地よさに少しばかり緊張を解し、娘らしい愛らしさを覗かせている。

「ハハッ! なぁにお路っちゃん、いい酒なんだ、遠慮なんざ要らねぇよ。旦那が大人しくしてる隙に、今宵は二人で大いにやろうじゃねぇか」

対面に座る葛飾北斎──お栄は、徳利を傾けて自身のお猪口に酒を注ぐと、くいくいと煽った。 お栄の頬も朱に染まり、額にはうっすらと珠のような汗が浮いている。酔いが回ったその瞳はどこか怪しく潤み、目の前の可憐な絵師仲間──お路の姿を、まるで極上の美人の画題でも見出すかのように、じっと熱っぽく見つめていた。

(……くぅ、たまらねぇな。いつ見ても気品があって、それでいて酒が入るとこんなに隙だらけになりやがって……)

むらむらとした欲望が、酒の勢いと共に胸の奥から湧き上がってくる。 お栄はペろりと舌先で己の唇を舐めずると、静かに腰を上げた。

「あ……お栄さん? どこかお立ちに──」

お路が首を傾げかけた瞬間、お栄は素早くその背後に滑り込み、背後からしなやかな腕を回してお路の体を抱き寄せた。

「きゃっ!? ん、お、お栄さん……っ!?」 「へへっ、逃がさねぇよ、お路っちゃん……」

耳元で囁かれる熱い吐息。お栄はお路の白く繊細な耳たぶを、ぬっと濡れた舌先で根元から先端まで舐め上げた。

「ひやあッ!? んうっ、な、何を……お栄さん、これ、は……っ!」 「いい声だ……。前々から思ってたんだよ、お前さんは本当に艶っぽいってねぇ……」

「んぁっ、く……っ!」 お栄の指先が、お路の着物の胸元にするりと潜り込む。帯が緩み、はだけかけた着物の隙間から、まだ布越しであるものの、柔らかな乳房が容赦なく揉みしだかれた。お栄はお路の反応を楽しむように半目で舌舐めずりをしながら、耳を吸い上げ、もう片方の手で胸の先端──ぷっくりと硬くなり始めた乳頭を指の腹でコリコリと捏ね繰り回す。

「あ、んんっ……! だ、ダメです、そんな、胸を……っ! おとっさんに見られてしまったら……ぁんっ!」 「ハハッ、旦那ならぐうぐう寝てらぁ! それに、こんなに感じてて『ダメ』もあるかい!」

「ふあ……っ! んちゅ、ん、ふあ……っ!」 振り返らせたお路の唇を、お栄は強引に塞いだ。 濃密で酒の香りが混ざり合う舌の絡み合い。お路は目を丸くして驚いたものの、耳元と胸への巧みな責めと、口内をくまなく舐め回す熱い接吻に、あっという間に思考を白濁させていく。 離された時には、お路の瞳はすっかり蕩け、口元からは銀の糸が引きちぎれていた。

「あ、は……お栄、さん……お顔が、すごく……エッチです……っ」 「へへ、お互い様サ。ほーら、こんなに汗かいちゃって……着物なんざ邪魔だろ?」

お栄はお路の帯を引っ張ると、一気に帯を解き明かした。そのまま勢いに任せて己の着物も脱ぎ捨て、畳の上には、二人のすっぽんぽんの全裸が晒される。 行灯の光に照らされたお路の肌は、酒と興奮で全身がピンク色に染まり、細かな汗の粒が浮いて怪しく光っていた。「さぁて……本番と行こうじゃねぇか、お路っちゃん!」

お栄はお路を畳に押し倒すと、彼女の片膝を持ち上げて大きく開かせた。 お路はキュッと目を瞑り、口を大きく開けて荒い息を吐き出す。「あ、あぁ……っ」と声にならない吐息が漏れる。

お栄の表情は、まさに嗜虐的な攻めそのものだ。頬を朱に染め、額に汗を浮かべながら、半目の瞳でお路の無防備で淫らな表情をじっくりと観察し、舌をレロリと舐めずり回す。

「見てみなごらんよ、ここ……もうこんなに濡れて、蜜を撒き散らしてやがる……」 「や、言わないで……っ、恥ずかしい、です……ぁあっ!?」

お栄の長くて器用な指先が、お路の割れ目へと滑り込み、濡れそぼったクリトリスをキュッと強く摘み上げた。

「ひゃうんっ!? あ、あぁぁーっ!!」 お路は背中を反らせ、大きく開いた口から甲高い悲鳴をあげる。 お栄はその絶叫に満足げな笑みを深めると、間髪入れずに二本の指を、蜜で溢れる最奥へと一気に突き挿した。

「んぐぁッ……! い、入っ……お指、が……っ!」 「ハハッ、すげぇ締まりだ! 筆の軸よりキツイんじゃねぇか? ほら、ぐちゅぐちゅ音立てて、俺の指を欲しがってらぁ!」

お栄は半目のまま、苦悶と快楽に歪むお路の顔をじっくりと見つめながら、指を激しくピストンさせ始めた。ズチュ、ズチュ、と狭い和室に下猥な水音が響き渡る。

さらに、お栄の手はそれだけに留まらない。手マンをしながら空いたもう片方の手でお路の豊かな乳房を掴み、コリコリと硬くなった乳首を強めに引っ張っては捻り上げ、同時に上体を伏せてお路の首筋や敏感な耳たぶをレロレロと貪るように舐め回した。

「あ、あ悪ッ! 耳、だめ……胸も、ナカもっ、いっぺんに攻められたら……っ! ああぁぁーっ!!」 「いい顔だぜお路っちゃん! もっと声を聴かせておくれ! 本物の絵画みたいに、俺の指で最高に染め上げてやるからよぉ!」

「あ、いっちゃう、いっちゃ、う……! おとっさん、マスター様、ごめんなさい、私っ、いっちゃうのぉぉーっ!!」

ビクビクッと、お路の全身が大きく跳ね上がった。 指の強烈な愛撫と、耳・胸への同時攻めに耐えきれず、お路は目を固く瞑り、口を大きく開けたまま、一度目の激しい絶頂を迎えた。大量の愛液が吐き出され、お栄の手に熱く降り注ぐ。

だが、ドSな攻め気質を完全に爆発させたお栄の手は止まらない。

「へへっ、一回じゃ終わらせねぇよ! 酒も夜も、まだまだこれからサ!」 「あ、嘘……っ、まだ、動かして……ひゃあああっ!?」

イッたばかりで過敏になった膣内を、お栄の指が容赦なく掻き回し、グリグリとGスポットを擦り上げる。

「あああぁぁッ! やだ、やだぁっ! ナカ、おかしくなっちゃう……っ! あ、あぁっ!!」 お路はお酒の酔いと絶頂の余韻、そして終わらない快楽の攻め立てに、完全に理性を吹き飛ばされていた。汗をびっしょりと掻き、頬を真っ赤にして、舌を少し覗かせながら「あ、あ」と喘ぐことしかできない。

お栄はお路のそんな姿にゾクゾクと背筋を苛まれるような快感を覚え、舌舐めずりをしながら、さらにテンポを早めて指を突き刺し続ける。

「ほーら! どんどん気持ちよくなりな! 馬琴の旦那にも見せてやりてぇくらいの、最高の一本画だぜ!」 「ひぅ、あ、あぁぁぁーっ! また、また来る、お栄さん、お栄さぁぁんっ!!」

「いけぇっ! 俺の指で、何度でも果てちまいな!!」

「あはぁぁぁぁーーーっっ!!!」

二度目、三度目の連続絶頂。お路はお栄の手の上で何度も体を痙攣させ、喉を枯らすほどの絶叫とともに、潮を吹く勢いで快楽の深淵へと沈んでいった。

「ふぅ……ハハッ、すげぇや……お路っちゃん、最高の顔だったぜ」

やがて行為が一段落し、お栄はお路のナカからゆっくりと指を抜いた。 お栄自身も激しい攻めに汗だくになり、呼吸を荒くしながら、満足そうにお路の隣へと倒れ込む。

「あ……ぅ……あ……」 お路は目を半開きにしたまま、開いた口からハァハァと熱い吐息を漏らし、お栄の腕の中でぴくぴくに身を震わせていた。全身汗みずくで、すっかり腰が抜けてしまっている。

お栄はお路の濡れた前髪を優しく払ってやると、その赤い頬にちゅっと小さなキスを落とした。

「……なぁ、お路っちゃん。酒の酔いが醒めたら怒るかい?」 そう尋ねるお栄に、お路は途切れ途切れの息の中で、ぼんやりと目を開け、とろんとした瞳でお栄を見つめた。

「ん……ふふ……。おとっさんには……内緒、ですよ……? 次は……お返し、しますからね……っ」

「へへ、そいつは楽しみだ。……よし、それじゃあ今夜は、このまま朝まで手枕で寝るとしようかねぇ」

畳の上に散らばった着物もそのままに、二人は密着したまま互いの体温を感じ合い、行灯の光の中で深く豊かな眠りへと落ちていくのだった。

※未公開イラスト後日いつもどおり公開いたします。

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