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前回

私の温かく湿った舌先が蜜で熟れた果実の最も敏感な部分へと触れた瞬間だった。

「あははっ! 取った! 私の勝ちー!」

「藤村先生、今のは私の方が早かったと思いますけど?」

ふすまの向こうから、カルタの札を弾き飛ばす派手な音と大河が勝ち誇るような明るい笑い声、そして抗議する凛の声が響き渡った。

その突然の大きな音に驚き、ユミの身体がビクンと大きく跳ねる。

彼女は咄嗟に自らの手で口を塞ごうとしたが、それよりも早く、私は彼女の唇を自らの掌で強引に覆い隠した。

そして、もう片方の手で彼女の震える太ももの内側を畳へと冷酷に縫い付ける。

「……聞こえますか。今、あの騒がしい大河が勝ち誇っています」

私は舌の動きを止めず、彼女の耳元に唇を寄せて低く囁いた。

「そのすぐ隣の部屋で、貴女は私の舌に喘いでいるのです」

♢

「いやっ……アルトリア、もう、だめ、見つかっちゃう……っ」

「気付かれても構わないぐらいに、濡れているのがわからないのですか?」

♢

『喉渇いちゃった。桜ちゃん、お茶淹れてくるけど飲む?』

『あ、はい。じゃあ私も行きます』

隣室から立ち上がる衣擦れの音と、廊下へと出る足音が響いた。 ユミの身体が再び硬直した。

-続-

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