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「……隠す意味などありませんよ。愚かな」

私はその手を冷たく払い除け彼女の肩に残っていた浴衣の布地を完全に二の腕の下まで引き落とした。

布が邪魔をしているはずなのにその「着衣のまま乱れきった姿」が、私の加虐心をひどく煽るのだ。

「いやっ……アルトリア、もう、だめ、見つかっちゃう……っ」

「気付かれても構わないぐらいに、濡れているのがわからないのですか?」

隣室から立ち上がる衣擦れの音と、廊下へと出る足音が響いた。 ユミの身体が再び硬直した。

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